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華や ネギ [ラーメン]

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華やさん最寄のバス停です。岸根谷戸といいます。
時刻を見たら、この時間帯1時間に3本しかないのか。20分に1本しかないのなら歩いた方がぜんぜん早いですね。
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時刻は11時8分、店前にくるまが停まってないので空いてるのかなと思って引き戸を開けたら混んでたんですよ。6人いた。私は7人めだった。
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この店のキャパ数は椅子の数だけカウントすると、L型カウンター席が6席(1席分はセルフの冷水ボトル置き場になっている。)3つあるテーブル席が8席だったと思います。テーブル席は壁側(鏡側)にあって、2席、3席、3席です。3席は壁の鏡にコの字に向かう配置になっている。その3席を敢えて2席ずつにして、お父さん&お母さん、若夫婦の4人家族が2つテーブル席を占拠されておりましたよ。
昼から餃子2皿、瓶ビール、時間差があってラーメン、小チャーハン、ニラレバ、もう1品は忘れたけど、2人カウンター席は炒める麺類、海老そばだったかな。それとキクラゲ玉子炒め定食か。オーダー内容は殆どバラバラです。
盛況で結構ですが、今日は時間がかかるな。
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私は厨房にINするカウンター3席の真ん中にデンと座りました。
いつも眠そうな瞼のママもさすがに目をカッと見開いてお客さんの対応に真剣の眼差しであったよ。
私は店主に楽をさせてあげようと咄嗟にオーダーを切り替えました。炒めた具が載ってる麺を外して、
「ネギラーメン」
さっきママが、くだんのご家族4人の誰かに、
「小チャーハン少しお待ちください」
そう言ったのを小耳に挟んだので、
「小チャーハンも」
便乗してやりました。ネギラーメンはおそらく炒めてないだろうから油っ気が無くて、胃に負担がかからない代わりにそんなにボリュームが無かろうと踏んだのもある。
「ハイ、ネギラーメンに小チャーハンです」
「ハイ」
常にマイペースな店主のお声が聞こえた。
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マスクして待ってると何だか眠くなってくる。そしたら何やらトントン刻む包丁とまな板の音が聞こえた。ナメロウでも叩いてんのかな。そんなわけないか。
あ、もしかして、ネギを細くカットしてるんじゃなかろか。もしそうならそんなに待たなくて良さそうだと思ったのだが。
シマッタ、混んでて確認するのを忘れたことがある。ネギラーメンって、細くてチクチクする白髪ネギを赤唐辛子エキスみたいなので和えてピリ辛で出す店がよくあるじゃないですか。この店も赤く染まった辛いネギで出されるのかなぁと危惧した。
メニューに四川辛口ラーメンがあるし、前にUpした玉子と野菜のピリ辛炒め、あれは炒めた野菜の底に赤いエキスが混じってたからね。
そうやって待ってる間に、カウンターのひとりのお客さんが出ていかれた。でもすぐ店前にくるまが停まって、ゲンバーマンと会社員が別に1人ずつ入ってこられて、フロア側のカウンター3席は全て埋まった。
更にひとり入って来られたお客は店内の混雑状況に絶句してた感がある。でも私の左右がまだ空いているので、私は隣席にまるめて置いといた自分のコートを折りたたんで自分の椅子背もたれにかけたのだが、ママはその客を私の隣に誘導せず、奥のテーブル席2席に誘導して「カウンター席が空くまでここで待ってて」
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ネギラーメンがキタ、あ、よかった、赤くない。辛くない。醤油とゴマ油で和えて、細切りチャーシューを混ぜた私の好きなタイプだ。
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白い長ネギは大好きです。こうやってナマで食べられるネギが好きだな。
シャキシャキのネギを摘まんでワシャワシャ噛みます。
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ネギを食べて風邪を予防するんだ。今の時勢じゃうっかり風邪もひけないからな。ちょっと発熱したら大騒ぎになるし。私のかかりつけ女医なんか「こなきだ熱っぽかった」って言ったら椅子ごと身体を後ろに引いたからね。腰が引けてるんだ。
細切りしたチャーシューも混ざってるのがわかりますか。ラーショ(ラーメンショップ)を思い出した。ネギの和え方はラーショに似てるけど、ラーショほどしょっぱくないのだ。
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黄色い麺を引きずり出します。
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さすがにこれだけ大量のネギが投入されるとスープはぬるくなるけどね。
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今日はネギが主役、麺は脇役、あ、メンマが出てきた。
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小チャーハンは2回めです。小さくないチャーハン、他所の店の普通サイズの2/3かな。薄味です。喫茶店で出されるピラフを丸めて固めたみたいだ。
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私のオーダーが先に来店されてた4人ご家族の息子さんがオーダーしたレバニラ炒めを追い抜いて出されたよ。
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シンプルだけど美味しいネギラーメンだった。食べ終えた私は混んでる状態から脱出すべく立ち上がり、代金を青いトレイに置いた。
立ちあがって店内を見たら、改めてこの店内は小さいなぁと思ったのと、こんな小さい店に4人で来るなよ、昼からビール飲んだら長くなるじゃないかと思ったのも事実です。でも、ひとり客も4人客も同等の権利があるんだと思い直した。
引き戸を開けたらまたもう1台のくるまが停まって、中から3人家族が出てきたのです。
「混んでるよ」(ボソッ)
「え、混んでます?3人入れますかね」
「さぁねぇ」
私が出たことで、奥の2人テーブルで「ここで待ってて」と言われたひとり客は私のいた席に移った筈だ。
「奥のテーブル席が空いたから2人は大丈夫だと思うけど。まぁママに相談してみたら?」
岸根公園駅に向かって坂を歩いた。座れたかな彼らは。
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華や 辛くない玉子野菜炒め [グルメ]

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横浜市営地下鉄ブルーライン、岸根公園駅から地上に出て左へ徒歩7分、坂を下ったら既に2台のくるまが店前に停車中だった。
早っ!もう先客がいるのか。小さい店だから入れるか心配になったりする。
ここまで来て満席だったらヤダな。もう少し早い時間に来ればいいのですが、岸根公園に11時に着くために1日の公用スケジュールを割り振るのは以外に難しくてですね。
11:20分、私にしては遅れて入店ですが杞憂に終わった。先客2人だった。ひとりは塩焼きそば(チャーメン)大盛り、もうひとりはタンメン&小炒飯。
塩焼きそばの豪快なビジュアルに惹かれたが、私は今日はきくらげと豚肉の玉子炒めと決めてます。前回食べた野菜と玉子のピリ辛炒め、山盛りの炒め物の上層部はノーマル味で下層部は赤いピリ辛味、2段階の味変炒めだったが、同じ玉子炒めと比べてみてどんなものだろうかと。
中国料理店のムースーロゥ(木須肉)だろうか。いや、華やさんのことだから、きっと何か意表をついた変化球を投げてくるに違いない。
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しばし待ちます。ここに来るまでの午前中のブツクサを呟かせてください。
鶴見区内某所にあるうちの支店に向かってたの。そこは最寄り駅から遠く、路線バスも走ってるが本数が少ないのと、イマイチ路線が把握できていない。
天気がいいから歩いて行ったら、そこに草の者3号がいた。
「なんだいたのか。だったら頼めばよかった。T子は?」
T子とは若くして支店の責任者に抜擢された子です。
「お休みです。急に熱を出して休みなんです」
急に熱出した?子供かよ。だが私は眉間が険しくなった。T子に用事があってわざわざ来たのに無駄足になったからである。途中でも「T子さんお休みです」の連絡をくれりゃぁ引き返して他へ廻ったのにさ。
3号は私の声に出さない憤懣を悟ったらしい。
「あ、そっか、すみません、来てない旨を途中でご連絡すればよかったですね」
「まったくだ」
よくあるんですよ。向かってる途中で連絡くれればまだいいのですが、支店に現れた私を見てギョッとして思い出すケースがね。
しかも私は鶴見駅から歩いてきたんだぞ。
「いないなら仕方がない。これを君が鶴見区に出してT子に説明しといてくれないかな」
「やっときます」
ベテランの3号にして気が利かないこの体たらくだが、業務代行を受けてくれたからヨシとするしかない。それでも若干イラつきながら支店を離れたのですが、支店を出る前、3号から私を困惑させ赤面させる報告があった。
「それってマジかよ」
「言ってましたよ~(笑)」
3号はニコニコ笑ってやがる。何で私は困惑赤面したか。これはネタ的に別項にします。次に戸部にある西区の庁舎に立ち寄ってめんどくさい宿題を貰って、横浜駅からブルーラインで岸根公園まできたのですが、途中で昼は横浜駅周辺で済ませるかなぁと気持ちがグラついた。
その傾きかけた弱気を振り切ってやってきた岸根公園、だんだんと駅から店までの距離は遠く感じなくなったな。
呟き終わりです。ふと気が付いたら厨房から心地よい炒め音が鳴っている。腹が膨れれば、この小さなイライラも消えるだろう。
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きくらげと豚肉の玉子炒め、中国料理店でいうところのムースゥロゥ(木須肉)ですが、中国料理店のムースーロゥは真っ黄色な玉子焼きとソースがエグくてクセがあって、後で胸焼けしかねない店が時々ある。
まだチェーンのれんげ食堂さんの方が弁当屋系列だけあって、薄味で日本人向けで美味しいと思う。
華やさんの玉子炒めはスクランブルエッグ形状ではなく、マウント肉野菜炒めに玉子焼きがバラバラに砕け散って瓦礫のように散らばっていた。悪い意味ではないよ。砕け散らばることで、玉子の甘味を野菜炒め全体に馴染ませた逸品だったのです。
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数種類の野菜が主役で、玉子と豚肉ときくらげは脇役、あくまで野菜類が主役、見た目は美しくないが味とボリュームは素晴らしいものだった。前回の玉子野菜ピリ辛炒めからピリ辛を抜いた和風の炒めものだった。
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キャベツ、もやし、タマネギ、長ネギ、ニラ、タケノコまで入ってるぞ。キクラゲも大きい。
これを家でトライしても上手くできないのだ。やってはみたものの、何かが足りない。いつも失敗するのです。
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美味しかったぁ。ボリューム的にも大満足です。

目の前は薄いアクリルで遮られている。そんな無粋なものが無ければ「美味しい」と声で言えるのに、伝えられるのに。
遠く離れてないのに、すぐ目の前にいるのに「好きだ」と言えないもどかしさに似ているが、余計なことを何も言わずに軽く一礼して。黙って出ました。
岸根公園に戻る上り坂をゆっくり歩いた。店に来るまでのイライラは消えていた。
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NEW責任者のT子から翌日、
「昨日お見えになる日だったのに、急に休んですみませんでした」
T子は昨年、登場しています。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2019-04-25-1
この記事で「辞めるのを止めた」M子の部下です。私はM子と関係がこじれてアタマに来て、M子の携帯アドレスを消去するという大人げないことをやらかしたのですが。
「〇〇さん(私のこと)ってそんな女子っぽいことするんですね。私も嫌われて会社携帯を消されないようにしないと」
「嫌いだったら消さないよ。気にしないで放っておくだけさ」
「あ、そういうことですね。わかりました。」
ニッコリ微笑んだ子です。
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華や 味変ピリ辛玉子野菜炒め [グルメ]

港北区の案件が加わり、市営地下鉄ブルーラインで横浜から先に移動する機会が増えたのです。
華やさんに行く機会を増やしました。
だが、店のOPENに合わせて岸根公園駅に11時に着くって意外に難しい。そこから店は駅から離れてるのもある。何回か行きましたが、日によっては僅かの時間差で混むのです。
写真は岸根公園駅から徒歩5分か7分歩いて華やさん最寄りのバス停ですが、日中のバスの本数は3本しかない。駅から停留所2つですが、バスを見たことないので結局は歩きです。
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開店時間の11時だが、まだ暖簾が出てないのでそこらで業務電話することにした。
幹線道路沿いだとくるまの走行音がうるさくて会話にならないので、逸れて住宅地の路地に入ったのですが、そこは逆に静か過ぎて、草の者たちに指示する私の声が住民にまる聞こえになってしまったかもしれない。
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業務電話が終わったタイミングで戻ったら2つの暖簾が出たところ。
入口は右側だけなのに、何で暖簾が左右2つあるのかわからない。
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引き戸を開けると、地味な内装店内です。およそ派手な装飾というものが一切無い店です。灯りも薄暗く感じます。
私は最初の客らしいな。ママが眠そうな目をして水を持ってきた。
メニューを指しながら
「これこれ、玉子と野菜のピリ辛定食」
「ハイ、ピリ辛定食でぇす」
メニューには玉子が活躍する料理は天津麺&丼、玉子スープ、玉子入り野菜ピリ辛炒、そしてキクラゲ玉子炒めといったところか。
キクラゲ玉子炒めと玉子と野菜ピリ辛炒めは玉子の調理が違う筈だな。
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他に客がいないので店内を改めて観察したら、壁側のテーブル席の椅子の置き方がテーブルに対して水平に真っ直ぐになってなくて、やや斜めに曲げて配置されていた。
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この椅子の配置は子供が悪戯したか、椅子に意思があって勝手に動いたように見える。
なにもしないよりはいいだろうけど、小さいテーブルにこの椅子の曲げ方で、密が回避されるかは甚だ疑問ですが。
(これは昨年の光景で、現在は透明のアクリル板が設置されています。)
包丁で切る音がする。
玉子を溶く音がする。
炒める音がスタートした。
前回の肉野菜炒め同様に長い時間炒めてます。
ママがデカい炊飯器から炊けたご飯をジャーに移している。
厨房に湯気が立ち上った。
まだ炒める音が終わらないが、妙なことに気づいた。炒める音がいったん途切れたように思う。
そしてまた炒める音が始まったような。
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相応の時間を要して提供された玉子と野菜のピリ辛炒めは、肉野菜炒めと同じような細かい具のマウンテン炒めでした。
キャベツ、タマネギ、もやし、ニンジン、ニラ、小松菜の茎?タケノコまで入ってる。豚肉、そして炒り玉子
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野菜の食感と、塩気を和らげる玉子の甘味を楽しみながらムシャムシャ食べてたらまた疑問符が沸いた。オカシイ?ちっともピリ辛じゃないのである。単に肉野菜炒めの玉子入りでしかない。
肉野菜炒めの玉子入りはあまり見ないメニューですが、東武伊勢崎線幸手駅前のバンクという店にあったのを思い出した。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-07-08
それを豪快に、いい意味で下品にしたような味ですが、メニュー名とおりに辛くないのはオカシイ。マスターまさか辛味を入れ忘れたのかな?
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さにあらず!途中から摘まんだ野菜に赤い色が混じってきた。そこからピリ辛くなった。最初は普通に甘しょっぱい玉子と野菜炒めで、食べ進むにつれピリ辛くなる2段階の味変!玉子と野菜の炒めだったのであります。
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さきほど炒める音が一瞬途切れたのはそのせいか?最初は普通に炒めて途中から何かの赤い辛子を加味したか。再度炒めて積み上げた野菜盛りに赤いのをブチュウッと注入したのかもしれない。
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ピリ辛だから痛みが伴わない程度の辛さ。それでもジワジワと効いてきましたね。辛さがクレッシェンドでマックスになったところで大辛に?そこまでいかないけど、ワカメスープで箸休めしたらただでさえ薄味なスープが舌がマヒしたせいで味がしなかった。
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口直しをしてまた食べたくなる。辛さを消す為に左手を伸ばせば届くセルフの冷水ボトルは飲み放題になってしまった。
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翻弄されましたね。まさかこんな2段階の芸当を見せられるとは。凄い変化球です。ごちそうさまでした。少し額から汗が流れた。
これって赤い辛味抜きでもやってくれるかな。
店を振り返ります。もう新横浜駅まで歩くなんてバカなことはしない。岸根公園駅まで戻った。
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パパベリー氏からマスターは脱サラだと聞き及ぶ。勝手な想像をしてみる。ママは脱サラしてこの店をオープンするのを諸手を挙げて賛成したとは思えない。
商売っ気がないからね。仕方なく?淡々とサポートしてる感じだ。どっかの売り上げ至上主義の居酒屋みたいに「これとこれとこれもおススメですよ」なんてセールストークは言ったことないんじゃないかなぁ。
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大和飯店12 [ラーメン]

