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本庄は群馬ではない [隠れ郷土史&ラーメン]

籠原駅を過ぎたらドア開閉がボタン式になった。
「お前はまだグンマを知らない」にあるネタのひとつですね。
だけど籠原はグンマじゃないぞ。埼玉県だぜ。グンマを揶揄してるが、籠原、深谷、岡部、本城、神保原だって該当するのにさ。埼玉県は何とも思わないのかな。
栃木県だって小山から先はボタン開閉だよ。グンマだけじゃないんだ。プンプン。
万龍1.jpg
さてJR本庄駅南口です。これから徒歩15分の行政へ出向く。
来て最初の頃は本庄って群馬県の端っこかと思ったものです。前橋の県庁近くの某所へ本庄市のブツを持ってったら「これは埼玉県ですよ」と指摘されて大笑いされたことがある。
でも街並みは何処となく上州に似ている。
高温多湿な空気の中をトボトボ歩いたら赤い看板、暖簾があった。
タクシーの運ちゃんに聞いたら、本庄駅南口界隈ではちょっと知られた店だそうです。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-10-24
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だがお世辞にもキレイじゃない。カウンター端には生活用具が散乱しているし、要らないものが沢山ありそう。ちったぁ片付ければいいのに。
薄暗い店内は昼酒でもできそうな雰囲気だが、お店の子供らが2人騒いでいた。バタバタしているのも相変わらずの光景である。
カウンター5席、4人テーブル1つ、6人テーブルが3つ、奥に小上がり、座敷があって、4人テーブルか6人テーブルが3卓で、小上がり座敷はお店の子供の遊び場になっているのだ。
お座敷もテーブルもカウンターもいた客の皿が出しっ放しになっている。
厨房にいつも紋々のシャツを着ている強面の店主。サイドにいるのは調理補助の息子さん。
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だけど息子さん今日はやる気が無さそう。冷水を持って来ないのだ。
店主が息子さんに、「タマネギとってきてくれる?」
息子さんは外へ出てった。何とこの店、外に、入口脇に冷蔵庫があるのです。そこからタマネギを取ってきて厨房に入った。
持って来たタマネギは私の焼肉定食に使う炒めもの用と見た。店主がトントン刻んでいる。
どうも息子さんは指示されないとやらないタイプのようだね。
子供のママと目が合ったので、
「水くれ~」
「笑」
そしたらママがテーブル席に置きっ放しの空いた皿を片付け始めた。
「あの、水」
「あ、ハイ」
どうもノンビリしてるな。2杯目からはセルフで汲んだよ。立ち上がってフロアを歩いて冷水器に歩み寄ったら、靴の裏が店の土間、床にベリッと付着して剥離する感覚が凄いのだ。床に相当な年季、油が浸みこんでいる。
カウンター向こうの調理場では紋々を来た店主が複数の調理を同時進行でやっていた。さほど待たずに供されたこの店のメニュー筆頭、焼肉定食です。店頭の幟も、ラーメン、焼肉定食でしたね。
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皿の端にキャベツの千切り。豚バラ肉がタマネギと一緒にタレにまみれていた。
これです。これぞ中華屋の焼肉定食。肉野菜炒めじゃない、生姜焼きでもない、タマネギと豚バラ肉のシンプルな炒め焼き。
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味はややピリ辛、甘さ、醬油系のタレでご飯がススム。ただ、ご飯は街角中華によくあるモソモソしたご飯で、すぐ炒飯に転用できるタイプのご飯です。なので水分多めの炊き立て感を期待しないこと。
だけどスープがおっそろしくしょっぱくて。
塩っ気、胡椒っ気が凄いのだ。焼肉のタレよりも、添えられたお新香よりしょっぱい。このスープがそのまんまメニューにあるタンメンや塩ラーメンに化けるのなら相当な塩分摂取になる。
夏場だしこれから15分歩くから、多少は汗で代謝されるだろうけどさ。
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塩気に負けてまた水を汲みに行った。これで3杯め。歩くと足裏にベリッとする感触が残る。もう床を磨いてもダメでしょうね。磨いたら磨いたで薬品のニオいが残ってしまうだろう。
3杯めの水を汲みにいった際に座敷を除いたら、息子さんが賄いを喰らっておった。私への接客よりも自分の腹の虫を優先しやがったな。
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本庄駅南口には私が確認しただけで4件の街角中華があったが、この店、万龍が筆頭といっていい。出されるのも遅くないし、駅に近いし、手早く済ませたい時にいいです。
ここから徒歩15分の行政に出向き、申請を済ませ、駅に戻って来たらランチタイムが終わり、暖簾が下げられ、店の中から紋々店主が外に出てきた。
目礼したら、店主も頷いた。微かに笑った。
誰が見てもテキヤのオヤジさんだったぞ。

