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ヘルシー光栄軒 [グルメ]

文京区から北区に向かう途中で閃いたのは、荒川区の光栄軒に立ち寄って、マスター入院前のラストランチにしようと。
今日しかない。店は明後日土曜日まで。日曜日から休業になるのを熊猫さんから知ったから。

文京区の最寄り駅後楽園から丸ノ内線、淡路町で千代田線に乗り換える距離数を見たら490メートル!
ゲンナリした。
行くの止めようかと思った。
だが思い直した。初志貫徹しないでその辺のチェーンやスタンドで手早く済ませると後で後悔するぞって。
気を取りなおして早歩きで千代田線ホームへ。我孫子行の千代田線に飛び乗り、町屋駅ホームでの乗り換えアナウンスは?

「東京さくらトラム、都電荒川線は乗り換えです」

失笑してしまった。さくらトラムを利用者に浸透徹底させようという気もなさそうだ。
だがタッチの差で間に合わず。1本遅らせて荒川二丁目へ。店に着いたのは11時15分過ぎで、御夫婦が外でウエィティングだった。
振り向かれて私に気付き、
「あ、お先にどーぞ」
「え?待ってるんでしょ?」
「私たちテーブル席がいいので」
ご厚意に甘えて先に入りました。
入る前に「テーブル席だとなかなか空かないかもですよ」と余計なことを言ってしまった
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入店して左にある給水器でファーストアイスウォーターを酌んだ。私はペットボトルの水を持参しています。
ママは何だか不機嫌そうだ。マスターの妹さん?カウンター席ではなく座敷の互い違いの相席をすすめてくれた。前にゲーリー氏、熊猫氏と3人で飲み食いした時と同じ席です。そこは座布団ともいえない薄い布が敷いてあるだけで、膝、踝が板にグキグキ接して痛かった。座りなおしたらクルブシがバキって鳴ったからね。
相席で斜め前にいる四角い顔した精悍な若いのは肉炒め定食だった。カウンター席、座敷テーブル席とも屈強の男性ばかりではないか。あ、ひとりオバちゃんがいた。
チャーハン大盛りが出てる出てる。大盛りをオーダーしなけりゃ客にあらずみたいな空虚が蔓延してる。
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カウンターが空いたので妹さんに「そっちに移ろうか?」と提案した。
「え?カウンターがいいの?」
「外に2人待っててテーブルがいいって言ってたからさ」
「ああ、でもねぇ、このテーブルに3人詰める訳にもいかないので、ここにいて下さい」と言われて納得。
このタイミングでオーダーを入れた。
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カウンターが2席空いたぞ。そこに先程の御夫婦が入ってくるのかなと期待したが違ってた。そこをゲットしたのは別の若い御夫婦だった。まだテーブル席にこだわって外で立ってるのかな。だから言ったジャンって思った。カウンターならすぐ空いたのにって。
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これの何処が半チャーハンなのか。一人前ありますよ。
そして野菜スープ、この店に魅了されたお客の中で野菜スープなんてのをオーダーする客はどれくらいいるのだろうか。
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デカイ白菜の葉っぱ、
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そして芯の部分、
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スライス、いや、削ぎ切りのニンジン
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ピーマン、
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要らないけど椎茸、
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デカイ白菜で危うく火傷するとこだった。
ニンジンはまだ固いですね。生ではないけどすぐに食べるのではなく、余熱で更に温めた方がいいかな。後半はやわらかくなった。
原価の安いもやしはなかったです。頑張ってるなこの店。材料費が高そうだし。
精進料理みたいな野菜スープには豚肉は皆無なのでコクがやや足りないかも。麺と肉を入れ忘れたタンメンみたいです。
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チャーハン、ほとんど飯だけに見えたが美味しい。飯だけかと思ったら手前にチャーシュー細切りが集まってた。複数オーダー入ったのをまとめて炒めてそこから取り分けたんだね。
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先程の私を先に通してくれたご夫婦がようやく入店されて私の背後、まん中のテーブル席をゲットしました。
オーダーが聞こえてしまった。チューハイ2つ?昼酒ですか。そしてレバニラにチャーハン大盛りだって。御夫婦でシェアしあったかな。
店に入らず外からテイクアウトでチャーハンをオーダーした客がいたな。
「持ち帰りできるかなぁ」
「う~ん」
「チャーハンだけなんだけど」
マスターはやや難色を示したが、チャーハンはこの店のいちばん人気だし、他の人のオーダーついでにできるから受けたみたいだ。

私と一度も目を合わせなかった斜め前に先客さんが出てった後、妹さんが、
「お一人様ご案内、ご相席でもよろしいですか?」
「ああ、構わんですよ」
案内された若いのはチャーハン大盛りに鳥唐揚げ。彼も私を見ようともしないね。
私も残り野菜をレンゲで、チャーハンをスプーンで運ぶ作業に徹したよ。
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深紅の福神漬けまで山盛り!
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他のお客さんが空いた皿を下げる光景を見てると落ち着くね。日本人もまだまだ捨てたもんじゃないと思うね。
ただ、マスターの入院、休業、復活の目処を細かく聞く客が複数いて提供の流れを阻害しちゃうんだな。聞きたい気持ちはわかるけどね。
マスターを心配してるというよりも、自分の財布と「明日から何を何処で食べよう」の心配をしてるのかも知れないけどね。
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私も会計してから自分の皿を下げました。
ちょうどママが洗い場にいたので、
「夜、〇〇〇さん(ゲーリー氏の本名)によろしくお伝え・・・」
それまで不機嫌そうだったママは目を見開いた。
「あらぁ、そっかぁ、気がつかなかったわぁ」
マスターも破顔一笑、
「ああ、どーもー、ありがとねー」
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出たら8人待ち!
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荒川区役所の方から男性が2人歩いてきてすれ違った。彼らの視線は光栄軒を向いている。
目を見開いてた。あんなに並んで待ってるのか?という表情だった。いやいや、それって今から並ぶアナタたちも含まれるって。
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I Like Gunma [BAR]

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この写真、左手の旧いマンションにいました。
そこへ還るのはないです。ホテルに還るのです。
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でもその前にASLIへちょこっとだけ。
前のビルが工事中だった。
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引き戸を開けます。
「おおジャンさん、お久しぶりぃ」
このBARではHNなのですが、マスターのFD氏も私が身バレしないような配慮はしてくださってます。
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誰もいない!
大丈夫か!
「まぁ平日ですから」
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このBARでは水割りです。オンザロックはキツくなってきた。なのでウイスキーの銘柄とか、どういう特徴だとか、そういうのは全然わからない。
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でも喉が渇いたのもあって、ビールを飲んでしまった。
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マスターといろいろ喋ったのですが、内容で覚えているのは〇〇ログのネタでしたね。
となると必然的にあの人の話題になるわけで。
「最近凄いですねぇ彼」
高崎の居酒屋カタログ男ショウ氏(旅人の惑星)のことです。氏は行動範囲が広がった。あの行動力には驚嘆します。
南は川の向こう側、北は井野まで行かれているのには驚きました。井野って電車だと駅2つめですよ。それだけの距離を歩いてるのかな。
氏のお陰で高崎郊外の店は息を吹き返したといっていいのではないか。
〇〇ログと連動もされてるようですね。
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「ジャンさんはやらないの?」って聞かれたかな。その流れで投稿ルールとかも伺ったのですが、聞いてて思った。私は〇〇ログはできないなと。
だって味以外に書いちゃダメなんでしょ?
接客接遇とか。そこで何が起こったかとか。それじゃぁ日記(Blog)にならないから。
このBARも載っています。でもこのBARに食事は無いし、飲みログ?
「営業自粛中のマスター宅の家料理を〇〇ログにすればいいジャン。あれはお店出せますよ」
「いやぁ、あれは写真写りを良くする為に・・・」
・・・は割愛、でもあれはどれも美味しそうだったな。
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このネタをBARで話したかどうか忘れましたが、この日、東京都にある民間の某研究所が2020年都道府県別魅力度ランキング調査結果を発表している。
群馬県は鳥取県と並んで40位に。過去最高のランクだそうである。
群馬県魅力度は2010年と2017年に41位にランキングしたが、2018年に42位、2019年は45位に後退していた。それが5ポイントも上がったって。
「群馬は過去最高だって。私のBlogの影響かな」
「笑」
でもくだらない企画である。何でそんなランキングがあるのかワカラン。
県知事の山本一太氏は後日、不快感を表明した。「このランキング自体不適切なものであり、名前を変えてもらいたい」って。
昨年まで7年連続最下位の茨城が42位に上がって、昨年43位の栃木が最下位となるなど北関東は低迷が続いている。こういうのを県民はどう思っているのかね。
「昨年は台風19号被災直後に茨城県が最下位という結果を発表した例を挙げて「とてもデリカシーがない」と批判していたね。その通りだと思う。
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この出張から戻ってからウチのフロアにいる(別会社だけど)桐生出身の女性がいて、立ち話したのですが。
「群馬、ポイント上がったな」
「はぁ、でもですねぇ、40位でしょう」
今まではもっと下だった。
「やはり海が無いと人気が出ないんですかねぇ」
女性の出身地である桐生は栃木県寄りです。私は行ったことない。でも海が無いったって海岸線に接する茨城県が群馬よりランキング下になっちゃったんだよな。どういう評価、採点基準でああいうのを集計してるのだろうか。
「海は人が来て賑わうし、夏場が開放的だし、金も落ちるけど、うるさいし荒れるよ。群馬は海が無いからそういうのってない。だからいいんだ」
「住むんなら群馬っていいんですけどねぇ」
「群馬は私の中ではいつもランキングTOPだけどな」
「えぇ・・・?(笑)」
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ホテルに戻りました。
寝る前の風景、いつしか電車の走行音も消えた。
この旅が令和2年最後の群馬になるのだろうか。
還りたい群馬へ。この街へ。
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志信 [ラーメン]

亮さんは今宵も休業だった。
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このまんま閉めちゃうのかなぁ。
高崎赴任が解けて帰京してからは殆ど来てないけど。
住んでた頃は・・・とはいえ僅か1年だけど・・・よく行ったんだけどなぁ。
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小腹が空いています。身体に悪いとはわかってますが上州出張時は自分のリミッターを外しましょう。亮さんの斜め向かい側に前から気になってた店があって。
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外見は赤に白文字の暖簾が無ければカウンター酒場かな。この時間帯で先客がいないとなかなか入りづらい雰囲気ですね。前はどんな業態の店だったかな。
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外にメニュー写真が貼ってあるけど、ウチ2枚は日焼けし過ぎて色がアセ過ぎて何の写真かようワカラン。
油そばがメインの店のようだな。それしかないならパスしようかと思ったが、中華そばもあるのか。支那そばとなってるけど。
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では思い切って入ってみましょう。店主のワンオペだった。ちょっと取っ付き難そうな印象だが、実はこの後そうでもなかったのです。
店内に小さい券売機、支那そばをONしました。驚くことにワンコインなのですよ。
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しばし待ちます。厨房は右に隠れていて見えません。
見えないのと他に客がいないのをいいことに店内を撮りまくってますが、油そばをウリまくっているのと「群馬の美味しいラーメン」なんてガイド本があったからそれに掲載されたのかもしれない。
主役のメニューは油そばのようです。汁なしラーメンですね。
ジャン妻は今でも油そばを誤解していて、
「油っ濃いんでしょ」
「油まみれなんでしょ」
身体に悪いわよと言わんばかりです。でもそれは彼女の大いなる誤解で、油そばはスープが無いから塩分摂取が少ない筈だ。カロリーも2/3ぐらいらしい。
でも身体にいいとか、身体にいいものが入ってるとかそういうんじゃないよね。
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ラーメンの丼、器の縁にグルッと描かれている模様が似合います。渦を巻いた四角形模様のあれです。若い者がOPENした新進気鋭の専門店にはあまり見ないクラシックで軽い丼です。ラーメンの丼に相応しいルックスです。
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中太ストレートでやや黄色い麺、この手の王道ですね。
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具はチャーシュー、これが美味しかったなぁ。
他、メンマ、海苔、ナルト、青物は無しです。まぁワンコインだからね。
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スープの味はやや濃いめですが、これは夜、飲んだ後の締めに食べる味ですね。交差点を渡った向こうには中央銀座アーケード街があるから、そういう客の需要があるとミタ。
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「昔懐かしい中華そば」そういう表現しかないけど。では昔を知らない若い世代にはどう比喩したら、表現したら伝わるだろうか。そんなどうでもいいことを考えてます。
時代に取り残されてる味、
ラーメンがご馳走だった頃の味、
巷のスーパーに、乾麺とは別にナマ麺が登場した初期の頃の味、
おっそろしく昭和の味、イコール、昔ながらの懐かしい味、結局はそれしかないのか。
クラシックだけど今の人にも受け売れられる味としておきましょう。
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取っ付き難そうな店主に呟くように話しかけたのです。
「向かいの亮さん、ずーっと休業中なの?」
「えっ?」
店主が固まった。
「そうなんですか?」
「しばらく休業しますって貼り紙が。先月からだよね」
そしたら店主、外に出てっちゃったのである。道路を渡って亮さんの貼り紙を確認しに行ったのです。外は小雨が降ってるのに傘もささずに脱兎の如く。
すぐ戻ってきて、
「ホントだ。休業されますね。いやぁ気が付かなかったな~」
マスクしてるからモゴモゴ言ってるし、カオ全体の表情はうかがえませんが、本気で心配しとったね。さすが横の繋がり強い高崎の飲食店だ。
「前月に来た時も貼ってあったので、もう長いのかもね」
「う~ん。そうですか」
店主は心配そうだった。店の中にいると気が付かないのかも知れない。前の道は薄暮の時間帯には渋滞するし、くるまが引けたらこの辺りは暗いし、店の中にいたら外すわけにもいかないだろうからね。
店主は取っつき難く見えるだけでそうでもなさそうです。
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店を振り返ります。煌々と点く灯りが酔客を引き寄せそうです。街頭に蛾が飛びつくように。私も引き寄せられてしまった。身体に悪いとわかっていても。
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今宵のTシャツの柄は? [居酒屋]

七さんを出たら小雨がパラついてきた。
高崎中央銀座アーケードに駆け込んだ。
鞘町側には客引きが少なかった。奥の本町方面へ歩いて行くと客引きが声かけてくるけど。そこまで行かない。
客引きさんがひとりか2人、私のカオを見て避けるように遠ざかりましたよ。失礼だな。
私が向かう店の路地まできたとことろ。
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笑い声が聞こえる。声の数からして満席でもないようですな。
「あらぁ~マスタァ~マスタァ~珍しい方がぁ~」(絶叫調のママ)
カウンター左から2番めの席が空いていた。
私はカオが赤いらしい。
「もう2軒めですか。いいイロに赤くなってますけど」
マスクしてると頭に血が昇るんだよ。
七さんで18時前から飲み始めたから既に出来上がってるように見えたらしい。にマスターのMさんだってホロ酔い状態だよ。
常連さんの間に着座した。左右の方とも何だか緊張してるなぁ。
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「ソース要ります?」
要らないと言ってひと口食べたら味が薄いのだ。
酔っぱらってるからだな。梅ふくさんのポテサラはその日によって味と塩気にムラがあって、今日は何だか薄く感じた。
「ママ、やっぱソースちょうだい」
ポテサラにソースをかけるということはもとの味を否定することなのでしたくないのですが、如何せん味が薄いので。「今日は味が薄いよ」とは言わなかったけど「味が大人しいからさ」
ソースをかけてみたところ。これで味が締まった。
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ホロ酔いのマスターだが、何です今日のTシャツの柄は?
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エロネコヤマト?
沖縄かどっかのパロディTシャツらしい。
お客さんの誰かが沖縄で買ってきたのかな。GOTOで。それとも通販か。でもこういう柄のシャツを着てるとマスターも常連さんも私の嫌いな猥談や下ネタになるんだよね。耳を覆いたくなった。
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マグロの角煮、大皿にはなくて黒板メニューにあったの。
「マ、マグロのか、角煮なんてのをオーダーするって、ツゥ(通)だよねぇ」
ダメだこりゃ。完全に酔っぱらってるな。
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小さいけど赤貝。酩酊状態なのに大根のツマを1枚切りで出す辺りは凄いなと。
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マスターは客との笑い話に逸れていく。中央にいた常連さんが話好きで、傍らで聞いてもツマんない自己ネタをマスターに話しかけるからマスターも手が止まって話しに引き込まれてしまう。「料理が出てない時はマスターに話しかけない方がいいですよ、アナタだけの店じゃないんだから」と言いたくなった。
その右には出勤前のスナックのママさんがいてお店の宣伝兼ねて名刺を配ってる。営業かい。こっちはそういうの見ると白けるんだよな。私を他所者と見抜いたのか私には渡してくれなかった。それはそれで白けるな。
他の常連さんがちょっとだけ心配しだした。「お座敷さんにまだ豆腐出てないよ」「このおからって私のだっけ?」「この方(私のこと)赤貝出てないよ」、
他の客がオーダーを覚えてるのでそれに助けられている。そしたらお座敷さんからアジフライが入ったのである。この時間帯に?もうマスターできあがってますよ。
「マスター、アジフライできる?」(ママ)
この「できる?」は、アジがヤマになってませんか?ではなく、今の時間(20時ちょい過ぎた)そんな状態でアジフライできますか?の意味です。
「できる!」
そしたら、カウンターの常連さんと私の3人の口から「おおっ!」という声が挙がったものだよ。
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財布からクーポン券を出して、
「ママ、これよかったらあげる」
「まぁクーポン券じゃないですか。」
「ルートインのフロントでくれたの」
GoToで予約したからです。ホテルのスタッフは私を検温したり今日明日の行動圏内をインタビューしてきたが、クーポン券の使い方や、高崎市内で利用できる店の説明は全く無かったぞ。
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「〇〇さん(私のこと)お使いにならないんですか?」
「有効期間が今日明日しかないし、首都圏外の6県でしか使えないのだよ」
明日も群馬にいるけど何処で使えるのかワカンナイよ。埼玉県、新潟県、長野県、栃木県は行かねぇし。めんどくさそうだからあげちゃいました。
後でジャン妻はこう言っていた。
「ああ、クーポン出たんだ。でもアナタの行く店、梅ふくとかうさぎとかで使えないよねぇ」
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店を振り返ります。「ちゃんとアジフライ出すんですよ」と言ってしまった。「大丈夫大丈夫」と言ってたが、アジフライが無事に揚がったかどうかは知らない。
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 [居酒屋]

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まだ開店前だがカウンターに人がいるぞ?
もう営ってるのかな。
じーっと立ってたらその人と目が合ったのだ。「お客さんだよ」とでも言ってくれりゃぁいいのに。無視された。
意を決して入った。
「大丈夫?」
「あ、平気です」
そしたらその先客さん「じゃぁまた」と言い置いて出てってしまったのである。お姿が見えなくなってから、
「今の人、客じゃなかったの?」
「ハイ、友達なんで」
なんだ。客じゃなかったのか。
まだ開店準備中らしい。
「もうすぐ準備が終わるんで座っててください」
「出直そうか?」
とは言ったが、開店前に入ってしまったバツの悪さにちょっと言ってみただけで、また出直すつもりなんてない。マスターがバタバタしているのは2階の宴会客の準備だった。
「2階?」
「ええ、久々なんですそういうの。でも知り合いなんで」
2階にグループ客が来るということはマスターともうひとり、アシストの女性でも見えるのかな。
メニュー載せます。おススメが3頁→2頁になっていた。
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めんどくさいおとおしだな。
巻貝に楊枝が刺してあるんですよ。私は指先が不器用なのでこういうのが出されると大概はジャン妻にむき出して貰うんだけど。自分でやらなきゃならない。
巻貝は2個あって、楊枝は1個だけ刺してあった。それを指先で持ってズルリと向こうにも、巻貝の殻がツルツル滑るので摘まみ難い。危うくスッ飛ばしそうになった。
2個めには楊枝は刺してないので、自分で刺さなきゃならない。ああめんどくさ。
指先に巻貝を煮たタレの香が付いてしまったので、WCで手だけ洗いました。指先にニオイが残ると御猪口を持った際に酒の香がヘンになるからね。
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牛西京焼サラダとメニューにはありますが、赤いキウイ?果物が混じってるんですよ。肉かと思って摘まんだら果物だったりする。
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でもまぁこういうサラダもいいかな。次はイワシのフライ、弱い魚と書いて鰯(イワシ)と読みますが、フライはフライでしかない。この後刺身でも出てきます。
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船山温泉で出される甲州モツ煮に似てるな。それの汁が多いヤツです。
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レバが多かったな。鶏モツだから胃とか腸とか、そういうのは無かった。
湯気がモワァ、
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湯気を吹き飛ばす、
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再び湯気がモワァ、
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再度、湯気を吹き飛ばす、
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この汁を飯にぶっかけて食べたら美味かろうな。
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お酒のメニューを見たら、無濾過、原酒など。
「ビクトル投げからの膝十字固め」なんて酒がある。ケンドーカシンかアンドレコピィロフが造ったのかな。
「何だかどれもキツそうだけど」
「そうっスねぇ。どれもキツいっスねぇ」
「何かキツくないのない?」
「じゃぁ、和歌山の車坂なんて如何スか?」
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ボソッ、ボソッ会話しましたが、何故かドタキャンのネタになってしまった。
「都内のウチらがよく行く店で、時間になってもお見えにならないから折り返したら「キャンセルした筈だ」と強く居直られたんだよ」
「それって痛いっスね。高崎でも若い世代の子が、〇〇ログなんかで取り合えず店を抑えといて、いざ当日になって来なかったっていうケースがあるみたいですよ」
今は飲食店が何処も厳しいから客側が勘違いしてるんだよ。利用してやってる、予約してやってるって斜め上から目線で見てるんだよな。奢りというか。それでいてバックれたら弱いものイジメだ。金を払うまではお互い対等だからね。

「高崎でもウーバーイーツ始まったんスよ」
「へぇ。宅配?」
「自転車走ってるし」
「あれって高くない?」
「そうなんスよ。利用する人いるのかな」
店頭で売られる価格よりも高い。配達料が掛かるからね。
否定はしないけど、私はそういうの利用する気にならないなぁ。外に出るのがめんどくさい、外に出たくない、人に接触したくない、そういう人たちが割高であっても理由するんだろうね。
「でも高崎ではあまり馴染まないんじゃないかな」
「そうなんス。そもそも利用する人っているのかな。どこの店でも客少ないし」
そう言ってたら2階の予約客がドカドカ入ってきて2階に案内され、突然ひとりの女性が入って来たと思ったらカウンター内側に入ってナマビールを注ぎ始めたので、ああ、アシストさんかとわかった。小顔の美人さんでしたよ。
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爪を切るような音がするなと思ったら、マスターは銀杏の殻を割ってた。火で炒ってる。2階の客に持ってきましたね。
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この辺りで私も知ってる常連さんが1人、もうひとり客がきてカウンターは3人に。そろそろ引き際だがその前の締めに刺身盛り合わせちょこっとずつ。イワシ、松葉カレイ、カマス、太刀魚、アマエビ、しめ鯖、種類は多いけど1枚1枚がちっさかった。白身ばかりなのでいつもは効きが弱いワサビがエラく辛く感じたね。
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「この後はうさぎっスか?」
「そうしようと思ったんだけど、今日はうさぎ定休日だった。先月、行ったけどね」
去り際に「会う度に想うのだが、うさぎがタヌキになってきたなぁ」と言い置いたような気がする。
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金家 [グルメ]

