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小伝馬町駅上の角地 [ラーメン]

中央区小伝馬町にある「かめや」さんという立ち食いスタンドに入ろうとしたら「11:30~店内でのスマホ操作はご遠慮ください」だったんですよ。
禁止とまで強く謳ってないし、まだ11時ギリ前だったんだけどこの日は遠慮して、もっと早い時間に来ようと踵を返しました。
そしたらメトロに戻る交差点の向こうにノスタルジックさを絵に描いたような店が。。。
店1角地にある-1.jpg
店4.jpg
店2.jpg
店の看板が無いのです。店の名前がワカランし、営ってるのか営ってないのかもワカラン。一応外に暖簾は出てますね。
業務携帯に1本件着信があったので折り返してたら、私の前をひとりの女性客さんが入ってったので、もう営ってるんだなと。角っこの一等地にある老舗のようだし、通話を終えて怖い者見たさもあって入ってみたら、
まぁ雑然とし過ぎた店内で!
痩せた店ネコが徘徊しておった。
店内1雑然1-1.jpg
店内2看板猫1-1.jpg
先に入ってった女性はお店の人らしく、ドスドスと2階に上がっていったんですよ。その2階に上がる階段も狭くて小さくて段差がそんなになかった。そこに階段があったのかと。隠し階段に見えたね。
こりゃぁ失敗したかなぁと思ったよ。ブッ散らかり方が凄過ぎてね。特に店の左半分が生活感丸出しでした。誰でもそう思うだろうねこの店を知らなければ。入ってしまったので仕方なく奥の2人テーブル席にしようとしたら、枯れたオヤジさんが、
「そっち狭いよ。こっちにしなよ」
と仰せなのでこの位置にいます。こんな感じです。
店内4外から見える.jpg
ネコ君がいます。私の膝下にもスリスリ寄ってきそうだったが私は一瞥しただけです。ネコ嫌いじゃないけど私は触りません。この店の看板猫らしいな。
店内7看板猫3.jpg
店名がわからないので後で〇〇ログで検索したら「福聚」という店で、レビュアーさんたちが言うところの店内の雰囲気の描写も全くその通りだった。
座って改めて見ると各テーブルの配置もバラバラで、客が座っていいのかモノの置き場所なのかわからないところがある。
角地にあるから外からの陽射しで店内は明るいのだが、その明るさがブッチらかったサマを余計に晒している感がある。
ブッ散らかってたのは左サイドだけで、私が正面を向いて頭上にある見たくもない東京五輪中継に視線を移すと、右サイドはぜんぜん散らかってないという??
店内5五輪中継.jpg
内装や調度品は相当に旧い。赤くてくすんだテーブル、椅子がギシギシこすれて床が鳴る、ネコ君は徘徊しています。ネコが好きな店主の店や宿にハズレにあたったことはない。浜松は貴田乃瀬、静岡市の廃屋酒場、髙橋のレジェンド、伊豆高原八幡野、このBlogの冠たる宿、皆そうだ。そこは安心していいのだろうか。
店内10テーブル上2.jpg
店内11メ1見難い.jpg
右壁にメニューがあります。よく見えないので首の角度を変えて伸ばしてみたら種類が豊富です。そうめん500円なんてのもある。
店内12メ2首を伸ばして見る.jpg
枯れたオヤジさんに「ラーメン、チャーハン」
「半分で?」
「イヤ、普通で」
「普通でいいんだね」
「ウン」
枯れたオヤジさんがどうやって、誰に何処にどうやってオーダーを通したのかわからないのです。それは店の外を走るくるまの走行音や、店のTVでかき消された。
オヤジさんは視線を東京五輪に視線を戻してる。どっかの外人選手の走り幅跳び、砲丸投げが映っていた。
店内8この雰囲気を楽しむいかない.jpg
右壁にガムテの補修があるでしょう。他にもベタベタと回顧写真が貼ってある。旧い国鉄時代の車両、この辺りを走っていた路面電車、それらもなかった頃のモノクロ写真、これらは客に見せる為でもあり、ボロを隠す為でもあるんじゃないかな。
床が斜めってるんですよ。右壁に寄りかかると左に傾くんです。瓶ビールを左に老いたら右に転がっていくんじゃないかって。
店内9テーブル上1.jpg
だがオカシイ、なかなか調理の音がしない。私は最初の客のようだからまだエンジンがかかてないんのだな。
一向に調理音がしないのである。確かに五輪中継のボリュームは小さくないし、換気の為に店入口は開きっ放しになってるから外のくるまの走行音も店内に入ってくるのだが、店内の調理の音が外の生活騒音や暗騒音にかき消されるなんてことがあるのだろうか。