さてこれから坂東大橋を渡って伊勢崎市に向かうのだが、伊勢崎市のアポは16時30分なのでまだ余裕がある。
途中で寄り道。長松寺というお寺。駐車場に停めて境内へ。
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オジさんたちが数人いて作業着を着て手ぬぐいアタマに閉めて樹木の手入れか何かの作業中だった。
こういう作業の経費、修繕費とかは御布施代で賄うのかな。私も地元のお寺に故・ジャン父の墓があり、毎年毎年安くない供養料の請求がまわってくるよ。浄土真宗は高いね。
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寺の入り口に解説板があって、寺の開祖や由緒が簡単に書かれていた。
『本堂の西側、および北側の山林の中に土塁、空堀が残っている。
これは館跡の遺構で、武蔵武士の一つ、丹党の一族小島氏の居館跡と伝えられている。』
丹党?
武蔵国、入間郡、秩父郡、児玉群にいた武蔵七党の武士団だが私はよく知らない。知らなくても日常に支障は無さそう。でも七党というからには七つの党派に分れていたんだろう。
では中にある土塁と空堀を見に行こうと境内に入る際に、作業服を着たオジさんとすれ違い様に「こんにちは。いつもお世話になってます」と言われたものだよ。
「???」
私は呆気にとられた。
私は地元の人ではないし、他所から来た者だし、アナタを知らないよ。
誰かと間違えてないか?
でも詳しく答えず頷くようにアタマを下げた。挨拶されたら挨拶すりゃいいだけのこと。
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あったあった。辛うじてL字型に見える。高さは50cm程度。
写真だと埋まって浅くなっているが、堀跡に何やら野菜?が植えてある。
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その辺りをじーっと見つめていたら、本堂の裏からまた作業服を着たオジさんが歩いてきて「こんにちは。お世話になります」と言うのである。
私は頷くだけでなく「あ、どーも。お世話になります」って言っちゃったのね。こういう知らない者同士の挨拶はドライな横浜ではまず見られない。人が多過ぎるからである。私も前は知らない人へ挨拶なんかしなかったものだが、群馬を知ったおかげて最低限の会釈くらいはするようになった。
だが、どうもこの寺の境内にいる作業員さんたち、何やらトンデもない勘違いをしているような気がする。
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裏手に廻った。そこにも低い土塁の残片があった。
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楽チンな散策である。
平野部、起伏無し、お寺の境内、駐車場あり。小島氏?知らんけど。
もう険峻な山城に登る気は全く無い私は僅かの道草を楽しんだ。

では伊勢崎市に向かおうと境内を出て、駐車場に停めてあるくるまに戻ろうと踵を返したら、また別の作業員さんと鉢合わせして「あ、どーもこんにちは」と言われたのである。
私は内心で「またか」と思いながら、「ハイ、お世話になります」って返した。目で頷く程度にアタマを下げた。
そしてくるまに乗り込み、中山道から463号に入って利根川を渡ったが、ハンドル握りながら走行中に考えた。
「さっきの連中は何でいちいち私に挨拶したんだ?」
疑問が消えない。
!!!
途中で閃いた。
もしかして私を住職だと思ったのではないか!!

今から数年前、安中市内で安中小学校のガキ・・・失礼、子供らにお坊さんに間違えられたことがあるからね私。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-06-01
寺2.jpg
「こないだ本庄市のお寺に行ったハナシしたっけ?」
「いや、聞いてない。何しに。何を見にいったんだか・・・」(ジャン妻)
「境内に入ったら、中で作業していた人に、1人2人3人連続して挨拶されてさぁ・・・」
・・・皆まで言わせず
「お寺の坊主と間違えられたんでしょ」
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