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高崎市郊外の豊岡にあるこの店は昨年に1回行っています。
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11:00からOPENだったのと駐車場が広かったので入ったのですが、止せばいいのにラーメン&半チャーハンにした?つもりだが実はハーフサイズではなかった。たっぷり1人前以上あったのです。
先に小皿メニューでチンジャオロースもオーダーしたので腹がはちきれそうになったね。そっちも小皿じゃなかったのです。よく吐かなかったと思う。
群馬八幡の家庭酒場(託児酒場から改変)の店主もこんなことを言ってたからね。
「街道沿いの新しい中華屋さんに行ってラーメンと炒飯セットってのを頼んだら、普通はそういうセットで半チャーハンじゃないですか。でも半炒飯じゃなくって一人前あったんですよ。すっげーお腹いっぱいになっちゃって」
ラーメンは独特の香りがした。台湾系中華って巷のラーメンとは全く違うんですかね。
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今日来たのは、旅人の惑星ショウ旦那から教えて貰った別の場所で「復活!永井商店の焼きそば」が定休日だったのですよ。前夜、ASLIでマスター、フアンキードッグ氏と確認し合ったので。
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金家?
キンヤ?
キンカですかね?
店の名前もそうだが、このロードサイド看板も謎です。夜は焼肉屋なのか串焼き屋も兼ねてるのか。まさか中華&焼肉&串焼のトリプルコラボなのだろうか。
昼と夜は違う料理人なのかなって思ったりする。
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前回のリベンジ(何の?)を果たそうと11:15に滑りこんだら1番客で、元気印のママに、
「いらぁっしゃいませぇ、お好きなお席へどぉぞぉ」
大歓迎されたのですが声のトーンは向こう(大陸、半島、島)から来た人が喋る日本語ですね。
このとおり広い店内で、カウンター席は無くALL、テーブル席、ひとりで4人テーブル席に座るのはデカいテーブル席にひとりでいると落ち着かない性分なのですが、今日は前回果たせなかったグランドメニューを全て撮ってやろうと思ってるので前と同じ奥のテーブル席にした。例によってこの時間帯は見たくもないTVにワイドショーが流れている。
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ランチメニューを見たら前回私が苦しんだラーメン&チャーハン定食は無くなっていた。食べきれない客がいたに違いない。
メニューを指して、
「Bの8番」
「ハァイ、生姜焼き定食ねぇ」
プラス200円でラーメンが付いてそれも4種類から選べるとなればCPは素晴らしくいいと思う。ただし、そんなに食べれたらの話ですよ。ガテン系、家族連れ、大食漢向きです。
ブ厚い表紙で閉じられた重たいメニュー、菜譜を開いてグランドメニューを載せます。
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何種類あるのか数えてないけど、こんなにたくさんの種類の料理ができないと本格的な中華料理のシェフになれないのですか。認知されないのですか?
町中華のオヤジさんや、チェーン中華の俄か調理人はここまでできないだろう。
凄いとしか言いようがないが、その世界の調理人さんにとっては至極当然なのかもしれない。
テーブルはなるほどこの金属の蓋を開ければ炭が入れられるようになっているようです。でも今は何処にも焼肉や串焼のメニューなんてないし、焼いた残り香もベタベタもないです。清潔そのものです。
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で、生姜焼きが出されたのですが。
肉の枚数がとにかく多いんですよ。薄切りロース肉が10枚か12枚あって、追加で小皿メニューをオーダーしないでよかったと思ったよ。
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さきほどUpしたグランドメニュー写真のとおり本格的中華の世界でこの生姜焼定食だけ異色、異質に見えます。何か変化球というかクセでもあるんじゃないかと勘繰って肉を1枚食べてきたら至って普通の生姜焼でしたが、肉の量が!
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そんなに生姜が強い主張をしてるのではなくタレの方が強いです。それも甘しょっぱいのはタレだけでなく、タマネギも多いのです。デカいタマネギだったら半分、小さいタマネギだったら1個分はあるのではないか。
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胃の腑に壁を敷こうとして先に付け合わせのキャベツ千切りから食べ始めた。サラダと同じような内容です。サラダにはドレシングがついてますが、付け合わせの方は生姜焼のタレで食べます。
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肉が多いです。大きいし。豚バラ肉だとこうはいかない。すぐに食べ終わってしまって残骸は脂が固まって見るも無残な皿の世界になりますけどね。
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肉の枚数の割にご飯が足りないかも。
生姜焼定食はご飯がススんで当然だがご飯と生姜焼きのバランスが大事です。これはちょっと足りないかな。でもギュウギュウに詰められているご飯自体は少なくないのです。肉が圧倒的に多いので足りないだけです。
ご飯1杯お替り無料になってたけどそこはガマンですね。このフロアかたら大声上げて「すぅみまぁせぇん、ごはぁんもういちぜぇん!」大声上げるのも恥ずかしいしな。
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ワカメとかラーメンスープとかじゃなくて味噌汁なんですよ。ワカメと賽の目豆腐がたくさん入ってるの。惜しむらくは温いことかな。
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食べてたら入口の方でテイクアウトかデリバリーか、予約オーダーを受けているのが聞こえた。
「味噌はチャーシューが付いてないよ」とか、苦手な具を抜くとか、細かい要求に応えていた。
その遣り取りが片付いてから会計したのですが、チラッと見えた奥の厨房はそんなに広くなかった。それも料理人は男性がひとりいるだけだったのです。
あれだけのメニューをひとりで?凄いなぁ中華料理人って。そう思うだけに今日の生姜焼はそれだけ異質な日本食という感じがしましたね。
(ある口コミを見たら、この店、茨城県のつくば市から移転してきたらしい。)
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昆虫2万匹(閲覧注意) [コラム雑記帳]

今日の記事はタイトルのとおり閲覧注意です。
昆虫が苦手な人は見ない方がよろしいかと。

群馬県の東端にある町、邑楽郡(オウラグン、読めんかった。)板倉町は埼玉県寄りです。最寄り駅は・・・無いな。東武日光線の板倉東洋大駅からも数キロ離れているし。
2018年に群馬、栃木、埼玉の三県境を見に行った足で板倉東洋大駅で下車、今日の記事の目的地まで出向こうとしたのですが、
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2018-03-31
この過去記事の最後にリンクを貼ってありますが、これを見に行こうとしたら駅にタクシーが停まってなくて、電話で呼んだら断られたんですよ。「2台あるタクシーが出払っています」という理由でね。
どうも高崎や前橋をベースにした通常の群馬詣では行けそうにないので、会津行の途中、東北自動車道の館林ICで下車すればすぐなのに気がついた。館林ICから一般道を走って3kmほどです。
何で館林ICで途中下車したのかジャン妻は訝しんだ。
「以前から見たいものがあるんだけど、アナタは見ない方がいいから」
そう言い含めたら、
「ひとりで見に行ってらっしゃい。アタシはくるまにいるから」
私が見ようとしているものを聞こうとすらしなかった。

館林ICで下りて一般道を走行して沿線風景を見ると、田舎町(失礼)だが、上州という気がしない。やはり武州埼玉の気配がある。
板倉町で有名なのは雷伝神社総本山とナマズ料理。町の東には板倉ニュータウン、東洋大学板倉キャンパスがあります。
そこの中央公民館に滑り込んだところ。
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ここに来るまでに、羽生PAで公民館に電話しています。
「今日は中は見学できますか?」
「ハイ開いております。何を見学されますか?」
「虫でできた観音様」
僅かに間が合った。
「ああ、大丈夫です。どうぞ」
受話器を置いた後で先方は「またあれを見に来るんだって」そう同僚さんと会話したのではないか。
館内に入ります。殺風景で素っ気ないというか田舎の箱ものですね。
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だが館内案内にはその展示場所を表示するものがない。開催される何がしかの予定だけがボードに記載されていた。
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階段を上がります。2階フロアに受付、執務室があった。目指す得体の知れないものは何処にあるのかな。
「先ほど電話そ入れた者ですが」
「ハイ、あ、そこにあります」
案内されるでもない。後は勝手に見てくれってなもんです。
2mはあろうかという大きいガラスケースの中にそれはあった。
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昆虫千手観音!
カブトムシ、クワガタムシ、タマムシ、カナムシ、カナブン他、2万匹の昆虫を使って6年がかりで製作した観音様です。
群馬は珍ものが多いがその中でも最たるものであろう。
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よくもまぁこういうものをこしらえたなと、感心がしないが驚嘆はするよ。製作者が地元のIさんという方で、その方の記事が貼ってあった。
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平成9年(1997年)1月12日のもの。それにはこの昆虫千手観音ではなく、その前身というか、これまた昆虫で作った新田義貞像から始まる。この観音様の前に作品第1号が別にあったのである。そちらの昆虫は5000匹を使用した。

>製作の発端、動機から述べておられます。

「子供が昆虫採集で虫を採ってきて石油缶に入れてたんだけど、結局は死んでしまうんですよね。虫ももったいないし、それなら標本にしてやろうと板にぶっつけたり(打ち付けたり)してたんですが、2年もするとボロボロになる。人形の形に刺しておけば標本にもなるし、形としても見られるなと」

>材料でもある昆虫は何処で採集したのだろうか。

「利根川と谷田川が近くを流れていて虫は豊富だったんですよ。1種類でも多い方が形もいいし標本にもなるからと日光の山の方へ採りに行ったこともあります。近所の人が採ってくれたりね。」

>本業との合間に作製したと。

「当時は東武鉄道で働いていて週3回、一昼夜の交替勤務だからできたんですね。家に帰って本当は寝る時間なんだけど虫を採りに行く。皆が寝る時分に採ってきた虫に注射をして脚を広げたりと、生きていた時の形にするのがなかなか手間で、午前3時頃に終わっても6時には仕事に出かけるから寝る時間はいくらもなかったですね。そういうのがひと夏続きます」

>これについていろいろ言う人もいた違いない。

「TVが来たり、町役場に置いて貰ったりで、珍しく見て貰えるならと。こんなのに使っちゃ可哀そうだと言う人もいれば、1年経てば死ぬんだからと言ってくれる人もいて、いろいろな見方はあると思うんです」

この公民館にある観音様の前身?でもある新田義貞像が完成する。それは金属類や太い針金に、水生植物のマコモを木綿テープで巻きつけて人形を作り、それに針金やピンで虫を刺すという方法で、1970年に10か月かけて完成、高さ約80cm、
泉下の義貞公も見たらビックリするのではないか。

>次に昆虫千手観音に入るわけですが。

「残った虫もこのままでは粗末にしてしまう。供養になるかはわからないけど、仏像みたいな形に刺して終わりにしようと。動いているものを注射して殺してしまうのは心苦しいところもあるので途中で止めようかと思ったんだけど、ここまで来たんだからと嫌々ながらもやって、完成した時は嬉しかったですね」
???
読んでてちょっと寒気がしてきた。現物を見るよりも製作者のお考えを読んでね。
千手観音像は新田義貞と同様手法で1975年から6年がかりで完成。台座を含めて高さは約180cm、虫の数は義貞像の5、6倍の・・・
約20000匹!
1978年に板倉町に寄贈され、町中央公民館で展示されてるのを今、私は見ています。
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>だがこれだけのものを作っても、細かい部分で納得がいかないところもあるらしい。

「町の方だって有難迷惑かもわかりませんけどね。年を取れば管理もできなくなるし、公民館なら見に来る人も自由だから、虫が足りないし大きさは揃わないし、気に入らないところばかり。」
「もうひとつ作れば上手につくれますけどそれほど虫を傷めては私の気持ちも許すわけがないからね。今では虫を採っても逃がしてやってます」

「もうひとつ作れば上手につくれますけど」のくだりにも驚いた。
ものに魅入られて、夢中になるとはこういうことなのか。それがたまたま昆虫だっただけで、作成者にとっては一般の趣味、収集と何ら変わらないのかもしれない。
完成後は捕まえても逃がしたと仰っておられますけど、逃がした昆虫の数はそれまで2つの像に費やした合計25000匹に遥かに及ばないのではないかな。それに捕獲した昆虫の供養の為に観音様を作るったって、製作の過程で供養する対象物(昆虫)を増やしているような気もするけどね。

>ご家族の理解は得られたらしい。夫人の談話もあった。

「5人の子供を育てながら農業でしょう。(夫が)何をやっているのか気にしている余裕はなかった。食事もしないで夢中でやっていて、主人が勤めができなくなったら生活に困るから、注射の時の虫出し(籠から虫を取り出す作業)を手伝ったことはありますけどそれ以外はノータッチ。近所の人が虫が採れたと持ってきてくれるので応対に忙しい思いをしました」

この新聞記事とは別のサイトで見たのですが、作製した場所、作業場は母屋ではなく、牛か馬か忘れたが家畜がいた小屋だったそうです。そのサイトには長男さんが取材に応じていて作業工程の解説もあったので、興味がある人や精神がお強い人は検索してみてください。気分がすぐれなくなっても私のせいにしないでくださいね。
惜しむらくは館内が明るくて照明がガラスケースに反射してしまい、下手すると私の腕まで写ってしまうので、写真が上手く撮れませんでした。でも被写体がこういうものだし、下手な写真でもいいでしょう。
使われている昆虫はどれも鎧というか、甲羅を纏った光沢系の甲虫だらけなので、地味だけど派手な?色合になっていました。さすがにゴキブリとかは無かったね。

これの寄贈の話を持ってこられた時、担当者や施設長はどう思ったのだろう。町議会にかけたのかな。
公民科側はどう思ってるのか。だって職場に2万匹の虫がいるんですよ。昆虫が苦手でない職員さんを配置するとかそういう配慮はあるのかな。
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見方によっては残酷でもある。「いろいろな見方はあると思うんです」と仰っているが言われるのも覚悟のうえだったのでしょう。
畏敬の念があるかって?
無くなないけど、その情熱を他へ活かしたら?と思わないでもない。要は後から見た人は何でも言えるわけですからね。見た人が何を思ってもいいと思います。
でも凄い人、凄いモノには違いない。
群馬でなかったら来なかったかも。
ジャン妻は私が何を見たか今でも知らないのです。知ろうとも聞こうともしない。まぁその方がいいよ。
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マガイブツ [コラム雑記帳]

都内某所に勤務するU里という5年めの女性社員は、色が黒く、鼻が低く、目が細く、顔が丸くて四角くい。(どういうカタチなんだ?)でもいつも微笑みを湛えて、悪い感情を表に出さない泰然自若している子です。
私とは滅多に会わないのですが、稀に会うといつも癒されます。特に会話は無いです。挨拶だけです。その子のカオを見ると、掌を合わせて合掌したくなる。
御仏に、仏像に酷似してるのです!
それも色が黒いので、日本のというより遠くインドネシア辺りの。
「弥勒菩薩のようだ」
「カオを見ると拝みたくなってくる。ササクレ立っていた自分の心が安らぐ」
これだけならまだいいんだけど、私の口は暴走します。
「アイツは何処の寺から持ってきたんだ?」
そこまで言うと悪口になっちゃうが、そこの支店長は、
「そ、そんなこと、本人に言わないでくださいねっ」
そう言いながらもゲラゲラ笑っているんだよ。本人に言うかよ。笑ってるから私と同罪だぞ。
その子は等身大だから移動できるし、いつか寺に返却することも可能だが、世間にはその特異性や設置された背景のせいで、全く動けない仏像が幾つも存在する。
今日取り上げるのは動けない、動かせない御仏です。磨崖仏(マガイブツ)というもの。
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上州は甘楽町、県道46号線(富岡神流線)を快走します。この道はいずれ細くなって大型車侵入不可だかすれ違い不可になり、くねくね曲がっていつかは神流町に至るのですが。
途中は小幡の城下町、織田家の郷(信雄系)、織田宗家七台の墓所、武家屋敷や公園があり、水の郷でもあり、用水路が川を渡る吹上の石樋、そして行ってみたいなアダルト保育園、そこまで行かないで、石樋の辺りで雄川を渡ると、長厳寺という天台宗のお寺があります。
寺の背後の山を連石山といって、トレイルコースも設けられた散策路に一応はなっているのですが、その崖にデカい丸顔だけの磨崖仏があります。
GoogleMapでお寺をクリックすると、寺の山門や本堂でなく、その御顔がドンと表示されるでしょう。
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寺の山門、本堂にご挨拶はしたが、脇の散策路に踏み込みます。
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その前にこんな注意喚起が。
何が出るというのかね。そこだけヌケてるんですけど。猪か?まさか熊じゃないだろうな。
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毘沙門堂があります。中に長尾景虎がいたりして。
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石造りの階段というか自然石で固められている階段なので幅も高さも均等ではない。上げた脚が実は上がってなかったり、つま先を擦ったりする。また靴を損傷したらジャン妻に何を言われるか。
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九十九折りの階段、濡れた落ち葉が敷き詰められた道を昇って行くとおカオが見えてきた。
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デカい!
でもカオだけです。マツコデラックスみたいだ。顔だけなら日本でいちばん大きいそうです。
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この子は岩肌、崖に彫られてるから他へ動かしようがないのです。未来永劫この地にいるしかない。こちらも下から見上げるしかない。
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足元に龍と亀が彫られていた。
ドラゴンはカオだけです。キングギドラというよりはマンダに見えた。苔むして亀もよくわからなかった。うっかり踏み付けてしまいそうです。
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崖に御堂を作ったり、石仏を掘るのは修行僧や山伏の修行の一環かもしれないが、この磨崖仏さんは近年の製作らしい。
「山霊への紀行~群馬の摩崖仏」という書籍があって、それにはここ甘楽だけでなく上州各方面の磨崖仏が紹介されているのですが、それを見たらこのデカいおカオが造られたのは昭和54年だという。
完成したのは平成になる前だそうです。あの平場に足場を組んで根気よく彫ったんだろう。先に平場を作るところから始めたのかもしれない。
岩を掘るからにはそれ也の硬度が要る。脆い岩では崩れるか風化してしまうが、この岩肌のある連石山は富岡製糸場を支える石の産地でもあり、一旦下りて別の上り口から歩けば石切り場がある。そこに岩壁があれば、地主や住職の承認さえ得られたら後はひたすら作るだけだが、私は物づくりでないだけにそういう作業を続ける人って凄いなと思った。
まさかクビから下が埋もれていて、この地の領主だった織田家が仏象を破壊する暴挙に出ようものなら地鳴りとともに立ち上がり、大魔神のように小幡城下を破壊するであろう。
まてよ?
そうか、昭和の大映特撮「大魔神シリーズ」に登場する武神象も磨崖仏に近いね。
でもあれは仏様ではない。大魔神だから神様、阿羅羯磨(あらかつま)です。
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余談ですが、このモデルは群馬県太田市飯塚町の長良神社境内で出土した埴輪 挂甲武人(はにわ けいこうぶじん、東京国立博物館所蔵)
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では一礼して立ち去ろうとしたら、まだ上に登るコースがあるらしい。そこは倒木(竹)で塞がれているように見えた。
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下ります。固められているだけマシだが自然の石です。下りる方が神経使うね。アイフォンを内ポケットに入れて、両腕をフリーにして下山しました。時折竹につかまりながら。
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あのカオはずーっとあの場所にいます。動かせません。だから石仏とどう違うのか簡単にザックリ言うと、切石で造られて重たくとも移動可能なものを石仏で、自然の岩肌や岸壁に彫られたので動かせない、動かしようがないのが磨崖仏というのかな。
私の地元、神奈川県にもあります。鷹取山とかに。
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富甘楽町、意外にB級スポットが多い町だな。
岡製糸場の基礎石を切り出した石切り場方面は今日は時間の都合で見送ったが、長畝の砦やアダルト保育園と併せていつか訪問したいものであります。
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サーキット [コラム雑記帳]

旧榛名町から安中アルプスを越えて安中市役所に向かうには、九十九川を渡って7-11(コンビニ)の先の細い坂を上がって18号に出ます。
そうしないで7-11を左折すると、そこに公園があって。
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米山公園、私は米山というと新潟県の海沿いにある山を思い出しますが、読みはヨネヤマではなくコメヤマというらしい。
九十九川の河原に面してできた整備された公園です。
ここでWC休憩を?
いや、違います。ちょっと見たいものがあって。
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このキモい(失礼、これはこれで芸術なんでしょうね。)オブジェを横目に見て東へ歩きます。どっかの施設の子たちが清掃作業に勤しんでました。
池かと思って近づいたら、水が無い!
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池にも水路にも水が無いのです。干上がっている。心無い輩が外来種でも放流したせいで干して清掃でもしたのだろうか。
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整備された公園ではある。水があればもっといいのに。っていうか、こういう公園って水があって当然じゃないの。何でないんだろう。
水辺(水があれば)、石段、歩道、植え込み、そしてこんなあずまやが。手が込んではいます。
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本当は庭園を演出したんだろうけど、水が無いとサッパリですね。
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あずまやにはひとが2人いました。男性です。何か紙面を覗き込んでたけど、読書か将棋か囲碁でも見てたのかと。
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あずまやを過ぎた辺りから、ゴロゴロ、ドタン、ドン、ゴロゴロ、ドン、妙な音が響いてきた。
音の合間に「あっ!」「ウォッ!」気合なのかビックリ声なのか、若い男性の声です。瞬間的な叫び声がする。
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スケートボードやローラースケートの練習場だったのです。そこで陽に焼けた健康そうな若者が2人、スケートボードの自主トレをしていた。
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公園のレイアウト図によるとこの公園は4か所のブロックに分かれていて、私がいるこの一帯はいちばん東寄りにあるDブロック、青少年健全広場となっていて、サーキット場と位置付けられている。
プレイ可能なのは、スケートボード、ローラースケート、ラジコン、一輪車(etc)
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ルールがあります。
『夜8時以降の使用は騒音等近隣の迷惑になりますので禁止します。
ヘルメット、ニーパット、エルボーパットを必ず使用し、ケガの無い服装で利用すること。
自分の能力に応じた遊び方をすること。無理は絶対しないこと。
場内のケガ、事故等について、一切の責任は負いません。
他人に迷惑をかける行為、飲酒しての利用は禁止。
ボール部は順番を守り原則としてひとりずつ利用する。』
ボール部とは何か?後で出てきます。
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他にも幾つかルールありますが、これを述べているのは安中市なんですよ。これは市が造った公園なのです。公園だから市でも県が造るのに違和感はないが、内容がゲートボール、ローラーボールに特化しているといっていい。
公園の北側は河原に面していて東側は田んぼ、でも南側には住宅がフツーに立ち並んでいます。だから近隣住民への配慮でルールを定めているのもある。利用は夜8時まで?群馬の郊外で8時ったら遅い方だと思うよ。都会と違って人がいないもの。私は安中市内のルートインに泊まって夜歩きをしたことが過去に一度だけありますが、人っ子ひとり歩いてなかったからね。
今いる若者は2人はビギナーらしいからそんなに大きい音は出ていませんが、ゴロゴロ転がして、飛び上がって着地する際のドン!や掛け声が上がったら、近隣住民に聞こえる音は小さくないに違いない。
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私は競技広場内の、何ていうんですかこういうのを?それを撮って歩いています。連中は私をどう思っているのか。競技はしない、しそうにない、運動神経悪そうなオッさんが物珍し気に写真撮ってるってか。
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三角形だったり、曲線を描いていたり。勢い浸けて滑ってジャンプ、反転、着地してリターンするあれです。大きさも形状も様々であります。
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2人のアンちゃんはマイペースで自主トレに励んでいる。腕(というか脚技?)のレベルは私にはわからない。
これは子供用かな?
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三角形で坂になっている板、これを飛び越えたら向こう側に落ちてしまいそうだが、その脇にヘンな溝があって。
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U字溝、下水かと思ったら、これもローラー関連の通路らしいな。
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底に枯葉が積もっているので、干上がった下水溝に見えた。
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カーヴしています。見方を健全にすれば、ボブスレーのサーキットコース?
でも坂、傾斜してないし。排水の為の溝みたい。ぶつかったら痣ぐらいできそうです。
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ジメジメ湿った溝を歩いています。
まさか向こうからボーダーが来たら正面衝突は必至です。
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振り返ったところ。
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あれは何だ?
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これまた水が干上がった貯水槽かと思ったら隙間が空いている。そこから覗いてみたら?
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さっき公園利用の注意喚起で「ボール部は順番を守り原則としてひとりずつ利用する」と述べましたが、これがそれです。ボールというか、ボゥルです。
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次に階段を上がって中段から。
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高さ、深さは3mを超過しているだろう。
全面がザラザラしている。コンクリートですね。円運動で走りまくって宙に飛び上がり、中空で反転して着地した際、こんな急角度で怪我しないのだろうか。
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で、最上部の垂直部分が少し反ってませんかこれ?
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だけどこうやって壁面を放置しておくと、こういうよくあるアート、私には心無い落書きにしか見えないが、そういうのを描く輩がいるんですね。
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そして最上段へ。
動物園の海獣の遊戯場にも見えますね。アシカかオットセイが出てきそうだ。
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さすがに3mあると吸い込まれそうになりますね。垂直面が際立って、円垂部分の角度もキツそうに見える。
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コンクリートの表面はザラザラで継ぎめもあるし。転んだら痛いし怪我するだろう。打撲か骨折、そしてすり傷です。
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疑問に思いながら見て回りました。何でこんなものが造られたのだろうか。
発起人は何者だろうか。安中市出身者にプロのスケートボーダーでもいたのかな。
外に出て眺めてみたら、貯水槽にしか見えませんね。
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ぐるっと回って九十九河側へ。河原の芝生では、ゲートボールをPLAYするひとたちがいた。
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だけど何だこれは?
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発砲危険?
誰が何を発砲するというのか。こんなところで猟銃を?
私は群馬滞在していた平成24年4月~翌25年3月に、猟銃の音を2回聞いたことがあります。
2回とも山の中です。
まさか住宅地や公園のあるこの辺りでそういうことはないと思いますが。
駐車場に戻ります。若者2人はまだ自主トレしてました。
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これはスケートボーが出来る公園というよりも、スケートボーダーの為に造られた公園でしょう。その競技に特化しているのです。
でも余所者でスケートボードを知らない私には、この公園の是非を論ずることはしません。利用したい方がすればいいでしょう。
だけど素人目にもわかったのは、あのボウルのコンクリートは転んだらただでは済まなさそうです。怪我しそうです。
さっき見かけた若者2人、いつかはあのボウルでPLAYする日が来るのかな。家族が反対しそうだけどな。
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薬膳あんかけ焼きそば [グルメ]