だいたい厨房は何処なんだ?オヤジさんが立ってる位置の背後でもなさそうだぞ。
そしたらようやくにして中華鍋の音がした。チャーハンの音に違いないがその音が小さいのです。大編成のオーケストラの金管楽器でいうところのバンダ(舞台裏の管楽器別働隊)みたいだった。
私は脳裏にクエスチョンがつきまくり、首を傾げながらムスーッとして観たくもない五輪中継を見ざるを得なかったのだけど、突然、枯れたオヤジさんが五輪中継を見るのを止めておもむろに背後を振り返り、姿が消え、出てきた時には両の腕にラーメン、チャーハン、スープを載せた盆を持ってきたのである。
ラ1チャ1.jpg
おそらく、おそらくですよ。2階に調理場があって、さっきの女性が2階で調理してエレベーターダクトで1階に下ろす、オヤジさんはそれを持ってきたんだろう。
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見ためからしてイマイチ美味しそうには見えないし、スープは薄味で出汁や風味はあまり感じられなかった。東京ラーメン風だと思うけど、これは相当に旧いタイプの醤油ラーメンではないだろうかと。
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麺はコシがあって歯応えがあったが、それでもヤワイ。
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チャーシューはしっかりした肉で。
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ワカメはフニャフニャ、
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メンマも2本か3本しかなかったな。
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チャ2.jpg
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チャーハンはパラパラでもしっとりでもない。薄味だけど和風の香がしたな。カツオブシかジャコでも混ざってるんだろうか。
チャ5.jpg
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チャーハンスープとラーメンスープの飲み比べをしてみた。ラーメンスープは味が濃くて熱々、チャーハンスープは薄味でぬるかった。私はぬるいチャーハンスープをお茶みたいにグビッと飲み干し、チャーハン、ラーメンスープ、冷水、3つを交互に摂取した。猛暑で発汗してたせいか、物足りない筈のラーメンスープが後半になって美味しくなってきたという。
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食べててもやっぱり左に傾いていますね。ビー玉でも置いたら転がってくんじゃないか。
店3.jpg
ご馳走さまでした。お会計して角っこの異界から人間世界に戻りました。おっそろしくクラシックなラーメンだった。今日に限って言えばクオリティが高いとは言い難かったが、後日に再訪したいもする。席を変えて今日の謎を解きたいのです。
〇〇ログでどなたかが昭和の博物館と書いていた。私もそう思う。
コメント(2) 

コメント 2

くまねこ

こんにちは。

角地に店を構えているのですから、
それなりに客は入っているのですよね。
なんだか、スゴイ店です。
しっかり記憶に残りそうな店ですね。
by くまねこ (2021-08-28 16:42) 

船山史家

くまねこさんこんにちは。
こないだ店の前を覗いたら少なからずお客は入ってましたね。
老舗で凄い店らしいですが、まだ私はこの店の本当の凄さがわからないのです。記憶には残っていますが、第一印象が強烈過ぎて第2ステージがあるかどうか。
今はアルコール類提供停止ですが、通常営業だったら夜なんかもコアな客で凄い光景じゃないかなぁ。
by 船山史家 (2021-08-28 17:36) 

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