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大和飯店(正しくは太和飯店)に向かっています。この日は高崎泊の朝帰り。故郷の越後国へ還られる旅人の惑星、ショウ旦那の壮行会明けでした。だから昨年の暮れのものです。
日本海側の大雪で北陸新幹線に若干の遅れが発生したので、東京本社に向かわず西新宿に直行、10時に提出して審査のうえ、OKが出て10時35分過ぎに開放された。
まだロメスパくぼやんはOPENしていないので、丸ノ内線の西新宿駅には戻らず、大江戸線の西新宿五丁目駅から東新宿駅へ。(都庁駅乗り換え)
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晴れてるけど寒いぞ。高崎は3度だったからな。
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左手にある「フードランド」というインドカレー屋さんから、鼻腔と消化器系を刺激する香が路上に漂ってきている。
また大和飯店さんが臨時休業したらこっちに入ってもいいかな。
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あ、よかった、今日も開いてる開いてる。
いつも停まってるバンを避けるように段差を上がって見た日替わりサービスボードには「肉野菜炒め、小ライス、ミニラーメン 大盛り100増です」とある。
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ここでいう大盛りは100円プラスすることでミニが普通サイズになるということです。この日は私の滞在時間に私を含めて3人客だったが、私以外の2人さんは「麺大盛り」「ご飯大盛り」だった。肉野菜炒め大盛りはいなかった。
100円玉を3つプラスすれば「麺大盛り」「ご飯大盛り」「肉野菜炒め大盛り」になると思われます。繰り返しますがこの日替わりメニューの大盛り、イコール普通サイズです。
ではそれの更に上、ホントの大盛りにするには幾ら出せばいいのだろうかという素朴な愚問はさておき、私はこの日は定時であがってジャン妻と2人で最近行ってない居酒屋の支援にでかける予定だったので昼は軽く済ませようと大盛りにしませんでした。3つともそのまま。
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あ、ミニラーメンを塩胡椒無しにして貰うのを忘れた。
小さいだけに塩胡椒が強いなぁ。
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小さいだけにメンマがデカく、太く見えます。厨房で麺を担当する娘さんが着てるセーターの横縞模様みたいに太いです。
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アハハハ(笑)笑っちゃったよ。チャーシューとはいえないですね。豚バラ肉のちっちゃいのです。
蔦がなくなった高崎のすみれ食堂のラーメンチャーシューに似てるなぁ。
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ドーミインホテルで夜に出される夜泣きそばに似てますね。
小さい丼だけに冷めるのも早いんですよ。レンゲが大きいから表面積が大きい分だけ冷めやすいみたいだ。急いで先に食べました。
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わかっていてオーダーしたのですが、大和飯店(太和飯店)の肉野菜炒めは豚肉が少ないのですよ。
野菜肉炒めといっていいかも。野菜炒めをオーダーしたら、気持ちちょび~っとだけ豚の細切れ肉が入ってる店ってあるでしょう。それと同じようなものです。ましてミニサイズですからね。
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それと塩胡椒なのです。タレも底の方に少し溜まってますけど。塩胡椒の方が主張が強い。なので悪くはないけど、私が他で食べる肉野菜炒めのに軍配が挙がりますね。
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この時間帯はいつもいつも言いますように(私にとっては)見たくもないワイドショーが流れているのですが、今日は重たいネタだった。
私が見たくないのは芸能界のスキャンダル、ゲスな不倫とかであって、昨今の政治ネタ、コロナ、刑事事件、そういうのは見るしかないじゃないですか。
今日の内容は2020年5月に亡くなった女子プロレスラー、木村花さん当時22歳をツイッター上で誹謗中傷した大阪府の男性を侮辱容疑で書類送検するというもので、何故侮辱罪なのかという議論だった。名誉棄損ではなく侮辱罪の方が起訴しやすい、だったかな。
故・木村花さんのお母さんのコメントが重かった。
『加害者の方の特定や加害者の方に対する誹謗中傷等はされないようにお願いいたします。加害者が次の「被害者」になるような悲しい連鎖は、花も望んでいないはずです。』
お客が途切れて、娘さんがじーっとTVを見てる。
おかあさんはどっこいしょとばかりに厨房の隅、道路側の壁かドアに背をかけて座って小休止、膝が悪いのかもしれない。
床か土間の段差に腰を下ろしてるようだが、椅子でも置けばいい。
お会計した際も座った状態で「ありがとうございました」くまねこさんの記事に写っていた土俵入り大根みたいだった。
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ご馳走様でした。腹八分めより足りない程度です。定時であがる前に腹の虫が鳴り、夜は肉系を食べ過ぎてしまった。
「昼が少なかったんだよ」
ジャン妻に写真を見せたの。
「ライスもラーメンも野菜炒めもミニ、ミニ、ミニでさぁ。100円マシにすれば普通サイズになるんだけど敢えてしなかった」
誉められるかと思いきや、
「ちゃんと昼を食べなさいっ」
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東新宿駅に戻ります。
何だか気分が晴れないのはあのワイドショーのせいかも。引きずってしまった。
この日、東京都は新たな感染者数800人を超えた。そして年があけて桁がひとつ増えて、再度の緊急事態宣言真っ只中です。政権の上のひとたちはオリパラやGoTo再開に向けて解除したいだろうがそう簡単に上手くいくだろうか。
コロナ禍は日本の生活習慣変えつつあるが、それが評価されるのは収束してからだろう。収束と終息はどう違うのかな。
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大和飯店11 [ラーメン]

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また東新宿の大和飯店(正しくは太和飯店)に向かっています。
今日も新宿三丁目の区役所分庁舎から歩いてきたのですよ。区内のウチの支店がちょっとやらかしてくれてね。謝罪も含めて窓口に出向いたのです。
その憤懣を胸中に抱えながら三丁目から延々と歩いてます。でもそんなに距離を感じなくなってきた。また臨時休業になってないことを祈りながら。
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最初にブツブツ言います。今日の新宿区の公用ですが、発端は区の担当者から私に電話があって、大事大事な届け出が提出期限を過ぎちゃったんですよ。下手したら免許取り消しです。
区の担当者さんはやや固い声で、
「お店に電話したら『本社に聞いてくれますか』って言われたんですよ」
なんだって?本社とは私のことか。本社に聞いてくれって?そこだけ切り取ったら相手にも私にも喧嘩を売ってるみたいじゃないか。誰だそんな言い方をしやがったのは。
「誰ですそんな言い方をしたのは?誰々?誰彼?誰何?」
担当者は最初は固かったのですが、私が支店の番付順に名前を3名出したら今度は恐縮しちゃって、
「いや、あの、お名前まではわかりかねますが。女性の方で。。。」
ウチの社員は電話に出る際に「お電話ありがとうございます。〇〇店の何々です」って名前を言うようにしてますからね。
区の人は対応したウチの誰かの名前を出すことでこれ以上のトラブルに繋がるのを回避したいんだろうな。
まぁ無事に済みました。免許も更新できました。でも提出期限を過ぎたこと、支店の誰かが問い合わせ電話を右から左に振った対応をしたことを謝罪したのです。相手はこっちを慮って架けてくれたんだからさ。
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大和飯店で食べたらエリア長に電話して注意せんと。
でも今は腹が減っている。空腹で注意やら文句やら言うと、おのずと言い方がキツくなる。腹に何か入れて気を落ち着かせてからにしよう。
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今日の日替わりは半ラーメンと玉子丼か。大盛は100円マシ、マシすることで普通サイズになります。このユニークな設定は麺大盛り=普通サイズでもあり、ご飯大盛=丼が普通サイズになるようです。
迷った。今日は広東麺にしようと決めてきたのですが。玉子丼にグラッときたのだ。
う~ん、どうしようかなぁ、メニューを見比べて迷っている私に、娘さんの視線が感じる。
でも初志貫徹、
「広東麺、胡椒無しにしてくれる?」
「ハイ広東麺、胡椒無しで」
昨日のもやしラーメンではあんかけなのに胡椒がドバッと(パラッと)かかってたからね。
ママがビニール袋から野菜を取り出したのが見えた。中華鍋に火が入った。油を廻すようにかけて、野菜を投入した。ジャーッという音が心地よい。
左手では娘さんが麺を茹でている。固さをチェックしていた。昨日のもやしもそうだけど熱々の餡だから固めにしようとしているんだな。
娘さんがスープの入った丼に麺を投入した。ママが上から具を載せた。
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「ハイ広東麺、胡椒無しでぇす」
餡で絡め炒めた野菜の上に刻みネギが載っています。
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ニンジン、
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白菜、シャキシャキですよ。噛んでて音がするもの。
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スナップエンドウ、グリーンを入れることで具の色合が引き立ちますね。
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ボケてるけどキレイなスープです。やっぱり胡椒が無い方がキレイで鼻につかないね。
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黄色い麺を引きずり出します。やっぱり固めです。具が熱々ですからね。
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豚肉を数えたら5枚か6枚、スーパー肉屋の豚バラ肉だったら薄切り2枚といったところですかね。
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広東麺なんて滅多に食べないですが(火傷するから)美味しいです。前回のもやしそばも美味しかったし。この店は今までハズレがゼロとまでは言わないけど少ないですね。
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ふと見たら厨房にママがいない。縞模様の家着を着た娘さんがTV観てる。あ、ママは厨房の右で座って小休止してた。休んでるのに悪いなぁと思ったが、広東麺の後半になってまたしてもミニカツ丼を追加しちゃいました。
「ご飯すくなめで」
「ハイ、ミニカツ丼ご飯少なめ」
ママがヨッコラショと立ち上がった。腰か膝が悪いのかな。
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ホントにご飯が少なかったけど。(^^;
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あとから来たお客さんが2点盛りをオーダーされたんですよ。焼きそばとチャーハンのひと皿プレートで合い盛りされたヤツ、この店の名物のひとつでもあります。
私が2点盛りを食べた時は奥のテーブル席だったので、ママがダブル中華鍋を振るオペレーションが見れなかったのですが、それをLIVEで観れるチャンスが訪れたぞ。
娘さんが麺をサッと湯がきます。2つある中華鍋の左側にご飯を投入してチャーハンを炒め、右の中華鍋にキャベツとモヤシを投入して具を先に炒めます。そして右の中華鍋に焼きそば麺を放り込み、左でチャーハンを回転させ、左右交互に中華鍋を振るうわけです。剣術の世界だと二刀流だね。演奏の世界だと、キーボードを複数セッティングして右手でソロ、左手でコード、音色がそれぞれ別で、そしてひとつの曲(お皿)で融合させて仕上がりました。素晴らしいです。
左写真がチャーハン、右写真が焼きそばです。
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会計時に聞いてみたの。
「あのさ、お店の名前、何て読むの?」
ママはよく聞こえなかったみたいで「グェェッ?」と問い返してきたが、先に娘さんが「タイワです」
「タイ?ダイワじゃないんだ」
娘さんはニコッと笑って頷いた。マスクを瞬間的に外してたんですよ。美人だねぇ。久々に素顔を見たらグラッと来そうになった。
そっか、タイワか。拙Blogでは今後も大和飯店にしよ。
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広東麺も美味しかったし、ダブルオペレーションも目撃できたし、店名も再確認できたし、娘さんの素顔も見れたし、宿題、課題を目撃、クリアしたいい気分になったよ。この記事冒頭で支店の電話対応でササクレだった気分は消えてしまっていた。
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大和飯店10 [ラーメン]

東新宿交差点です。公用先の新宿区第二庁舎(新宿三丁目)から健康の為に?歩いてきたのだ。
(最近は2万歩くとジャン妻に怒られます。)
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交差点を渡って、医師会、歯科医師会のある区民健康センターを斜め左に曲がって、
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その先の歪んだ交差点を左折、
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ここまで歩いてきて臨時休業中だったら怒るよ。
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あ、大丈夫そうだ。営ってる営ってる。
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今日の日替わりサービスはこれか。大盛にすると普通サイズになります。ホントの大盛りにするには何てオーダーすればいいんだろうねぇ。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-12-09
こないだ来たら「長らく休業中でしたが、11月30日より営業を再会します」の貼り紙があったのだよ。
休業の理由を聞こうかと思ったが止めた。
コロナ感染拡大による自己防衛か、お母さんが体調崩したんだろうね。
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くだらないワイドショーは黙殺、今日のオーダーはもやしそばです。
この店を知り得るきっかけになった「ラーメン食べたら書くブログ」のNEXTさん情報だと、どうもルックスがサンマーメンっぽいのだ。炒めてあんで絡めてるとミタ。
でも足りるかな。。。
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先客さんには日替わりのミニ肉味噌そば、ミニ天津丼のセットが出された。何かガーリックの香がしたが気のせいだろうか。NEXTさんに聞いてみようかな。「肉味噌ってガーリック入ってますか?」
思わずお腹に手をやったよ。
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ここも新宿区、小池都知事のお膝元です。なので用心に越したことはないが。この日の朝の朝礼で「接待を伴う飲食店の出入りを禁止します」とお触れが出た。
思わず突っ込みたくなったよ。「接待を伴う飲食店ってどういう店ですか?」って。何で誰も聞かない、突っ込まないんだろうって思った。どういう店かハッキリ言えばいいのに。
傍らにいたU紀(もと草の者4号)が、
「〇〇さん(私のこと)はそういう店に行かないですよね」
「行かねぇな。っていうか、接待を伴うってどういう店のことを言ってんだ?」
U紀こそそういう店で働くのに似合ってるぞって言いたかったけど止めた。
歌舞伎町に近いせいか、新宿区公用先入口では神経を遣わせる、神経を遣ってる光景に出逢ったのだ。所内に入る者、出ていく者がひとつ入口で2手に区切られ、→で誘導されておった。
女性職員さんが非接触の体温計(ハンドガンみたいなあれ)を持って立っていて、
「検温にご協力お願いします」
お願いも何も有無を言わさず私の額に向けやがった。
もちろん協力しましたよ。
「ハイ平熱です。ご協力ありが・・・」
私は皆まで言わせず、
「何度あった?」
「34.5度です」
「さんじゅうよん?」
わざとデッケぇ声を上げてやったよ。
「低すぎる!もう1回測ろうぜ!」
「いえ、いえ、あの、もう結構です」
腰が引けてたんです。何だよ強引に額に当てやがったくせにさ。
「壊れてんじゃねぇか」
「壊れて。。。ません。。。」
次の来所者に充ててやがる。
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もやしそばがキタキタ。なるほど神奈川で言うところのサンマーメンですね。あんで絡めてある。
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おや?この黒い点々は何だ?
あ、黒胡椒でやんの。あれまぁ、こりゃシマッタな。あんかけ系に黒胡椒は要らないですよ。甘いあんをピリッと締めるのに撒いたのかもしれないが、胡椒は卓上に置いといて食べる側の裁量に任せりゃいいのに。せっかくの甘しょっぱいスープが黒胡椒の主張に負けちゃうじゃんか。
有無を言わせず最初っからまぶしてあるならさっきの検温と一緒だよなぁ。
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と、黒胡椒でブツブツ言いましたが、そのブツブツを差し引いても美味しいのだ。もやし、タマネギ、少しのニンジン、意外に豚肉も多いのです。
もやしの天辺、真ん中に刻みネギも載っている。
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美味しいですが、やっぱり黒胡椒が効くな。今度っから無しにして貰おう。
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麺は固めです。さすが!案で絡めた具が載ってるから熱々で伸びやすいのを考慮してくれてる。
麺茹では娘さん、具はお母さん、連携は完璧で、茹で上がりと炒め終了のタイミングはドンピシャ同じで、娘さんの腕の先にある麺が載ったザル、お母さんの右腕の中華鍋で炒めた具、実は僅かにタッチに差があるのだが、殆ど同時に丼に入ったように見えた。
(実の母娘かどうかがわからない。違うかもしれない。)
もやしそばの後半になって、他にお客さんもいないし、母娘の体調面の私語の合間をぬって、
「ミニカツ丼、別にできます?」
「できますよ。400円になりますがいいですか?」
お願いしてしまった。揚げ置きじゃないのです。目の前で揚げてくれます。油も温めてキープされてるみたいだ。
カツを揚げて、タレで煮て、卵で綴じて、
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美味しいですよ。下手な蕎麦屋さんより美味しい。ご飯もカツも熱々です。
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ご馳走様でした。ありがとうございましたを3回、言われて見送られました。
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「長らく休業してましたが」とあったように大和飯店(正しくは太和飯店)はそう遠くない日にクローズするだろう。その時を目撃して店前で慟哭するか、私の方が先に東京通勤が終わるか、あと2~3年が勝負です。開催できるかできないかわからないが、延期になった東京オリパラ、それが節目になるような気がするのだ。
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かさや21 ネギ [ラーメン]