群馬県安中市大竹1243-1
この番地がレンタカーのカーナビで検索できなかったんですよ。仕方がないので大竹の中央部をタッチして走行したら道がどんどん狭くなってきた。道に迷ったといっていい。
私は群馬県を走っていて道に迷ったことってそんなにないのです。自分が今いる場所と、妙義、榛名、赤城、この上州3山を線で結べば自分がどの辺にいるのか、向かってる方角は正しいのかだいたいわかるのです。(太田や伊勢崎の平野部で迷ったことはあります。)
取り合えず広い道路に出ようとゆっくり走った。県道212号線に出たらHONDA病院の看板が目に留まったので、安中駅方面へ走ったら、
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あったあった、案内する看板が。
これは停車してサイドを引いてから撮影しました。走行中じゃないですよ。
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県道から住宅地への路地に入っていく。
これも停車してサイドを引いて撮影、安中市内は何処に交通警察が隠れてるかわかんないからね。
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路地をゆっくり進んだら駐車場があった。旧い中古車センターかと思った。それも店の敷地内です。初訪問ですがこんなところでによう商売になるもんだなというぐらいの住宅街にあります。
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木々が生い茂ったドーム型のロッジ型の建物です。縦看板がなければ飲食店なのがわからないでしょう。それでいて普通の民家には見えない。
くるまを停めて、店と周辺を見渡してみた。
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ロッジかな。普通の住宅って感じじゃない。営ってるのかな?あ、電光掲示板に「営業中」が点滅している。
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でも入り難い。植木の中を歩く。何だか人の家に侵入したみたいである。
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黒板ボードにマスク着用他、注意喚起が殴り書きされている。
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入ったら靴を脱ぎます。土禁です。金魚の水槽があります。
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店内に足を踏み入れたら向こうのカウンター(椅子はありません)に店主が座って、TVでも観てるようだった。
気が付いてくれないので「こんにちはぁ」
寝てたのかな。気が付いてくれた。
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広い板の間にALLテーブル席なので特に席の定はなかった。店内全体が見渡せる席に適当に座った。入り難かったが、入ってしまえば落ち着く雰囲気です。
驚くべきことに(失礼)先客が2人いましたね。お爺さんと壮年の男性、普段着です。何を食べてるかと不躾に覗いたらこの店のウリ、あんかけ焼きそばだった。もちろん私もそれにするつもりだ。
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小柄な店主が冷水ボトルを持ってきた。
初めてなので焼きそば並をお願いした。主人がひとりで切り盛りしているようです。
無愛想に見えたけどそうでもなさそう。誰かに似ている。誰だろう。似たような声音を出す店主が私の生活圏にいたような気がする。
店内をジロジロ見渡してみる。
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ALL板の間、天井は吹き抜け、解放感があり過ぎるロッジ風の店内、上を見上げると窓からは日差しが。
山小屋のようでもあり、あとは何ていうのかなぁ、デカい扇風機やマッサージチェアでも置いて冷蔵庫にコーヒー牛乳でもあれば銭湯の休憩室のような感じだね。
エアコンは効いてないようです。扇風機です。残暑は厳しいが何処からか風が吹いている。こんな吹き抜けのデカい空間にエアコンを設置したら莫大な電気料金になるだろう。ビジュアル的にもエアコンが合わない空間だと思う。
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最初は暑くなかった。最初はね。
冬場は寒いのかな。こんなストーブがあった。
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メニュー載せます。年季が入っています。
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メニュー筆頭の焼きそば、この店の看板、ウリの薬膳あんかけ焼きそばの事で、サイズは小、並、大、特から選べるのと、ノーマル、海鮮、辛口、海鮮辛口、辛口玉子、海鮮辛口玉子、スペシャル、いろいろある。
ご飯ものもあるが、内容がサッパリわからない。
基本は数十種類の漢方を使用した薬膳料理だといいます。そんな凄い漢方薬膳で辛くしちゃって身体にいいのかなと「辛いイコール痛い」の私は疑問に思ってしまった。
新聞記事や紹介された小冊子の切り抜きがファイリングされている。
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ウチの会社でも漢方は取り扱っていますが、メーカーや卸から仕入れているのを出すだけで、木の根っこを削るような製造はしていません。そっち方面は保険が適用されないので事業にならないんだと思う。好きな人は好きだそうですね。
小冊子には漢方の説明書きもあります。それがまた長くて自信満々です。
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スープまで全部飲み干せってか。スープ焼きそばなのかな。
逆に言うと、こうやって長くても書かないと素人にはわからない、伝わらないのだろう。
ご主人への偏見じゃないけど私の人間接見経験からいうと、漢方に詳しい人種って蘊蓄にうるさいのよ。この店の優しそうなご主人もそうなのかなぁ。というのは冊子とは別に、店内にやたらと但し書きがあるのね。
「申し訳ございませんが、食事の時だけマスクを外し、話をする時はマスクをつけて下さい。」
「申し訳ございませんが、外したマスクはテーブルの上に置かないで下さいませ。」
「ご自分で使った紙ナプキンやティッシュはテーブルの上に置かないでゴミ箱に捨ててくださいませ。」
いや、仰っていることは今のご時勢なら至極当然のことだよ。でも広い店内に(広いせいか)ここまで書かなきゃならないのかなと思った。
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あんかけ1.jpg
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平たい皿で出されたこれを見て広東麺でもオーダーしたかと思ったよ。レンゲを突っ込んでみたら確かに焼きそばだったけど。
もやし、キャベツ、ニラ、ニンジン、きくらげ、かまぼこ、タケノコ、シイタケ、豚肉、そして溶き卵が餡にからまってドッサリ載っていた。皿全体に満遍なく埋め尽くしてある。
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レンゲですくって具を食べる作業から始めます。
熱々です。ハフハフいいます。火傷しないまでも熱々です。確かに美味しいね。それでいてその辺の中華屋とは一線を画すものだった。
何だか奥深い味なのです。最初は甘くて熱く、そのうち辛味も出てきた。そして後半戦はスープ焼きそばと化すわけで、私の感覚だと三段構えの焼きそば、3種類の味がする焼きそばだった。
あんかけ6レンゲですくう2.jpg
あんかけ7麺を引きずり出す1.jpg
焼きそばの麺は下に隠れていて、リフトアップしたら軽く両面焼きのようです。細麺で揚げ目と焦げ目無しとある。油で揚げていません。後でわかったが胃にもたれなかった。
薬膳だの漢方だの謳ってますが、薬臭い匂いは全くないです。
あんかけ8麺と具を箸で摘まむ.jpg
あんかけ9麺を引きずり出す2.jpg
あんかけ10レンゲですくう3.jpg
でもね、やっぱり私の舌や神経だとこれでもチョイ辛いのよ。
オッカしいなぁ。メニューにあったように辛くはない筈だが、最初は平気だったのですが、食べ進んで中盤辺りからジワジワと効いてきたのです。甘辛いというかね。
あんかけ11スープの様相を呈してきた.jpg
あんかけ12終盤戦.jpg
そのうち汗が噴き出して凄いことになった。濡れタオルが欲しい。
やっぱり店内は暑いですね。エアコンが恋しくなってきた。
見たら冷水、氷が溶けちゃってるのね。私はカウンターにいる店主に歩み寄り、
「マスター、氷貰えます」
「氷?ハイ、あれ?氷入ってなかったですか?」
「入ってたけど、焼きそばの熱で溶けちゃった」
我ながらオモシロく言ったつもりだが、滑ったようです。
卓上2氷追加.jpg
後半は皿を傾けてスープをレンゲですくった。めんどい作業だがマニュアルに「スープ全部飲んでください」ってあるから。こういう皿は直接口をつけて飲んだら大惨事になるからね。
だがこの皿で、全部飲み干すのは不器用な私には難儀であったよ。
あんかけ13スープを飲めってか.jpgあんかけ14ご馳走様.jpg

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ご馳走様でした。会計して逃げるように店を出てくるまに駆け込み、ネンジンキーを入れてエアコンを稼働させた。頭頂部や額から流れる汗が止まらない。
凄い焼きそばだったよ。美味しいことは美味しいけど、しばらくあんかけ系統はいいやって思った。タオルが、できれば濡れタオルがあった方がいいかもです。
安中市内やグンマー西毛では有名な店だそうで、そこへ行くまでがちとわかり難いのですが、HONDA病院の看板近くに案内板があり、住宅地内を迷わず行けばたどり着けます。ゆっくり走行してくださいね。
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うさぎとスパ [Cafe]

椿町でタクシーを下りました。
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健やかなるときも
病めるときも
お互いしわくちゃになって
白髪だらけで
よぼよぼになったとしても
最後を迎えるそのときまで
オレはふみと一緒にいたい
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引用しましたが、高崎は椿町ロンリープラネットじゃないです。あれの舞台は何処の椿町なんだろうね。原作者のやまもり三香さんは高崎のひとじゃないし。

「こんにちはぁ」(うさぎ)
「あ、ホテルで体温測ってきたから大丈夫だよ」
いちいちこういう言い訳をしなくちゃいけないのか。
カウンター席には前にも見かけたお好み焼き屋さんの店主がいた。
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飲みなおし1.jpg
ビールで飲みなおし。おとおしはキュウリ、ワカメ、タコの。。。
酢の物!
苦手なんだけど。あ、ゴマも振ってあるから酸っぱいだけの味ではなかった。
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実は小腹が空いています。
「パスタできる?」
「できますよ。茄子とかぁ、何とかのクリームソースとかぁ、シメジの和風」
茄子は重たいな。
「塩味がいい」
「ガーリック入り?」
ここで私は「ウン」と言ってしまった。
根をカットされたシメジ袋を取り出し、ガーリックをザクッ、ザクッ、ザクッとカット、あ、あんなにガーリック入れるのか。明日のお腹が心配だ。
うさぎさんはパスタを取りだす際に薄いビニール手袋をしていた。
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うさぎ5ニンニク.jpgうさぎ6前脚でスパを掴む.jpg

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和風パスタ、塩味でサッパリしているが、パスタの量が多いのとガーリックが多いので。明日の朝がやっぱり心配だが。
でも明日のレンタカー予約は10時だから何とかなるだろう。
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先にきのこ類を食べちゃって、麺だけにしたところ。
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普通に美味しいです。麺は固めですね。
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この町に移転前、かつてうさぎさんの相棒だったHさん(近くの椿食堂店主)はこう言っていた。
「椿町って、椿イコール売春の意味もあるんですよね」
「椿姫か?」
「そうです」
ベルディの歌劇がそうだ。椿イコールそういう意味もあると。
男同士の会話になった。前のCafeの名前が「ユイミカフェ」ユイミとはうさぎの本名らしいが、アナタと私のCafeにひっかけてもいる。
現在2階のゲストハウスは開店休業らしいが1階はCafe、2階は泊まり、宿泊施設も兼ねるので、うさぎさんには言えなかったことをH君に言ったんだ。
「ユイミホテルなんてネーミングは絶対に止めろよ」
アナタと私のホテルになってしまうからである。こっちに移ってから常連さんが冗談で「今度彼女連れて泊まりに来るよ」って言ったら、うさぎは「ウチはそういう宿じゃなぁい」って本気で怒ったらしいけどね。
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椿イコールそういう意味なのに引っかかり、市の図書館で史料を漁ったことがある。どういうジャンルでどの棚にあるのかわからないので、ヒマそうな女性係員に聞いたの。聞いた方が早いからね。
「柳川町の史料ってある?」
「柳川町ですか?」
ここからそう遠くない。本町の方で、中央銀座アーケードのすぐ西側である。
「柳川町の何をお調べになられますか?」
「戦時中の赤線地帯だった頃だよ」
通じたのかどうか怪訝そうな係員さんはその町を検索して1冊の書籍をもってきた。
ポイントを絞って急いで読み漁ったら、椿町についても「そういう町だった」のような記載があったのである。私娼を置く店を柳川町に集約する前、ここ椿町にもそういう店があったと。
集約するとは、あっちこっちに私娼を置く店が散らばってるより、1か所に纏めた方が監督や取り締まりがしやすいというものだった。
今も営っている近くの有名料亭の記載もありましたね。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2015-05-28
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2015-05-30
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2015-05-31

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Hさんが営む椿食堂も築90年の旧い建物だ。店の営業時間が終了して、仲間を連れて後ろのテーブル席にやってきた。
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もうひとり助っ人が来たところ。
この助っ人さんは前はカウンターのこっち側、お客さんだった。何回かお会いしています。昨日Upした郊外の店もそうですが、訪問回数を重ねるとカオ見知りになってしまうのが高崎の居酒屋です。
人がいないし。
店が少ないし。
私みたいな都内からくるオッさんは異彩に見えるらしい。最初は引いてるのですが、そのウチに慣れて来る人もいます。
だからヘンな酔い方もできませんよ。襟を正して飲んでるつもりです。
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2階のゲストハウスは営ってるのだろうか。
個室はない。でも今は泊まれても1人ひと組だけじゃないかな。
「出張に来て泊まってください」と半分冗談、半分本気で言われたことがあるが、椿町の灯屋で領収書切られたた経理に何て言われるか。そう危惧したので利用してません。
私はバッグパッカーじゃないしね。
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マイホーム? [居酒屋]

高崎の田町です。私が住んでた羅漢町から旧中山道を歩くとこの界隈に出ます。
フォンティーナのあるエリアです。そこに行こうか迷ったのですが。
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今回は止めた。八幡へ行こう。18:30だったのでもうすぐ権田行のバスが来る頃合いだし。
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権田は室田の先、小栗上野介忠順が新政府軍に斬られた辺りとその一帯です。そこまで行くバス本数は少ないのでバス車内は意外と混んでいました。
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剣崎バス停、灯りが見えてきた。
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コロナ感染拡大の影響下で群馬ですらそうそう来れなくなった。
現地の草の者15号は月イチの本社定例会議に来なくなり、リモート会議で済ませている。静岡の13号もそう。
都内の感染者拡大数には到底及ばないですが数じゃないんです。誰が何処で感染した?ってピリピリするんですよ。
私はルートインのフロントで検温しました。味覚嗅覚聴覚もノープロブレムです。
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ママから月に1回か2回メッセージが届くのです。「今日のおススメは・・・」って。
ご近所さんじゃあるまいし、こっちは他県民なのでそうそう行けない。
後でママに聞いたの。「どういうタイミング、気分で送ってくるの?」
「ええっとぉ、そろそろ送ったら来てくれるかなぁって」
下手な鉄砲を数多く打てば幾弾かはヒットするってか。そういう戦略らしいね。
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そんでもって来てみたら先客さんが1名、見知った方です。さきほどまでもう1人いたけど帰ったんだって。その方も多分知ってる人だと思う。
私はその方から洗礼を浴びせられるハメになった。
「あれぇ、もしかして(〇〇〇)持ってきたぁ?」
ガーン!!
ショック、そう言われたら帰るしかないじゃない。すごすごと引き下がる前に言い訳をした。
「ホテルで測ったら36.4でしたよ。味覚嗅覚も大丈夫ですって」
「いやいや、この辺りじゃ誰もそんなの気にしてませんて。お久しぶりですねぇ」
しかしキッツいジョークだなぁ。そういうジョーク、今、群馬で流行りなんだろうか。
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で、このお通しは何?
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真っ白い不気味な塊は大根と肉の塊、薄味を通り越して味が殆どしないのだ。味がしない?まさかと思ったよ。
醤油でもかけたろかって。
後で言いましたよ。この店のおとおしは逸品料理より高いってね。〇〇ログにも出たんだからもうちょっとしっかりしたのを出しましょうね。
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餃子です。今日は棒餃子でなく形がいびつなズングリムックリ餃子だからこれは手作りだな。刻んだオニオン入りの自家製タレでいただく。生ビール3杯飲んでしまった。
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いつ来ても代わり映えしないメニューを指しながら、
「ええっと、お願いが」
「何でしょう?」
「鶏唐揚げと竹輪磯辺揚げをハーフずつ盛ってよ。できます?」
「できますよ」
できないとは言わないよね。ものがあるんだから。
「できるだけできることには対応するようにしています」とのこと。値段はテキトーでいいよ。そっちの言い値に任せます。
これがメニューにはない(単品ならある)ハーフ&ハーフですが、
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ハーフ&ハーフというよりも言い方を変えてフィフティフィフティ、五分五分、半々、ですかね。
便利な比喩だがハーフ&ハーフは2種類のドリンクを半分ずつ混ぜるもの。私はキリンシティで黒ビールと普通のビールを混ぜたのにハマったことがある。「黒ビールは液体のパン、栄養があるんだぜ」なぁんて周囲に知ったかぶりをしたものですが。
王将だったらジャストサイズ2種盛りかな。
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だっけど空いてるなぁ。
前によく来た元気印のご家族は来ないのかな。よっく来て食べてたのに。
「小さいお子さんがいる方や、在宅勤務している方は戻って来にくいようですね。それとテレワークの方は、何で家で仕事しているのにわざわざ外に出て飲みに来ますかねぇってなもんです」
なるほどそうか。でも私は少し違った考えで、家で仕事、家で飲みだともうそれはイベントではなくなってしまう。それでいてラストオーダーや終電を気にしなくて済むからダラダラと際限なく飲んでしまうのでメリハリが無くなる。経済も立ち直らないし飲むなら外に出た方がいいと思ってる。
でも店の壁に「在宅勤務の方歓迎」なんて貼りだしたところで外に出てこないんだから見ようがないしな。
そこでSNSの世界が活きてくる。
私もまさかこの店が〇〇ログに出るとは思わなかったけど。地方都市の活性化の為にはかなり有効ではないだろうか。
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〆はキーマカレーライス抜きです。具だけ。アタマだけです。
これをナメながら船尾の常温を飲むと美味しい。
この記事を校正している今日の朝、ウチの冷蔵庫の中に牛豚合いびき肉が300gあるのを確認した。今日はジャン妻はテレワークだからキーマカレーを仕込むだろうな。
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ここまでです。意外に食べなかったな。
「年内もう1回来れるかどうかワカランよ」
「そんなこと言わずお待ちしています。今日はお泊り?」
だからホテルで検温して貰ったって。
タクシーを呼んで椿町へ向かった。都内のタクシー会社は「マスク未着用お断り」を進めているという。それはアリだと私は思います。
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翌日また連絡が。
「今日のおススメは牛筋と・・・」
こう返信しました。
「牛筋って煮込み?」
そうだという。
「何で昨夜出さないのさ」
「すいやせん」
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会津田島の戦場に架ける橋? [コラム雑記帳]

