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大事な会食(宣言前のもの) [グルメ&人間ドラマ]

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接待向きの店で、私とジャン妻、客人の3人で会食したお話を2挿話Upします。2回とも同じ店です。私等の中では上ランクの店で、かしこまった座敷ではないですが、居酒屋以上割烹未満、割烹、料理屋ですね。
前に客人がいるから料理写真は適当ですがよろしくです。
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最初の客人は経理畑の男性で奈良沢さんという人(仮名)で、ジャン妻が伊東甲子太郎の会社に引き抜かれた後、そこのポジションに座った人、細身のイケメンでクール、女性社員の人気が高いけど硬派でチャラチャラしてない。在職中は主流体制におもねったりしなかったですね。
そういう人だから、とあることで私と意気投合したのですが。
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前に奈良沢氏がいます。腹にたまる料理よりも珍味系がお好きな方でした。
刺身はお好きなようだが、ホヤの何とか、エイヒレ、イカとかタコとかの吸盤系がお好みでしたな。
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氏は過去に2回登場しています。最初の盃を交わしたのがこの店で、
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2019-11-24
問題は登場2回め、氏が故郷に還って一族が経営する会社の経理に就き、経営に携わることになったのがこの記事で、
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-08-17
重複と繰り返しになりますが掻い摘んで述べます。氏は昨年最初の非常事態宣言が出される前に辞意を表明済みで、6月に入ってから朝礼でもその旨が発表されて本人の挨拶もあった。
だが、コロナ感染拡大で故郷に帰れなくなってしまった。氏には小さい子供が2人いるし、何せご実家の県は感染者数が極少で、東京神奈川の感染者数と比べて桁違いに少ない。
ご実家からも「今は戻って来ない方がいい」となって、退職が延期になったのです。
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この延期の件、私は氏の上司(ジャン妻の前の上司さんでもある)から小会議室に呼ばれ、前渡しておいた送別会の協賛金を返却されながら聞いた。
「コロナ奇禍で送別会どころじゃないし、退職が延期になったからいったんお返しします」
「辞めるの止めちゃえばいいのに」
「私もそう言ったんですけどねぇ」
「いつまで延期されるので?」
「状況によるけど、来年3月くらいかな」
来年の3月、イコール、今年の3月です。緊急事態宣言が2週間延期になりましたよね。
「3月に終息してますかね」
「う~ん」
上司さんは何か困ったような表情になった。上司さんはウチの上長であるディクソンに、氏がコロナの影響で帰れなくなったので退職延期を申し出たのです。そしたら四角四面杓子定規のディクソンがこう言ったと。