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昨年のストック記事の吐き出しが続いています。メトロ東西線、妙典駅のかさやさんに行く日は晴れ率が高い。(というよりも、私自身が晴れる日を選んで向かってる感がある。)
今日も晴天、閑静な住宅地を歩いて店に着いたのは12時40分過ぎ頃、私にしては遅い時間です。午前中、複数の草の者たちに「いついつまでにお願いします」督促されて書類作成に追われ、本社を出るのが遅くなったのだ。
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幾らぐらいするんだろうなぁこの辺りの物件は。
赤いテントが見えてきた。こんな細い路地はくるまの行き違いできないんじゃねぇか。この界隈に居住している人たちだけの生活路地ですな。
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引き戸を開けたら大女将さんが消毒ジェルを持ってきた。いつもより以上に入念にすりこんだ。
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今日のオーダーはネギラーメン&チャーハン、そしたら偶然か必然か、店内のテレビ画面にテレビ東京の「昼めし旅、あなたのご飯を見せてください」だったかな、ネギラーメンとリンクするかのようにネギの産地が映し出された。
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映し出されたのは、上州は下仁田、下仁田ネギの栽培農家さんだった。
すき焼き、牛肉ではなくて豚肉、主役は肉ではなくネギだって。上州は地場の素材さけですき焼きができるんですよ。
思わず見入ってしまった。生産者は殿様や幕府献上のネギとあって鼻高々だね。でも私は下仁田ネギはイマイチ好きじゃなんだゴメンね。
次に映し出されたのは同じくネギで有名な埼玉県深谷市、私は深谷ネギの方が好きなんですよ。
NHKのサラメシもそうだが、登場者と合意のうえとはいえ「他人のランチを覗くなよ」と思わないでもない。サラメシは中井貴一さんのハイテンションがうるさくもあるけどね。
「アナタは武田信玄のイメージが強過ぎるのよ。」

前にいた先客さんが帰られたら、大女将さんは消毒ジェルと布巾を使って、テーブル、椅子、セルフのウーロン茶ボトルの柄の部分、ボトルの蓋に至るまで、ゴシゴシ、ギュッギュッと力を込めて磨き始めたぞ。
他のテーブルや椅子も。
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鬼気迫るようなそのお姿に息を呑んだ。吹き擦る様は罰ゲームのようでもあり、体育会系の合宿のようでもあり、修行僧の雑巾掛けのようでもある。
狭い店だし個人店だし、何かあったらタイヘンだからな。もしかして地元の客ではない私は招かざる客なのではないらろうか。
大女将は手を休めて布巾を畳みながら、
「いつも遠いところをすみませんねぇ」
言われてホッとした。
「滅多に来れませんのでねぇ」
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若がネギラーメンを持ってくるのを見て、あっ、赤いネギだ、と気づいた。
ピリ辛ネギのようだ。シマッタ、辛くしないでよと言えばよかったな。時既に遅し、である。
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でもこれならピリ辛チョイ辛で、激辛ではなかろうて。
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薄赤い白髪ネギの上に刻みネギが載ってます。ネギネギしてます。
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写真だとわかりにくいですが、細切りのチャーシューも少し混じっています。メンマも。
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金物レンゲスプーン、薄赤いスープがキラキラ光ってる。出汁がちゃんと効いてるのでピリ辛だけではなくコクがあるね。
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スープを勢いよく飲んだらムセそうだ。狭い店内で咳なんかするわけにはいかない。慎重にゆっくりいただきました。かさやさんの麺が伸びが遅い麺のようだ。
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ネギラーメンを済ませてから、おまけにオーダーしたチャーハンに移行します。チャーハンにもネギが載っているね。
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ネギをたくさん食べて免疫力強化、ネギは風邪ひかない効果がある筈だ。今年の冬は風邪なんかひきたくないからな。
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若が出てきてお会計、
「これから東京へお戻りですか?」(若)
「コロナだらけの東京に戻ります」
あまりいいジョークとはいえないね。
「うっかり風邪もひけないよ」
「ホントですねぇ」
私は昨年の12月後半、予防接種してるのにインフルエンザに罹って年末年明けと16連休になった。コロナも危険だがそういうのにも気を付けないとな。
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店を振り返ります。今頃、大女将が私が座った椅子、テーブルを親の仇のようにキュッキュッ、ゴシゴシと消毒、磨いてるに違いない。私は都内からやってきたら招かざる客?なのだから。
思いだした。佐奈田堂氏はお元気かな。お会いしたいが、氏には小さい娘さんがいるからなぁ。氏も外見に似合わず風邪ひきやすいし。
春巻は、夜に氏と飲みながら食べると決めています。
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緑のテント [ラーメン]

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熊猫さんBlog「BBB」から、街中華を幾つか知ることができました。
渋谷のラーメン王「後楽本舗」
ニュー新橋ビル地下の「しん楽」
もう1軒あります。銀座線で末広町にやってきました。普段は上野までの通過駅でしかないが、途中下車して地上に出たところ。
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銀座線の4番出口です。青空で日差しが眩しい。もうアタリをつけてあります。
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この先を左折します。
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おっ、スタンドに案内看板が。
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緑色のテント!
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赤や黄いろいテントは見慣れてますが、緑色は珍しい。
昭和的の雰囲気ですが、このボードだけナウイです。(ナウイなんて死後か?)
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店の扉は開けっ放しでした。店内はL字型カウンター席だけで10席あるかどうか。
コロナ感染拡大前は店外に行列ができてんじゃないかなぁ。
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座った足元です。何かガッチリとコンクリと鉄板で固められていました。
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壁に貼ってあった黄色い紙にデカデカと描かれたセットメニューには、身体に悪いとわかっていても惹かれてしまうセットがあります。
チャーハン、ラーメンセット、990円
チャーハン、半ラーメンセット、890円
半ラーメン、半チャーハンの※半々セット、860円、
チャーハン、餃子5個セット、950円、
半チャーハン、餃子5個セット、850円、
チャーハン、餃子3個セット、850円、
他、撮ってないけど私の頭上の壁には、五目あんかけ焼きそば(カタヤキ)が貼ってあった。
私はセット筆頭、990円にしました。
卓上メニュー載せます。小さいフォントですが、よく見ると丼や麺の大盛りとは別に、炒め物の大盛りなんてのもあるんですね。
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店主はコックスーツです。真っ白!汚れが全然ないの。クリーニングおろしたてか。
清潔ですね。薄汚れたコックスーツで平気な料理人さんっていますからね。
店主の熟練の技を見ました。肩に無駄に力が入っていません。中華鍋を大きく振るパフォーマンスではなく、無駄に力を入れず派手で豪快な動きや大きい音もしない。省エネPLAYですね。ローリングストーンズのドラマー、チャーリーワッツみたいだ。
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「チャーハンお待たせしました。ラーメンは少しお待ちください」
女将さんが手掛けるラーメンが少しだけ時間差で遅れました。茹でて、お湯切りして、スープの入った丼に麺を入れて、具を載せて、あっ、胡椒を何回か振り掛けてる。要らないのに。
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黒い点々、胡椒が見えます。う~ん、この胡椒で少しマイナステンションになったのですが。。。
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先にラーメンからいただいた。胡椒だけを吸い込まないように混ぜました。鼻に吸い込んでクシャミでも出たらタイヘン。
でも案に相違して気にしない程度のギリギリのコショウでしたよ。
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特筆するものはないけど東京ラーメンですね。最初はなんてことなかったのですが、麺を食べ終えてチャーハンに取り掛かり、チャーハン単品ならついてくるであろうスープのように飲み始めたら、レンゲが止まらなくなった。
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チャーハンはややしっとり、ほっこりしたチャーハンです。具は玉子、チャーシュー、そしてニンジン、全体的に塩気は弱い方ですが、上の載ってるチャーシューミンチとタマゴがアクセントです。
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油はかなり少なめですが、パサパサしていない。味付けは塩か醤油ダレが少々で化学調味料の感じもあまりしない。全体的に薄味で上品なんですよ。
このチャーハンを物足りないって感じる人はいても、嫌いで苦手な人ってそんなにいないんじゃないかなぁ。
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ご馳走様でした。シンプルだけど美味しかったですよ。店主のカッコが真っ白で清潔だから、チャーハンもキレイに感じられました。
先客さんは2人いて、おひとりがチャーハン、もうひとりはチャーハンと半ラーメンでしたが、この店、殆どの客がチャーハンをオーダーするんじゃないかな。私も再訪したら同じものをオーダーしそうな気がする。
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店を出てから思った。いい店だが、そんなに長く営らないんじゃないかな。
旧いけど汚れの無いキレイな店です。いきなりパタッと終わってしまう気もする。行くなら今、今しかないなという気になりました。
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末広町の交差点を渡って帰社します。駅ホームは相対式2面2線ホームなのですが、この駅はいったん改札に入ると、それぞれのホームを移動する通路が無いのです。1番口と2番口側の改札は渋谷方面で、3番口と4番口の改札は浅草方面です。階段を下りて「あ、間違えた」と知ったらまた地上に出てこなくちゃならないのだ。私もそれを知らずにいったん下りたもんだから「???」でしたからね。めんどくさ。
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焼きそば王? [グルメ]

昨年の情景、11月前半だったと思います。
昨日の記事に続いて渋谷道玄坂です。渋谷駅地下ホームから地上に出たとこです。
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この日は横浜から東急で来ました。公用先に加わった横浜市港北区へ直行して、そこの最寄り駅である大倉山駅から東京圏内に向かって渋谷で乗り換える。大倉山から横浜まで戻って東海道線に乗り換えるという戻るルートがイヤなのだ。
すると渋谷駅でちょい下車してこの店に来れるというわけですよ。
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この日、ジャン妻は久々の県外出張で不在です。私は所定郎党時間を少しオーバーしたので今日は1時間ほど早くUpして18時に上大岡飲みの予定です。だから昼は早く済ませたいのだ。夕方にはお腹を空かせたいのだ。
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気付いたことが。
野菜マシ200円なんてボタンがあるんだね。
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空いてるだろうと10時半に入ったらテーブル席に客が7人いてまだ誰にも料理が出ていない。いつものブツブツアニィがひとりでやっているじゃないか。
アニィが私に言うには、
「いちどに7人入ったからちょっと待ってて~」
諦めたようなのんびりした口調でそう言った。7人客はテーブル席を占拠していた。彼らに聴こえるような声で言うわけにもいかないからね。
私はマスクしたまま黙って頷いた。
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テーブル席にいる7人はグループらしい。
4人分の生姜焼が出されようとしていた。他にスタッフは誰もいないので、調理したアニィ自らフロアに出て運んだ
「はいまず4名さんの生姜焼ね~。お次3名さんちょっと待っててね~」
いったん私のとこにきて食券をチラッと見て「焼きそばに半餃子・・・」と呟いた。
私は人指し指を立てて、
「ひとり?」
「そうなんだよ~閉めようかと思ったよ~」
また小さい声でのんびりとぼやいた。そのボヤキは私には聞こえたが、テーブル席の7人には聞こえなかったと思う。
だけどひとりはキツいな。どうしたんだろう今日は。シフトに急な欠員でも出たのだろうか。
ボトルの水も補充されてないし、先客がカウンター上に置いた皿もそのままになっている。そこまで手が廻らないのだ。
でもそんなに待たなかったのは7人がバラバラのオーダーではなく、ある程度は同じのをオーダーしたから。テーブル席の残り3人の天津丼とチャーハンが出てから私の焼きそばにとりかかった。
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焼きそばは全てを一度にやっつけるのではなく、最初に肉野菜を炒めてそれを笊に移してから焼きそば麺だけを炒めて、最後に肉野菜と焼きそば麺を混ぜて炒めるという、中華鍋を3回使う手間のかかった調理法だったのです。間に2回中華鍋をブラシでシャーッと洗っています。
「はい焼きそばお待ちぃ、餃子ちょっと待ってねぇ」
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焼きそば、濃いソース味、キャベツ、もやし、少量の豚肉、多めの紅生姜、屋台の味かな。
惜しむらくは麺がブツブツ切れやすいのだ。そういう麺なんだろう。
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次に来た客は3人組、彼らが味噌ラーメン、チャーハン、レバニラ、3人バラバラをオーダーしたところで兄弟子が登場した。これで2人体制になった。
最初はいち度に7人、後から3人、ドカドカと大人数で押し掛ける店じゃないと思うが、ひとりで営っていて一気にドドドッと混むと店側も開き直ってしまい逆に焦らなくなるものなのです。混んでる様子が私を含めて他の客にも見えるから状態を共有できるからね。
初老の兄弟子さんが来て、ようやくアニィさんはひといき入れた感がある。調理を交代した。
兄弟子さんにそれまでのひとりシフトの不満をこぼすかと聞き耳を立てたが、その辺は兄弟子さんが私の前で中華鍋を振るう音にかき消されて聞こえなかったのが残念だな。聞きたかったな。
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前で兄弟子さんが野菜を炒めてるので、アニィは奥からフロアに出て私の左横から半餃子を差し入れた。
「はい餃子お待ち、ごぉめぇんねぇ待たせてぇ」
なんだかいつものアニィと違うな。
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餃子は細くてちょっと身が痩せてるかな。そんなに具がギュウギュウ詰まってないし。
焼きそばと餃子は合わない気がした。餃子は温かい麺類か、チャーハンに合うんだね。
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店が混んできた。食い終えて出ようと立ち上がった。奥で小休止しているアニィと目があった。
アニィはニッコリ笑って頷いたものです。いっとき混んだ時間帯をカウンターの向こう側とこっち側で共有したからだろうな。
私も頷いてから店を出ました。
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短い滞在時間で僅かな意思疎通だった。
ボヤいて、それに頷いて。マスクしてるから伺えるのは互いの目と目だけです。単にそれだけだからこれが感染前なら会話ともいえないな。コロナ禍での最低限の会話だった。今は「会話はお控えください」それがルールというか、マナーなのだから。
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定食王? [グルメ]