蕎麦宿からの帰途は会津田島経由の121号線を快走します。田島駅前商店街を抜けて日光方面へ左折する直前の右手に見えた会津野岩鉄道の橋梁と橋台がヘンなのに気がついた。ビーム橋、ガーダー橋、ビーム橋の三連橋になっていたが、見るからに急ごしらえの鉄橋だったのである。
橋脚もコンクリートではなく、鉄を繋ぎ合わせた取り合えずの橋脚のようだった。
あの辺りは狭い道路を小さいガーダーでオーバークロスしてただけで、ぞの前後は築堤になっていた筈だが。
これはGoggleアースから切り取った写真。もとはこんな小さな橋、狭い路地だったのですが。
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帰ってから机上で検索したら、もともとあった狭い道路を拡張して、会津田島駅北側を東西に伸びる御蔵入通りと田島バイパス(会津田島祇園会館側)を結ぶ為に道路を広げることになったらしい。その分だけ会津鉄道の橋梁も長くする必要が生じたのです。築堤と築堤を橋脚無しのワンスパン(1径間)で跨いでいたのだがそうはいかなくなった。
左折して121号を南下したのだが、その道路拡張工事による仮の橋台と橋脚、橋梁が気になって仕方がない。
「引き返していい?」
ジャン妻は何を見つけたのかと訝しんだ。
「さっきの工事中の橋が気になって気になって」
「まぁ別にいいけど」
途中の田島ドライビングスクールの辺りでUターンして引き返した。
駅の向こう側に廻って、御蔵入り通りを西へ走り、田島バイパスを徐行してぐるっと迂回、工事現場で向かい会った。
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なるほど急に作った感の仮橋梁と、仮橋脚なのが遠望できる。
会津鉄道、松ノ下跨道橋といいます。
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工事現場だから関係者以外は立ち入り禁止で、柵越しに遠望するしかないか。
フェンスの間から手を伸ばして撮影してみる。
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工事現場7中荒井方面築堤崩れ止め1.jpg
手作り感満載ではないかい。
田島駅側の築堤に鉄骨の支柱を打ち込み、厚板を入れて土崩れを防いでいる。走行中の車輛の自重がかかっても崩れないように築堤の上部にもH鋼を何本か打ち込み、デカい鉄鋼を見える限りでは6本、水平に渡して固定していた。
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工事現場13細いビーム橋1.jpg
橋脚の足場は見えない。地面をどれぐらい掘り下げてるのだろうか。
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橋梁はビーム、ガーダー、ビームと続いて連結している。
築堤側から短いH鋼ビームが渡っている。径間の長さからして歩道をオーバークロスするのだろう。そしてそこから中央部にかけてはしっかりしたガーダー橋になっている。
ガーダー橋の橋脚は2つあって、デカいH鋼を水平にしてH鋼の端から脚が生えていた。和式の便器を大股に跨ぐようなカッコ・・・(・・・イマイチ、センスのない比喩ではありますが、力士がしこを踏んで土俵に足を下ろした感じ・・・)・・・になっている。ガーダー橋はそのH鋼の上にデンと鎮座していた。
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田島駅側、築堤の面を支える部分、
工事現場11中荒井方面築堤崩れ止め2Up.jpg
橋台を拡大したとこ。コンクリートではなく短い鉄骨を連続して繋ぎ合わせたような橋脚である。溶接ではなくボルトで締めたみたいだ。
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工事現場のボードには、
『線路下の道路を広げています。
2021年3月31日まで
日中時間帯8:00~17:00
夜間時間帯20:30~6:00』
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どうもこの施工業者名に見覚えがある。
帰ってから思い出した。2018年のお盆大渋滞の日、蕎麦宿に泊まったら、深更に大川大鉄橋の枕木交換工事を施工して、私に絡まれた業者さんではないかいな。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2018-08-22-1
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2018-08-23
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では街道側(旧道側)から近場で見てやろうと阿賀野川を渡ってUターン、最初に「おや?何だあれは?」と思った場所に戻ってきました。今度は路駐のような路肩のようなグレーな箇所に停車、ジャン妻を車内に残して接近してみた。
その辺りは業者さんの敷地内のようだが、フリーゾーンのように見えなくもないので闖入してしまいました。一応は「すみませぇん。ちょっといいですかぁ」って声かけたんですが、誰もいなかったのです。
これだけだと細っこい桁だね。この上を走行してどれだけ軋むのか見たい気もするが。
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そして中央部のしっかりしたガーダー、
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ガーダーを支える部分、
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工事現場29国道側から9中荒井方面築堤崩れ止め4.jpg
当然、架線柱もあるわけで、
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工事現場31国道側から中央ガーダー橋6橋脚4.jpg
中荒井方面の築堤、面が崩壊しないように抑えてあるところ、
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工事現場29国道側から9中荒井方面築堤崩れ止め4.jpg
突貫工事と応急措置が凝縮されています。ここまで広げて繋ぎ合わせた工法、工程はわかりませんが、プロの技術者さんが設計して、計算して、段階を踏んで組み立てたのだろう。
都心と違ってダイヤに余裕があるけど、3月22日~29日は会津高原尾瀬口からここ、会津田島までは運休で、代行バス運転だったらしいです。
次の電車まではまだ相当な時間があったので、走行中の写真は断念しました。
でも素晴らしい!
戦場に架ける橋のようだ!
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「あの映画は日本人をバカにしてるよ」
そう吐き捨てたのは生前のジャン父、私が小学生の頃にリコーダーでクワイ河マーチを吹いてたら誉めるでもなく吐き捨てたのを覚えています。でもこっちは子供なので、何処が日本人をバカにしているのかわかる訳がない。
だがジャン父のそのひとことでその洋画は観たいと思わなくなり、このトシまで観ていないのです。
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この後、南会津資料館に立ち寄って中世の奥会津という展示物を見にいった。戊辰ネタが圧倒的に多い会津で中世のネタを取り上げられるのは珍しい。
それは会津を領した蘆名氏とその被官たち、長沼氏、山之内氏、河原田氏関連の史料で初めて見る内容ばかりだったが、その中に私にとっては意外な史料を発見した。中世の湯野上温泉にあった館跡が今はさる温泉宿になっているらしいというもの。
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ただ、確証というか裏付けは得ていません。地図ポイントを合わせたらマッチしただけなのです。その温泉宿は蕎麦宿の向いで大川(阿賀野川)の対岸にあります。まだ机上で調べなくてはならないので、改めて別の時期に発表します。
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世代交代 兄弟揃い踏 [蕎麦宿]

若松駅前の岩瀬書店で史料漁り、青いトウモロコシでランチ、檜原湖畔で穴澤一族にご挨拶して、浜崎城を廻って、渡辺酒店に立ち寄って一升瓶をワンケース6本購入して、宿入りにちょうどいい頃合いになった。
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出迎えは次男さん、長男さんは蕎麦を打っていた。兄弟揃い踏みですな。先代の大旦那さん女将さんはもう引退かな。
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恵明庵で検温、36.4度でノープロブレム、宿泊者名簿にもなるべく正確に記載した。万が一の場合、感染経路を遡って特定できるようにする為のもので、旅館業法で記載が義務付けられているんだって。
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この時期は葉っぱに隠れてガッタンゴーが見えやしない。今日も撮るの止めたっ。外に出ないぞっ。恵明庵で蟄居閉門することにしました。部屋に温泉付きの贅沢な蟄居です。
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その恵明の湯に手すりが付いていた。
「もうちょっとセンスのいい手すりにすればいいのにねぇ」(ジャン妻)
私はセンスのいいてすりがどういうものなのかわからないのだが。
「誰か滑った客がいたんだろうな」
せっかくだから私も手すりにつかまって湯に入った。私も底に足ついて滑ったことは何回かある。手すりは他の3部屋にもつけたのかな。利用客も高齢化してきてということだ。でも宿側が兄弟で営って若返りつつあるのはいいことです。
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「床暖房入れてないな」
「まだ早いでしょ」
ところが夜は冷えたのだ。湯野上は昼と夜の温度差があるのです。薄い夏布団だけだと寒かったもの。
だがまだこの時期、恵明庵のウリでもある床暖房は稼働してなかった。
「まだ早いわよ」(ジャン妻)
「・・・」
「アナタ(私のこと)は熱いだの寒いだのこらえ性が無くなってきてるわね」
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今日も満室か。横浜ナンバーを見てアレルギーを起こさないでくれよ。
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持ち込んだくだらない本を読んだり、Blogのテキストをアイフォンに打ち込んで過ごした。飽きたら湯に浸かる。そして寝ます。
20分くらい寝たら、湯野上一帯に響く夕焼け小焼けで日が暮れてのサイレンで目が覚めてしまった。
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陽が落ちるのは早い。廊下でかすかにゴトゴト、ドスドス音がする。兄弟が夕餉の準備に勤しんでるに違いない。
今日は兄弟揃い踏みだから大旦那と大女将は現れないと踏んだがホントにそうだった。全く姿を見かけなかったです。
長男さんがウチらの配膳係です。
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馬刺、昨夜の麦とろに続いて連夜の馬刺です。
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「長男さん、大分応対がやわらかくなったね」
「慣れてきたのと客がついてそれ也にオモシロくなったんだろ」
口下手ながらもTALKできるようになっていた。でも父親の教育が行き届いているのか余計なことは一切言わないのです。なのでこっちから突っ込んでやろうと思った。
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蕎麦サラダに別皿でついてきたマヨネーズ。
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「何これ?」
「いいじゃねぇかよ」
「何でマヨネーズが増えてるの。アナタが追加頼んだの?」
「頼んでねぇって。宿側の好意というか、覚えてたんだろ」
黒い予約台帳に書いてあるのかもしれない。「馬刺、蕎麦サラダはマヨネーズ多め」って。
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「もうお父さん引退?」
「いえいえ、まだまだ、ぜんぜん」
ビミョーな返答だな。「もうそろそろ自分たち兄弟に任せて欲しい」と受け取っておこう。
長男さんに告げ口をしてしまったよ。
「数年前、まだこっち(恵明庵)じゃなくって隣の部屋(更科庵)だった頃、女将さん(お母さん)に聞いたのよ。宿のお仕事楽しいですか?って。そしたら首を2回振って、ぜんっぜん!ってさ。」
長男さんは自分の母が何て答えたのか興味深そうになった。
「まぁそれまで教壇にいたのが民宿で客に接するのって抵抗あるよなぁ。結構上の方まで行ったんでしょ。教頭さんとか」
「いや、そこまでは行ってないと思いますが」
長男さんはマジメです。私はズケズケ言ってしまった。
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もう毎度毎度同じような膳です。偉大なマンネリズムといっていい。同じものばかりで新鮮味はないけど、ここに来れば必ず食べられるものばかり。。。
。。。でもなかった。揚げ蕎麦ではなくて蕎麦実コロッケだったのです。悪くはないけど、蕎麦実コロッケはご飯のおかずじゃないかなぁ。
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ブルドックウスターソース?をかけていただくのですが、蕎麦懐石のコースにウスターソースは似合わないような気がするなぁ。
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「アタシはこっち(コロッケ)でもいいけど」
揚げ蕎麦の方が海老、山菜、里芋を潰して揚げたもの、レンコンの穴に蕎麦粉を詰めたもの、バラエティに富んでるから写真数が増えるんだけど。
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「蕎麦は少なめにしろよ」
「うん。そうする」(ジャン妻)
ところが長男さんが「今日は新そばです」って言うもんだから「だったら普通盛りにする」って。
でも蕎麦オンチの私は新そばの香がよくわからないのだ。
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後は撮り置いた寝酒を飲んで寝るだけです。寒いので散歩にも出ません。湯に1回入った。酔っているので首筋に湯を何杯もかけてから入った。外気が入ってきて湯温は日中より下がっています。
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そして朝方、5:50頃、ヒョーッと鳴る汽笛と大川(阿賀野川)鉄橋を渡る若松行き始発の走行音、宿裏手にある踏切の警報音でどうしても一旦は目が覚めてしまうの。
でも始発が走り去ったらまた寝落ちした。
そして起きたら7時過ぎてやがる。私にしては寝坊した方である。朝だけ強いんだから。
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軽く湯に入って出たら朝餉の時間、
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茗荷の味噌汁、茗荷がまるまる3本入っていた。
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何だか鱒は薄くなったような気がするな。
以外にワサビ漬けが美味しかったりして。
ブリ大根がメチャ美味で。ブリ、大根、タケノコ、全体的に調和がとれた味付け。
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いんげん.jpgTKG納豆.jpg
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「デザート食べるんだ?」(ジャン妻)
デザートというか、フルーツ、種無いし、カットしてあるし、食べやすいのだ。
「Mさん(さらの木、いつもデザートは食べない)に言ってやろ」
「言えばいいじゃん。」
朝餉をガツガツと喰らうジャン妻であります。
ガツガツ喰らうジャン妻.jpg
8時20分には食べ終えてます。まだ1時間強、湯に入って上で寝る時間があります。10時に宿を出るまでのつかの間のこの時間が大事なのです。
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次回を予約してお会計します。殆どいつも変わらない金額で3宿の中では最も安いですが、ここまでくるには高速代とGS代金が宿代に匹敵しますからね。
大旦那と女将さんはとうとう現れなかったな。楽隠居にでもなったのだろうか。
蕎麦宿は完全に世代交代になったと見ていいと思います。
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宿入り前散策記 [隠れ郷土史]

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檜原の郷2五輪塔1.jpg
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穴澤一族の郷にやってきました。
「好きだねこの場所」
「こないだも一族の末裔さんからコメントいただいたよ」
「へぇ」
特になにするでもないです。五輪塔の前に立つだけ。「会いに来たよ」って。
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檜原湖1.jpg
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裏磐梯、桧原湖畔、ワカサギ釣りで有名です。
会津北の関守、穴澤一族が暮らした村は湖底に沈んでいます。やや渇水してたので、木の切り蕪がそこらに散見される。
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静かな湖畔ですが時折バイクの音が鳴り響いていた。人は戻ってきてるようで、資料館を兼ねた会津山塩ラーメンは外にも行列ができてました。
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途中の道はまだまだ細い箇所もありますが、来る度に拡張され整備が進んでいるようです。
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気温がぐっと下がって、これから降雪、湖は氷結、白銀の世界になるでしょう。
「また見に来るからよ」
そう呟いて里を後にしました。
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解説板1.jpg
裏磐梯から下りて蕎麦宿までの午後の時間潰しです。目指すものは磐越西線で喜多方方面へ二つめの駅、笈川駅の先、121号線から西に逸れて日橋川に面した辺りにあった。
「あれだ」
「・・・」
「あったあった」
「何もないじゃない?」
路肩にくるまを停めた。ジャン妻は無反応である。何も遺構が無くてもこういう解説板があるだけで☆ひとつ上がるものなのだよ。
「ひとりで行ってらっしゃい」
「来ないのか」
「どうぞ」
下りないのである。解説版を見ようともしなかった。
まずは解説版を見ようか。浜崎城址案内図があって、本文は、
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本城趾は、中世から近世にかけて会津盆地のほぼ中央を通る米沢街道の要衝、浜崎集落の北東に在って、北を日橋川が西流し「北方(きたかた)」と称した会津北部を押さえる位置を占める重要拠点であった。

(喜多方は北方だったんですね。)

「会津古塁記」によると「別名藤森城と称し、浜崎主馬、至徳年間(1384年~1386年)築く」とあるが築城年代は詳でない。

(浜崎主馬なんて知らないよ。)

古文書(真壁文書)によれば、観応3年、1352年正月から三浦若狭守(葦名直盛か)は真壁政幹の代官、薄景教らを率いて、河沼郡の合川、浜崎城、蜷河庄政所館(会津坂下町)等を攻めていることが「真壁文書」にある。
この文書にでてくるのは浜崎城の歴史上の初見である。これは浜崎城がそれ以前に築城されていることを物語るものである。
下って、宝徳3年(1451年)及び亨徳2年(1453年)葦名氏の内紛による二度にわたる浜崎城をめぐる合戦があり、浜崎城は落城し、浜崎靭負政頼や松本右馬允通輔の一党は滅亡した。

(知らない名前ばかりである。でも詳しい解説だ。)

浜崎城は慶長の初めごろ(1600年)までは日橋川と大塩川の二大河川が合流する岬の微高地地域(元塩川町古町地内)にあった。
天正18年豊臣秀吉は、小田原の北條氏を攻め滅ぼし、同年8月に「奥州仕置」を終えて、会津を蒲生氏郷に与えた。氏郷は翌19年家臣の知行割を行い、重臣らを領内各所に配置した。塩川の浜崎城へは蒲生喜内頼郷(横山喜内)をいれたが、この浜崎城は南と北を二つの河川に挟まれた地域で、再々水災に遭い悩まされていた。

慶長6年(1601年)10月蒲生秀行の代には、家臣の蒲生主計介郷貞を塩川の浜崎城に入れたが、主計介は水災を怖れて日橋川南岸の浜崎の地に城域を移し新に築城した。これが現存の浜崎城址である。元和元年(1615年)一国一城の制度になった時、この浜崎城址は廃城すべきであったが、蒲生氏は「茶屋」と名づけ、暫しの年月そのまま残しておいた。

(城館を茶屋として残したのですか。よくそれで通ったなぁ。)

城址の規模は「浜崎城跡発掘調査記録」によると、本丸東西90mに幅約10mの濠をめぐらし、二の丸はその西北に並んでいたことがわかる。現存の城趾は本丸の西と南、東北の一部に土塁が残り、東と西に濠跡が湿地となり、南は水田になっている。中央を国道121号線が南北に通り、本丸を東西に分断している。
二の丸は西北に続いていたが現在は畑になっている。二の丸のほぼ真ん中をJR磐越西線が走り、土塁と濠は共に破壊されて、その跡をとどめていない。
本城址は昭和56年3月27日湯川村史跡に指定された。
湯川村教育委員会

随分と細かくて詳しいけどローカルな説明ですね。
喜内頼郷(横山喜内)とは、葵三代で竜雷太さんが演じたあの人か。
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これは戻ってからの机上調べ。説明によると最初は2つの川が合流するの位置にあったと。
でも現在の合流地点と、古町とはやや東西に離れています。塩川町古町は橋を渡ってすぐ向こう側のようです。
それで、水害に悩まされたからこっち側に渡ってきたってことか。
現在の日橋川は護岸工事がなされています。日橋川の源流は猪苗代湖で、猪苗代湖と会津盆地は高低差が300mもあるんですよ。急流と落差を利用した水力発電所が6つも設けられて稼動しています。
他、平野部に来るまでに無数の調節施設がある筈だから、そういう施設が無かった往時は相当な水量や勢いがあったと推察されます。
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道に沿って真っすぐ歩きだしたら、敷地の広い民家の向こうに土盛りが見えた。犬が気持ちよさそうにベターッと寝ていた。中に入るわけにいかないな。
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その先、駐車場側から見えた土塁がこれ。草ぼーぼーです。
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何だつまんないと思うなかれ。さっきの見取り図によると方形の平城なので、こういうのは繋がってなくても各所にポツンポツンと点在しているものなのだよ。
道路向こう側に渡った。
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ホラ、あるじゃん。
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何か倒れているぞ。
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あ、標柱だ。こういうのはちゃんと立て直して欲しいものだね。
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その先、土塁が続いています。左には日橋川、右手は民家です。民家の敷地の一辺を廻っているのです。
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堀が見えてきたぞ。
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堀と河を比べてみる。アタリマエだが日橋川の方が低いし広いです。それに面して堀を掘削する必要があったのかな。日橋川を前にしてそのまま天然の堀にするってことはしなかったのかな。
後世の壊変で護岸整備された現在の1級河川と、現在の遺構である堀の浅さ、この辺りのバランスが悪いともいえる。日橋側の水を引き入れたのかもしれないが。
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角っこまできました。これだけでもよく残存しています。堀底にある草の山は草刈りをして積み上げたのでしょう。草刈りご苦労様です。ついでながらさっき引っこ抜かれて寝ていた標柱も立て直しといてくださいね。
あ、そうか、草刈する為に標柱を引っこ抜いたのかもしれない。草刈りが終わったら私みたいに腰を痛めて標柱まで気が廻らなかったのかも。
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新興住宅地が建ち並ぶこの辺りで終わりです。
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竹藪の向こうには民家があります。そのお家は後世の今になっても土塁と堀に護られているわけか?
竹藪に遮られてるのでそこから奥は見えませんが、そこにお住まいの方は「自分は城に住んでるんだぁ」のような悦に浸ってるのかな。
いいなぁ。(何処が?)
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くるまに戻るところ。ジャン妻は何かを検索していた。
「済んだの?」
「なかなかいいものがあった」
そして私が歩んだ道をくるまでゆっくり走ったんですよ。「こんな細い道、大丈夫なの?」と心配しとったが、車窓から「フムフム」と無理解者也に見ておった。
「家が塁と堀に囲まれてるんだぜ」
「でもそれってタイヘンじゃない?何もいじりようがないしできないでしょ」
そうなのです。村指定とはいえ史跡なので、うっかり掘って何か遺物が出土したらタイヘンで面倒だというのである。さすがはもと不動産女史だけのことある。下手に建て替えも壊変もできないでしょうな。
山城と違って楽チンな訪城でした。時刻は2時半になった。湯野上の蕎麦宿入りまでちょうどいい時間である。
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青いトウモロコシ [グルメ]

昨夜の麦とろはガッチガチの和の肴だったし、今宵の蕎麦宿も和食といえば和食だし、中日の中食に何を食べたい?
「喜多方ラーメンが食べたい」
「前に付き合ってあげたでしょ」
ジャン妻は喜多方のスープは好きだけど、平たいピロピロした薄黄色い麺が嫌いなのです。佐野ラーメンとかもダメらしいんだな。
会津旅行中は何処かで洋食が食べたくなるって言うんです。そう言われるのを見越して、この私が珍しく自ら検索してヒットした店が会津若松郊外にありました。

泊まった中町フジグランドで朝は食べなかったんですよ。言っちゃぁ悪いけど美味しくないの。ホテルのフロントに貼ってあった朝の写真は和食、洋食とあったけど全然美味しそうに見えないんだな。だからパスした。
10時前にチェックアウト、大町の満田屋で会津味噌を購入して時間潰しに会津若松駅前の岩瀬書店で史料漁りをしたのだが。
「文具はいいのあるけど、書籍の在庫減ったね。やっぱりアマゾンとかで買っちゃうんでしょうね」

そして向かった洋食店の場所は、49号線(滝沢バイパス)を会津藩校日清館の方へ走り、右手先に不気味な巨大観音像が見えてくる辺りまで上り坂のカーヴになっていて、日清館までいかないで途中を左折して33号線(会津坂下河東線)に入るのです。
真っすぐ走ったら磐越西線をオーバークロスしてしまった。このまま真っすぐ行くと福島県立医科大学会津医療センターまで行ってしまうので、線路をオーバークロスした先でUターン、
「さっきそれっぽいのがあったよ」
私は気が付かなかった。道路に店の案内版は無かったと思う。
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およそ飲食店なんぞましたや洋食屋なんて無さそうな場所にあった。これしかないなと思って滑りこんだらそれだった。スキー場のロッジみたいな建物、ブルーコーンズといいます。店名のイワレはワカラン。
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しばし待ってたら、先客さんが10:55に入ってったぞ。
「俺らも入るか?」
「そういうのイヤ。時間まで待つの」
ジャン妻も私もチェックイン前に入るのは好まない。宿側、店側に迷惑だからだよ。
11:00になるまで待って入店。
扉を開けたらカランカランと音が鳴った。竹をカットして磨いたのが数本、扉にブラ下がっていて、それらがぶつかりながらるように鳴った。訪いを知らせる仕組みになっている。
鳴子のようなもの。敵の侵入を知らせるあれです。
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天井は吹き抜け、ウッドのワンフロアーにソーシャルを保ってテーブルが6卓ほど配置されていた。フロアの中央部は空いていた。
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メニュー載せます。ミルフィーユカツ(会津ソースカツ風)カレー、ハンバーグ、パスタ、ピザなど。
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ジャン妻は国産牛の特製ハンバーグ和風ソース、
私は焼きミルフィーユカツ、
「ライスかパンが付きますが」
ライスにした。
「普通盛りでよろしいでしょうか?」
大盛りでもよかったんだけど、蕎麦宿の夕餉、蕎麦懐石までには腹を空かせたいので普通にした。
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待ってる間、まぁおねぇさんと厨房のスタッフの仲がよろしいこと。
声高で会津弁丸出しで笑い声が聞こえてきたよ。なぁにを喋ってんだろうねって。フロアに出るタイミングでも厨房と仲良く声かけあってたからね。
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待ち時間はおよそ16分かな。ワンプレートに盛られたサラダが美味しいのだ。
ちょこっとした申し訳程度で、こんなんなら出さない方がいいぜと言いたくなるおまけサラダと違って本格的です。量も種類もふんだんにあります。
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付け合わせのポテトサラダも絶品です。ハムとかベーコンとかそういう余計なアクセント無しで充分な満足度です。都内どっかの創作居酒屋みたいにマッシュポテトにいつ行っても同じドレツィングをビシャビシャかける店とは大違い。
大人のポテサラですね。
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キュウリの酢漬けのような、漬物、これも絶品です。
こういう付け合わせの小さいものまで丁寧に作られています。
会津の米、会津の野菜、美味しいです。
洋食なのにライスがお皿ではなく、丼で出されるのもオモシロい。それをフォークですくっていただく。箸もありましたけどね。
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バーグ、私も少し端っこを摘まんだら中粗挽きでした。ミルカツの中からチーズがブニュッと飛び出した。
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ズルッツ、摘まんで持ち上げたら落ッこっちゃったところ。
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美味しいです。完璧です。凄い店だ。案の定お客さんがどんどん入ってくるぞ。店のおねぇさんだけではなく、調理人と思しき若い男性も自ら料理を運んでオーダー取りにきた。こういう店だからコックスーツを着て、紀尾井さんのような頑固オヤジが営んでいるのかと思ったがお若いんですよ。
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店は開店して30分後には満席になった。それでも駐車場に続々と入ってくるぞ。店のキャパより駐車場のキャパの方が先に埋まってしまうかもしれない。
こんな美味しくていい店は早く次のお客に席を譲ろうよと思ったが、ジャン妻は食後の珈琲が欠かせないんですよ。
私は別に要らない。続々とお客が来るから速やかに出ようぜって言ったんだけど。頑じ得ないのだ。
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会計時に厨房が見えたのですが男性がもうひとりいましたね。フロアに出てきたおねぇさん&若いのとは別に、新日本プロレスの真壁刀義選手を細くした感の人だった。3人で営っていました。おそらく女性スタッフがいちばん年長だろうな。
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出たら満車であります。
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「美味しかったぁ。誰かに教えて貰ったの?」
「いや」
「???」
「自分で調べたのっ」
「えっ?アナタが?」
「・・・」
「アタシの為に?」
「・・・」
時分の為にだよっ!
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ばあちゃんがいない [居酒屋]

