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緑のテント 水がでないぞ? [グルメ]

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メトロ銀座線の末広町駅から地上に出るところ。
目指すは緑色のテントです。旧いビルの1階に店名がわからない黄色いテントに茶色の看板「そば、うどん、カツカレー」の店と並んでいる。
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この2店は運命共同体みたいに見えるね。こういうお互いがジャマしない相乗効果はいいことだと思います。
こうして並んでるのを見てるとカツカレーに惹かれたりして。緑のテントに入ろうという最初の意気込みに迷いがでてきた。
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でも初志貫徹!緑のテントにしました。私が最初の客でした。主人は一瞬だけギョッとしたようだが、黄色いメニューをじーっと見てたら視線をやわらげ、
「何にしましょ?」
私は壁にベタ貼りしてある黄色いメニューを指して、
「あれ、チャーハンと餃子3個」
「ヘイ、チャーハンと3個餃子ね」
私は人に会う職掌なのでランチ時の餃子を避けていましたが、コロナの時勢で日々マスクをしてるせいか昼に餃子を食べるのに抵抗が無くなってきた。
でも5個6個は多い。3個程度でいい。
店主は餃子を焼く固定されたフライパンのフタを開けて、ヘラで焼き焦げたカスをガリガリ擦りだした。でも端っこまでは全部取り切れなかったようで、諦めて?油を敷いた。
餃子を3個載せた。最初の火入れだから時間がかかるだろうな。
メニュー載せます。意外と種類が多いです。ご飯、麺類大盛りだけでなく、炒め物の大盛りがあるのが特筆ものである。ありそうでないですからねそういうのは。
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そして椿事が起きた。
冷水を継ぎ足そうと、カウンター左に鎮座している給水器にコップを押し付けたが、水がチョロチョロとしか出てこないのだ。
ボロい給水器だなと思った。コップを左右前後斜めにして押したりすると出たりして。いや、角度を変えて押しても一向に出が悪いのだ。10秒か15秒押してもコップが満杯にならないので、とうとう店主に言いましたよ。
「マスター、これ(給水器)押しても押しても水が出ないんだけど」
「ええっ?」
マスターは素っ頓狂な、それでいて飄々とした声を上げた。
「え?水出ませんか?」
「ちょぼちょぼとしか出ないです。こうやって力で押しても出ない。っていうか、力で押すものかね」
「オ、オカシイですね。」
マスターはカウンターのこっち側へ、短くて太い猪首を伸ばした。
「あ、水がもうないや!」
給水器には左に細い筋があってそれが中の水量を示すメーターになっていた。残量は殆どゼロだった。
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「お客さんすみません。取り合えずこれ使ってくれますか」
そう言いながら、旅館によくある給水ボトルを持ってきた。こっちは特大サイズで重たかった。
ブハハハ(笑)私は心の中で笑った。マスクしてるから声を出さないで笑ったかもしれない。何をやってんだか。
マスターは、給水器の水残量がゼロになってしまったのに気づかず、客である私に私的された失態を挽回しようと?私に素晴らしく丁寧で、無駄な動きのないオペレーションを見せてくれた。
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よくこれ見よがしに豪快に中華鍋を振るって、ガコガコ音を響かせる料理人がいるけど、店主は中華鍋をコンロから離さないで、ほぼ固定しているかのようでしたね。あまり上下に動かさないのです。
肘から下、手首だけで炒めているように見えた。それでいて丁寧、肩や首、背中への負担を考えた省エネプレイのように見えた。
火力もそんなに強そうでない。
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最後に玉子焼きをちょこっと載せて、チャーシューの細切れを埋め込むのです。
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自転車の音がして、ママが出勤して来た。
「今、餃子上がるからスープを・・・」
私に言ったんじゃないですよ。ママに言ったの。
ママがスープをよそってくれた。薄味です。
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チャーハンもいい意味で薄味でしたが、ご覧のように玉子とチャーシューがアクセントになっています。ピラフに近いかな。
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店主は餃子焼きのフタを開けた。そこへ粉を水で溶いたヤツをちょこっと追加で垂らす。ということは羽根つき餃子に違いない。
やっぱりそうだった。
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「水がでないって」
「みず?」(ママ)
私はまた吹き出しそうになった。そりゃ水の残量がゼロなんだから出ないでしょ。
「お客さんに水出ないって言われて」
そりゃ私のことだ。ここでムッツリ黙ってちゃいけないな。
「力で押さなきゃ出ないのかと思って。力任せにギュウギュウ押したんだけど出なかったんだよな」
マスターママとも破顔一笑であります。店内に心地よい風を吹かせたと自画自賛したよ。
マスターは裏から水を補充、ママがこっち側にきて目盛りを確認しているところ。
マズターが水を補給-1.jpgママが目盛りを見る-1.jpg
「そろそろいいかな」
「いいんじゃない」
私も最後のひとくちを食べ終え、空きかけたコップに冷水を汲もうとしたが、今すぐは水道水のままで冷えてないだろう。ボトルを取り上げた。
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「ブハハハハハ(笑)」
店を出て末広町駅に戻る途中で思い出し笑いをしてしまった。「水がもうないや」ってか?
笑いながら歩いてもマスクしてるから他の通行人は笑ってる私に気づかないだろう。ましてや距離を置いて歩いてるし。
ところがこれが電車の中だとそうはいかない。上野方面へ向かう銀座線の車内で、座席に座ってまだ思い出し笑いしてる私の前にいた女性が私のイヤらしい思い出し笑いに気づいたのか、立ち上がって他の席に移ってしまった。マスクしてても目が笑ってるのがわかるのかな。

コメント(4) 

コメント 4

くまねこ

こんにちは。

こういうお水って、店を開ける前に確認しないのですかね。
それにしても、珍しい場面に出くわしましたね。
なかなかないですよ (´艸`*)
by くまねこ (2021-04-18 15:10) 

船山史家

くまねこさんこんにちは。
ボトルには氷水入ってたんですけどねぇ。油断したんでしょうか。
奥様の担当かな?でもマスターが厨房側から補充して、奥様がこっち側から目盛り見て確認してたから、マスターの担当でしょうな。
まぁ拙Blogにはこういう人間ドラマが大事なのです。お店の紹介じゃないので。
明日も給水器のネタです。あの店で。。。(どの店?笑)
by 船山史家 (2021-04-18 15:55) 

熊猫

ジャンさん。

黄色いテントの店は「きぬそば」という名前です。人間ドラマという点では、こちらも必ず何かか起きますよ。
立ち食いスペースだけじゃなく、座ることもできますから、是非一度行かれてみることをおすすめします。
たまに、「カツカレー」食べてる人を見かけたりします。

しかし、この緑のテントの店はしばらく行けてません。
by 熊猫 (2021-04-18 21:22) 

船山史家

熊猫さんこんにちは。
公用圏が増えたのでこの界隈も行きやすくなりました。まだメトロの乗り換えがサササッと上手くいかないのですが。
「きぬそば」さんですか。いつかカツカレーを食べに行ってみようかなと。カレーさすらひ。。。
緑のテントの店、三恵さんは今後そう長くは営らない気もしました。しん楽さんは母子のようですから息子さんが頑張れるでしょうけどね。
2店とも白いコックスーツなのが印象に残ってます。
今日も給水器のネタです。あの店です。人間ドラマあるあるです。
by 船山史家 (2021-04-19 06:01) 

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