これまた昨年11月頃の記事です。
(いちいち昨年の記事ですと断りを入れるのが煩わしいな。)
渋谷道玄坂です。店の看板はラーメン王だけど今日の朝は定食王、後楽本舗に向かっています。
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地元横浜から西新宿の公用先に向かう湘南新宿ライン車中で迷いが生じた。仕事の迷いじゃなくてランチの迷いです。
今日は時間に終われる日なのです。1日の最後のアポは有楽町でジャン妻と17時に待ち合わせ、ジャン妻のカードで靴を買うのだ。
そこから逆算した。西新宿の次はいったん帰社してから埼玉県本庄市に向かい、高崎を目前にしてすぐ取って返して、靴を買って18時から自分へのご褒美の会食が待っている。夕方には極力お腹を空かせておかなくてはならない。
その夜会食は既にUpしています。銀座で寿司を喰ったんですよ。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-11-10
早い時間の方がいい。早ければ早いほどいい。加えてランチとはいえブログにアップする前提で店を選択しなくてはならない。
ならない?単に私の中で私が定めたルールです。
西新宿だったら「くぼやん」鳴子坂の「カレーショップC&C西新宿オークシティ店」にするか。
途中下車して渋谷の兆楽、後楽本舗にするか。
大崎に来るまで決まらなかったのだが、恵比寿を過ぎてからラーメン王後楽本舗の肉味噌炒めがムラムラと。
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外の券売機で食券をオンして店の中を見たら満席かい?
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2席ずつ仕切り板があって、1席空いていたのでそこにデンと座った。5種類(肉野菜、生姜焼、レバニラ、麻婆、肉味噌)の定食は一律値段が同じなので、何にするかは口頭で言います。
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厨房のブツブツ兄ぃは健在だ。
「100%大丈夫ならそれでやっていいから」
「冷蔵庫の中にキャベツを優先的に入れろよ」
「あっちは・・・、こっちは・・・なんだからさ」
あっちとは何処かにある支店のことだろうか。
「2人じゃぁキツいよ」
そこはハッキリ聞こえた。シフトの不満だね。シフトってのは自分が作る側にならないとわからないものだ。誰と組むか、誰と誰を組ませるか。熟練者同士ではもったいない。熟練者とビギナーを組ませて育成させるとか。年配のアシストがいてもそこは経験値が優先する。年齢差があっても力関係が歴然としている世界です。
兄ぃはやや苛立ちながらも「ラーメンいきます。肉味噌いきます」ダブル中華鍋を駆使している。肉味噌のキャベツ他を鷲掴みにして中華鍋にバサッと粗っぽく投げ込んだ。
「はい味噌ラーメン、熱いですよぉ」
常連の高齢客にはそう言う配慮もある。私も言われたことあるけど要は気分屋さんなんだね。
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待ってる間、私の右隣の男性もブツブツ言いだした。
「美味いよ」
突然何を言うか?
「美味ぇよこれ」
誰に言ってる?独り言か?
見たら彼が食べてるのは私がこれから食べる肉味噌炒めのようだ。今から同じのを食べる私に期待をさせようと親切心で呟いてるのか。そんなことはないよな。
右隣の男性は食べ終わっても席を立たない。何してんのかと訝しんだら追加の半餃子が出された。でも彼の前には調味料はないので「前を失礼します」聞こえるか聞こえないかの小さい声で、左腕をヌッと伸ばして私の前にある調味料から醤油さしを取った。私は気持ち体を後ろに引いた。
「前失礼します」次はラー油を取った。
「前失礼します」今度は何だ?お酢だった。
その度に計3回、私は体を引いた。引いたときに背後のテーブル席を見たら若い男女が2人いて食事中でしたね。
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私の肉味噌が出てからも「美味い、美味いよこれ」を数回ボソボソと連発してた。でも店側は相手にしないの。そのうち餃子3個を食い終えた彼は、
「ご馳走さん、美味いよこれ、いつも悪いね」
何が悪いのかワカランが。そう言い置いて出ていかれた。
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肉味噌は回鍋肉ではなく、ピリ辛味噌ラーメンのソースで炒めたような味だった。
少なくない豚肉、野菜類はキャベツ、もやし、長ネギ、ニラ、
キャベツの芯なんか皆無。あったのかもしれないがそれを感じさせない細やかで見事な仕事っぷりです。
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途中で湯気がモワァ
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湯気を吹き飛ばす
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ご飯がすすむ。お代わりしたいけど我慢だ。さっきの右隣のように「美味いよこれ」呟きたくなった。
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ご馳走さんと言いながら空いた皿をカウンター上にあげて台布巾で拭きます。今日は背後から「ありがとうございましたぁ」この声は3人中2人の声だったから年配者と弟弟子だね。
愛想は無い店です。でも愛想があっても店内で会話する店じゃぁないよ。サッと食ってサッと出る店です。
テーブル客にいた男女の女の方にはお愛想声で「ありがとうございます」って言ってたな。
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安価でボリュームもあり、美味しいけど愛想が無い店ですが、愛想の無いアニさんと短いながらも会話を交えたことが一度だけあります。
それも最低限で、その時の店の状況がね。仕方がなくというか。(続く)
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しん楽 [グルメ]

「しん楽、行かれてます?」(熊猫氏)
「いや、あれから行ってないですな」
上大岡のカウンターで氏に聞かれて行ってないのを思い出した。駅改札から近いので途中下車して行けば可能なんですが。
どうも地下街ってのは足が向かないんだよね。地下街にある店ってのは思い出し難いんですよ。やっぱり公道に面した1軒店が記憶のうえでは有利なのです。
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JR新橋駅前、ビル地下に潜る階段を下ります。地下街での飲食に慣れていない私は潜るのに何とはなしに勇気が要る。
地下街は逃げられない、逃げ場が無い、行き止まり、袋小路、WCは共同、薄暗い、地上に隠れて密やかに営業する店は何かアヤしい組織のアジトのように感じる時がある。
客引きや声掛けが地上の店より積極的なのだ。何もしなくても客がフラッと入ってくる地上の店と違ってハンデがあるから、店側が黙っても客は入ってこない。
私は夜に繁華街を歩いても何故か声がかかられないが(高崎の中央銀座は別として。)この地下街は店頭に置いてあるメニューボードをチラ見しただけでも「いらっしゃぁい」引き込もうとするかのように声がかかるのだ。店がひしめき合う狭い通路を歩いていると、狙われている獲物のような気分になる。地下街は飲食店だけで他の物販店が無いから、歩いてれば飲食店目当ての客としか見られないからね。目を合わせないように、中を覗かないように歩いたよ。
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でもしん楽さんに入っちゃえば外から逃げ込んで匿われたような安堵感がある。ママとマスター(息子さん?)のお人柄がいいからである。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-09-18で、くまねこさん日々徒然から、
「普通の肉野菜炒めとカレー味、どちらがおいしかったのでしょう。」
それを実践しにきました。ずいぶん間が開いたものだが、これは11月の訪問です。
「ランチのD(デー)」
「ハイ、肉野菜炒めひとつ追加」
奥のテーブル席の先客3人さん、1人がタンメンで、お2人がDランチだったのでそれに便乗した感じになった。
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ママがご飯をよそっているところです。
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シウマイ、Qちゃん、スープ、ご飯、の順に出されました。
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肉野菜炒めは奥のテーブル席の2人と私、3人分を取り分けたもの。いいルックス、積み具合です。皿から肉野菜が崩れ落ちそうです。崩さないように、シャツにタレが付着しないように慎重にいただいた。
まず肉は無視して野菜類から。キャベツ、モヤシ、ニンジン、ニラ、
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そして肉が残った。肉が多いですねぇ。これでも2枚ほど食べた後なんですよ。
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具の底の方には思いっ切りタレが溜まっています。肉野菜炒めは塩胡椒だけではダメなのです。タレでないと。醤油でもオイスターソースでもいい。これこそ肉野菜炒めのあるべきスタイルというもの。
前のチョイ辛くてしょっぱい肉野菜炒めカレー風味よりやっぱりこっちの方がいいですね。
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だけどこのシウマイ、前にも書いたけど肉が詰まったシウマイではないので何だかブヨブヨしてます。粉を丸めて皮で包んでいるような。小皿で醤油つけても醤油の味しかしないモンなぁ。
思い切ってスープにボチャンと落として馴染ませたらそれ也に食べれたけどね。
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脇にある小さいコップ、それでいて氷が多いし。氷がコップの上に飛び出してるから前歯にぶつかって水が飲み難い。南極の氷山のミニチュア盤みたいだね。
私の左、すぐ手が届く位置に冷水ポットがあるので自分で汲んだら勢い余ってこぼれそうになった。
そしたら外に出てったママが戻ってきた。「
「あらお水ごめんなさいね」
「いいですセルフで」
その方が気が楽なのだ。そして戻ってきたママは私の左肩の背後に立った。私と2人して左に鎮座してある小さいTVを観てたのです。
くだらないワイドショーじゃないですよ。NHKです。小さな旅「工場夜景、誇り高く~川崎~」真面目な番組です。
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食べ終えてもすぐ席を立つ気にならず、傍らで立っているママと2人でじーっと見入ってしまった。
内容は川崎の高度成長期に遡り、そして現在の様相へと変わった。
『京浜工業地帯の中央にある川崎市。
海沿いには重化学工業を中心とした工場群が広がり7万人が働いています。
夜、工場に明かりがともるとそこは魅惑的な夜景スポットへと姿を変えます。
工場群の明かりを楽しむ夜景ツアーで、生まれ育った川崎の魅力を伝えるガイド。
高度経済成長期から変わらず工場労働者を支えてきた食堂。工場とともに人生を歩む人々を訪ねます。』(NHKのHPから。)
最近のNHKは民放並みにくだらないワイドショーが増えたよな。テーマがよくてもコメンテーターがうるさい。アタマはいいんだろうけどバカっぽいTALKしたりする。ウチは受信料支払っているから言うけど、こんなのに受信料払いたくねぇなってのがありますよ。スターチャンネルみたいに番組やカテゴリー別に契約すればいいんだ。最近TV離れしているのですが、この小さな旅はいい番組ですね。
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映っている場所は川崎か。私の地元ともいえないが、川崎駅他、南武線界隈の駅に途中下車するし、画面に映っている工場群は、私が前職で関わったるプラントもある。
朝7時~営っている食堂が夜勤明け労働者の為のもの。夜は居酒屋になる。しばらく行ってないけど丸大ホールを思い出した。
昭和ロケーションそのものであるこの店で、こういう番組を観るって何だか凄いものがあるな。
有名なエンディングテーマ曲が流れるまで、私はママと昭和の世界に浸っていた。
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たつみ [ラーメン]

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昨年11月の情景です。西武池袋線大泉学園駅のデッキからです。練馬区は草の者1号に任せきりで私自ら来る回数が激減したうえ、コロナ感染拡大で来れなくなったのもある。
最後に来たのは昨年2月でした。感染拡大前です。(Upは5月でした。)
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-05-04
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草の者1号は10何年前に私が面接、採用したのですが、ここ何年かは私に甘えがちなところがあって何かを依頼すると「えぇ~、遠いなぁ」とか言うんですよ。
「行きたくないんだったらいい。自分が行くから」
そう言うとムキになる。
「行きたくないなんて言ってませんっ。言ったこともありませんっ」
だったら最初っから「遠いなぁ」なんて言わなきゃいいのにさ。そんな応酬があって、結局は私と分担することになったので久々に自ら練馬区に来たのです。
数か月来なかった間に西武豊島園はクローズしてしまいましたね。私はそれをTBS噂の東京マガジン噂の現場を見て知ったのですが。その番組も来年3月で終了だとか。司会者の森本さん他コメンテーターの高齢化やギャラ等の理由でね。番組の若返りでしょうか。その後はどうせくだらないワイドショーになるんだろうね。
この日は月曜で、前日の日曜にその噂の東京マガジンを見ています。やってTRYがオムライスだった。VTRを見ながら、
「明日の昼はオムライスにしよ」
って前日に決めてたのです。この店にもメニューにオムライスがあるのですが。
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背を向けてる息子さん(おそらく親子、家族経営)の左下、料理台にオムライスがあるのがわかりますか。この後で薄焼きタマゴで包むのです。
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包む前だからチキンライスというか、ケチャップライスなのですが、それが3人分待機していました。出前らしいです。2人前だったのが、後から追加電話が入って1人前増えた。
薄焼きタマゴを先にスタンバイさせておいて長男さん(未確認、勝手に兄弟と思ってるだけです。)が私の前でデカい中華鍋を振るってケチャップライス3人前を豪快に炒めていた。お父さんに向かって若さを誇示するようにね。
その1人前の量が多くて。荒川区のドカ盛りの店には及ばないにしろ、ちょっと私には厳しいかなぁと思ってオムライスにするのやめました。炒飯よりオムライスって後でズシッときますからね。
久々なので原点に戻って、ラーメン&炒飯にしたのですよ。半炒飯のセットじゃないです。
「セットの半分じゃなくて1人前ね」
「ウン」
短く答えたのはこれもこの店にずーっといるおねぇさん。あっちの国から嫁いで来たっぽいのだ。日本語のイントネーションがね。
長男の嫁なのか次男の嫁なのか、親戚なのかはわからない。
私の炒飯はお父さんが振るってくれました。
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メニュー載せます。
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久々ですが美味しいですね。クラシックな街中華屋の東京風ラーメンのやや薄味です。
炒飯はもっと薄味で。お父さんもしかして医者から「あまり塩分が濃いのはダメですよ」って言われてるってことないですか?ピラフみたいでしたね。
別の日に来るとしょっぱかったりしてね。
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出前の電話が入った。
出たのは次男さん?(勝手にそう思ってるだけです。)
「ハイたつみです。ハイ、ハイ、え?交番って店の前の交番?」
店前には交番はあります。前を歩いたけどいたのは婦人警官さんだったようだが。
「レバニラ、炒飯、ハイ、ありがとうございます」
何だ。前の交番か。相手が警察だから対応が丁寧だった?そんなこともないと思うが、厨房でお父さん、長男さん、次男さん、おねぇさん、4名の揃い踏みになった。大抵は男性のどっちかが出前に出ているので、厨房で4人入るのは珍しい。
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さすがに身内なので連携はスムーズ、オムライス3人分の出前と、後から入ったレバニラ他、交番の出前が出ていって、店内はお父さんとおねぇさんだけになった。
おねぇさんが何かに気づいたようだ。電話の傍にあるメモを見ている。
「お父さん、この炒飯、大盛りにした?」
「???」
出前メモには大盛りと書いてあるらしい。
「してないよ。聞いてないモン」
「普通だったよね」
「ウン」
交番に出前した長男さんが戻ってきて、
「〇〇さんこれ、大盛りってなってるけど」
「???いや、大盛りじゃない」
「書いてあるからさ」
「???」
目が険しくなった。オムライスが大盛りなのか、後から入ったチャーハンが大盛なのか、それとも普通盛りで大丈夫だったのか。この後で次男さんが戻ってから伝達齟齬?確認になったと思うな。その顛末を見たかった気がするが、もう食べ終えてしまったよ。ごちそうさまでした。
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「せんにひゃくごじゅうえん」
私は1300円(1200円から訂正)を渡して、釣り銭を受け取る時に言われたのが、
「アナタ久しぶりだね」
ああ、覚えてくれましたか。
「そうですね。最後に来た時はマスクなんてしてなかったからね」
その時から時勢が激変したからね。その中で店も私も、草の者1号も生きていかなくてはならない。
今年になってからも1回行きました。それは別項でUpします。
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あしなや [ラーメン]