七日町の野口英世通りに面した中町フジグランドホテルのツイン、何だか無駄に広い部屋だった。
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過去に泊まった時、デカいあかべぇのぬいぐるみが鎮座していたのを覚えている。
https://funayama-shika.blog.ss-blog.jp/2012-01-23-1
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ホテルを出て歩いてやってきた雨の麦とろ。道を間違えたというか迷ったんです。市役所通りをそのまま行って、會津稽古堂の辺りで路地に入ればけよかったのですが、そこまで行かずに引き返して大回り、大手門通りまで迂回して甲賀町口門から入りました。
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「道混んでた?空いてた?」
「空いてたけど。大雨で。前が見えないくらい。ずーっと60kmで走ってた」
「そうけぇ。會津も雨降ってさぁ」
台風12号の影響であります。上陸はしなかったが熱帯低気圧になって北上したので、私らはくるまで台風の後を追っかけてきたようなものだ。
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おでん、さつま揚げ他、
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会津の枝豆で「湯上りおとめ」といいます。
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ゼンマイ、メンマのような味付け、
旦那さんが採ってきたのです。
「ゼンマイって高級食材なんだよ」(ジャン妻)
「私はスタンドそばなんかの山菜水煮でしか食ったことない」
「ああいうのと比較しちゃだめ。あれは安いヤツ」
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馬刺、ヒレ肉、
もう霜降りの部分はいいかな。そういうのは若い衆に譲ります。
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厚焼き玉子、ミルフィーユの重ね焼きです。
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海の無い盆地の会津でも、物流の発達で、「こんなにいいマグロが入って来るんだ」
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海の無い会津とは思えない脂がのったカツオのハラス、
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だけど。。。
おばぁちゃんがいない。
旦那さんだけだ。(次男です。)
(ついにそういう時が来たか。。。)
そう思わずにいられない。

「出すの忘れてた」(旦那さん)ニシンの山椒浸け、
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味噌かんぷら、といいます。ジャガイモの唐揚げではなく、柔らかくなるまで熱を通して、フライパンに油を入れて炒めて、砂糖、味噌、酒をジャガイモに絡めるんだと。仕上げに胡麻油を回しかける時もあるって。

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赤いカボチャ、会津金山町の奥会津金山赤カボチャ、濃いオレンジ色の皮でデカいへそを持つカボチャ、只見川沿いです。奥会津の金山というところで採れます。
吊り下げ式という栽培方で、パイプとネットで作ったトンネルに蔓をからませて釣って栽培します。土に触れないのと、吊り下げることでカボチャ全体に陽の光が当たると。
「だからオレンジ色になるの」
私の聞き違いでなければ、
「どれかひとつ、これだっっていうカボチャを選んで、その周囲のカボチャを切っちゃうんだよ。するとその選ばれたカボチャに栄養が集中して美味しくなるの。メロン栽培と一緒よ」
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小茄子、これは色がすぐ変わってしまうので、早くいただく。
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モツ煮、タマネギです、
吉野家の牛丼かと思った。やわらかいモツだ。
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デザートに梨、
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ヘルシーな肴が続いた。

ばぁちゃんの近況も聞いたが、
「ちょっと無理そうだな。」
「もう店に立つのは無理かな。寂しいね」
「いつかはくるべき時がきたんだよ」
ここ数年アタマの片隅で懸念していたのが目の前で現実になったのである。
「御年90半ばだからなぁ。太田和彦さんの本(居酒屋味酒覧)でさ、奈良県の居酒屋(蔵といいます)で、大正元年生まれの初代女将が能の老媼のように白割烹着で現れ拍手が沸いた。神話のような居酒屋だったってのがあったが、それも随分と前の話だからなぁ。」
ばあちゃんは市内の病院にいるけど、
「コロナのせいで面会もなっかなかできねぇんだ。こないだ行ったら、あ、来たんだ、って俺の方向いたけど。行かないとどんどん忘れてくんだよなぁ。ああいうのを〇〇症っていうんだなぁ」
店の旦那さん(婆ちゃんの次男さん)は快活に笑ってっけど、それは私らに余計な気を遣わせたくないからだよ。
この店は1階がカウンターと小上がり、2階が上がったことないけど座敷、住居は3階なんだって。階段に昇降機でも付けるのかなぁ。
「エレベーター無かったっけ?」
「あれは2階客に料理を運ぶリフトだよ。人なんか乗れないよ。」
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店でも宿でもそこと長くお付き合いしていると、いつかはそういう現実に遭遇する。それをこっちは受け入れなくてはならない。
ジャン妻はしんみりしていたが、私はそういうのに浸るのって好きじゃないんだよ。「聞きたくない」ように遮ったらジャン妻はムクれました。
私は酒の席や旅先で、家族でも身内でも知り合いの病気や老いの話をするのって好きじゃないのね。嫌いと言ってもいい。
そういう話を聞いて欲しいジャン妻、聞きたくない私、ついには翌日や翌々日の日中、くるまの中でも無口になってしまい、重苦しい空気いになる始末だよ。困ったもんだ。
もう店に立つことはないかもしれないが奇跡が起きることを願ってもいます。ただ、そういうのを口に出したくないのです。
「今夜みたいな風景がそのうちアタリマエになるさ」
「・・・」
ジャン妻は寂しそうに頷いた。
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玄武 [グルメ]

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四神(シシン)四象(シショウ)のひとつで北方を護るのが玄武、
他、東方が青龍、南方が朱雀、西方が白虎です。
会津藩では50歳以上の武家男子を玄武、36歳~49歳までを青龍、18歳~35歳までを朱雀、そして17歳までの少年を白虎、四神の名前を諸隊名として編成した。名前だけは威勢がいいが、最新式の銃砲を装備した新政府軍に攻め込まれた結果は勝者が書いた歴史の通りである。
私は今だったら当然、玄武隊に組み込まれるだろうな。
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さて、会津藩の話ではなく、横須賀市内にある蕎麦屋の話です。京急横須賀中央駅を降りて若松町のアヤしい飲み屋街を出るとそこに玄武という蕎麦屋さんがあります。
名前に惹かれて入ってみようと思った。路地を挟んで向かいにある「鳥ぎん」と業務提携にあるのだろうか。向かいの「鳥ぎん」側にも幟が立っている。
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玄武だから会津や猪苗代地区の蕎麦粉を使っていると謳っています。
玄武だから店主(隊長)は50歳から60歳、いや、それ以上に見えた。
玄武だから年齢的に私が入ってもいい店だよね?
愛想のいい若旦那も年齢的には朱雀ではなくそろそろ青龍だと思うな。その青龍若旦那は胸に「研修中」とバッジをつけた女性スタッフを甲斐甲斐しくサポートしていた。「この女性に辞められたら困るんだ」みたいだったね。
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店内は和風で、入って左側に蕎麦打ち所、石臼があった。カウンター4席、4名テーブル5つ、座敷テーブル席は見えないが、席数が多そうです。
この席数を研修中のバッジつけた女性スタッフひとりでは厳しいな。せめてもうひとりいないとな。
メニュー載せます。
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会津のお酒は有名どころばかりで私が飲んでる銘柄はひとつもなかったな。
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思いっ切り和風の店内ですが、BGMが何故かユーミンで。(笑)
このユーミンのBGMが、高齢者のお客層に混じって、若い女性、ママさん、母娘といった華が加える効果があるのだろうか。
カウンターに小冊子があるがどれも蕎麦に関するものばかりで、会津若松市内によくありがちな戊辰の怨念のような売り物が一切無いです。
それは猪苗代の蕎麦粉だからかもしれない。穿った見方かもしれないが、猪苗代の農民(非武家層の者)は会津藩の治世を快く思ってなかったというからね。
何でかって?重税だからですよ。年貢、小作料、専売品の独占とかです。それらは京都守護職に就いてから更に重たくなった。
母成峠の塁を新政府軍があっさり突破できたのは、猪苗代の農民が間道へ先導したからだとも聞き及ぶ。猪苗代領内では猪苗代城が炎上した以外は戦火に見舞われていないようです。
武家層から語られる会津の悲劇と、領内の農民層の感情は全く別なのです。農民たちは東京に護送される藩主父子に対して背を向けて農作業をしていたというからね。
定年再雇用過ぎて退職された磐梯町出身の女性社員がいたな。
「アタシ、鰊の山椒浸、作れますよ」
「また会津に行ったんですか?」
「会津と猪苗代は別です。猪苗代ではそんなに盛り上がってませんよ」
「戦争はね。まぁ仕方がないからね」
会津に対して意外に冷めていたんですよね。
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野菜天ぷらが凄かった。写真がボケてすみませんが。舞茸、
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薩摩芋の塊、
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長くカットした茄子、
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厚めにカットした半月カボチャ、
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穴にトウモロコシが詰まった蓮根、撮り忘れたけどピーマンも。
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玄武の蕎麦は十割蕎麦だそうですが二八のようにも感じた。蕎麦汁は甘くも辛くもなくまぁ可も不可も無いので、手打ち蕎麦としては無難な味かな。というのは私は蕎麦通でも何でもなく、駅や街角のスタンドそばで満足したり不満を持つ人間で、蕎麦の良し悪しがよくわからない人間だからです。
そんな蕎麦オンチの私でも美味しいです。粉っぽくないし、コシもあるし。香も。
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稲荷がセットで1個付きますが、メインの蕎麦は1枚だとやや少なめだね。オプションで1枚追加の大盛があるので、最初から大盛オーダーがよいでしょう。
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お会計は、その研修中バッジを付けた女性スタッフ、
小柄な女性で、会津なら娘子軍、婦女隊に組み込まれるだろう。長刀を持ってね。
「せんさんびゃくよんじゅうにえんになります」
税抜1220円、税込1342円です。
私は千円札2枚渡して、500円玉1枚、100円玉1枚、端数で5円玉1枚、1円玉3枚を受け取って、5円玉と1円玉はレジ脇にある募金箱に入れた。
「あ、ありがとうございます」
「でもこうすると、あとで1円5円が足りねぇって場面になるんだよな」
「笑」
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玄武を出たら路地が会津城下に見えたが、すぐにここや横須賀だと気づく。
アヤしい飲み屋街を歩いて、京急横須賀中央駅に向かうところ。
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これは別に赤い下着とかではないよ。
ブランデーとジンジャーを併せた若松町の地カクテルです。入ってませんよ。誰かに連れられて入るならいいけど、いきなりひとりで飛び込めないよ。
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コメント(2) 

ヨット食堂 [ラーメン]

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ビジュアル的に期待感が満載のこのラーメンはお値段が何と350円なのです。(私の記憶に間違い無ければ。)
350円という低価格は私の知るなかで最安値であります。スタンド蕎麦屋で出すラーメンじゃないです。ちゃんとした店です。
これだけじゃぁ店に申し訳ないと思って、身体によくないとわかっても、初めての店なのでオーダーする組み合わせを遵守、チャーハンもかなりイケたのですよ。
この店です。
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食堂、中華に見えないですね。
店の名前からして前にUpしたこの店の関連らしい。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-01-29
過去記事は石岡駅前にある本店?ですが、今日の店は6号線の渋滞の名所、国府四丁目を南に曲がったところにあります。昨日の記事、常陸国府(府中城)散策の後、そこの出城だった石岡城(空堀が倒木や枝のゴミ捨て場になっていて記事にする価値無くお蔵入りかな。)を見つける過程で偶然通りかかったのです。既に山岡家で済ませた後だったので記憶にとどめておいた。
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でもこの店に来るまでは車内で空腹との葛藤、せめぎ合いでしたよ。6号線を走ってると山岡家の先から気になる店が連続するのです。途中にある「濃厚タンメンマルテン」「しらかばラーメン」この2店には敷地内まで入ったからね。
でも結局初志貫徹することにしてやってきた。途中の渋滞もガマンしました。
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キレイな外観、店内も真新しく清潔ですよ。
店内はカウンター4席、4人テーブル席が1つ、畳席で4人掛けの座卓が2つあった。店のキャパシティーは20人くらいですかね。
厨房には50代から60代のお母さんが2人います。それと黒いマスクした看板娘がいたが、どうもヤンママさんらしい。奥から子供が出てきたからね。
私は4席カウンターの右端にいます。手を伸ばせば冷水器があります。カウンターに座ってみたら意外に奥から手前までの幅が長く、テーブルのように広く感じられた。
卓上意外に広い.jpg
カウンターはツヤツヤ、ピッカピカです。汚れが全然ない。それって大事だと思う。枯れた爺さんや妖怪みたいな婆さんが営む雑然としたガラパゴス街中華は汚れも絵になる部分もあるけど。この店はそういうのとは真逆です。
女性だけで切り盛りしているとキレイになるのだね。
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卓上にメニューはなくカウンターで見上げた上に貼ってあって、麺類、餃子、定食類、丼もの、ザッと見たら、野菜炒め、肉炒め、焼肉(豚肉の1枚ステーキらしい)ホルモン炒め、モツ煮、焼きイカ、焼き魚、サバ味噌、アジフライ、エビフライ、ワカサギフライ、アッキフライ、鶏唐揚げ、肉丼、カツ丼、親子丼、玉子丼、目玉焼き、カレーライス、チャーハン、ラーメン、味噌ラーメン、タンメン、チャーシューメンというラインナップ。
立ち上がって下がらないとメニューは見えないですね。
客層はくるまで来た営業マン、普段着の高齢者、私の左隣にモツ煮込みで昼から飲んでる爺さん、その御年でよくそんなに食えるなぁとこっちが感心する健啖な爺さん婆さんとか。
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ママ2人.jpg店内1.jpg
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残念ながら厨房は殆ど見えない。前の板壁が高くなっている。
厨房の作業場はL字型になっているようで、目の前が洗い場、左壁の奥から麺茹で、炒め、揚げ、餃子焼とレンジが並んでいるようだ。
それでいて冷蔵庫は向かって正面中央にあるので、お母さんたちは壁際のレンジ場から2~3歩ほど歩いて材料を出さなきゃならない。動線が悪いせいか混んできたせいか、連携が取れているようで取れてないようでもある。ひとりがもうひとりの背後を廻って材料を取ったり火を入れたりしてる。
ついにはオーダー聞きや配膳を担当する看板娘まで厨房に駆り出され、
「〇〇ちゃん、麺2つ茹でてくれる?」
「ひと袋入れちゃっていいの?」
「うん、いい」
そしたら3者揃い踏みになった。看板娘さんは今日が麺茹でのデビューなのかな。
厨房のドラマを見るのに飽きてマスクしたままボーッとしていたら、いつの間にかできてました。湯切りの音とか聞こえなかったですね。
どうせ350円だから期待しないでおこうと侮っていたのですが。
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これがバカ美味で。
ちゃんとしたラーメンですよ。チャーシュー、メンマ、ワカメ、ナルト、ネギ、スープは清湯系で僅かに油が浮いています。旨い!優しくマイルドな出汁で旨味もある。ヤバッ、レンゲが止まらなくなってきそうだ。
麺は黄色い中太ストレート麺、ワカメは所詮ワカメでしかないが、固すぎずやわらか過ぎずのチャーシューが美味しい。
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卵、カマボコ、ハム、薄味ですがハムが多いせいか適度な塩加減、パラパラではなくややしっとり、玉子と併せてハムエッグチャーハンだ。
このチャーハンもワンコイン価格なのです。都内じゃあり得ない低価格。
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チャーハンは私ともうひとり入って都合2人分でした。重たそうだったね。中華鍋の底をガスレンジに打ち付けて引きずるような音がするので、ママはそんなに力があるのでもなさそうだ。
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いやいや、久々の大ヒット、ビンゴでしたね。
会計しながら、
「いやぁ美味しいねぇ」
「ありがとうございますぅ」
私はホントにそう思ったから言っただけでオバちゃんは感激してましたが、私の隣にいた地元の爺さんは、そんなのアタリメェだ、お前は余所者か?のような目で私を見やがってさ。こっちもジロリと一瞥したら目を逸らしてからに。
素晴らしい店だったが私の常陸国漫遊はこの日を限り終わったのです。草19号に任せて再訪には至っていません。この店は近所なら私は常連になるのだが。
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平将門に破壊され。。。 [隠れ郷土史]

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茨城県廻りは水戸城も土浦城もスルーして、私はあまり遺構の無い何かの跡地にいます。
石岡市内にある常陸国府跡(国衙跡)です。平安時代に常陸国の中央政庁だったところです。
(国衙とは国府内で地方政庁を司った一画を言う。)
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石岡小学校が目印、その地一帯がその跡なのですが、グランド正門からズカズカ踏み込むのも憚られるな。
でも跡地は資料館を示す矢印があるので、それに沿って遠慮なく入って行くと、
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解説板には府中城とある。
木々の枝、葉っぱの影で本文が所々隠れて読み難いが。
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大きい塁があるぞ。
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この時期だと草ぼうぼうで踏み込み難い季節ですが、それ也に草刈りがされているので塁上に登ってみた。
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塁の先まで来た。そこは小学校の正門で分断されていて、向こう側の残類にも解説板がありそうだ。後で行ってみよう。
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切株や根っこにつま先をとられてつんのめったりする。革靴を傷つけたらジャン妻に後で何を言われることやら。
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塁の上をいち往復歩いてきました。これぐらいの散策ならいいだろ。
まさかこの太い塁が、平安時代の土木工事の遺物のわけがない。後世のものです。
常陸国府が衰退した後、この辺り一帯はは大掾氏の本拠地になり、大掾氏が佐竹氏に攻められて没落すると佐竹義尚という人が入った。
関ヶ原線後に佐竹氏が秋田に転封されると六郷政乗という人が1万石で入り、元和9年(1623年)皆川氏が1万石で入り、元禄13(1700年)松平頼隆が2万石として封ぜられ、明治維新まで続いた。知らない人ばかりです。
小学校入り口脇にある塁跡です。
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後世の陣屋門です。
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平安時代の常陸国府時代から中世の争乱期を経て、明治維新までこの地は地方政治の中枢だったのですが。
今回は平安時代の常陸国府として見に来ています。それは子供の頃のTVドラマにこの国府が登場し、強く印象づけられたからですよ。
それは地方武士が台頭する前の話で、朝廷が地方を支配していた時代です。都(ミヤコ)から国司に任命されて地方に下向した者がいて、そのまま土着することでその地の守に任じられて支配することになる。
あるいは先に任命されて嫌々地方に赴任するが、行ってみたらやり様によってはそれ也の実入りがあるので、旨味を得てその地に留まるとかです。それら役人の旨味は民衆に担わされるのですがね。
地方行政の長は守(かみ)といって、例えば伊豆守、相模守、安房守といったあれですよ。受領名という。
これらは後年になると、地方大名が献金と引き換えに直接朝廷と交渉して官位を得る直奏(ジキソウ)が増加することになる。その国にいないのに守を名乗ったのは、献金の見返りとして官位を発給するのである。金で買うといっていい。
そういう適当に与えられた官位は権威づけだけではなく、領国支配の正当性や戦の大義名分としても利用されるようになる。朝廷や幕府の権威が衰退しても、地方では施政や軍事行動に有利な場合があるのである。
武田晴信の家臣で板垣信方が駿河守で甘利虎泰が備前守、長尾景虎の家臣で柿崎景家が和泉守ったって、彼らがその国にいるわけじゃないですからね。
朝廷から任命を受けてないのに、自称、私称するケースも増える。これを僭称という。尾張発祥の織田信長が何故か千葉県一帯である上総介を名乗っているのもそうだし、秀吉の筑前守、光秀の日向守もそうではないのかな。

でも平安時代は現地の税を徴収したので、その国の守だったらしいが、でも関東の場合、後年になっても上野国、上総国、常陸国には守はいないのだ。
何故だろう?
それには理由があって。桓武天皇の頃から代々の天皇が多くの皇子が生まれ、皇子に与える官職、官位が足りなくなった時代があったそうです。
今考えると馬鹿馬鹿しいのだが、たくさん生まれた皇子たちに官位を与える為に、皇子を現地に下向させないけれども国の守に任ずる制度を誰かが奏上したらしんだな。皇子=親王なのですが、下向しないのに任じられた国の官位を与えるとなると、その国に在任しない国司がいることになります。
でも誰かが現地で行政官を司らなくてはならない。それは別途派遣されるが守にはなれない。中央に皇子=親王=その国の守がいるからですよ。
その親王任国が関東の3か国、上野国、上総国、常陸国だったのです。中央に守がいるから現地には守がいない。関東3か国は親王任国なので、現地での実務上の最高位は守の次、次官の介(スケ)だったらしい。
だから上野介、上総介、常陸介になるわけですが、遥か後年、有名な上野介である本多正純、吉良義央、小栗忠順はともかく、江戸時代に上総介、常陸介といった官位を持つ大名ってあまり聞かないですね。
で、この人、平安時代の常陸介のひとりです。
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天慶年間の介、藤原維幾、為憲(タメノリ)父子です。若い方が為憲で、演じたのは中島久之さん。
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この2人は私が今いる石岡小学校が建っている常陸国府にいたのです。その頃は私が登っている塁壁はなく土塀だったと思います。
子供の頃に見たドラマで描かれた常陸国府がこれ。
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その常陸国府に、平将門(演:加藤剛さん、故人)の使者がやってくる場面です。近藤洋介さん演じる三宅清忠、将門の幕僚というか客分のような扱いだった。
これを観たのは中学1年生の時でしたね。多感な少年の時期に見たのですが、よくも悪くも影響を受けたよ。
「先に民衆がそこにいて、公の支配者は後から来た」のように描かれていた。
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草刈正雄さんを始めて知ったのもこれだった。
「公のやっていることが賊ならば、自分たちのしたことは賊ではない」
では若かりし草刈正雄さんは何をやらかしたのか。鹿島玄明(演:草刈正雄さん)と、兄の玄道(演:宍戸錠さん、故人)その一党が常陸国行方郡(ナメカタグン)と河内郡にあった不動倉を襲撃、中に仕舞われてた穀物を奪ったのです。民衆から見たら「自分たちの作物を奪ったからそれを取り返した」
「お上が自分たちの作物を奪ったからそれを取り返した」のだが、国府や官から見たら「奪ってはいけないものを奪った」という定義になる。
不動倉とは稲や穀物を収納した倉庫ですが、国衙内や正倉に格納されているものとは別に格納する非常用の倉庫らしい。だが民衆のものではなく役人のもの、国のものであり、都のものなのです。いったんそこに格納してしまうと、国司や郡司でも中央太政官の認可を得なければ開封できない倉庫だという。
鹿島兄弟はそこを襲って穀物を奪い貧しい民衆に配ったのだが、河内郡で手強い抵抗に遭い、鹿島玄道は負傷して将門の館に逃げて匿われる。国府から見たら将門は大罪人を匿ったという構図になってしまった。
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将門の幕僚三宅清忠はそれについて国府に申し開きをしに来たのだが、
「藤原玄道のご宥免を願い出たが音沙汰無く、将門自ら歎願に出向き奉る、その際多少の兵を連れて参るが・・・」
清忠は将門の申し分を衛兵に言い渡して去っていったが。最後の方が恫喝さながらである。
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常陸国府へ乗り込む一千の将門軍。
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迎え撃つ三千の国府軍は将門軍にあっさり蹴散らされる。藤原為憲は貴公子で実戦の経験が無く、目前で展開される修羅の様に腰を抜かしてしまい、将門に捕らえられる。
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勢い余って将門勢は常陸国府に雪崩こんだ。
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弟の三郎将頼、伊和員経、三宅清忠、多治経明、文屋好達以下、兵たちは嘲笑うが、将門はこう制します。
「守の殿に非礼はならん」
守ではなく介だと思いますが、まぁいいか。
藤原維幾は田舎武者は与しやすしと見たか、虚勢を張って言うには、
「将門とやら、悪戯に兵を起こし、他国に乱入し」
「お待ちください」
これまでの歎願の書状、使いをよこしたのに反応が無かったので自ら出向いたと。そこで止む無く合戦になった次第と言ってたんじゃなかったかな。
藤原維幾は尚も虚勢を張って、
「前非を悔い、兵を退くならば」
ここでブチッと来た。
「前非を悔いよと?」
メラメラメラ、温厚な加藤さんが怒った。将門の癇癪玉が炸裂、
「自分には悔いるべき何事もないっ!」
憤怒の形相になった。
「国々の事情に疎い都暮らしの公人が、訳もなく乱発する令にのみ従い、ただでさえ天候不順による不作に苦しむ民人を、あなたは随分と苦しめてきたようだな」
「今、私に後悔があるとすれば、何故もっと早くここへ来なかったかということだ!もっと早くっ!」
そこで一呼吸おいて、
「そして、あなた方のような冷酷な司人を放逐し、常陸の民人を救うべきだったのだ!」
ひれ伏す藤原から将門は国の印鑑や鍵を奪ってしまう。
これと同じ所業を坂東八か国、他の国でもやらかしたから朝廷は反逆者の烙印を押して、追討軍を編成することになる。都から軍を送ったのではなく、同じ坂東の豪族である藤原秀郷が立ち上がる。
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その場面だけ見たら将門は民衆側の英雄のようだが、実際はそうでもないらしい。現地の解説板を見ると、
「この繁栄を極めた古代都市は、10世紀半ばに起った平将門の乱によって破壊され・・・」
それだけしか記述が無いのである。
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別サイトにも「古くは天慶2年(939年)に平将門が300戸を焼き払ったという記述が『将門記』にあり・・・」、
どうも民衆の味方だけとも言えないようである。将門も常陸国の住民だが、ここ中央の国府に攻め込んで相当やらかしたのだろうか。
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将門軍との戦争に敗れた藤原為憲は天慶3年(940年)2月、新皇を僭称した将門の追討軍に将として参戦、平貞盛、藤原秀郷と組んで討伐に成功します。
将門追討の恩賞は叙爵と幾つかの国の権守を歴任された。後世に幾つかの東国武士団の祖となるのです。
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私が中学1年時代にハマった古代の英雄だが、こうして大人になって見ると結局は反乱軍の首魁であり、常陸国他坂東8か国の破壊者だったのがわかった。
近年になって「NHK大河が嘘だらけ」と誹られる理由のひとつでもある。坂本龍馬や西郷隆盛の正体は云々というあれですよ。子供の頃に見て楽しませてくれたからドラマ自体を悪く言うつもりはないが、事実はTVドラマとはかけ離れているのだろうね。この常陸国府は47話の前半でも紹介されていた。現地にあるものはその頃とそう変わってない。でも隠された真実は現地に来ないとわからないものですな。
全話の映像がDVDで出ています。「風林火山」「獅子の時代」と並んで好きなので「買っていいか?」とジャン妻に言ったら「吉永小百合さんがああいう役なのはちょっと」と難色を示された。なので未購入のままです。
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草で唯一の男性 [ラーメン&人間ドラマ]

