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きたかまの夜 [グルメ]

蒼い薄暮に包まれていくきたかま(北鎌倉)です。
狭いホームを建長寺改札方面へ歩いて、
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昨日に続いてジャン妻不在の2日め、4月12日です。この時に発令された神奈川県のマンボウ(魚ではない)重点措置は、横浜市、川崎市、相模原市だったね。マンボウエリアを見たら相模原市なんか413号線沿いや丹沢の向こう側の山々まで赤く塗り潰されてた。あっちは除外していいんじゃないのかな。
なので鎌倉市はマンボウ圏外ではありますが、北鎌倉は夜開いているお店が殆どないんだよな。
縁あって知り得た居酒屋以上、割烹未満の店に向かっています。そこの店主ご夫婦はまだ若いのだ。
舗道すらない路肩を走行車と行き違いに注意しながら歩くと、ほんのりと店の明かりがあって。
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店主は私等がよく行くママの手書き黒板メニューの店、そこの板前だったのがここ北鎌倉で店を構えたのだ。
客層が変わった。都内ではビジネスマン相手だった客層が、ここ鎌倉では昼は観光客、夜は地元の方になった。
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店の中には普段着のお婆ちゃん客が3人いてビールを飲んでいた。耳が遠いのか、声高である。
それまで店主を捉まえて会話してたのが「あ、お客さん来たよ」私の訪ないで開放されて板場に戻って来た感があるな。
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おとおしはアジの南蛮漬、
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「今日はちょっと賑やかかもしれませんが」(店主)
ああ、今しがたのあっちのテーブル席だね。確かにな。ちょっとどころではないぞ。マスクはしているが、そのせいで会話が聞き取れないのか声高になってる感があるな。
気にならなくするにはこっちも酒飲んで程よく酔うしかない。そうすることで多少の喧騒は気にならなくなるのだ。
そうなる前にメニュー載せます。
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刺身2枚ずつカットして貰った。真ん中に炙ったキンメ、他は地ダコ、ホウボウ、ネットリ赤イカ、真鯛、
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マグロやカツオなんてのを出さないのがいい。魚の仕入は鎌倉の名店「おおはま」さんと同じ魚屋から仕入れています。刺身のチョイスもメニューのフォントも、おおはまさんに似てるな。
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「アジフライ、大きいので今日は半身になりますが」
半身で充分な大きさだった。1枚ものだったらホッケ並みの巨大さ。
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「タルタル足ります?」
「充分でさ」
「健康上よくないんでしたっけ?」
「いやいや、そうじゃないんだな。アイツ(ジャン妻)が傍にいるとマヨネーズの類を跳ね付けるから。今日は不在だからOKさ」
「奥様お仕事ですか?」
「出張ですよ。」
ジャン妻はもと草の者4号U紀と地方出張中です。マンボウ前で今しか行けないと。帰京したらマンボウが適用されたからね。なのでこうやって独身Nightを楽しんでいるわけですが。
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タルタルはナメロウの如くである。舐めつくします。さすがにこれだけお替りはできなかったね。
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アカイカが美味しかったので4枚、アンコールしたとこ。私はイカは生姜を好むが、これだけ身の厚いイカはワサビが合いますな。
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他に客がいないのもあって、テーブル席の婆さん3人の声が目立つね。地元にお住まいでこの店の馴染客らしいな。会話の内容も丸聞こえである。楽しそうでいいね。
あ、日本酒呑んでる。冷やだ。後で効くよ~。
「すみませんねぇアタシたちうるさくて。いつもはこうじゃないのよ」
「あぁそう。でもいつもはどーだか俺、知らねぇし」
「あ、あのオニイさん、アタシたちのことウルサいって。静かにしないと。でもこれでも今日は静かな方なんですよ」
「ぜんぜん静かじゃないジャン」
ドッと笑ってこっちも引き込まれてしまい、あろうことか婆さんのひとりがお酌しに来たからね。さすがに私も店主もお仲間も制止しましたよ。
若女将にもすすめてましたね。「アタシ未成年なんですぅ」、上手ないなし方だが、さんじゅう何歳の未成年があっかよって。
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婆さん連中のオーダーに便乗したリヒレ、炙り、
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揚げ餅の揚げ出汁、カツオブシは要らないなぁ。
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これで締めるつもりだったのですが。
何故か今頃になって店内写真、誰もいない。店主夫婦は婆さん客たちをお見送りに出ていった。
途端に静かになった。
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オカシイ、なかなか戻って来ない。訝しんでたら店主が戻ってきて、婆さん連中のうちひとりが転んでタクシーを呼んだとこだという。私も出てって様子を見たら県道前のベンチに座っていた。
「あ、おニイさんも心配して様子見にきてくれたんだ」
「なかなか店主が戻って来ないからさ」
「すみませんねぇ。心配していただいて」
そりゃこれだけの騒ぎになってるのに、心配もしないでひとりで店ん中で飲んでたら人格を疑われるよ。
タクシーに乗って帰られた。それまではここに座ってたのだ。
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さて、恐縮する店主夫婦を前に飲みなおしである。
玉子かけご飯なんてのを。さっき餅を食べたのに。
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「久々に来ていただいたのにすみませんでした」と恐縮する店主夫妻だが、地元の常連さんたちだし。お婆ちゃんだし。私もそれ也に楽しませて貰ったよ。私は若いのに話しかけられることはまずないけど、いいトシした爺さん婆さん客には話しかけられることってあるのだ。
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真っ暗なきたかまの夜道、足元の段差も見えない。この界隈を彷徨ったら怪我するだろう。
街灯は走り去るくるまのランプと、信号機だけ。
遠くで踏切の音が聞こえる。いや、遠くではない。すぐ近いのだが、閑静なこの界隈に気を遣ってか、心なしか警報器の音が小さく感じた。
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改札のド真ん前を上り横須賀線が爆走、徐々に減速していく。
駆け上がって飛び乗りました。
コメント(2) 

コメント 2

くまねこ

こんにちは。

キレイなお店ですね。
お魚が売りのお店なのでしょうか。
お刺身がおいしそうです。

おばあさんのお怪我は、大丈夫だったのですかね (^^;)
by くまねこ (2021-04-29 14:59) 

船山史家

くまねこさんこんにちは。
地の魚と、鎌倉野菜を使った料理、メニューをよぉく見ると、かつて主人がいた例の店、ママの手書き黒板メニューの店と被ってるのもあるんですよね。
怪我はしなかったようで大丈夫だと思います。アブないアブない。でも楽しかった、気分良かったんでしょうね。また再会できたらお会いしたいですね。「こないだ大丈夫だったんかよ」って言わなきや。
by 船山史家 (2021-04-29 15:35) 

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