昨年晩秋の取材です。
私が利用する町中華では上品な雰囲気の店です。
場所は鎌倉。だから高いです。
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久しぶりに鎌倉市に公用が出来た。
どうせ行くなら天気のいい日がいい。晴天の日を選んでアポとってやって来た。
この時は昨年秋で、観光客が戻ってきてた。駅ホーム、改札出た辺りの待ち合わせ、そして小町通りや若宮大路も人が多く歩いていた。社会科見学の小学生中学生もいたな。カバンに行徳中学ってあったし。行徳ったら佐奈田堂さんの地元だ。鎌倉までわざわざ来たのか。
でも外国人はそんなにいなかった。
コロナ感染拡大第1波の辺りで「観光やレジャーの方はお帰りください」って防災無線で流してた町とは思えないくらいだ。
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私は観光で来たんじゃない。業務で来てるので、サッと済ませて駅方面に引き上げてきたところ。
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で、あしなや、であります。水曜日休、
あまり価格のことは言いたくないですが、この店は安くないです。むしろ高いのが多いです。鎌倉駅前だから観光地価格、鎌倉価格です。
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今日は先客4名、いずれも高齢者ばかり。私がいちばん若かったんじゃないかな。
改装されてキレイになった壁際のカウンター席へ。カウンターの板がツルッツル、ピッカピカです。
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メニュー載せます。2枚だけですけど。
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まぁいい値段してますよね。
店内の貼り紙です。あっちこっちに貼ってあります。価格も強気、運営定款も強気、それでいて上品な接客なのがあしなやさんです。
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でもおひとり様逸品なんてのはアタリマエだよな。こういうことをうるさく書かなきゃならないのかね。
店主のツイートでしょうか。店のオバちゃんがSNSやってるとも思えないので。
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いつも店にいる品のいいオバちゃんが冷水を持ってオーダーを取りにきた。
「ええっと、醤油ラーメン、焼肉、ご飯は茶碗でいいかな」
普通サイズのご飯と、茶碗のミニサイズご飯、お値段が一緒なんです。260円がどうこうではなく、普通とミニと値段が一緒なんて何て高いライスだと思う。
オバちゃんがやや戸惑いながら、
「焼肉ライスのご飯お茶碗ですね。醤油の・・・えっと・・・あらヤダ、アタシどうしちゃったんでしょ。あ、そうそう、焼肉ライスにスープおつけいたします?」
そのスープは醤油味だろ。ラーメンと被るじゃないか。
「いやぁ、スープはいいや」
「かしこまりました」
オバちゃんは厨房にいそいそと入っていって、
「スープ要らないって」
聞こえたぞ。私は苦笑した。無理して上品に喋ろう振る舞おうとするからだよって。
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麺が伸びてしまわないウチに醤油ラーメンからいただく。
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うまっ!
美味しいねぇ麺とスープが。
豚骨とか家系とか二郎系とか、そういう路線の人にはおススメできませんが。
だけどチャーシューは固いな。今までこんな固いチャーシューを食べた記憶がない。この固さでチャーシューメンだと歯の弱い高齢者は前歯で噛み切れないんじゃないか。
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メンマは細すぎら。
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ヤバい、レンゲが止まらない。美味いのはスープと麺ですね。大好きな味ですが、これがメニューに載ってるミニラーメンだと味気なくなって味が落ちます。
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途中で止めて焼肉ライスへ、先にキャベツから食べるぞ。胃の腑を護る為に。
添えられてるキャベツ千切り、マヨネーズが欲しいなぁ。焼肉のタレをつけて食べた。
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生姜焼でも焼肉屋の焼肉でもない焼肉、家庭の味だなこれは。美味い美味い。
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ご高齢のご婦人がひとりで来られて、私の右、1席空いたカウンター席へ。
「よっこらしょ。ええっと、何だっけかな。あ、そうそう、野菜炒めの定食ちょーだい」
「野菜炒めライスでございますね。ご飯のサイズは如何いたします?お茶碗とお丼(ドンブリ)とございますけど」
おちゃわんとおどんぶりだって。私は茶碗にも丼にも「お」をつけたことなんてないよ。
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650円プラス820円イコール1470円、千円札2枚と70円を出して、600円の釣り、やはり安くはないです。
知人に聞いた話、鎌倉の飲食業界って横の繋がりが強い代わりに、価格を安く設定してはいけない、他より高く設定する傾向にあると。あまり夜遅くまで営っちゃいけないとかのルールがあるんだと。だから強気な価格なんだな。
それでいて他所から来る観光客で成り立っているんだけど、観光客はその時だけで、地域に根付くわけではない。その点であしなやさんは地元の客もついてるとは思います。
「お久しぶりですね」
「引っ越されてもときどきお見えになってくださいね」
店の人が声かけたお客さんはいずれも高齢者でした。麺屋には珍しい?上品な店、対応です。コロナ禍ても大丈夫だろう。
もともと8時閉店だから。
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席数僅か6席! [ラーメン]

昨年の晩秋、感染拡大前の取材です。
内幸町から地上に出て虎ノ門ヒルス方面へ歩いていたら、路地に新規開店祝の花束がある店を見つけた。
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コロナ感染拡大のご時勢に新規オープンとはタイヘンですね。どんな店かと近寄ってみたら。
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地下だった。ここは確か前も麺屋だった筈だ。白湯鶏系のね。それが今度は東京豚骨になっていた。麺屋が撤退した後は結局は麺屋にしかならないのだ。
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これが店の名前らしい。
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この提灯が店の系列というか路線ですね。
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止せばいいのに時間に余裕があったので、新規開店ご祝儀気分で並んでみたんですよ。
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私の前に会社員2名。その肩越しに店を見下ろすように覗いたらカウンター席が3席見えた。その3席もL字型の角っこの狭そうな席を含めての3席である。
実際はL字型カウンター4席、見えないけど手前奥に2人テーブル席が1卓あったので計6席だった。こんな狭い店を他で知らない。そんな席数で営っていけるのだろうか。
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客が出ていく度に階段を下りていくのですが。店員さんが言うには、
「先に食券をご購入ください」
券売機の前に立つとカウンター席に着座している先客さんの背中に触れそうです。券売機と椅子の間が狭いだけではなく店そのものが小さいのである。
券売機の前に突っ立ってどれにしようか考える余裕なし。黙って特製醤油にしました。
「ライスは小中大どれになさいますか?」
この日は開店セールサービスなのか無料だったのです。金を入れないでライスの券を押すと出てきます。
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「食券を買われたらまた階段でお待ちください」
いったん入って購入しても、店内には立ち位置が無いのでまた階段に戻って待つんですよ。店を出ていかなきゃならないの。追い出されたとかそういうんじゃなくて、狭いし細いのです。
階段を見上げたらこんな感じです。
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この後、ひとりの屈強の男性客で如何にも東京豚骨が好きそうな男性が現れて、私と目が合ったのだが、私はその男性に、
「3席しかないらしい」
「えっ!」
実際入ってみたら6席です。ただ、外から、階段からだと見えないだけです。この後確認したのですがね。
「よくこれで店の体を成しているよな」
ボソボソッと呟いたらその男性、諦めて他へ行っちゃった。
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私の前にいた2人連れは、上司さんぽい方が先にL字型カウンター席の角っこに。部下が上司に譲ったというのではなく、最初から上司部下に並んでいたからそうなっただけで、力関係による順番入れ替えすらできない狭さなのです。
取り残されたもうひとり(部下?)は階段からは見えない手前奥のテーブル席2人客が出ていかれた後にひとりで案内された。最初はそうやって別々に分かれていたが、上司さんが私がひとりなのに気付いて、2人テーブル席に移動することで私は座れたというわけです。
席の選択肢なんてないです。空いた席に順に座るしかない。
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席に着く前、床に小さいゴミ箱があるのを見た。他に置くとこが無いので仕方なく置いてある感じだな。足にひっかけて躓きそうである。
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L字型カウンターの角っこです。変形な四角形エリアです。無理してスペースをつくった感がアリアリ。
前や背後だけでなく左右に防御壁があって圧迫感がある。後ろのは待ち客が券売機の前に立つので私と触れ合いかねない。
首を右に捩じったら、私の前にいた上司部下の2人連れが、階段から見えない位置の2人テーブル席にいてそこもまぁ小さいこと。2人の額がくっつくんじゃないかってくらいに狭いです。合計6席を確認しました。さっき「3席しかないみたいだよ」と言って諦めさせてしまった方、ゴメンなさい。
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壁に隠れて冷水ボトルが置かれている。汲むのにはいちいち立ってボトルの柄をこっち側に向けないといけない。
厨房にはアンちゃんが2人いた。このキャパで2人?と思ったが、狭過ぎるので逆に2人必要だとも思った。調理だけでなく、食券受け渡し、好みの確認、ご飯を盛る、ウエイト客の誘導、片付け、洗いもの、そういうのが付いて回るからね。
驚くことに、こんな小さい店で「両替お願いします」と言ってきたヤツが2人いましたよ。万札に対応できない券売機もどうかと思うが、こういう小さ過ぎる店、特に麺屋に来る際に万札だけ持って来るんじゃないよと言いたいね。オペレーションが止まるじゃないか。
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まだ苦言があります。狭いのはわかるがこの場所にコップを置かない方がいい。意味はわかりますよね。
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味は普通です。店の名前のとおり、至って普通の豚骨ラーメンでした。
スープも麺も具(チャーシュー、タマゴ、メンマ)も普通!
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後日、塩ラーメンにTRYしてみました。私はこっちの方がよかったかな。淡麗ではなくてやや濃い塩ラーメンです。
チャーシューが2種類入っていたんですよ。
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いいトコもあります。客のマナーがいい。静かなのです。小さい店で狭いからです。喋ってる場合じゃない。早く食って次の客に譲ろう空気が漂っています。
悪い意味ではなくいい意味で、黙る、喋らない、避ける、譲る、そうせざるを得ないほど狭過ぎる店でしたよ。
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高崎を想う [ラーメン]

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Upし忘れたネタを出します。夜ラーです。
今は故郷の雪国に戻られた旅人の惑星・ショウ旦那が、フォンティーナかR30で、私に仰ったのは、
「ジャンさんが行かれた田町のラーメン屋さん、お店の名前何てなってました?」
「あの油そばがメインの店?亮さん近くの?確か志信ってなってた」
「ですよね。でもテントを見ると、静ってなってるんですよ」
しずか?
確かに静かな店だったがな。
氏の後ろ姿を見送ってから見に行ったんですよ。
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遅い時間だから亮さんの灯は消えてますが、ショウ旦那と会う為にフォンティーナへ急ぎ足でこの通りを歩いた時は開いてました。ただし、予約客限定8名までになってましたね。
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あ、テントに静ってなってる。これのことか。
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で、入ってしまったんですよ。
身体によくないと思いつつね。
引き戸を開けたら誰もいなくてさ。
「おぉ~い、こんばんはわぁ」
わざとヘンな声を上げたら、上からドタドタドタと音がして店主が下りてきた。階上でひと休みしてたのだろうか。
ワンコインの支那そばだけじゃ悪い気がするのですが、500円玉を券売機に突っ込んだ。
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いやぁ、美味しいですね。
やや強い味ですが。眠気・酔いが覚めるくらいに協力な味ですね。
ナルトは支那そばだから彩的に入れた感があるが、スープ、麺、メンマ、チャーシュー、どれも美味しいですよ。あるべきものがちゃんとあります。
青菜こそないけど、ワンコインで青菜が入ってるわけない。それは贅沢というものでさ。
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こんな時間に夜ラーメンを喰ってるんじゃないってか?
高崎へ来た時だけはリミッター外すんですよ。それにこれ、非常事態宣言前ですから。
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「亮さん営ってましたね」
「営ってましたね」
「よかった」
過去に2回、道路向いの亮さんを案ずる話や、高崎市内の飲食店時短営業補償金の話をしましたが、今宵の会話はこれだけです。
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窓辺にコカコーラのスリムボトルがあった。
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会津?
何で会津なんだろ。店主が会津のご出身なのかな。
鶴ヶ城と赤べこがデザインだった。
会津に行けるかなぁこの冬は。もう蕎麦宿を押さえてあるんですけどね。
「まだ切符買わなくていいわよ」(ジャン妻)
当日の自由席でも空いてるだろうからね。それに行けるかどうかギリギリまでわからないし。蕎麦宿から「今回はキャンセルお願いします」って言ってこないとも限らないしなぁ。
群馬高崎の店に会津をモチーフしたコーラがあるのは何だか嬉しい気がした。
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「ごっそさん」
「ありがとーございましたー」
小さい店だし、深更だし、静かに小さい声で飄々と言われた。
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ショウ氏は去った高崎は、今頃はひっそりとしているだろう。
追い打ちをかけるように非常事態宣言が出されたので、ショウ旦那んとこのゲストの方が「高崎の夜の飲食店は壊滅的です」と仰ってた。
だいたい群馬のY知事は1都3県の後追いみたいなところがあるからね。

年明けて私は1月中に更新手数料が絡む大事な申請があります。それが受理されたら行政の立入検査になる。これが為に高崎に行かなきゃいけないのだが。
行っても夜に店が営ってないんじゃなぁ。ASLIも休業になったし。
「都内で18時から19時まで飲んでから高崎入りするか・・・」
「それじゃぁ意味なくない?」(ジャン妻)
早朝の電車に乗れば、1日の行程としては充分間に合うボリュームなのです。相手が行政なので多少の緊張化が伴うので、まだ若い草の者15号だけに任せるのもちょっと。

上長や取締役たちは1都3県以外も廻ってるようです。不要不急ではない内容、案件だからです。私も立場的には彼らに準ずる職位なので、行く分には上からは問題視されないのだが、前泊するとなると事前に申請が必要で、申請したら上長よりも周囲の第三者がウルサい。
「大丈夫ですか?」
「テレワークした方が」
「主任たち(草の者)に委託できないんですか?」
訳知り顔で言ってくるバカどもが気に入らない。連中は私を心配して言ってるんじゃないです。言うことで自分たちが正義だと思ってる。私の職掌がテレワークできないのがわかってるクセにそう言うんですよ。同調圧力と相互監視です。
上長たちからは逆のことを言われた。
「主任(草の者)たちに委託すると彼女らがリスクを負うわけですから、〇〇さん(私のこと)ひとりで廻った方がいいかもですね」
(@@;)
会社のダメージを懸念してたね。14人いる主任(草の者)より、私ひとりのリスクで済ませるってしか聞こえないけどね。
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結局私は予定していた高崎泊をキャンセル、業務は現地社員、草の者15号に託した。
「ええっ、お見えにならないんですか」(15号)
「今回は止めとくワ。君が作成した書式はまず問題ないだろう。捨て印押しておくから何か突っ込まれたらその場で二重線引いて訂正しなさい」
尚も不安気な15号に「大丈夫だ」「上手く通るよ」「相手だって書式が揃ってれば無事にすんなり通すように計らってくれるさ」そうハッパかけました。
15号は草たちのなかでいちばん若いのです。まだ20代半ば過ぎです。経験値が足りない。でもそれは積み上げるしかない。やらせるしかないのだ。
「いつまでもアナタが関われるわけじゃないのよ」(ジャン妻)
それもわかっている。でも今の本当の気持ちは私自身が「今は群馬に行きたくないな」って心境になってるから。
いつか気持ちを挽回します。
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王将 [ラーメン]