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上野駅、常磐線ホームです。また常陸国へ行きます。14人いる草の者たちの中で、唯一会ったことがない草19号と初対面することになるのです。
19号は男性なので、女性と初めて会うほどのトキメキ感は無いな。まぁ一度でも会っておけば、今後の業務の潤滑油になりますからね。
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上野駅から1時間。終点の土浦駅、ここからはレンタカーで。
コンパクトカーでハイブリッドじゃない旧型タイプをお願いしたのだが、コンパクトでも何でもないスバルレガシーじゃぁないかい。ジャン宅にあるくるまと殆ど同じサイズだな。
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走り出したはいいがサイドブレーキがない。
いや、ない訳がない。ボタン式なのです。
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サイドブレーキをオンするにはフットブレーキを踏んでボタンを上に上げる、
オフするにはボタンを押すのです。指先だけでできます。
違和感アリアリです。私は旧い人間だからね。このスタイルになかなか慣れなかったですよ。左手でギギッと引き上げ引き下げるオールドファッションサイドブレーキの方がいい。
走ってる分にはいいのですが、停車する度にこのボタン式のサイドブレーキが気になって。ギギギッって音がしないから、ホントにブレーキかかってるのかな?ってなもんです。戸惑いながら国道6号線を走って「かすみがうら市」に入った。平成の大合併で誕生したひらがな表記の市です。
そして石岡市に入って、知らない場所で安心なのが無難なチェーン店、山岡家石岡店に滑り込んだとこ。
ここで初めてくるまから下りたのですが、グンマーも暑いけどイバラーキも暑かったですね。
でもイバラーキの方が山に面してないせいか、ジトジトしてそこに熱気が停滞するような暑さではなかった。
間にトチーギを挟んだ同じ北関東同士、仲良くしましょうね。
(マスコミが煽るせいだ)
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青い夏空に赤い看板が映える。
松屋さん他、いくつかのテナントの共同パーキングになっている。
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入って正面にあった私の苦手なタッチパネル券売機は表面が日焼けして薄黒く、光が当たって見難い。また間違って意に沿わないものをオンしないよう慎重に。
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メニューはラーメン醤油、塩はともかく、味噌なんてあるんだ、特製味噌、辛味噌も、つけ麺も醤油、味噌、辛味噌、
群馬と若干ルックスが違うな。
チャーハンがない。トッピングも種類が少ないようだ。
あの濃いベースのスープに味噌ねぇ。相当濃そうですね。
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カウンター席にディスタンスがなかったので、若い男性スタッフが「テーブル席でもいいですよ」と目で言われた。
フロアに足を向けたがやはり落ち着かないので、
「やっぱりカウンターにするワ」
若い男性スタッフは微笑んだようだ。マスクしてるから顔全体の症状はわからないが、目がニッコリ笑ってた。マスクして接客接遇がアタリマエのご時勢になっている。目だけで相手に微笑みかける技が必要なのです。
椅子は座る者の地位を現すといふが、4人テーブルをひとりで占拠するのはその者の自信の現れでもある。私はそんな自信家じゃないので。
カウンター席真ん中辺り、先客さんがいる左隣に座る。先客さんには心持ち斜めに背中を向けた。もう不快でも何でもなくなったね。
「お好みは?」
「ええっと、薄めアブラ少なめで」
若い男性スタッフ、マスク外したらイケメンだろうな。
いい接客だが、厨房にいる眉が無いねーさんが彼に指示を出している。彼は店長じゃないらいしいんだ。
若くてイケメンだからって甘くしない、馴れ合わない、私語もない、ある程度の緊張感があるのが山岡家のいいところだ。
厨房1.jpg厨房2.jpg
厨房3.jpg厨房4背中の文字.jpg
卓上には一味、豆板醤、コショウ、ラー油、酢、醤油、おろしニンニク。。。
何処でもそうですが、私はこういうの一度も使ったことないですね。全部除けたい気分ですよ。腕で払って床に落としたら爽快だろうな。もちろん悪い冗談ですよ。そう思ったのは私に心持ち斜め背を向けた右隣の男性が、まぁ胡椒やらおろしニンニクやらをドバドバかけてからに、こっちまでニオってきてるんですよ。味変を楽しむのは勝手だが、ちょっとなぁ。
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海苔を退けます。箸で摘んでみてこの海苔は私の嫌いなフニャ海苔、本牧の大将みたいにパリパリ張ってない。これは失敗したなぁ。増量しなけりゃよかった。
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他の具は白い刻みネギ、青物がちょん、そしてチャーシューが、おや?多いぞ、
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5枚もある、もしかしてチャーシューメンにしちまったか?
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またしてもタッチパネル券売機に遊ばれたか。おっかしいなぁ。普通のを選んだつもりだったが。
しゃぁねぇ、チャーシューでご飯を喰らうか。でもチャーシュー意外に美味しいですよ。群馬のサイコロチャーシューなんかしょっぱいだけだからね。
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白いスープは塩なのか醤油なのかワカランね。
麺は少ないです。その分ご飯が多いぞ。だけどいつ炊いたんだこれ?食べる前からわかっていたが、牛丼チェーンならまだしもやはり24時間営業店のご飯はダメだなぁ。
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でもご馳走様でした。この後もお客さん続々と入ってきました。ゲンバーマンやドラッカー、ドライバーばかりでしたね。
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この後は6号線を北上して廻ったのですが、この山岡家を過ぎてからまぁソソる飲食店があるじゃないの。空腹に負けて無難なチェーン店で済ませたのを若干、後悔したよ。
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某所で初めて会った草19号は草たちの中で唯一の男性です。これまでは電話やメール等でしかやりあったことがない。
「い、いちど、◯◯さん(私のこと)とはお会いしといた方がと思って、おりました」
お会いしたかった、ではない。お会いしといた方が、です。
「いちどで充分だと思っただろ」
「あっ、いえっ」
シフトの都合で遅れたのもあって私の前で緊張しまくりだった。直立不動で両の腕を前に組んで挨拶する辺りはもと営業マンかな。
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桜川 [人間ドラマ]

平日は朝出る前にUpボタンをOnするのですが、どうも(土)(日)(祭)と休日はUpが遅れ気味になりますね。
今日の記事は常陸国です。土浦市の行政窓口にきたところ。
常磐線エリアの草の者19号は草たちの中で唯一の男性です。彼が担当するテリトリーなのですが、19号のシフトの都合もあって自らやってきた。
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だが、中に入れないんですよ。
ボタンを押してくださいと。係員が出て対応しますというんだな。ズカズカ入っちゃダメらしい。
扇風機が稼働している。不意の訪問ではなくちゃんとアポ取ってるますよ。アポ取ったことで逆に警戒されたかな。「東京から来られるんですよ」って噂になったのかも。
そういうこともあろうかと私はちゃんと朝、検温してきてます。36.4度だったんだから。
初老の男性職員さんが出てきた。
「株式会社何々の〇〇ですが、13時に〇〇課のAさんとお約束してあるのですが」
「あ、そうですか。ではこれをお願いします」
いきなり体温計を、脇に挟まないでこめかみにあてるやつを出して「検温にご協力をお願いします」、ご協力も何も有無を言わせずこめかみにあてられて測られたんです。
ピピピッ、
「あ、大丈夫ですね」
「何度です?」
見せてくれた。
「35.7度?」
???
「低いですね」
私は勝ち誇ったように、それ壊れてんじゃねぇかと言わんばかりに、無理やり測られた腹いせもあって、
「もう1回測ってくださいよ」
「いえいえ」
「家では36.4度だったんですがね」
「館内冷房が効いてますから低く出るんでしょうね」
???
何をオモシロいこと言ってるんだろ。冷房が効いた部屋だと体温計って低くなるんですか?それに私は館内に入ってませんよ。中に入って冷房にあたるどころか入口で止められてますから。
そしてアポを取ってあった担当官のAさんが出てきた。前回来た時は中の係で受けてくれたのだが、今回はこの場で薄いビニール越しでの対応です。今回の届と現場の状況説明と、今後のプランをお話して了承された。
大事な手続きを終えて安堵、暑いけど風が吹いてたので、帰りは土浦駅まで歩いて戻ることにした。
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駅まで戻る途中歩きながら19号に電話した。今日の届を今度は19号が引き継いで別件に対応して、その結果をベースにまた私が次回来ることになる。
無理やり体温計測の件を、まだ会ったことのない草19号に話したの。
「いきなり測りやがったぞ。それって俺だけか?そっちもやられてるのか?」
「ウチの県では5月から測ってますね。自分も毎回測らされています」
何だ、首都圏から来た者への警戒だけじゃなかったんだ。

土浦市に来たのは、茨城県内にある大型支店へ有資格の正社員たちが総勢25名、研修も含めて交替で代わる代わる赴任するのでその手続きの一環でもあります。
防人のように出向く25名はALL若手でバイタリティー溢れる連中ばかりだが、彼らが右も左もわからない土地で安心して業務に勤しむ為には、私の手続きが必要不可欠なのです。
こういう「誰かの為に」これに私は火が点くんです。自分の為ではないのだ。だからといってそれが即、自分の評価になんか繋がらないですよ。事務部門は「やってアタリマエ!」な感覚、風潮なのです。
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歩いてたら河っぺりに出た。一級河川、桜川、霞ケ浦に注ぎます。
ただ歩いてるのも何なので会社携帯で業務連絡をします。時間を有効に使うのだ。
今日の内容を支店長に連絡しなくてはならないのだが、新任の支店長なので私の会社携帯にアドレスが未登録だった。
誰に聞けばいいかな。DON子に聞こう。電話した。
「新しく支店長になった誰々の会社携帯番号が知りたいのだが」
「誰々って、同じ名前の人が2人いますけど」
DON子の声がオカしい。というか、エコーがかかっている。
「茨城の方だよ」
「ああ、茨城の誰々さんですね。でも、でも、あの、」
「どーした?」
「アタシ今日在宅、テレワークなんで。本社に戻らないとわからないんです」
「ああ、そうなのか。」
家にいるんだね。でも何だか声が反響しているぞ。エコーみたいだ。
「声が響いているが、昼っから風呂にでも入ってビールでも飲んでるんじゃねぇだろうな」
「ち、違いますよっ」
単なるジョークです。テレワーク、在宅勤務をOKする以上、多少の公私が混ざるのは上司が容認しなくてはいけないのぐらい知ってますよ。
「声が響いてるのは何だ?」
「ウチ、天井が高いんです」
天井が高い部屋ってことはいい部屋借りて住んでんだな。蕎麦宿のメゾネット恵明庵みたいなものらしい。
「急ぎなら〇〇さん(ソリ合わないオンナ)に聞いてください」
「ヤダよ」
「そんなこと言わないで」
ソリにCメールしたよ。
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炎天下を歩いています。
橋を歩いて川を渡った。おや?着信が。
男勝りの草の者5号からだった。折り返したら相変わらず太い声が返ってきた。
「ウチの★★★★★★★★の販売許可が切れるんで、更新の手続きをしなきゃならないんですどぉ」
「けどぉ」だと?品のないイントネーションだな。
「それの表紙は簡単ですぐにできる。問題は図面だな」
★★★★★★★★の販売許可は6年毎の更新なので、6年も経過すると初回に申請提出した図面とレイアウトが変わっちゃってるケースが多々あるのだ。保管庫や陳列棚が増えたとか移動したとかです。保管場所がいつの間にかレジ袋や備品や文具置き場になってたりする。
管理者も6年前とは代わって、6年目の若い男性の時代になっていた。チャラっぽい男性です。「アイツか」って不安がよぎった。
更新にあたって細かいTALKや留意点が要るので、
「支店長に直接、説明した方がいいかな」
「そうですねぇ。お願いできますか」(5号)
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そのチャラい支店長に替わって貰ったの。
「書類は私が作るが、図面は?」
「こ、こ、こっちにはないようですが」
緊張しまくりだな。
「本社にあるのかな。探してみる」
実はあるのを知ってます。管理者を試したというか、そういうのが必要なんだぞと告げたかっただけ。何でも本社に丸投げするんじゃないよってことを暗に伝えたかっただけ。
「保管場所は押さえてあるか?」
「ほ、か、ん、ば、しょ、ですか?」
「〇〇室の外でカウンターの内側、客や患者が手に取れない(届かない)場所だよ」
「あ、ありますあります」
「テプラか何かで保管場所って貼ってあるだろ」
「貼って、あります、ね」
困ったものだ。管理者はまだ若く6年前は何の役職もない社員だった。要は前任者から引き継いでいないのである。ただ売ればいいってもんじゃないんだぞ。
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「管理簿はあるか?」
「あ、あります、(緊張しまくり)」
ただ売るだけでなく、ものによっては指導内容を記載する義務があるんだよ。
「最後に、ちゃんと★★★★★★★★の講習受けてるか?」
「こ、講習ですか・・・」
さては受講してないなコイツ。
「年に1回か2回か知らんがセミナーが開催されてる筈だぞ。それの受講証明書がいるんだが」
「実は1回も受けてません」
ホラ出たよ。若くして就任した管理者や、年配者でも新規に就任した管理者にそういう傾向がある。ちゃんと教育が行き届いてないからである。
講習受けてないと更新に差し障りがあるんだぞ。
「何年になる?」
「??」
「そこの管理者(支店長)になって何年になるんだ?」
「に、2年です」
「2年間、1回も講習受けてないなんて言語道断だよ。すぐ年内の講習に申し込んで、申し込んだ旨がわかるようにプリントアウトしてくれ。それを添付して受講予定ですと言い切れば何とかなる。今の時期だったらWEBでも申請できる筈だ」
「ハイ。。。」
ギュウギュウやってしまった感があるが、これも若手の育成の為なのです。
支店の販売許認可を更新するのはいいが、管理者が必須講習を未受講という不手際は困ったもの。私はそヤツのエリア長に電話した。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-08-07
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2019-09-29
に登場しているヤンママです。指導を頼んだ。
「1回も受けてませんなんて言われるとさぁ」
「ああ、すみません、シフト内ですぐ受けさせます」
実は未受講だと更新に差し支えるかというと、そんなこともないのです。ただ、私が窓口で注意されるんですよ。「ちゃんと本社の上の方から指導してくださいねっ」ってね。
私は各支店の上司ではない。上役には違いないが直属の上司ではないのだ。でも行政の職員から見たら私がそういう立場に見えるんだって。私が知らないことで窓口で叱られることってよくあるんですよ。
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青い空、
悠々流れる桜川、
彼方には常磐線の鉄橋、ときおり電車が走り去る長閑な光景ですが、あの辺りには戦時中の「日本の黒い霧」が起きています。
常磐線土浦駅列車衝突事故です。
昭和18年(1943年)10月26日、土浦駅構内で入換中の貨車が上り本線に進入して、同駅を通過した上り貨物列車と衝突!貨物列車は脱線して今度は下り本線の普通列車と衝突した事故。
普通列車の客車4両が脱線転覆、1両がこの桜川に水没した。
最終的に110名死亡、107名が負傷した。
人為的なミス事故だったが、戦時中のため大きく報道されることなく写真もあまり無いそうです。報道規制がされたのかもしれない。
桜川鉄橋の北側、線路脇にJR東日本土浦寮があって、そこの敷地内に事故の慰霊碑があったのを車内からチラッと見た。中に入れるかどうかはわからなかった。
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炎天下で歩きながら長っ話してたら喉が渇いてきたぞ。
土手を歩いてて発見したのは川土手にある公民館と自販機、中から婆さんが出てきて余所者の私をジロリと一瞥した。
婆さんには用はない。自販機だ。
それもBOSSの自販機、ワンショットの強炭酸、ペプシはあるかな。
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あった!!
それも3フェイスも。
ディスプレイは日焼けしてるが優秀な自販機だ。
だけどペプシとコカの自販機が並んでいるのって珍しい。
2本購入した。キンキンに冷えてる!
炎天下、川土手のオアシスだな。覚えておこう。
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土浦駅に戻ってきたところ。
土浦市は城下町で、駅から歩いて行ける距離に土浦城(平城)があるが、このクソ炎天下では行く気にならなかった。
茨城県南地域の商業や行政の中心地だったが、群馬と同じく郊外ロードサイドの複合施設の店舗に客を取られ、つくば研究学園都市の開発も拍車をかけて、駅チカにあった百貨店や大型店舗は殆ど撤退している。
でも路線バスは多そうだ。
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次回の為に飲食店に目星をつけておこうと思ったのだが。
次回は量的に多い申請事項になる。
でもこの市に泊まるほどじゃないんだ。支店に寄るにしても日帰りで充分クリアできる。
泊まると仮定して軽く飲むならこの路地かなぁ。
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だが私の茨城旅、訪問は僅か2ヶ月、3回か4回程度で終わった。草の者19号に引き継いだからです。
このレストランも未訪に終わった。
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さぁ帰京、帰社しないと。
帰りは常磐線特別快速のグリーン車で。
贅沢だって?私もあと3年、それぐらいいいでしょう。
僅かな回数の茨城県担当でしたが、そこで見たものを3話ほどUpします。
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雨の大船 客足は上々 [居酒屋]

雨の大船、居酒屋前です。大船駅改札で待ち合わせしたのですが、今日はジャン妻がターミネーターの如く、ダダンダダンダン!の効果音を鳴らして私に迫ってくる場面は撮れませんでした。
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今日は名物マスターはいなかった。
長期療養中に若いのだけで廻しているのを見慣れているので、他の常連さんのように「今日マスターいないの?」とは言いません。いない光景がアタリマエになってしまったのかもしれない。
昔から来ている常連さんには寂しいものだが、慣れるしかないと思います。
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おとおしは変わらずシシャモ、私は喉が渇いているのでナマビール3杯飲んだ。
珍しくメニュー載せます。あれ?価格表示されてるぞ。値段なんてあったんだ?
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ポテサラ、野菜カレーと続く。
「野菜カレーって何?」
「カレーに野菜が入っています」
そんなこたぁわかりますよっ。やわらかく煮込んだ牛タンにトマト、、ナス、ズッキーニ、何と!キュウリ!夏野菜が入ったカレー煮だった。
「悪いな。賄を食べちゃって」
「大丈夫っス。まだありますから」
正直だね。「賄です」って言ったも同然じゃないか。でも奥のメニュー札にちゃんと書いてあるんですよ。
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ご飯にかけたいかって?
そういうカレーじゃないですね。煮込みですよ。ご飯いらない。ビールか酒か焼酎で充分です。
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政変が起きて3ヶ月経ったよ。私は新しい体制に振り回された3か月だった。
新しい統括部長(ナンバー2)は本社内では控えめな態度だが、それは前の統括部長がハズされたとはいえ、まだ同じシマ(部署)にいるからだと思う。
「思い切った人事登用だったね」(ジャン妻)
ナンバー2はもとからいるエリア長15人の中から大抜擢されたのです。私やジャン妻に対しても今は丁寧に接しようとしているが、
「それはまだ味方が少ないからだと思うな。彼は味方が欲しいでしょうからね」
鋭い分析じゃないか。だが支店回りをしている私にはその新しいナンバー2の芳しくない噂も入ってきている。目下には傲慢なところもあるらしいのである。
それと、ナンバー2からナンバー5に下がった(旧ナンバー2)と、うるさ型のナンバー4である毅が上手くいってない。
毅は技巧派で実務派だが、彼から見えるとナンバー5は「アイツは何もやってない」「何もできない」「やろうとしない」無能に見えるらしいんだな。
「だってナンバー2時代はエリア長に丸投げだったじゃない」
「そうだったが、毅はナンバー5に口も利かないらしいぞ」
「気難しいからね。アナタとは別の意味でね」
「あんだって?」
毅は私と20年来の盟友なのでこの店にも2回かそこら来たことがある。Upしてないだけ。
「口を利かないっていうか、ナンバー5が話しかけても、ああ、おう、しか言わないんだってよ」
「それって無視はしてないよね」
「してないけど『毅さんが口効いてくれへん』ってウチの若手社員(ナンバー5と仲がいい)にLINEが来たんだってよ。なっさけないなぁ」
ここでいうナンバーは代取に何かあった場合の代行順位なのですが取締役同士ですよ。部下に「口を利いてくれない」って愚痴ってどーすんだって。
取締役同士の不仲なんてのは私の知ったことではないが、現場でやられると一般社員が気ぃ遣って困ることになるんだな。
どっかで一席設けて、毅を慰撫でにゃならんかな。まぁまぁって。
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鯵の南蛮漬、すっぱくない。小鯵でよかった。前に10cmくらいの小さくない鯵の南蛮漬が出たことがあったからな。
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この店でも穴子煮です。ええっと、上大岡の閲覧注意記事で、文章に棒線引っ張ってた義父のひとことは載せないよ。
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〆はチーズオムレツ、作ってくれたのは若ではなく、若より若くい弟分だった。傍らから若が指示出してたから初めて作ったんじゃないかなぁ。
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最初出されて見たら、赤いケチャップがついてないんですよ。呼んでブチューッとやってもらいました。
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会計は人差し指1本、端数出すなよって言ったの。
「今まででいちばん美味しいオムレツだった」
「それ、いっつも言いますよね。自分が初めて作った時も、女の子が作った時も」
よっく覚えてんなぁ。
誉めることは伸ばすことなのだよ。
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「結構、客来てたな」
「そうね。郊外だからね」
何だか混んでたのです。雨なのに。賄いに入った女性スタッフは呼び戻されてたからね。
「地元か近場の人でしょう。都内のビジネス街とは違うね」
なるほどそうか。都内の黒板メニュー創作店はビジネスマン対象だから閑古鳥、上大岡や大船は地元の個人客だから。客層の差が大きいみたいだ。都心と神奈川県郊外で明暗分かれた感がある。東京都心に近い辺りでも、の中野や三軒茶屋(世田谷区)といった郊外には客が戻ってきてるという記事を見た。苦しいのは渋谷、新宿といった繁華街と、高齢客の多い銀座、オヤジの街である新橋といった山手線沿線なんだな。。。
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ひとり [居酒屋]