「今回だけです。」
「3月はこういうことは止めてください」

「って言われたんですよ」
「そりゃ冷てぇな」
上司さんは氏の為に「申し訳ありません」とアタマを下げたそうだが、本心では腸が煮えくり返ったそうである。後日この件を聞いて怒ったジャン妻がその上司さん(ジャン妻のもと上司さんでもある)に詰め寄った。
「アタマに来なかったの?」
「そりゃボクだってアタマに来たよそりゃ」
でもそこは役員、取締役同士だからな。大人の対応をしたってことでしょう。
確かに一旦、退職届を出した以上は撤回はできないし、退職する以上は相応の覚悟がいるわけでさ。でもコロナ禍という自然災害に近い風潮で設計が狂わされたんだからね。そこは慮ってくれてもいいのに。
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その裏話は氏に話してません。言わずもがなことを言ってもね。
「辞めるの止めちゃいなよ」とは言いましたがね。
「いやいや、そういうわけには。3月は決定です」
そう言いながら珍味系を美味そうに摘まんでおったな。
「嫁と子供置いて最初はひとりで行くかもです」
そこまでの覚悟で。っていうか、前述のディクソンの冷たいひとことを知ってるってことないか?それで意地でも3月には去りますってか。
その一件があるので私等もあまり強くは言えなかったんだよね。
ただ、地域性の話の中で、
「あっちはタイヘンですよ。アタシのオヤジなんか」(ジャン妻)
実は奈良沢氏とジャン妻は同郷同県なのです。近畿地方です。昨年の秋、ジャン妻実父は大手術で入院、後妻さんは認知症で施設に入ってますが、ジャン妻も私も1都3県の人間だし、現地では「名古屋を経由して来県すべからず」の状態で全く見舞いにすら行けていません。
海外でもないのに行ったら2週間足止めされるか、身内でも下手に接見するとリハビリ入院している病院や、入居している施設から出されてしまうという。
「新規感染者数がひとり2人増えても大騒ぎですよ」
「でしょうね。こっちとは違うし。でも、もう戻るっきゃないので」
クールに返されてニヤッと笑ったよ。翻意させることはできなかった。この日が送別会になったのである。
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「もしかして上司さんが、ディクソンが言った冷たいひとことを彼に伝えたってことない?」
「さぁ、それはないんじゃないかなぁ」(ジャン妻)
だが、氏の頑な態度を見ると、小耳に入ったんじゃないかと思うのだ。
氏は先日、最終出勤日を迎え退職されました。もちろんこんな時勢だから送別会は無し。
「今日で最後なので、贈答品のカンパお願いできますか?」(上司さん)
「いいですよ」
「千円でいいです」
「せ、せんえん!」
ってわけにはいかないよ。ひと桁多く出してます私。プライドもあるからね。他の取締役連中はそんなに出さないだろうしカオを潰してやろうと思ったの。
「いや、そ、そんなには」
「じゃぁ〇〇(ジャン妻)の分と併せて」
「あ、それなら」
「N子の分はどうします?」
N子、ソリ合わないオンナです。この日在宅だったんですよ。
「あ、N子さんのは頂いています」
「なんだ。N子の分を立て替えて、利息トイチで請求してやろうと思ったのに」
「クシシシ(笑)」
なんてバカな会話をしてたんですけどね。
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同じ店で2回め、別の方と。今度は女性です。〇乃さん(仮名)
O乃さんはジャン妻が私に「同席して欲しいの」と熱心にススメるので席を同じゅうした。コロナ禍の非常事態宣言解除中の合間を縫って3回ほど会食しましたね。
この日は3回めで、それまでの1回め2回めは何事もなくというか、当たり障りない会話に終始したので取り上げませんでしたが、今日3回めの会食時は昼にちょっとした事件があったのです。
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乾杯していつも秀逸なおとおしを摘まんで、おとおしのレベルを超えている味に感嘆され、次に出てきた刺身盛り、牛筋味噌煮込、牡蠣、出汁巻き玉子に「美味しい美味しい」と喜んで下さった。
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ビールから日本酒に移行して「今回お見えになったお仕事は?」と話を振ったら、
おそらくそういう風に振れば、今日の昼間の1件が吐き出されるだろうなと踏んだのですが。

「もうっ、あの、毅さんって方、なんなんですか!」

ああ、やっぱりね。
今日の午後、私は珍しく自席にいたら、私の背後の部署で〇乃さんのお声が聞こえたの。「・・・よろしくお願いします」って。
・・・は何だかわかんないけど業務依頼に関する内容だった。誰に話しかけてるのかなって振り向いたら、私と20年来の僚友である毅が、ブ、ブ、ブ、ブゼン、超の字が付く憮然としたカオをして、〇乃さんに向かって何事がボソッ、ボソッ、ボソッ、と答えていた。

「あ、そう」
「聞いてない」
「知らないです。何ですかそれ?」

後で毅に、
「あの人(〇乃さん)がどうかした?」
「何ですかあのオンナは。こっちはあの人を知らないのにいきなり来て一方的に『お願いします』って言われて。そんなん知らねぇよって。誰アンタは?ってなもんですよ」
あちゃぁ~、
そうなったか。毅がイチバン嫌うパターンだ。事前に話がいってなかったのか。
私と毅が立ち話をしてるのを、〇乃さんを毅に紹介した別の取締役さんが心配そうに見ていた。

「毅さんと名刺交換とかは?」
「なかったんですよ。最初は〇〇さん(心配そうに見ていた取締役、店舗統括責任者)に相談したら、そいうことなら毅さんが適任ですねって言われただけで。間には入って貰ったんですが」(〇乃さん)
ああ、名刺交換はしなかったのね。それなら毅にしては藪から棒で、突如言われてムッとしたわけか。