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仕事初めの4日、翌日5日は◯◯小売業の関係で終日外回りでした。公用スタートは川崎市中原区、免許証を取りに行った後で立ち寄った武蔵小杉店は南武線ガード下にあります。
ガードに押し潰されそうです。借地権の内容が見たいですね。
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扉を開けて入ったら、誰も私に気付いてくれない。
まだスタッフ数が足りてないようだ。
厨房のアンちゃんが私に気付いて、フロア担当者に聞こえるように、「いらっしゃぁいまぁせぇ」、大きい声を張り上げたが、フロアにいる女の子スタッフは奥のテーブル席のオーダー取りに勤しんでて、他、誰も私に気付いてくれない。
あ、こんなのが貼ってある。前に提供しちゃったからね。
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奥のテーブル客のオーダー取り終えた女性スタッフが、振り向き様私に気付いてハッとした表情になった。
「いらっしゃいませ[あせあせ(飛び散る汗)] 申し訳ございません[あせあせ(飛び散る汗)]
カウンター席を指したら感染対策の一環で「テーブル席をどーぞ」と言われたので、前回と同じ席、せせこましい2人席に座ってしまった。
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さて、今日は迷ってます。
朝家を出た時は、極王と銘打ったこれにしようと決めてたのですが。
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極王焼きそばとジャストサイズのチビ炒飯を考えていたのですが。極王シリーズはメニューには自信満々だが、レビューを検索したらどうも評判がイマイチなのがあってね。
やはりよくある写真と全然違うってのがあってね。具は美味しいけど麺が焼けてないとか。麺は要らないなんて厳しいレビューもあったな。
私は〇〇ログとかも一応は参考する程度に見ています。結局は自分で確認するしかないのですが、王将さんに限らずチェーン店は、店や調理するスタッフ、時間帯にもよるんだね。年輩の調理スタッフがいるとベターなのだが。そんな感じでもなかった。皆さんお若い。
止ぁめた!極王焼きそばの気が失せた。オードソックスに無難な、醤油ラーメン、炒飯にしてしまった。
「レギュラーサイズですね?」
「それと3個餃子」
マスクしてるから、餃子を喰うのに抵抗が無くなってきた。
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もうこれはいいよ。
この店で誰かこれをオーダーする客がいたら「止めといた方がいいですよ」とは言わないが「写真と全然違いますよ」とは言いたいね。
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新年4日この界隈はこの店しか開いてないせいか、後から後から来る中年から高齢のお客様たち。
中高年ペアが、「生ビール、とか坏、餃子2人前、取り合えず」
取り合えず?後から「ニラレバ、肉と玉子のいりつけ」
私の隣の婆さんは「〇〇サワー、ジャストサイズのニラレバ、餃子、スープ、テイクアウトの麻婆豆腐ね」
斜め向かいの中年男性も昼酒をオーダー、高齢者は某かの疾患をお持ちだからリスク高い夜に飲みに行けないからこういう店で昼から飲むのだろうか。各テーブルはアクリル板で完全に仕切ってあります。
隣の婆さん、
「アタシ小ライス言ったかしら?」
「いえ、承っておりませんが」
それも追加になった。食欲旺盛な年寄(失礼)たちを見てると気持ちがいいものだ。
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私のテーブル上、お皿たちの配置はこうなりました。
2人テーブルだから横幅が狭いので、炒飯とスープが向こう側にあります。
持ってきたのは如何にも目端が効かなそうで恐々した若い男性スタッフ。トレイを持った手先がカタカタ震えてるのは何故だい?
「あと3個餃子な」
「ハイ」
緊張するのは勝手だが、私は何もしてないぞ。怖がってるのなら私に対する客差別だぞと思ったりする。
餃子がきました。
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ラーメンは普通、業務用、でもこの手のチェーン店にしては普通に美味しいかな。この値段にしてハーフのゆで玉子が入ってるし。
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麺はツルッツルです。割り箸じゃないから滑って落ちたりする。
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スープは熱々とはいえない。ぬるいくらいです。このスープの味、年末にジャン妻妹が送ってくれた伊勢うどんの汁、タレに似てるな。
ジャン妻は三重県伊勢市出身で伊勢うどんはソウルフードと言っています。伊勢うどんは汁どっぷりではなく少ないけど粘土が強くて濃くて甘いタレにうどんを絡めていただくのだが、その汁、タレをお湯で伸ばしたような味だった。
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サッと食べ終えて、さてどうしようか。手が向こうに届かない。
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こうなりました。これがあるからカウンター席の方がいいんだよな。
広めの4人テーブル席を確保しろって?それはちょっと。
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さて、炒飯ですが。
まぁるく盛ってあるヤマをレンゲでペタペタ叩いて崩した際に、おや?と思った。
レンゲで叩いて崩した感じがベタついてたんです。口に運んで咀嚼したらやっぱりベタついてる。
パラパラでもしっとりでもなく、焼きおにぎりを潰したような食感でベタベタするんですよ。
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ハッキリ言ってちょっとこれは。残そうかと思いました。でもオカシイな。私は同じこの店で初回、ジャストサイズの炒飯を食べてますよ。最初見て「ちっさ~」でしたが味は良かったのよ。ミニサイズなりに全体に満遍なく味が行き渡ってたし、しょっぱいとか固いとか水っぽいとか白い部分があるとかなかったし、上手くまとまってました。ところが今日のはベチャベチャした飯を中途半端に固まった変な炒飯だった。冷凍ご飯を解凍してすぐのようなね。何だか重たいし。
スープは美味しいの。昨日アップした生姜が入った五目あんかけスープの薄味みたいだった。
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砂を噛む思いで炒飯を完食しました。やれやれ、令和3年の初外食は苦々しい結果に終わりました。やはり調理する人のキャリア、腕、店や時間帯によるのかな。餃子とミニスープは美味しかったが。
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会計はテイクアウトを渡していたアンちゃん。気の効かない目端が効かないさっきの若者は、私が会計に立ってるのに無視して厨房に入りやがった。
ゲン直しに翌日、岸根公園の華やさんで炒飯食べてます。

そして6日(水)に東京本社に初出勤、デスク上は郵便物の山になっていた。
それを整理してたら、
「新年あけましておめでとうございます。今年もよろしく・・・」(ソリ合わないオンナ)
私は最後まで言わせず、
「ああ」
打ち切ってすぐ本題に入ってやった。
「でさぁ、この子はいつ入ったんだ?」
新年1月1日、あるいは4日付の異動表に載ってる以外の入職者が2人いたのです。
「あ、その人は。。。」[あせあせ(飛び散る汗)]
報告洩れしやがったな。書類書き直しになったじゃねぇか。
このオンナは先日また私を怒らせたのです。ずっとテレワークしてりゃいいのに。
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王将 [ラーメン]

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昨年12月末、首都圏の新規感染拡大数が増え続けて都知事さんが年末帰省とかを「今年は諦めてください」と言い放った師走、最終出勤日の昼に某所の餃子王将に行った。令和2年最後の外食でした。
10時から営っていた。前回来た時に店のスタッフの対応が明るかったので好印象を受けたので。
寒かったので、狙っていたのはこれ。
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生姜が効いているそうです。味はそんなに期待しないでも食べたら温まるだろうと。
でもこの手の五目系はハズす可能性がある。温麺でも焼き麺でも。特にチェーン店で写真とおりのものが出てこないケースがある。「写真はイメージです」ってあっても、あきらかにこれは違うだろうと言いたくなるシロモノを平気で出すとこがあるからね。
店4ディスプレイ.jpg
元気印の女の子スタッフがキタ。
メニューを指して、
「これこれ」
「五目あんかけでございますね」
餃子付きにしようかなぁ。マスクしてるからいいかと思って。
「五目あんかけBシェアでぇす」
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店内はガラガラだが、いる客は高齢者ばっかりで朝からビール、惣菜3品、餃子ダブル、麻婆豆腐テイクアウト、皆さんいたって健啖です。
感染防止対策で、おひとり様でもテーブル席に案内してますね。
前のテーブルの方、2人名様は、ひとりが麺、ひとりが定食、だけでなく、鶏唐揚げ2皿、肉と玉子のいりつけ2皿、餃子2皿、ようお食べになっておられた。
店内1-1.jpg
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見てたらトテモ気持ちいのいい食べっぷりだった。後から後から追加が運ばれてくる。
1皿を2人でシェアしてるんじゃなくて、同じ料理でもしっかり1人前ずつ2皿でしたからね。
お2人とも私より若干年上と見ました。これから齢を重ねてもこれぐらいたくさん食べれるくらいに健康でいたいと思ったよ。
他、メニュー載せます。あまり変わり映えしない。
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ジャストイサイズは店によって、調理人によって、タイミングによって、量がジャストどころか、残り物みたいな量で出されるのを知りました。小さいサイズでも手間は一緒だからめんどくさいと思うのはわかるが、こういう店は高齢者が多いので、ジャストサイズはちゃんとそれ也のサイズで出さなきゃ信用を失うよ。
餃子の王将でカキフライなんてのがあるんだ。
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どうせなら餃子をフライにすればいいのに。
こんなのもある。見るからに真っ赤っ赤で、辛いですよと強調しているようなものだな。
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まだランチ前で厨房に人が足りないのか、若干の時間がかかったのは餃子を焼く鉄板に火が入ってなかったからに違いない。待ってる間に生ビールタンクの業者やら、電話が鳴ったりしてバタバタしていたが、そのうちドッタンバッタンと凄い音が響いてきた。
私は店奥の壁際の席に座っているのだが、背後の壁から音と振動が背中に伝わって、誰かが店を壊してるか、何かを床か壁に叩きつけてるのかと思ったよ。
やがてその音と振動は鎮まり、さっきの女の子スタッフが「お待たせしました」と持ってきたのですが、
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これはホントに五目あんかけなのかね?
何だいこの美しくない具は?
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写真と違うな。違い過ぎですね。
まるまる1個椎茸なんて無いじゃないか。エビもうづらも載ってないぞ。
メニューの写真とは大きく掛け離れてます。
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見た目は中華雑炊のようです。白菜、キャベツ、豚肉、キクラゲ、青ネギ、溶き卵、刻んだ生姜、薄っすらと餡がかかっている。餡以上に生姜のインパクトが大です。
まずはデカい白菜の芯が1枚でてきた。
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次もデカい白菜の芯、それも2枚出てきた。
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美しくない中央部表面、やはり雑炊ですなこれは。風邪っ引きにいいかも。風邪なんかひいてられない昨今ですが。
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麺を引きずり出したのですが重たい。丼の下の方で誰かが引っ張ってるみたいに重たい。麺に抵抗されてる気がする。野菜や具が多くて重たいのです。
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いったん箸を沈めて再度麺を引きずり出したらナイアガラ状態です。ダマになってるわけではないけど、上に載せた具の重量に負けて、麺全体が押しつぶされているかのようだった。
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脂身の少ないマトモな肉が出てきました。
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またしてもデカい白菜の芯が。それも2枚、白菜は好きだからいいけどさ。しゃーないこれはもう五目云々ではなくて、野菜摂取の為のエサと割り切った。
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遊び心で餃子の大きさと比べてみます。餃子の王将と謳ってるだけあって餃子はさすがに美味しいね。
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生姜の浮いた美しくないスープですが、味は悪くないというか慣れてきた。温まりそうです。
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小休止、麺が伸びつつあるのがわかります。まだ3か所に白菜の芯があります。
五目14中盤戦.jpg
麺を引きずり出します。ようやくマトモなリフトアップになりました。麺が伸びるのでしばらく麺を食べていたのですが。
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まだ白菜のデカい芯が浮かび上がってきました。2枚、多いですね芯が、
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白菜のデカい芯、刻んだ生姜と溶き卵が浮いたスープが印象的ですが、見ためが悪いだけでスープのお味はまぁまぁですよ。
豚肉、キャベツ、青ネギ、麺に、溶いた筈の卵が錦糸卵みたいに絡んでます。白菜のデカい芯がさすがに無くなったが、麺類汁物のバイブレイヤーたる葉野菜が、白菜にプラスしてキャベツも入ってたのです。
で、この後で、
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底からエビをすくいあげたところ。底に沈んでたんですよ。
まさかと思って底を探ったら、デカい椎茸がまるまる1個出てきたじゃないか。
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そして最後の最後になって、探し求めていたウヅラの卵が。写真だと上に載ってた具が現物では底に沈んでたのです。
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だけどいったいこの五目あんかけはどういうオペレーションで仕上げたのでしょうかね。
スープに麺を投入して炒めた具を上に載せる、ではないのでしょうか。何でシイタケ、エビ、ウヅラ、写真のとおりになってないで後の方になって底から出てきたんだろうか。
「生姜たっぷり」と書いてあるが、溶き玉子と野菜の甘味と薄いあんかけで、慣れて来るとそれほど生姜の主張は感じなかった。麺も脇役といった感がある。麺より合計6枚か7枚ぐらいあった白菜のデカい芯が主役で、フェイントかけて後から出てきた椎茸、海老、ウヅラの印象が残った。
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会計時にさっきの女の子スタッフが外線電話中だったので、厨房からリーダー格で気の強そうな物怖じしない男性スタッフが出てきてお会計、
「4日って営ってる?」
私は1月4日が出勤初日だが、4日じゃまず個人店は営ってないだろうから、そういう日はチェーン店が頼もしいものです。来る可能性もあったので聞いたの。
「4日?営ってます。2日から営ってますので」
鼻っ柱の強そうな男性だった。
4日が私も業務スタート日です。だがこの店には来なかった。許認可受理の優先度の都合で川崎市中原区へ。武蔵小杉店へ行ったのですが。。。
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相楽 [ラーメン]