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やっとひとりで来た!来れたぞ!
こうあからさまに言うとジャン妻は機嫌を損ねるだろうけど。
テレワークがアタリマエになり、出張や研修も自粛になって半年か7か月はジャン妻同伴で来てたのでひとりで来てないのです。
だって家にジャン妻がいるからです。こうなる前はジャン妻の出張や、それら準備に要する残業で遅くなるから「今夜は夕食先に済ませて」他、大義名分を掲げて意気揚々と来てたのに。そういうパターンが無くなったからひとりで来れなくなったのです。
「たまにはひとりで行って来ればいいじゃない」
世間のサラリーマンの女房とはそういうものらしい。
「ひとりで行ってくればいいじゃん。フンッ」
フンッとはなんじゃい。男はひとりで考える時間が必要なんだよ。そしたらさる水曜日「美容院予約したので遅くなるわよ」とのこと。予約は18時半で20時半に終わるって。だから「ひとりで済ませていいわよ」願ってもないことだ。
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久々にひとりで来たら、やっぱり女性スタッフがいない。バイトも長年いるシャイな男の子がひとりだけ。高校生の頃からこの店でバイトして今はもう大学生だって。
シャイなせいか客とTALKができない子で、指示が無いとボーッと立ってる子でもある。指示すれば動きはいいのだが。
「社員になったらええのに」
「いやぁ・・・」
・・・の後は「自分なんかが」って言いたかったか、そう言って煙に撒こうとした感があるが、そう言い切れずに逃げるように奥に引っ込んでしまった。
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最初はもやしナムル、豆付きで美味しいけどこういうのをサイドメニューに載せるには何か理由があるのかな。もやしを仕入れ過ぎたか。原価が安かったか。
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「やっとひとりで来れたよ」
「笑」(D君)
「やっぱひとりがいいよ」
童顔のD君は「そんなこと言って大丈夫ですか?」という表情でもある。「よかったですね」とも言えないよね。
「彼女(ジャン妻)がいるとね。やれジャガイモにバター付け過ぎだの、ほどほどになさいだの、それぐらいにしておきなさいだのうっせぇし、自分のペースで飲み喰いできないし、自分の好きなものを遮られるしさぁ」
D君は笑うしかない。アブナイ話題なのでうっかり相槌も打てない。
串焼きは鶏ネギとジャガバタだけで海鮮居酒屋バージョンに。お隣の2名様がオーダーした「トロカツオ」も美味そうだったが。アジ刺!
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歯応えがあって、それでいて甘い、
ジャン妻がいると何でもかんでもすぐナメロウにしたがるからな。タタかないで刺身で食べたかったのだ。
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「前回入れた(焼酎の)ボトルありますよ。」
「ああそうだったね。でもあれは彼女(ジャン妻)と来た時に飲むからむしろ彼女のモノ。私は群馬泉飲むから」
勝手にボトルを飲んだら怒られるからのように伝わった感がある。
出番を待つ群馬泉です。
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次はメニューの左下に小さく、申し訳なさそうに控えめに載っている銀タラ煮付け、
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これ、少し時間がかかって、肴が無い状態で群馬泉をグビグビ飲んでたら、酔うペースが若干加速した。少しペースを落とした。
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身がやわらかい。それでいて味が染みている。タレが美味しいのでワカメ、ネギもタレに浸して食べているウチに締めはこのタレを飯にブッかけて食べようと思い至った。傍らにジャン妻がいたら絶対に「やめなさい!」って言うに決まっている。
「残りの汁捨てないでね」
「あ、いくんですね」
それだけで伝わるんだから。
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鱈の残り汁が残っていますが、次はメニューに殻付きの牡蠣があって、仙鳳趾とある。フリガナがふってあって、センポウシ?
「センポウシってどこの牡蠣?」
「聞いてきます」(D君)
事前に把握しておきなさいって。
「北海道だそうです。」
D君は根室の方と言ってた。間違っちゃいませんが、仙鳳趾(センポウシ)は根室の手前、釧路の東側です。厚岸(アツケシ)湾の西、潮の流れがきつく、そこで育ったので身が締まり、濃厚な甘味とコクで海のミルクそのものです。
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北海道の東側は気候が涼しいので年間を通じて水温が低い。だからいつでも牡蠣が食べられるって。
身が大きくてボリュームがあって曲面を描いています。イヤラシイ言い方で悪いが女性の身体を彷彿とさせます。
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こんなことやってますが、食べるのは一瞬で終わった。
このセンボウシの牡蠣は都内で珍しく新規開拓した店(居酒屋以上割烹未満の店)にもあったのですが、ここまでの大きさではなかった。それでいていい値段してたんですよ。
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「牡蠣、残り2個でヤマ」と声がトンだので「じゃぁもう1個」と言いかけたが止めといた。他のお客さんに譲りましょう。
これはジャン妻に食べさせたかったな。
ジャン妻は伊勢市出身だが、伊勢の的矢牡蠣を凌駕する味だったね。
締めはさっきの鱈煮つけ残り汁をブッかけて。
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猫のエサみたいだな。
隣のお客さん2名がオーダーした月見つくね(タレ)の残り汁に、ご飯を少し足してたのを見て閃いたの。塩は塩でしかないが、タレはその店独自のものだからね。
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この日、マスターと会話は無し。だって串ものをオーダーしてないからね。
群馬泉で3合だったので、こりゃもう1軒行こうとジャン妻の許しを得てひとりスナックに行ったの。
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そしたら翌日、二日酔になってしまった。午後までなかなか抜けなかったです。
そんなに飲んだつもりはないし、歌った曲や会話も覚えているのだが、ママが次のボトルを入れさせようと途中から濃くしたんじゃないかと。
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煮穴子が美味しい理由(閲覧注意) [居酒屋]

ダダン!ダン!ダダン!
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ダダン!ダン!ダダン!
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ダダン!ダン!ダダン!
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ダダンダンダダン!
上大岡駅改札、ジャン妻がターミネーターのようにズイズイ歩いて迫ってくる。
凄い迫力である。
これがスプラッター演出だったら最後の写真を撮った瞬間、私はブッ飛ばされてアイフォンを取り落とし、踏み付けられてエンディングになるだろう。
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混んでる?
いや、そうでもなかった。
左端、入り口側に陣取った。
右にはよく見る常連さん(私とも会話経験アリ)がいたけどすぐに帰られた。
最初は生ふたつ。グデェ~、くたびれたよ。ジャン妻は本社から直行だが私は炎天下を厚木エリア、海老名エリア、麻生区&多摩区、反転して藤沢某所、また飯店して鶴見区、そこでUpしたのが17時半でそこでバテてしまった。
上大岡まで行くなら京急で。横浜市内の京急沿線にある某支店へヨロヨロと倒れ込むように入って、
「奥の休憩室貸してくれ」
肌着を着替えてアタマを水洗いして、エアコンをガンガン効かせて30分くらい休んで、幾分、シャンとしてから上大岡に来たのだ。熱中症対策の経口ドリンク携帯サンプルを出してくれたよ。
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レバ、ポテサラ、今から入れといたネギトロ巻、鶏ネギ、うづら、ススメられた煮穴子、次々とオーダー入れたら、
「〇〇さん(私のこと)ジャガバタは?」
「あ、忘れてた」
「もう入ってます(爆笑)バターベッタベタでいきますね」
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「もう入ってるって(笑)」
またバターベタベタを咎めだてするんじゃないだろうな。
「どっかのスパムステーキみたいだね」
オーダー入れなくても店側の意思で入っていた。
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マスターの姉さんが作って出すジャガイモがゴロゴロしたポテサラではなくて、板場のTさんが仕込んだポテサラ、辛く味付けしたソボロと揚げネギ?が塗してあった。
「いつものお姉さんが作るポテサラじゃないんだ」
「マスターのお姉さん、今、経理で忙しくって」(D君)
ははぁ、休業補償とか、給付金とか、そっちの方だろう。
「事務が煩雑でタイヘンらしいよ」(ジャン妻)

「刺身でおススメは何です?」
「ええっとですね」
D君はすぐには答えられなかった。板場で聞いてきたのは、
「メイチダイだそうです」
「めいちだい?」
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身体にゼブラみたいに縞模様がある魚、黒い目にもひと筋の帯模様があって、その模様は瞳の上と下に続いている。黒い涙を流しているように見えなくもない。
目にひと筋の太い線があるから目いち(1本)鯛?
調べてみたら、滅多に水揚げされない魚だったのが近年漁獲量が増え、時期によっては高級素材になると。
旬は晩夏から秋にかけて。それを外すと可もなく不可もない白身でしかないんだと。
>文章の引用は引用元を明記する限りにおいて自由です。(引用もと、ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑)
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「今日は焼酎がいい」
「・・・」
身体の負担を考えて焼酎ロック、ボトルキープ、でも私は群馬泉と錫チロリに操を立てて?群馬泉ぬる燗をオーダー。傍らにある焼酎ロック薄めはチェイサー代わりになった。
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「それでも群馬飲むんだ」
「アタリマエだ」
食うものはそっちに合わせてるんだから、飲み物ぐらい好きにさせろ。
だから俺はひとりで来たいんだよ。
「出張とかないのか」
「あっても11月かな。行かなきゃならない、行った方がいいネタはあるんだけどね。○○社の△△さんもできれば来て欲しいって言われるネタがあって」
私はアナタの業務内容を知りたいんじゃない。いつ出張に行くのか、いつ自分はひとりで飲みに行けるのかこの店へ?それが知りたいだけだよ。
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煮穴子、穴子なんて滅多に食べないけど美味しいんですね。
「穴子っていえば、そっちのお父さん(ジャン妻実父、私には義父)が放った暴言を思い出したよ」
「止めてっ!」
「・・・」
「知ってるわよ何言ったか。食欲がなくなるから止めて」
ではこの記事の最後に。(閲覧注意というか、読むのを注意※)
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この穴子、天ぷらにしたらもっと映えるだろうな。
何故か巻き物が出た。「
何処のデパ地下で買ってきたんだろ?
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締めのネギトロ巻、鶏玉子スープが出されたのですが、奥の厨房からトントン叩く音がする。
「ナメロウの具なんてあったか?」
「何で叩いてるんだろね」(ジャン妻)
「聞いてきます」(D君)
すぐ戻ってきて、
「さっきのメイチダイで叩いているそうです。」
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親子丼でもなく、モツ煮込みのぶかっけ飯でもなく、滅多にないメイチダイのナメロウがシメになりました。
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ジャン妻が背負ってるリュクカバン、
ヨットマンのマスターはカバン、財布といった皮製品マニアでもあるのだが、
「またカバン買ったの?」
「ええ、テレワークがあると、ノートPCとか持って歩かなきゃならないので。重たいから背負うのにしました」
「いいねぇそれ」
カバン談義になっていた。私は傍らで聞いててもちっともわかんないのだが。
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では最後に、以下閲覧注意!
(※)ジャン実父、私の義父は穴子を前にしてこう言ったのです。
「穴子は水死体を喰うから美味いんだ」
確か入籍前の会食でしたね。うなぎ屋割烹だったのですが、鰻と穴子の味や食感の違いとか、そういうネタだったと思います。
ジャン妻や義父の後妻さんはイヤ~なカオしてたが、私は義父の毒舌センスに唸ったものですよ。
「感心してどーする!」(ジャン妻)
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時短営業解除の夜 [居酒屋]

東京都が23区の酒類提供する飲食店カラオケ店へ要請していた午後10時までの営業時間短縮、それが解除になった日です。9月15日でしたかね。様子を見に行きました。
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「解除されたってことは混むかな」
「そんなわけないわよ。すぐに戻って来ないでしょう。(そう言いながら店に電話)大丈夫?入れる?あ、そう。じゃか行くわね。え?今日よ今日!今からよ!」
最後の方のトーンがオカしいですね。
「何て言われたのさ」
「いつ?今日今からですか?って言われたのよ」
なんだい俺たちに対してその素っ気ない言い方は。昨日の記事みたいに空いてる日が続いていて予約の電話すら鳴らないから、応対の仕方すら忘れちゃったんじゃないか。
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それでも店主は解除になって「ヤッター!」のガッツポーズ、
「今日から通常営業に戻りましたっ。」
おめでとうございます。
でもこの空き具合である。
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寂しい入りだ。
嬉しそうにガッツポーズした店主だが、その笑顔はため息に変わっちゃった。
「1時間伸びた(22時→23時)ぐらいじゃそんなに変わらない気がしますね。」
21:30オーダーストップ、22:30閉店になった。
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おとおしは、何だこれは?
「ブドウを天ぷらにしてみました」
またおかしなものを。
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さらの木でもデザートをこんな風に出してくれりゃいいのに。そしたら食べるよ。
黒板メニューのTOPにある炙りしめ鯖とゆで卵のポテサラ?前に食べたな。ポテサラの上にホントにしめ鯖が載ってた。創作料理も度が過ぎたというか、あまり気を衒うのもどうかね。パスしました。
「牛挽き肉とパクチーのチーズコロッケだと?パクチー抜きにできないかな」
「もう混ざってるでしょう」
それもパスしました。
珍しく決まらない。店主がヒマそうだから玉子焼きでもいくか。チーズ入りです。明太入りもできるらしい。
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「スパム入りがいいな」
「???」
「ハムでもベーコンでも」
「それじゃ出汁巻き玉子じゃないでしょ」
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鯛の身真薯のレンコン挟み揚げ、TBS噂の東京マガジンやってTRY過去の蔵出し映像からレンコンの挟み揚げを観たよ。レンコンで挟むのではなく、挽き肉でレンコンを挟んで揚げたり、カニの挟みを使ってた子がいたな。
「ああいうのは家で作るより外で食べるものじゃない?」(ジャン妻)
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挟んでなくね?
あ、挟んである。レンコンはレンコンだhが、細かくカットし過ぎでないかい。
レンコンは穴が見えないとツマんないな。
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酒盗に漬け込んだ大人の鶏唐揚げ、普通の鶏唐揚げと変わんないぞ。美味しいけど。
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砂肝とエリンギの黒酢炒め、その辺の店の砂肝は火を通すと大抵固いから苦手なんだけど(砂肝の刺身は好き)やわらかいなこれ。
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そして何故かエイヒレ、
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「このままカブリつくんじゃなくて。貸しなさい千切ってあげるから」
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千切る、千切る、千切る、力任せにビリビリ千切る、
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太い手首だな。
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まだ不満らしい。更に細かく千切る、千切る、
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「手間のかかる人ね」
私は別に千切ってくれなんて頼んでないぞ。
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マヨネーズが足りなくなった。
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解除にあたって小池都知事さんは、
「専門家の先生方から分析結果を報告いただき、感染状況に関して新規の陽性者数の減少速度がいまだ緩やかであること、感染者数が再び増加することへの警戒が必要な状況であることなどから、4段階のうちで3段階目にあたる『感染の再拡大に警戒が必要であると思われる』という総括コメントを頂戴しました」
「多くの事業者の皆様に新しい日常のための対策を実践していただき、利用者の方にもお店の対策に協力していただいた8月の上旬をピークに新規の陽性者数は減少傾向で、お盆明け以降も継続して減少している。この状況から一定の抑制効果があったと考えております」
「感染者数がまた増えると再度、営業時間の短縮要請であるとか、都外への外出自粛の要請を用いて感染拡大を抑えていくことになります」
長々しいお言葉で解除の理由を挙げておられたが。またぞろ例によってヘンな造語を。ハンマーダンスって何?
私はその場で阿波踊りの真似をした。えらやっちゃえらやっちゃヨイヨイヨイヨイの真似、手振りをしながら、
「ハンマー持って踊るのか?」
「何をバカ言ってるのよ」
ハンマーダンスなんて、巷で誰もそんな造語使ってないですよ。
そりゃ新規感染数400人台だった8月上旬に比べたら減少してはいるけどさ。まだまだ油断は禁物。
この店だってカウンター席は組と組の間1席は空けてるからね。
オーダー出る量が少ないので、若スタッフに料理の指導をしているところ。
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することなくなったか、明日のランチボードを書いているところ。
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ママも何するでもなく、ボーッと立っているだけ。
「外で客呼び込みでもしてきなさいよ」
「人が歩いてないのよ・・・」
通りを歩く会社員数は少ないし、企業や会社側が宴会自粛のままなのだろう。ウチもそうです。さぁ今日から通常営業だから飲みに行こうぜなんて誰も言わないしな。
半期毎に各支店に支給される社内接待交際費ひとり上限3000円も、今期は稟申を受け付けず差し戻しになっています。
飲食店に繰り出さないで支店にデリバリーをとってお疲様れ会を開催したところはあるみたいだが、それすらも総務取締役が「なるべく少人数でお願いします」と釘刺す電話をしてたし。
私は3人か4人の壮行会・食事会はしました。(UPしてませんが。)社内で私のファン層から誘われた懇親会が2件延期になったままです。もう流れたといっていいね。する気が起きないもの。
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都の場合、新規感染数を発表すると客足がドーンと減るらしいんだな。
「小池さんの発表って必要なんだろうけど、ホント影響するんですよ」(店主)
宴会嫌いで少人数で静かに飲めればいいと思ってる私は、感染拡大前のうるさい情景に戻りたくない気もする。混むのヤダし、宴会文化や習慣は廃れちゃっていいとも思ってる。
でも店が潰れても困る。だから今宵みたいに個人で食事するぐらいいいだろ。連れは身内なんだし。
店主もママも「〇〇さんみたいな個人のお客さんだけではねぇ」そうは口には出さないが、本音では「会社の飲み会が戻ってきて欲しい」んだろうね。
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閑古鳥 [居酒屋]

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店に閑古鳥(カンコドリ)が鳴いている。
カウンターにはいつもの常連さん(毎日早い時間にきてサッと帰られる方)ひとりだけしかいない。
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いつものBGMが流れているから気が紛れないこともないが。客が少な過ぎ!予約の電話も鳴らない。
ジャン妻が「今から2人入れる?」電話入れたら、
「全然大丈夫ですわよ[バッド(下向き矢印)]」(ママ)
「そう、なら行くわね」
で、来てみたら、まさかこんなにガラ空きとはな。
ママの「全然大丈夫ですわよ[バッド(下向き矢印)]」のトーンは、今宵はもう諦めたような声音で「来てくれるの?ウレシイッ」って感じではなかったって。
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ヘンなおとおしだな。
暑いのでさっぱりしたものにしたそうだが、私は暑い日は濃い味が好きなんだけどな。ビールに合わないぞ。
生ハムと枝豆のポテサラ、枝豆なんか何処にもないぞ。あ、あった。埋もれてた。
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ベーコンともろこしのジャーマンポテト、これはすぐに入れた。
「ビールがあるウチに出してくれ」って言い添えた。
こういうワガママは店が空いてるからできることであります。でもジャーマンポテトはビール、ビールに飽きて日本酒や焼酎に移行してからジャーマンポテトなんぞを出されたんじゃぁ、またビールをオーダーしなおさなくちゃならない。そうやって儲ける戦略には乗らないぞ。店が空いてるんだから。
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揚げ豆腐と豚肉のカリカリ揚げ、油淋鶏スタイルだって。
油淋鶏は鶏の唐揚げの方が合うなぁ。薄っぺらな豚薄切り肉では肉汁感が無いですよ。
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だっけど店ん中が寂しい。
空いてて静かでいいけど。空いてる背景には現在の時勢があって。そのせいなんだからあまり喜べない。貸し切ってるみたいだ。
「5人予約が入ったと思ったら・・・」(ママ)
「???」
「その後すぐに電話があって、キャンセルになったの」
「その日のウチに?」
「そう。〇分も経たないうちに」
それってドタキャン?ママはガッカリしただろうな。予約した後ですぐ会社の上司が「今の時期は慎重に」セーヴがかかったのかもしれないね。
閑古鳥というのを思い浮かべた。人を呼ぶように、そう聞こえるように鳴く鳥ってのはどんな泣き声なんだろう?
閑古鳥の意味は静かで物寂しいこと。今日みたいに客が入らなくて寂れている、繁盛していない、お店が流行っていない状態をいう。
でも私は閑古鳥の鳴き声なんか知らない。聞いたことない。
「前みたいに客を呼び込まなきゃ」
「でも呼び込もうにも、外に人が歩いてないんだもの」
寂しそうなママのボヤキ声、閑古鳥の鳴き声?人を呼びこもうと鳴く鳥を呼子鳥と言うらしいが、閑古鳥と呼子鳥は同じ鳥だとも?
閑古鳥の閑には暇という意味もあるが、仕事が無い、やることが無い、という意味の鳥ではないです。
だがとうとう厨房のアンちゃんもすることがなくなり、調理台を拭いたり磨いたりしている。まだ7時半だぜ。
ママは明日のランチメニューを黒板ボードに書いているし。
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他に話題が無かったわけではない。
この店を卒業して北鎌倉で開業した彼の許へ3周年祝の花を贈ったとか。
微妙にメニューが被って、向こう(北鎌倉)の方が値段が高いんだよなぁとか。
向こうの若女将とこの店のママでは商売っ気、気質が全く違うねとか。
「向こうは地元のお客さんが付いてくれてるでしょうけど、ウチはビジネス街だからねぇ」
客室、客層が違うワと、幾分かの恨み節を込めてボヤくママである。
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私は向こう(北鎌倉)では今日の店のネタを。
今日の店では向こう(北鎌倉)の店のネタを。
「この場にいない人、店のネタで盛り上がるのもよくないな」
「盛り上がってるのはアナタだけでしょ」
「どっちの味方なんだって?」

信州産とうもろこしのクリームコロッケ、
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コンビーフと玉ネギのガーリックチャーハンのガーリック抜き!!
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結局、他の客、次の客は来なかった。店は早終いしたかもしれない。
「閑古鳥、それは店のママが客欲しさを嘆く声」
「何を言ってんの?」(ジャン妻)
店ん中が混み過ぎてうるさいのも困るが、やはり店はある程度の活気、勢いが必要なんだな。静かでよかったけどさ。ショウ旦那も自分とこの何かの記事で仰ってたが、ほどほどの賑やかさがいいんだろうかね。
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GOTOさら [さらの木]