「彼はねぇ。私らとも付き合い長いんですが。まぁ上にも下にも同輩にも畏怖されてまして」
「周囲に対して忖度しなさ過ぎなんですよ」(ジャン妻)
忖度、あまりいい言葉じゃないし軽々に使うべきじゃないが、そうなんですよ。毅は唯我独尊じゃないけど自分でやっちゃう、できちゃう人なのです。器用なので、支店の什器、PC関連、通信、電話回線、ガスはないけど電気配線、内装壁紙、床、看板デザイン、何でも自分でチョイチョイって施行しちゃうので腕が立つのです。そんなんだから図面を見るのにも長けてるし。毅を通さないで施工すると大抵モメますね。
だけど自分で何でもできちゃう人って周囲を気にしないというかね。嫌われても気にしないのです。ある意味で凄いヤツです。
ただ、人に関わらない。人事には全く関わりません。
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だけど困ったな。今後ジャン妻とチームを組む〇乃さんに対して毅がああいう態度じゃぁね。
でもジャン妻も〇乃さんも上の会社なので、私が仲裁に入る内容じゃないのだ。
「後で毅さんに、先ほどは失礼しました。今後どうとかこうとか。その際にはよろしくお願いしますって。毅さんをToで、〇〇さん(店舗統括責任者にはCCで送信しましたけど)
「返信は?」
「来てません今んところ」
(後日、返信あったそうですが。)
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私と毅は業務で被るし、共同戦線を張ることが多々あるので、彼の幾つかエピソードを紹介してあげた。
今年になってからある取締役が「毅さん多忙だから自分が仕切りますよ」と受けたはいいが、やり方が雑過ぎて毅の意向に沿う内容じゃなかったので全部毅がやり直したそうです。「余計なことすんな」ってなったんです。他の取締役はBOSSを除いて毅に必要最低限以上に関わろうとしてません。ウチの上長であるディクソンもこないだ私に「取締役同士が情報共有されてないというか。通じてないんですよね」ってボヤいてたもの。
草の者たちも一部を除いて毅には緊張してます。支店の連中なんかビクビクもので、毅が某支店に行くというので、私が毅に、
「行ったら誰々が私宛てに持ってる大事な書類があるので、預かってきてくれませんか?」
「いいですよ」
支店には、
「毅さんが向かってるから彼に渡してくれ」
ところがその大事な書類の当人である誰々がいなくて店がパニくったと。恐慌状態になったそうである。私が預かる大事な書類が見つからないというのではなく、毅さんが見えられるまでに書類を見つけないとタイヘン(汗汗)怒らせる、なのです。
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「そ、そうなんですね。そんな難しい方なんですね」
「難しいなんてもんじゃないです。ただ、ハード面で困った時にはいちばん詳しいのでそういう時だけ頼られるんですよ。さっきの話は彼(毅)しかできない内容だと思うので、〇〇部長を通した方がいいですね」
直にアプローチしない方がいいってことです。
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その女性、また4月以降に来ます。4回めの会食は何処にするかな。宣言解除されてるだろうし。
最後にちょっとからかってやった。
「彼(毅)もこの店に来たことありますよ」
「!!!」
「〇乃さんが座ってた席だったかな」
「よくご一緒されるんですか?」
「まぁもう20年になりますからね。一席設けましょうか、笑」
「・・・」

毅とジャン妻と3人で会食したのが以下の写真です。前に毅がいます。写真だけ載せておきます。
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20年来の私と飲む時は機嫌がいいヤツなんですけどねぇ。
いずれも昨年の宣言解除時期のものです。もうすぐ解除されるみたいですね。
コメント(4) 

コメント 4

くまねこ

こんにちは。

お刺身も玉子焼きもおいしそうですね。

自分でなんでもできるから、一匹狼になってしまう人、
いますよね (^-^)
by くまねこ (2021-03-16 15:10) 

船山史家

くまねこさんこんにちは。
刺身、玉子焼き、煮込み、天ぷら、出るもの全てが美味しいです。
一匹狼なんでしょうね。皆、腫れ物に触るような感じですよ。
今日、ある取締役から会議の招集がかかったのですが「◯◯さん(私のこと)から毅さんに会議に出れるか聞いて貰えないですか?」って振られましたよ。
電話して伝えたけど、毅にしつあみりゃ、何で私に言わせるんだってなりますわな。幾ら私が毅と長い付き合いでもねぇ。苦笑
by 船山史家 (2021-03-16 18:13) 

千葉の住人

こんにちは。

ホヤの何とかは、バクライですかね?
仙台の居酒屋ではどこてもあったような気がしますが、
関東ではあまり見かけないですね(^^)

非常事態宣言も開けるようだし、
そろそろグンマーでも行ってこようかと・・・。
by 千葉の住人 (2021-03-17 12:32) 

船山史家

千葉の住民さんこんにちは。
ホヤはバクライでしたね。都内で私がよく行く新潟県の産物に特化した居酒屋のメニューにもあったように思います。でも私は腹にたまる肴を好むのでこういう珍味系はあまり食べないんですよね。
宣言解除になるようです。昨日の会見だと諮問委員会も解除ありきで開くみたいですが。グンマー高崎の飲食店はどうなってるんでしょうか。
こないだグンマー前橋に日帰りで行ってきました。4月から6月にかけてグンマーに出向く公用があります。
by 船山史家 (2021-03-18 05:09) 

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