しばし、昨年の貯金、ストックで凌ぎます。
一昨日昨日と毎度毎度の本厚木のどさんこでズッコけましたが、県央部エリア内で人の動きが頻繁にありまして、その度、厚木市内の行政に来なくちゃならないのです。
大事大事な資格証明書を搬送用の筒やクリアケースに入れてね。
カバンが重たいよ。
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でも今日はおばちゃんどさんこが定休日なので、今日は(今日だけ?)この店です。
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廃墟物件に無理して灯りが仄かに点いているようなこの店は偶然見つけました。昨日の記事の後、さすがに「他にいい店はないかなぁ」と考えたのですよ。
本厚木駅界隈に店はないかと。
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歩いたんです中央通りを延々と。中央公園西側から中町、総合福祉センター入口、とうとう東町郵便局前まで来たのですが、途中シャッター商店街になっちゃって1軒もありませんでしたね。
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その先は相模大橋、相模川を渡ったら海老名市ですから。バカらしくなって川の土手に下りました。
ヒマにもそんなに歩いたのは、次のアポが、某支店で2時に社員2名と面談だったので、それまでの時間が余ったのです。
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相模川の土手に佇んで風に吹かれているところ。
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丹沢おろしは埼玉県の秩父おろしや上州三山から吹くからっ風ほどではないが、強風で冷たい時がある。でも今日は暖かかった。
仕方がないな。諦めて駅まで戻ろうと方向を変えたら、川の土手から入った公園に何かあるぞ。
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私はこういうのを見るとついつい駆け寄って見るクセがあります。碑とか標柱とか掲示板とか。駆け寄ってみたら忠魂碑とか開墾碑とか、町内会の掲示板だったりすることが多いけどね。
グルッと廻って公園に入ったら、それは下野国烏山藩の陣屋跡、飛び地を治める代官所の跡地だった。
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フムフムと眺めて、まぁ知らなくても日常に不自由はないし、これだけならBlogのネタにもならんなとお蔵入りしかけて駅方面に歩いて戻りました。
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小田急線高架下を歩いています。
あのまま歩いて高架をアンダークロスしてその先に行けば、麺や食堂厚木支店、本丸亭、藤本、他、幾つかあるのだが、そこまで行ったら公用圏内を外れてしまうのでパス。
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駅方面に戻る途中にバスロータリーがあって、そこのWCを借りた。まぁキレイなWCでしたね。バス運転手のご用達WCでしたよ。
で、そのロータリー脇にあったのですよ。この店が。
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失礼ながら私は廃屋、廃墟かと思ったのよ。
でも営ったんです。中にお客さんいたもの。
蔦が絡まってるんだ。静岡の廃屋酒場か、もう取り払って壁を塗りなおしちゃったけどそうなる前、高崎のすみれ食堂みたいだ。
この日はどさんこオバちゃんで済ませているので、記憶にとどめてるだけで立ち去りましたが、後日、重たいカバンを持って再訪することになった。
その日は本厚木駅から歩いた。本厚木駅北口から小田急線沿いに東側へ300mほど離れたところにある厚木バスセンターの端です。
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バスセンターは上がペデストリアンデッキで、厚木サンパークという公園になっている。そのせいでやや薄暗くて寒い。そこの目立たない奥にポツンとあった。
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向こうに見えます。あそこまで歩くのかと思うよね。
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ぐるっと廻って歩いて店全体を見ると、そこだけ取り残された1軒、旧い店、またこう言っちゃぁ失礼ですがボロい店ですよ。
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くたびれた赤レンガの物件は、左の相楽、右にも何か別の店があったんだね。店名を剥がした跡が見えるし、板で封をしてあるし。
廃墟になったゲーセンか、入っちゃいけない敷地にある倉庫か。営ってなければ廃屋みたいで「関係者以外立ち入り禁止」の札とチェーンが引いてあってもオカシくなさそうだ。
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バスロータリーに面してるとはいえ、背後のロケーション的にはホントにこれだけ取り残されているんですよ。
バスと反対側(東側)はダダっ広い駐輪場になっていたが、自転車の数は広さほど多くなかった。コロナ感染拡大で自転車の契約数が減ってるのかもしれないが。
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幟も出ている。行燈も出ている。でも電光看板が「営業中」に光っていない。
営ってるのかどうかわからん。
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暖簾は出ている。営っているのかな。訝しんで近づいたらコカコーラの自販機に「営業中」の札が架かっていた。
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これが外に置いてあったセットメニュー、日に焼けたかバスの排気ガスで燻ったか。一部がドス黒くなっている。
ここまできて入り口前でも入ろうかどうしようかと躊躇しちゃうほどです。
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よし、怖いもの見たさで入って見ようと引き戸を開けたら何と4名も先客がいて、ウチ2名はバスの運ちゃん、1人は女性客だった。
奥行も幅もある広い店内で、後で数えたら、駐輪場側のカウンターが9席、壁にマンガ本がたくさんあった。フロアにテーブル4席×3、2席×2、私がいる奥のカウンターが3席です。キャパ数が30人弱といったところ。
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テーブル間隔などは余裕を持たせている。これ以上席を増やしたら、この後登場する女将さんが「アタシゃやってらんないよ」ってな感じです。
私がいる席の卓上と厨房の入口は、お世辞にも整理整頓してあるとは言い難いね。ティッシュ、消毒ポンプが3つ4つ、灰皿が積んである。
灰皿?
この店は喫煙可なんですよ。だから客同士が近くなると、昨今の健康法で喫煙場を追われた可哀そうな喫煙者と接する可能性も低くはないんだよね。そのうえ漫画本がたくさんあるから寛いじゃってさ。長い時間煙が薄っすらと漂っていたよ。煙草の煙のニオイを久々に嗅いだ。懐かしくもある。そのうち慣れた。
外で黒くなっていたのと同じメニューですが、カウンターの壁に上下が挟まっているのがわかりますか?
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女将さんが冷水を持ってきた。私は挟まっていたのを力づくでベリッとを引き剥がしてしまい、左下のチャーハンとラーメン1010円(ハンパな10円は何か意味があるのか?)を指して「これね」と言ったら、女将さんは煙草か酒で潰したシブイお声で、
「アイ、チャーハンとラーメン、普通ですね。お味は如何なさいますか?」
「???」
「ふつう味、ピリ辛味、コッテリ味とありますが」
「ああ、ふつうでいいですよ」
「ハイ」
そう言って女将さんは、私が壁から剥がしたメニューを壁の隙間にグサッと差し込んでもとどおりにした。
「あ、外しちゃいけなかったのね」
女将さんは気持ち目を細めた。マスクしてるから口許は見えないが、ニヤッと笑ったということにしておきましょう。スタスタと厨房に入っていった。遠目に見た厨房にはご主人?旦那さん?ひとりで調理していましたね。
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その間、1名、また1名、そして3名、お客さんが入ってきて、ひとりカウンターでラーメン食べてた女性が出ていった。
「ゴメンね、バタバタしちゃって」
見送りまでしてたんですよ。常連さんらしい。固定客がついているようです。駅から離れてるし、だいたい本厚木駅で小田急に乗る乗客はこのバスロータリーまで来ませんから。ひとつ手前のバス停、本厚木駅前でバス下りますよ。
ということは知る人ぞ知る店だろうか。というか知らなきゃ来ないなこの店は。昔からの常連さんぽいのがどんどん客が入ってきたのです。
ゲンバーマン3名入ってきて入口側の4人テーブル席、女将さんはスタスタスタスタ(この音が印象に残った)歩み寄ってオーダーとって、またスタスタスタスタと厨房に戻って、旦那さんにオーダー告げて、調理補助やトレイにスタンバイする作業で忙しいこと。往復する距離が長いのです。
まぁひとりでフロアを仕切っていることを考えたら、なるべく厨房に近い席にして女将さんのスタスタ往復運動の距離を短くしてあげた方がいいかもね。
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見てると半チャーハンとのセットがよく出てますが、その他、いなり、お握り、ミニ親子丼、ミニカレー、餃子も3個からでニンニク有り無しと、セットとしては意表をつくラインナップです。
スープもさっき女将さんが言った3種類、普通、ピリ辛、こってり、メニュー裏にはラーメン他の麺類がそれ也にあります。
定食類は無いです。野菜炒系も無いです。つまみで何故か生姜焼とだけあるくらいで定食にはなってなかった。裏メニューであるかもしれない。
このキャパと店側の人数で定食類まで導入したらタイヘンだと思う。そこをお握りだの稲荷寿司だので穴埋めしてるのかな。
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美味しいですっ!
薄っすらと脂も浮いています。あっさりだけどコクと甘味があすスープ、
上手く言えないのですが、比べて悪いけど、こないだ食べた東十条のクラシックなラーメンよりも全体的に遥かに美味しいではないかい。
メンマ、チャーシューも悪くないです。青物もあるし、水で戻したペラペラ、フニャフニャしたワカメなんかより全然いいです。
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ハーフのゆで卵もある。頑張っていると思います。
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ご馳走様でした。ちょっと侮れない、隅に置けない味でした。
さて会計しようとしたが、女将さんは入口側テーブルの3名さんに、麺類とチャーハンセットをスタスタ歩いて運んでいた。3人だから3往復するわけです。しばらく待ってたらスタスタ音が消えたのでカオを上げたら、女将さんが小銭を両替してた。
立ち会って10円玉と千円札1枚置いた。
「意外と美味しかった」
意外は余計かも知れないが、
「あら、そぅおぅ?」
???
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入り辛い雰囲気だが、入ってしまえば老夫婦でやってる昭和食堂、人気店だったんですよ。
店の外観とは違うということ。
外見で判断しちゃダメだということ。ちゃんと営業してるんだから。
でも見ため、外観も大事だけどな。
だが。。。
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何だか立ち去り難かった。何かモヤモヤした気分がある。それは、この店が何故、この旧いままで取り残されているのかということ。
それは何かすぐにわかった。裏に廻ってみた。
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このとおり広い駐輪場に接しているのですが、さっきも述べたとおり停めてる自転車は少ない。
敷地内も手入れしているように見えない。係員すらいなかった。歩行者がロータリーを避けて突っ切る近道みたいになっている。
そしてこんなものが!
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「自転車ご利用の皆様へ。当駐輪場は、複合施設建設予定地のため、令和3年4月末をもちまして利用を終了とさせていただきます。」
この駐輪場は廃止になる。そしてこのMAPにある「中町1丁目駐輪場」区画には、この店が取り込まれている。ということは、駐輪場が利用終了になる令和3年4月末以降、この場所での存続は危ういということではないか。
だから今更、手を加えたりしないのだろう。
店名と、厚木市、再開発で検索すると、この店の今後について懸念する記事があがってきた。
厚木市HPにはこんなMAPがあって、
厚木市再開発MAP.jpg
このMAPの⑧中町駐車場はコの字になっていて店は含まれていない。かとうって、そこだけ残して再開発もないだろうから、いずれ消えゆく運命なのは間違いなさそうである。
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行かれるなら今のうちですぞ。
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ザ・餃子 他 [ラーメン]

厚木市庁舎の食堂入口にあるウッドスペースのテーブルで、今日出す書類に日付を入れようとしてたら、また食堂のおねーさんに挨拶された。
しばらく庁舎の食堂を利用してない後ろめたさがちょっとある。声かけられたんなら何か返さなきゃと思い、
「今日は何日だっけ?」
「今日は〇〇日でぇす」
「ありがと」
聞き出して日付を記入、出しに上がって受理されたのですが、食堂には戻らなかったのだ。青天下を歩いてまたしてもこの店に来てしまった。
ドラマを見に!
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ナンバー2のBさんが暖簾を出していた。
誰かと立ち話してるぞ。ご近所さんか?
お客さんだった。いいトシしたおばあちゃんで、私がいつも座る席、カウンター左恥の席に先に座りやがったな。(笑)
ゴリラみたいなオバちゃんのGさんと、愚痴を交えたお喋りが始まっている。
私はカウンター右端の席にした。おばあちゃんの飛沫を警戒したのもあるが、近くに座るとこちらまで会話に巻き込まれかねないからな。
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Gさんがコップの水を持ってきてくれた。私は立ったまま、店主に向かって、
「今日はもつ煮ある?」
「ありますよ」
やっとかい!待ちかねたぜ。
「じゃぁ、もつ煮、餃子、ご飯普通で」
「ご飯普通盛りね」
麺はオーダーしませんでした。
Bさんが餃子を焼きにかけた。そしたらお客さんのおばあちゃんが、
「ビールちょーだい」
昼からビールですか。瓶ビールをコップに注いでグビリと飲み干したねこの寒いのに。
「アタシはネギ味噌ラーメン、固麺でね」
辛いネギに固麺か。相当長くこの店に通ってるとみた。
「ビール飲んでる時が幸せだよ~」
昼から飲めるってことは健康体なのかな。
「ここで飲んで酔っぱらっても歩いて帰れるからさ~」
ああ、やはりご近所さんでしたか。そういうひとりTALKにGさんが(仕方なく?)相手をしている。昔からの常連さんだから無下にもできないらしいな。
他にお客が来ないのを幸い、ばあちゃんのTALKが続いている。
「うちの近所に住んでた人がどんどん越してっちゃって寂しいよ」
その出てった人は家財道具を引っ越し業者に積むのではなく、自家用車か普通のくるまに積んだはいいが、積みきれないものはそのまま置いてったんだと。それじゃぁ夜逃げ?いや、夜ではないので朝逃げか。ちょっと常軌を逸した行動ではあるね。
「朝起きたらそこに置いてあるんだもん」
外人らしいです。困ったものである。
まだTALKは続いた。
「50年前厚木に嫁いできた頃は何て田舎だここはって思ったもの」
ごじゅうねん、そんなに長く!
他所から嫁いできたんだ。もしかしたらご主人に先立たれたのかも知れないな。
「うちのお店きてよ」
同業者か?スナックかスタンド酒場が似合いそうだ。お店でも喋ってばっかりいるんだろうな。
いちいちGさんが相手をして合間にBさんも加わるが、寡黙な店主は例によって口を挟まず、おばあちゃんのネギ味噌ラーメン、私のレトルトもつ煮を仕上げている。
厨房1珍しく働いているゴリラオバちゃん.jpg厨房2-1.jpg厨房3-1.jpg
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こんがりいい色に焼き上がった餃子ですが。
ひとくち齧ってみて、
(・・?)
何か違う。もしかして肉が無いのかこれ?
キャベツとニラとニンニクだけかな。肉が入ってるような感じじゃなかったのだ。
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断面はこんな感じ。ボリュームもそんなにないし。
前に大量のキャベツをミキサーにかけてスムージー状にしていたよね。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-12-12
あの時に聞いたのが、
「健康の為に飲むの?」
「あ、これはね、餃子の具なの」
餃子が手作りなのはわかりましたが、期待しただけに肩透かしを喰らった。まぁ6個で320円だからね。1個あたり50円ちょいだからな。
ヘルシーで健康的な餃子ですよ。
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もつ煮がきたところ。
「あ、スープ出てなかったね」(店主)
オバちゃんたちが昼ビールのお婆さんと喋くってるから忘れたらしい。店主も大変だ。
ご飯ものについてくるスープは初めてで、もつ煮があるから別に要らないよと思ったが、このスープが意外に美味しくてね。
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ラーメンのベースになってるスープだと思いますが、この味のまま、余計なのを入れなきゃいいと思います。ワカメが入ってた。
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もつ煮、湯気がモワァ
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湯気を吹き飛ばす。
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店内1昼ビールのお婆ちゃん-1.jpg店内2健啖だなぁ-1.jpg
その間、瓶ビールとネギ味噌ラーメンのおばあちゃんの声がまだ続いている。
「ここの味噌ラーメンは美味しいね。野菜が多いから体にもいいし」
野菜多いかなぁ。多くないと思うよ。体にいい悪いを気にするトシでもなかろうって心ん中で悪態をついてみる。
だってあれだけ喋ってればこの先も元気だろう。おや?店主とBさんはお婆さんの喋りに辟易したか、「Gさんに任せりゃいいや。こっちは発注とかあるし」構ってられなくなって、奥の倉庫に引っ込んじゃったのである。
私、食べ終わったんだけど。
会計したいんだけど。
Bさんと店主が厨房に出てこないからお婆ちゃんとGさんがくっ喋ってる流れを断ち切らなきゃならない。他にお客さん来ないし、いつまでも聞いてられないので私は立ち上がった。
「ごっそさん」
途端に果てしない会話が止んだ。会話を断ってGさんがこっちに来た。Gさんが足し算間違えないように、私は、餃子、モツ煮、ご飯、と口に出してあげた。
「きゅうひゃくななじゅうえんです」
私は1000円札1枚渡して、
「さんじゅうえんのおつりです。ありがとうございました」
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店を出て厚木の青空を見上げる。
餃子はイマイチだった。もつ煮とワカメスープは美味しかった。味噌スープと醤油スープ・・・
後でジャン妻に写真を見せたら、
「美味しいの?」
「いやぁ、さっぱりなんだよなぁ」
「さして美味しくないのに何で通ってるの?」
「店内の人間模様がおもしれぇんだよなぁ」
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さて、この日限りで行ってないのですが。
店が定休日だった月曜、またまた厚木市に来るハメになりまして。
別の店にしました。この蔦がからまった廃屋みたいな店です。
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コメント(2) 

ザ・トッピング [ラーメン]