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夜中に止まった給湯が始まった。
時間は朝5時過ぎ。少しアタマが重い、飲み過ぎたか?
胃の腑もイマイチ調子が悪い。持参した漢方胃腸薬を服用した。ポットの冷えたウーロン茶の残が少ないでやんの。船山温泉や蕎宿のポットはデカいから朝でもたっぷり残ってるのに。
胃腸薬を飲んで寝なおした。トシのせいか弱くなったものだ。
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で、寝なおして起きたら7時半でさ。
私は力関係に負けて窓側の小さいベッドで寝ている。大きいベッドを占拠しているジャン妻に声をかけた。
「そろそろ朝ごはんだよ」
「う~ん。。。」
ジャン妻は熊のようにムクリと起き上がった。髪ボサボサ。目が腫れぼったい。身体全体がむくんでいるようだ。
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今日も暑そう。朝からこんな気温じゃ1日が思いやられる。
「帰りはMさんに駅まで送って貰う?」
「そうして貰おう。暑そうだし」
「時間は?」
「10:30の普通電車で。10時に出れば充分間に合うよ」
その前に特急踊り子があるのですが大船駅に停車しないのだ。小田原を出たら横浜まで行ってしまう。私は行って戻ってくるルートは好まない。
「横浜で服でも見て来ようかな」
夏物のバーゲン時期だからだそうです。
「だったらそっちは踊り子で横浜まで行けばいい。私は小田原で下りる」
「・・・」
荷物があるのに買い物なんかに付き合えないよ。
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ダイニングに下りたら、またこんなセッティングになっていて。
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ジュースと水が遠いぞ。肩痛で伸びない腕を伸ばして引き寄せなきゃならない。
試行錯誤しているのかもしれないがこのセッティングは意味ないです。全く知らない者同士がテーブル席に着いているんじゃないし、何で腕を伸ばして窓際から手前に引きずらなきゃいけないんだ。
でも夜と違って朝の庭を眺めるのは悪くはないです。
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ところがサラダは手前に出された。こっちの意図やブーイングに気づいたかな。Mさんも細腕で向こうに置くのがめんどくなったのかもしれない。
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生ハムが載っている。カニカマも。野菜の種類が多いです。日常で食べない野菜も多い。
私はレタス、キャベツ、キュウリのマヨネーズ和えで充分なんだけどね。
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冷たいスープ、ジャガイモのポタージュだったかな。
「既製品か?」
「またそういうことを言うっ」(ジャン妻)
「いつもの悪い冗談だよ」

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メインディッシュのプレート、これも重たいせいか手前に置かれた。料理が重いのではなく、皿が重たいのだ。
スパニッシィオムレツ(キッシュかも)グリル野菜に自家製ベーコン、御殿場ソーセージ(今日はシャウエッセンではなかった)チキンの・・・チャーシューなのかハムなのかワカランがそんなのまでついている。行ったことないけど英国の朝食より豪華です。
Mさんは肉が好きだなぁ。パン食って朝に肉類があると豪華に見えますね。
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そしてこれがないと私がブーブー言うリゾットは欠かせないが、あ、シイタケが入ってやんの。
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普段の日常で食べないものばかり並んでるわけですよ。旅は日常からの脱却だから距離は関係ないというが、料理の変化って大事なんだなと。
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さて、これからが長いんですよ。
挽きたての珈琲、そして私にとっては拷問に等しいヨーグルトデザートが運ばれるのですが。正直私はデザートは要らない人なのだ。
「ご主人には苦手なヨーグルトを抜いてフルーツだけでも」
Mさんはそう言ってくれるが、私は果物も苦手で。何とか食べられる果物はミカンと梨ぐらいです。皮を剥いて種を取るのがめんどいのもあるからカッティングしてあるのがいい。
ブドウと、何だろこのヘンなイロの不気味なものは?
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これらが出るまでが意外に時間がかかって。船山や蕎宿ならもうとっくに食べ終えて部屋で寝てます。
「部屋の鍵かせ」
「ムッ!」
「早く部屋に戻りたい」
「ダメっ!」
「お腹の調子がいいんだよ」
「下のWC使って戻ってきなさい」
「下のWCは使用禁止だよ。部屋のWC使わないと」
「WC済んだら戻ってくる?」
「戻らねぇよ」
もちろんお腹の調子が云々なんてのは嘘です。そんなバカな問答をしてたら運ばれてきたのですが、ジャン妻はヨーグルト入り、私は無しです。ヨーグルトは酸っぱいし、「健康にいいんですよ」と言われても私は食べないです。
理由があります!
さらの料理って量が多いしソースも種類多いし、飲んだ酒量もあって翌朝翌日は快腸なのですが、ヨーグルトを摂取すると腸に働きかけて、張って痛くなってくるんですね。これは私の身体のメカニズムだから仕方がないのですが。
前回と今回はガーリックを避けて貰ったのですが、ガーリックが含まれてると翌朝から下手すりゃ終日苦しいのです。腸は動こうとするけどヨーグルトは乳酸菌でもってそれを抑えようとするから、相反する動きをされて腸が張るのです。苦しくなるのだ。
だからヨーグルトは要らないのっ!
って再三、再三どころじゃないな、再10ぐらい言って私を苦しめたヨーグルトはなくなったのだが。
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向こう側に押しやってしまった。
「あ、向こう側に置いて。ヒドイ」(Mさん)
「WC行くから部屋の鍵」
「・・・」
「早くっ」
「!!!」
実は今度は本当にキタので、奪い取って部屋に戻ったのです。
夜はいちいち料理が遠かったが、朝はそうでもなかったな。
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ベランダが暑い。こんな暑い風呂場ってそうそうないんじゃないかな。湯の熱さ、熱気じゃなくって、外気の熱気ですからね。
でも浸かります。湯の方が温度低かったりして。湯面に反射する日差しまで熱い。
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ムクリと起き上がったプチ公、ドライヴの御守だが、前回今回はくるまじゃないので、ただ付いてきただけ。
そろそろ出立か?
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チェックアウト、五十路オンナ同士の長話ですが、間はビニールで仕切ってあります。ダイニングでもテーブルをビニールで仕切るってのもありではないかな。そしたら飛沫気にせず会話できるでしょ。
話が長ぇな。でも大事な話でもある。例のGOTOキャンペーン申し込みについて話しているところなんですよ。
私も途中から会話に入ったのですが、GOTOキャンペーンって、私らのように旅行会社を通していない宿泊客の申請は書類申請がめんどいらしい。
「いいよそんなの要らねぇよ」って言っちゃったんだけど、Mさんにしてみればせっかく来ていただいたお客様に少しでもバックしたいと思うじゃないですか。
ウチも後日ジャン妻が申請しました。私の免許証コピーとかを添えてね。金額が戻ってくるのは2ヶ月ぐらいかかるらしい。
「めんどくないのか?」
「35%で13000円(2人)だからね。1人当たりの上限金額は13000円じゃなかったかな。だからバカにならない金額ではあるよね」(この数字、金額、間違ってたらゴメンです。)
除外された東京都の23区から離れた場所、町田市とか立川市とか八王子市とか、西東京在住の人たちはお気の毒ではある。東京都で一括されちゃったからね。
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やっとネコが現れたか。
今までどこにいたんだ?スリよってくるんじゃない。またね。
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Mさんの暴走運転で伊豆高原駅へ。
公道なのか私道なのかわからない別荘地を快走します。Cafeからマグロ屋の辺りアップダウンはジェットコースターみたいにバウンドする暴走シトロエン・・・私はシトロエンってくるまの名前かと思ってたが、フランスの自動車メーカー名だってのを知らなかった。
帰りの電車はガラ空きで、伊豆方面への渋滞を横目に見ながら帰京しました。

(そういえばもう2ヶ月経ったけど、振り込まれたのだろうか?
例の10万円補助金も振り込まれてキレイサッパリ使い切ったけど、振り込まれたのを見ようと「通帳見せて」って言っても見せてくれないんですよジャン妻は。
「残高がわかっちゃうから」という理由でさ。私は家長なんだぞ。)
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料理が遠いぞ! [さらの木]

チェックイン編(部屋編)ディナー編、Nightミュージアム編、そしてモーニング&チェックアウト編と分散化していたのを、近年ではチェックインからチェックアイトまでひとつ記事にドーンと纏めていたのですが、今回はディナー編のタイトルに拘りたいので分けました。
「ああ、そういうタイトルにしたんだ。なるほどね。あの座らせ方と料理の出し方は意味ないよね」(ジャン妻)
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このテーブル配置ですが。
窓を向いています。私とジャン妻は横並びに座って庭を眺めることになる。テーブルカウンター席?
「何これ?」(ジャン妻)
違和感がある。
「アタシたち密なんだけど」(ジャン妻)
密とはヘンな意味ではなく、我々は身内ですよという意味です。家でも同居しているし、2人で差し向いで食べてるし、ひと部屋で寝てるし、この宿でもひと部屋で過ごして夜になったら寝ますよ。
宿入り早々にウエルカムケーキやお茶も部屋でお互い離れずにいただいています。同室で過ごす私らを、テーブル席横並びにする意味があるのかな?
知らない者同士がテーブル席につくホテルのダイニングとは違うでしょう。
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それで、最初に出された刺身が遠いのです。
Mさんが持って来るのですが、何でこっちから遠く、窓まで手を伸ばさなきゃ届かないのです。そんなの意味ないよ。何でこんな距離話して窓際に置くのかな。
結局はそれをこっちに引き寄せないと食べられないわけでさ。
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マグロ、アジ、カンパチ(だったかな)、アジの裏に2枚だけあった鯛、いつもよりネタが小さいし薄いな。
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後で私はブゥブゥ言ったの。あんな薄っぺらで小さい鯛なら出さない方がいいぜって。
「何かさらって、白身の刺身ほど小さいよな」
まぁ刺身でコストを落としたとして、この後に凄いのが出て来るのですが。
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前菜も遠いな。やはり遠くに置くんですよMさんは。こっちも短い腕を伸ばして皿の端を捕まえて引き寄せていただくんですけど。そんな手間かけさせるくらいなら最初っからこっち側に置けばいいのにさ。
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夏野菜がふんだんにあります。生春巻き、自家製のハム、何故かカクテルグラスで出された鯛の昆布締め(この鯛も小っちゃいな)、ズングリした小さいイカの・・・忘れた、必ず添えられるサーモンのタタキ、タルタルソース、
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珍しくお引越しが上手くいきました。
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サザエが遠いぞ。おおい、こっちに持ってきてくれぇ、
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小さいサザエです。身はたいしたことなく、小さいのが3つか4つ、キモはキモ大好きなジャン妻に2個分食べられてしまった。
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肝を摘まんでご満悦のジャン妻であります。
サザエの肝を摘まむジャン妻1.jpgサザエの肝を摘まむジャン妻2.jpg
次に珍ものがドーンと。イカの姿焼きまるまる1匹です。
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でもこのイカも最初の置き場所が遠いのだ。料理と私らをソーシャルディスタンスして何の意味があるのか。
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デカっ、キモ醤油もついています。さすがにいいイカいいキモで、たまらず日本酒をオーダーしてしまった。この次は床のタイルを引っ剥がしたような台に、和の肴を盛ったのが出て来るのですが、それも日本酒をオーダーしたくなる、日本酒をオーダーさせたくなる?その結果は売上増に繋がる、商売上手のMさんのいつもの戦略ですな。
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イカ、柔らかくて美味しいです。キモも絶品です。
「いいイカ、新鮮で大きいイカが入ったので」(Mさん)
「だったら刺身で出せばいいのに」
これは私が言ったんじゃなくてジャン妻が呟いたのよ。でも刺身にしたらイカの姿焼きでそこだけ欠落しちゃいますからね。
「いいダイオウイカだ」
「だいおういか?」
あのイカはアンモニア臭くて食用にならないらしいですね。
このダイオウイカに隣テーブルのもうひと組のお客が反応した。見たらやっぱり私らと同じく横並びに座ってましたね。
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台のもの、これも遠いぞ。いちいちこっちで手前に引き寄せなくてはならないじゃないか。
おや?フライがあるぞ。
アジフライかと思ったらカマスのフライだって。
「ご主人には尻尾の方で、奥様は身の方で」(Mさん)
カマスは細長い魚だからそうなるのはわかるよ。どっちかが尻尾側になるのはね。サクサクして軽く、いい揚げ方です。タルタルソースも全部私がいただいた。
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ムツの南蛮漬、酢の物、桜寿司、酸っぱいなどれも。苦手でしてね酸っぱいのが。ムツも無理して甘酢に浸けないで、そのまま唐揚げで出してくれりゃぁいいのに。
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お酒も遠いな。お酌できないじゃないか。
さすがにジャン妻は業を煮やして酒類をグイッと手前に引き寄せて私に注いでくれるのですが、何だかやり難そうです。それにテーブル席の横並びって会話がすすまないんですよ。居酒屋やBARのカウンター席ともいえないし。趣が全然違いますね。
「前に船山温泉でも庭を見ながら食べなかったっけ?」(ジャン妻)
2人で並んで食べたことがあったかな。船山温泉で庭を見ながら食べたのは、私がひとりで泊まった時だけだと思うけど。
https://funayama-shika.blog.ss-blog.jp/2011-07-10-6
もしかしたら1回でもそういうのがあったかもしれない。でも船山温泉の中庭はあれでも庭園だし、池もあるし、アップライトも強いし、それは虫よけ、動物除けの為でもあるんだけど、それ也に趣があるのだよ。さらの庭って大室山から噴出された溶岩の岩で囲んだ土壇にデカい巨木があって、それにイルミネーションが巻き付いていて点灯してるとはいえ、さほど広くはないから夜の酔眼だと雑木林にしか見えないんだよな。
「何だかツマんない」(ジャン妻)
「・・・」
「会話がススまない」
普通に会話はしてるつもりでもね。お互いのカオが見えないのがツマんないというんだな。居酒屋のカウンター席に慣れてるのとは違ってさらの木はテーブル席、向い合せ、相手のカオ、大事な人のカオが見える、そういう配置に慣れてしまってるからだと思う。船山でも蕎宿でもそうですが。
やはりテーブル席で庭を眺めて横並びってのはシラけるものです。俺らは身内なんだからさ。この着席のさせ方と、料理を話して窓際に置くソーシャルディスタンスは意味ないね。
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ステーキが遠いぞ。
でもこれまでの料理よりはこっち手前に、気持ち近づいています。それは私が一計を案じて、汚れた取り皿を下げて貰おうと、Mさんに意地悪して?空いた皿をわざと向こう側、窓際に置いてやったからですよ。
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ステーキはいつもより小さめです。これはMさんがコストカットしたのではなく、私らが小さめでお願いしたのです。もうそんなに食べれなくなってきてるのかも。
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キャベツの千切りだ。キャベツ、モヤシは旅館料理の素材としては出し難い素材だというが。葉野菜高騰の折、無理して出してくれたのかな。
このキャベツに、さっき出されたダイオウイカの姿焼きのキモソースをかけていただく。
「マヨネーズが欲しいな」
「・・・」
この後でローストビーフ超薄切りが出てますが、それも食べてる途中のステーキの向こう側に置かれたから遠かったな。
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ジャン妻はいつもながらハイレベルの料理には満足したようだが、この席配置には首を傾げまくりだった。何をお考えなのかMさんは?
でもさすがにこの場では言わなかった。もうセッティングされちゃってるし、もうひと部屋のお客様に聞こえてしまうからね。
「向い合せにして、お互いを横にズラせばいいのよ」(ジャン妻)
そうです。そうしたうえで、Mさんは私たの間に普通に置けばいいの。置いたら速やかに下がって距離を置くだけでいいのです。
「次回はそうしてって言うワ」(ジャン妻)
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灼熱のさら [さらの木]

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東海道線のG車内、プレミアム缶ビールをプシュッと開けてグビリ、最初のひとくちは冷えて感動的だが、ひと駅ずつ過ぎていく過程でグビリグビリ飲ってるとだんだんヌルく不味くなっていく。
傍らにいるのはドライヴの御守、プチ公はくるまじゃないのが不満そうだ。
「何でくるまじゃないんだよ?」(プチ)
「プチよ、さらは別荘地とはいえ住宅地でもあるだろ。県外ナンバーで出入りしたらMさんにご迷惑がかかるかもしれないじゃないか」
「船山温泉はくるまで行ったじゃねぇか」
「船山は山に挟まれた河原にある1軒家だろ。広大な敷地内に入ってしまえば誰からも誰何されない環境だからな」
「ふぅん」
プチはまだ不満気である。膨れっツラしている。電車だとドライヴの御守役が御免になっているから。自分の出番、役目が無いからである。
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踊り子、旧型車両に乗り換えて、車窓から海を眺めるプチ公、
「くるまだったらいいのにな」
まだ言っている。
「いつもはあの道を走ってるんだよな」
そうだよ。
だが電車だと楽だな。渋滞もないし。コロナ禍のせいでインバウンド政策を閉じているから車内も空いてて静かなんですよ。
自分が行く3宿はそれも外国人観光客で成り立ってないからね。個人客対応だから逆に存続できると思っています。
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伊豆高原駅に着いたところ。
改札を出たら「きらの里」の幕を持ったオヤジがいた。
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「おっ、きらさんか」
「ご存じですか?」
https://funayama-shika-2.blog.ss-blog.jp/2013-01-08
「10何年か前に一度、行ったですよ。館が、離れがたくさんあって、うさぎが跳ねてましたな」
「是非もう一度、お出でください」
さぁそれはどうかな。オモシロい宿だったがもう行くことはないだろうな。きらの里も伊豆八幡野温泉で、何処にあるのか知らないが同じ源泉の筈です。
駅構内を見て回ったら、幾つか営業中だったが、客がいないですね。人がいないもの。
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さぁ宿まで歩きますよ。
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踏切前の留置線にくたびれた旧型車両が出番を待って憩ってるところ。
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この坂を下って、上がるのがキツくて。
アップダウンして走ってるくるまの量は意外に少なくないです。駅までの裏道だからです。
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鮪屋も再開したようだがどれもいい値段してやがるな。こういうのを観光地価格というのだろうね。
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前にMさんと懇談したCafe、あの時ジャン妻は異業種への転業転身を考えてたクセに、それを反故にして今、上の会社に成りあがってテレワークに勤しんでいる。
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ピザ、パスタ屋さん、まさかさらのMさんはこの店からテイクアウトして客に出したりしていないだろうな。
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別荘地を歩きます。熱いです。この辺りでもう汗だくです。
何だか警戒感が沸き上がってきた。別荘地イコール住宅地ともいえるから「お宅らどっから来たの?」って誰何されたらね。身構える私です。
ところが。。。
県外ナンバーを4台、見たんですよ。
駅から宿まで徒歩15分、1km足らずのこの道路で4台ですよ。春日部ナンバー、多摩ナンバー、相模ナンバー、もう1台は何処だったかな。地元ナンバーの業者じゃなかったですね。
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この角を曲がって、別荘地なのか高級住宅地なのか、それらが混在している地域へ分け入ります。そしたらさらのオーナーMさんがオンボロのシトロエンで私らを追い抜いていった。
「こんにちはぁ」
暑さで声に出す気力もなく、黙って右腕を上げました。
「大丈夫ですかぁ?」
同乗を勧めてくれたが、今更ここから同乗してもなぁ。歩いてすぐだし。
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Bloggerの矜持もあってこんな風に写真撮ってますが、写真撮るのがめんどくなるほど熱いよ。でもここで投げ出しちゃぁダメなんだよと自分に言い聞かせる。ストーリー重視でもあるのだから。
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さらの敷地内に入った。
15時少し前です。庭の椅子に座ってたら玄関が開いて中に誘われた。その玄関先で、私はコウベを垂れました。
「先日はこっちの不調でキャンセルしてしまい、申し訳なかったです」
そう、7月に人生初の宿キャンセルをしたのですよ。
ダイニングを見たら、テーブルと椅子の配置がヘンだな。窓を向いている。
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スリッパはビジホの部屋内にあるような薄ッペラヤツ、使い捨てタイプに変わりました。紙みてぇだな。私は足がデカいので履き心地は最悪です。
「こういうスリッパの方がコスト高いのよ」(ジャン妻)
階段下のWCは使用禁止です。「部屋のWCをお使いください」です。
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今日はいつもの部屋、やまもも、ではなく、奥のゆづりは、
やまもものベッドより若干、狭く、その代わり、窓側にもうひとつ小さめのシングルベッドがある。
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多少の諍いになった。
「俺がそっち(広い方)で寝る」
「イヤよ。アタシがこっち(広い方)よ」
結局、私が折れ、私は窓際の小さめのベッドになった。
ゆづりは、老健施設や介護施設にありがちな名前だね。初めて泊まったのはこの部屋だったのです。その頃は3小さいながらも部屋あって、今は拡張された真ん中のスペースに、さくら、という小さい部屋があった時代。
初回はこの部屋で夜半に豪雨、裏の木々や葉っぱが風に煽られてザァザァバシャバシャ、轟々たる凄い音で寝れなかったものだ。そのせいでこの宿の初回第一印象は最悪でしたよ。宿のせいではないかもね。2回め、3回めと挽回してきて今に続いています。
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ウエルカムチョコケーキで仕切り直しです。プチ公もアタマを下げました。
「主人(アルジ)がご迷惑、ご心配をおかけしました」(ペコリ)
Mさんは「コロナだったらどうしようと思って怖くてご連絡できませんでした」とか言ってたな。
さて、もういいでしょう。お話しますが。
ジャンは7月に腸炎に罹って発熱したんですよ。これはまだ言ってなかったね。
味覚嗅覚聴覚も問題ないし咳喉鼻水も平気でした。でも(月)(火)2日発熱、下〇が続いたのです。熱は(水)朝に下がったから出勤しようとしたら(木)(金)は会社側から言われて出社停止になったのだ。
そのせいで人生初の宿キャンセルになったんです。私の記憶では3宿とも直前のキャンセルはした記憶がない。(延期はあったかも)
7月末日の締めで休んだ日を有給休暇で出したら、ソリ合わないオンナと子分のDON子が、
「出る気なのに社命で休めって言われたんだから、特休で出してくださいっ」(ソリ)
「別に俺は有休でもいいよ」(めんどくさそうに答える私)
「〇〇さん(私のこと)がよくても他の社員が困ります。上の人がそんなんじゃダメですっ」(DON子)
うっせぇなぁ。でも私も上の人ではあるからね。いつになく強く言われたので(木)(金)は有休ではないその他有休(特休)になりました。
翌週からは出勤したのですが、会議で来社した草の者1号(O美)と8号(M美)が、
「〇〇さんっ!コロナじゃなかったんすね?」(1号)
「おめでとうございますっ!」(8号)
何がおめでたいものかよ。そんな話になってんのかと。恥ずかしいから黙れっての。
うっかり風邪もひけないご時勢ですよ。
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熱い暑い熱い暑い。。。
今を盛りと鳴く蝉たち。ベランダが暑い。ベランダの板全てが熱々で「目玉焼きでもできるんじゃないか」ってなもんんです。
湯も暑い。伊豆八幡野は避暑地でも何でもないですね。暑いだけです。これが赤沢とか高台に上がれば幾分涼しいのだろうかね。
お湯はぬるくして貰ったつもりだがそれでも熱かった。源泉が遠いので加温してるのですがしなくてもいいんじゃないかって思った。
暑いので外出もせず。部屋に引き籠ってました。エアコンの電気代がかさんだだろうね。
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チェックイン編(部屋編)、ディナー編、Nightミュージアム編、そしてモーニング&チェックアウト編と分散していたのを、近年ではチェックインからチェックアイトまでひとつ記事に纏めていましたが、今回は分けます。
ディナー編のタイトルに拘りたいのです。(明日に続く)
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