「新年あけましておめでとうございます。今年もよろしく・・・」(ソリ合わないオンナ)
私は最後まで言わせず、「ああ」、で打ち切って、すぐ本題に入ってやったよ。
「でさぁ、この子はいつ入ったんだ?」
新年1月1日、あるいは4日付の異動表です。それに1月1日付で途中入社したまだ会ってない子の名前があったのです。今日12日(火)午後、支店で会うんですけどね。
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この店の訪問が続いています。
さしてバカ美味はないのに。おっそろしくクラシックな昭和の味なのに何故か来てしまうのです。
その要因は3つあって、
その①、この界隈には飲食店が無い。焼肉屋、居酒屋ランチ、庁舎内の食堂ぐらいしかない。
その②、海老名&厚木の県央部を担当する草の者9号がテンパってしまった。私のせいではなく、本来の職制上の業務でいっぱいいっぱいになってしまった。
そしてその③、
厨房の人間模様がオモシロイ、〇〇ログにもその辺が少し載ってましたね。転載ゴメンなさいちょっとだけ。
「昭和チックなバタバタが見ていて和みます。
店員さんどおしで、餃子どこに出すんだっけ?とか、どれが先だっけ?とかホンワカムード、
癒されますホントいい意味で。」
私は癒されてるのかもしれない。味は二の次三の次かもしれない。
厨房10-1.jpg
いつものレギュラーオバちゃんがいないぞ。
こないだ初めて見たお喋りなゴリラオバちゃん(以下、Gさん)と枯れた店主だけさ。まさかこの2人で営るのかい?
う~ん、心配だぜ。Gさんは貫禄や存在感が充分だが、いかんせん口ほど手が動いてなかったからな。
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「何にしましょ」(Gさん)
「今日はモツ煮ある?」
Gさんは厨房奥にいる店主に猪首を向けて、
「モツ煮ある?」
「ない」
店主は素っ気なく言い放った。
ところがGさんは私に振り返って、
「あるって」
「いや、ないっていってたぞ」
耳が悪いんと違うか。また猪首を店主に向けて、
「モツ煮ないの?」
「ない、あ、そうだ、注文しなきゃ」
オイオイオイあのさぁってなもんですよ。
今日は火曜日です。昨日月曜は定休日、おそらく前日の日曜日は発注できないので忘れたままだったんだろ。
今日は麺無しで餃子とモツ煮、白いご飯にしようと目論んでたのだが。
「じゃぁ、味噌、ネギ、バター、コーン」
私はひとつひとつをプロレスの反則カウントのように、強い声で確認するようにオーダーした。相手の声が大きいからつい私も大きくなってしまった。他のお客さんに丸聞こえだよ。
「味噌ネギバターコーンだって」
「それのCセット!」
「Cだって」
大丈夫かな~。心配したが、左の倉庫から、こないだはいなかったもうひとりのレギュラーオバちゃん(以下、Bさん)が現れたのでちょっと安心した。
そしてBさんとGさんの私語が始まったんだな。その間、店主がひとりで味噌、塩、私の味噌バター他、3つの麺に取り掛かっている。
でもBさんは作業の手を止めない人なので、釣られたようにGさんも洗い場で作業にとりかかった。こないだよりは働いてるな。
厨房1-1.jpg厨房4-1.jpg
厨房5-1.jpg厨房6-1.jpg
私の味噌ネギバターコーンができあがったのが遠目に見える。
あ、ネギがほのかに赤いぞ。シマッタ、やっぱり赤いネギか。辛そう、でもないかな。
ところが店主はバターまでは載せたがコーンをド忘れしてたようで。コーンの缶切りがされてなかったんですよ。置いてあったコーン缶の残量じゃ足りなかったみたいで、慌てて倉庫からコーン缶をとってきて、缶切りでキコキコこじ開けて、汁を捨てて、匙か何かでコーンをすくいだしてバサバサ載せてるのだ。
その作業分だけ麺が伸びちゃうじゃんかよなぁ。
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味噌ネギバターコーン1.jpg
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赤いネギですね。スープが薄っすらと赤いです。でもすすってみたら私でも辛くありませんでした。ピリ辛でもない。ほんのチョイ辛程度です。
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赤くて細い白髪ネギ、コーンの上に、刻みネギ、バターが載っています。
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金物の穴開きレンゲもついてきた。コーンをすくうのに使います。穴からスープが抜けて、コーンだけを口中に運びます。
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バターがコロコロ転がってスープにポチャンと落ちた。
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上からたたくようにマゼマゼしてみました。
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ネギを摘まんで、掴んでリフトアップ、ネギネギ、ネギを多く摂取して風邪を引かないようにしないとな。今の時勢じゃぁうっかり風邪もひけないからな。
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バターが混じったスープですが、和えた冷たいネギをせて、コーン缶を厨房から持ってきて缶を開封して載せて、カウンターまでの距離も長いからその間にスープがぬるくなるわけですよ。
ネギ、コーン、バター、冷たいトッピングが重なったのでバターがなかなか溶けないぞ。
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味噌ネギバターコーン12スープ&コーン.jpg
伸びかけたやわい麺をリフトアップ、
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食べてる途中、私の左壁にある電話でBさんが発注しているぞ。
その内容が耳に入ってきた。モツ煮忘れないでね。
「こちら厚木店ですけど。味噌10kg、麺〇kg、モツ煮ひと箱、長ネギ、玉ネギ、」
厚木店ですけどって?
電話の相手は誰だろう?本店か流通倉庫だろうか。一括して仕入れることで安くなり、それを各支店に配送、あるいは配達してるのだろうか。
それと、モツ煮ひと箱、これには苦笑したよ。既製品なのがバレバレだね。そっちの方が美味しいけどね。この店の名誉の為に言うと、チャーシューと餃子は自家製です。
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今度は電話が架かってきた。
出たのはGさん、
「ハイどさんこです。ハイ?誰?〇〇さんは今日は休みです」
ああ、今日はいないリーダー格のオバちゃん宛か。
「誰から?」(店主)
「〇〇さんは?って言うから、休みです言ってやった」
「誰からか相手の名前は?」
「聞かなかった」
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会計はGさん、大丈夫かな、こないだセットを足し忘れたからね。
「味噌ぉ、ネギぃ、バタぁ、コぉン・・・」
呟きながら、反復しながら計算されて、
「きゅうひゃくじゅうえんになります」
私は1000円札と10円玉を渡した。ふと見たらBさんが目を宙に向けている。あ、検算してるんだ。会計間違ってないかって暗算でね。
私と目が合った。
「大丈夫?」
マスクしてるBさんは目で笑った。「合ってます」と言いたかったに違いない。私も笑ってしまった。
「100円お釣りでぇす。どうもありがとうございましたぁ」
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店を出たとこ。
出ていつも思うんだ。今日も美味しくはなかったなぁって。
でも決して不味いわけではないのだ。私が今みたいに贅沢な味、舌が驕る遥か前の旧い味なのです。
もひとつ思うことがある。今日もオモシロかったなぁって。
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くぼやん13&草の者1号 [グルメ&人間ドラマ]

昨年12月のネタです。
小会議室、私の前にいる草の者1号は、12年前に私が面接・採用した子です。
何で採用したかというと、
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ルックスが良かったから!
良かったから?過去形だけど面接した時の第一印象ですよ。今だって美人は美人だからね。
誤解しないでいただきたいのは、私の個人的な趣味、嗜好というんじゃないよ。支店の受付に置いといていいカオだと思ったの。面接時はこの子の性格や物言いのキツさまでは見抜けず、自分で採用しといていっとき腫物に触るようだったが、ある件で私がガツンと叱責してからシュンとなり、子犬のように私に懐くようになった。
その1号がウンザリしたカオをしているんです。
「こんなめんどくさいのやりたくないよぉ」のカオである。
何ができないのかというと、1号の管轄内の某支店の更新手続きです。それの表紙はまだしも店内レイアウト図で引っかかった。建築図面の縮小コピーに複数ある陳列棚、機器類、要注意〇〇の保管場所とかの書き込みをやらせたのだが、その中に保管場所の面積、あるいは容積を記入する欄があって、
「棚だったら面積、引き出しだったら容積だよ」
「アタシさんすうが苦手なんですよぅ」
ビックリした。義務教育のレベルだろうがよ。
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1号と面談する1時間前、私は西新宿にいました。都に大事なものを出しに。
そして帰途、ロメスパ、くぼやんを目指して戻ってきた。
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西新宿に戻らずともそのまま西新宿五丁目まで歩いて、大江戸線で東新宿の大和飯店(正しくは太和飯店)へ向かう手も考えたのですが、今日はどうしてもロメスパが食べたくて。
13時から草の者1号と打ち合わせなので、それまでに帰社しなくてはならない。時間にも追われていた。
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ナポリタンがウリだがしばらく食べてない。こないだパスタでCoCoでナポリを喰ったが、やっぱり麺がイマイチで、くぼやんの太麺パスタには敵わないな。
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階段を下りたら、テナントに異変が。
あ、じざけさんが閉店、撤退したんだ。
私に無礼千万な接客するからだよ。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-07-16
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-08-08
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そっか。撤退したか。そうなる前に1回でも行けたのはよかったな。
早い時間に階段を下りると、店主と女将さんが入ってすぐのテーブルで暗いカオして小さい声で会話してたものです。
店内も暗かったが、何だか先行きも暗そうな店だった。コロナ感染拡大の煽りを受けて廃業しちゃったんだろうな。
まぁいい、何だか忘れ得ない店だったが気を取り直してくぼやんへ。ドアを開けると、そこに検温センサーが待ち構えている。
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カオを近づけた。写る自分のカオが嫌いです。老いが出てるからね。
「タイオンハセイジョウデス!」
叫ぶように声高な機械音声、フロアの各店内にまる聞こえである。だってどこの店も寒気の為にドアが開いてますからね。
セイジョウじゃなかったらその声が響いて、逃げるように退散しなくちゃならないのだろうか。
「いらっしゃぁい」
店主の野太い声が聞こえた。先客1名、ナポリの大盛りだった。
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不気味に光る券売機、塩味の大盛りをONします。
「シメジ抜きね」
「塩大盛り、シメジ抜き」
別にシメジが嫌いなのではないよ。麺を味わうのにジャマっ気なだけです。
奥に厨房1.jpg
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しばし待ちます。くぼやんマスターのBlog、とはいっても営業時間変更とか、お知らせが殆どですが、そこに、「ベーコマシを導入してよ」とコメントしようとしたらコメント欄が無かったんだよな。
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炒める音が豪快に響いた。インド大魔術よろしく火焔が上がった。
それが落ち着いて静かになって、ママ(なのかお手伝いさんなのか)がこっちに持ってくるところ。
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キマシタ。これですよこれ。味はわかってますがいつ見ても美味しそうです。
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粉チーズをハーフだけ振り掛けます。
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美味しい美味しい。ベーコンとチーズの塩気と旨味です。ズルズルすすって飽きが来ないし、いつまででも食べ続けていたいと思うくらいに美味しい。
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客が途切れた頃合い、マスターとママが厨房内をゴシゴシと親の仇みたいに消毒、研磨しまくっているとこです。鬼気迫るものを感じた。
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私はまだ食べています。後半になると名残惜しくなる。また食べに来るからねってなもんです。そうやって食べ終えて名残惜しさを消したのが、後から来たお客さんのオーダー、
ナポリ、ニンニク!
うえぇ~、好きな人は好きなんだろうけど。ニンニクを加味すると、店内凄いニオイになるんだよね。それが仕上がる前に出ました。
店は緊急事態宣言による営業時間の自粛要請の為、1月8日から緊急事態宣言解除まで夜の営業はお休みです。昼は通常通り11時~15時半までです。
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地上に出たら1号からCメールが届いたよ。。
「すみません13時過ぎます。国分寺を出ました」
13時をどれだけ過ぎるんだい?到着予定時間を入れなさい。だいたいお前さんが「添付図面の書き方がわからないので教えて下さい」と言ってきたので時間を用意したんだぞ。DON子に頼んで小会議室を13時~14時まで抑えてあるんだからさ。
西新宿21.jpg
1号は30分遅れで来た。説明の流れで面積容積計算の話になり、
「現地に行って測って計算しなさい」
「そんなのやったことが・・・」
「ないだろうな。今まで私がやってたからだよ。もう私だってそう何年もいないぞ」
「エェ~ッ!」
草の者1号は図面上の単位換算と比例計算ができないのですよ。草たちは支店スタッフから抜擢された主任(熟練者)たちですが、支店勤務は開店から閉店までやる作業が決まっているのでそれに慣れてしまい、異なる作業に腰が引けるのです。
草1号よ、お前さんは草の筆頭なんだぜ。そんな体たらくでは後輩の草たちに示しが。。。
書いてたらカッカカッカしてきた。長くなりそうだからこのネタの続きは別項にしよう。
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緊急事態宣言の夜 [居酒屋]

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「〇〇だけど」
「あ、〇〇さん、どーもあけましておめで・・・本年も・・・」
ちっともめでたくなんかないけど、嫌いな常套文句を交わして、
「7日、2人入れるかな」
「ぜんっぜんっ大丈夫っスよっ、あ・・・」
「???」
「でも〇〇さん、もしかしたら、ひょっとしたら、その日20時で閉めるかもです」
緊急事態宣言の前日の電話です。
明日発令されてその日に『今日からです』ってことにはならないんじゃないかな?
まぁでも1時間急いで飲み食いして引き上げるよ。
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緊急事態宣言が出された日です。
空いてた。それと皆さん早い時間でサッと帰られた。18時~19時でもう「〇番さんお会計です」が3回ほどCALLされてたからね。
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味噌味の雑煮1.jpg
「外は寒いので今日は温まるおとおしをご用意いたしましたわ」(ママ)
味噌味のお雑煮です。
美味しいな。どうせそんなに客来ないだろうから後でお替りしよっと。
「濃いから残していい?」(ジャン妻)
「ダメ」
私が飲んでしまった。年頭のおとおしを残すなんてとんでもない。丼になみなみと味噌汁があるわけじゃないんだから。
味噌味の雑煮2.jpg
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レアユッケ1.jpg
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おとおしに続いて令和3年最初の料理は牛タタキと焼き茄子のレアユッケ、昨年の秋に新しい肉の仕入れルートを開拓したので、他にも黒板メニューに載っているタンとか、肉料理が充実しつつあります。
上にうづらの黄身が載っている。
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「美味しいね」(ジャン妻)
お肉はよく焼かなきゃダメよと常々言っているジャン母がこのレア肉を見たら卒倒しそうである。
美味しいけど、タタキだから細かいな。もう少し大きいのがいいな。
細かい肉を食べてると必然的に茄子が余るわけでさ。
茄子要らない。肉だけでいい。
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鶏むね肉と揚げ豆腐の柚子味噌がけ、
これ、冷菜なんですよ。揚げ豆腐であって揚げ出汁ではないから冷たくてもいいんだけど。寒い外から来て「外は寒いから温かいおとおしを」で温まったのに冷えてしまった。
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それからしばらく時間がかかって出されたのが「ベーコンときのこの温サラダ、パルミジャーノチーズかけ」という長ったらしいメニューです。
ダラダに見えない。コッテリした温サラダ。
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これが出る前にね、見ちゃったんですよ。これを若いのが後ろのテーブル席に持ってったのを。
そして店主の声が聞こえちゃったんです。
「C1だぞ」
カウンター1番のことです。私等の席ね。
「どっか他の席へ持ってっただろっ」
「あ、すみません、マスターに怒られました」
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「聞こえたの?」(ジャン妻)
「聞こえた。間違えてテーブル席に持ってったんだろ」
間違えたテーブル席ったって私らの背後ですからね。そこのお客にも聞こえたかも知れない。
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令和3年になって営業3日め、明日になれば緊急事態宣言が出るのがわかっている為か、若い料理人、昨年牡蠣チーズをオーダー落ちした彼の動きがイマイチ遅いな。
昨年最後にその彼が体調不良で休んで3名体制で廻して、今、フロアにいるもうひとりの彼(前述の温サラダを他テーブルへ持ってって叱られた彼)が厨房に入った時の方が回転が良かったな。
店全体がフルスロットルになる前に明日になれば緊急事態宣言が出る。今日7日の感染者数2447人、社内は前日からその話題で持ち切り。
デスクでウチの部署長が呟いてたからね。
「にせんよんひゃくにんか・・・」
勤務時間中に何のサイトを見てるんだよと言いたいが、社員のシフトで在宅を奨励するお立場でもあるから、そういうサイトも見なきゃならない。
経理部長(ジャン妻のもと上司さん)も感染者数の報道を見てたが、それを見終わったらグルメサイトを見てやがる。後ろから丸見えですよ。
今週は先月の締め日なので、総務、経理系は7割方出勤しています。週明け12日~から総務も経理も店舗運営部門も開発部も在宅勤務シフトがスタート、出勤者数の割合は昨年の緊急事態宣言時より格段に下がることが予想される。
ソリ合わない、DON子、W美他は、上長の承認を得て在宅勤務をむしろ推奨されている。ところが私は「不要不急の場合以外、原則、外勤はしない、顧客と面談、面会しない、来訪者と会ってはいけない」がリリースされていても、私の職掌は紙媒体だし、捺印や原本提示他、従業員と直に接するから不可能なのだ。それを所轄の行政に出すので社内で完結しないのです。
「上長に言われたよ」
「何て?」
「〇〇さん(私のこと)の業務は仕方がないですよねって」
「それだけ?」
「そういう人もいますからとも言われたな。その後で、東京に来る日を減らす為に休んでいいですよって」
ジャン妻はウチの上長を殆ど認めていない。休んでいいですよったって有休だからね。「河野大臣に頑張って貰わないとですね」とは言ってたけどね。
「今こういう時勢だから、休める日は休んで欲しい」(ジャン妻)
「う~ん、そうだなぁ」
「業務にメリハリをつけて、休んでください」
そうすることにしようか。有休たくさんあるから。なるべく出る回数と滞在時間を減らす、後は草の者たちにやらせないとな。

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写真がボケてますが。煮豚唐揚げと菜の花のピリ辛ネギ山椒、煮豚は塊をあらかじめ煮てあって、それをカットして炒めるだけです。でも角煮だから固くないです。
これもね、料理がウロウロまたさっきみたいにどっか他へ持ってちゃったか何か振り忘れたか、若い衆2人がアヤし気な動きをしとったんですよ。
持ってきた時にまたつっこんじゃったよ。
「どうした?また何かあった?」
「いえっ、大丈夫ですっ」
何か隠してやがるな。
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煮豚唐揚げ3.jpg
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この店では日本酒はマスターのお任せです。
「マスターに、〇〇さんにはこのお酒をすすめてって言われたので持ってきたんだけど」
百十郎だ。
「ママの怒ったカオだ」
「違うわよ。このカオ、笑ってるのよ」
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「ホントだ。笑ってら。何かいいことでもあったの」
「ないわよ。あるわけないでしょ」
そうだよな。この時勢じゃね。
空いたので焼酎ボトル入れました。
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自家製チャーシューのねぎチャーハン、
このチャーハンも見てたら3回くらい炒めてたな。炒めて、手を止めて、他のことやって、また炒めて、手を止めて、他の何かをやって、またまた炒めて、出されました。
オpレーションの動きがオカシイけど味が絶品です。
ヘタな街中華や街中国料理より格段に美味しいです。クセないし。万人に受け入れられる味です。
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さっきも言いましたが、ウチの社内リリースに「外勤は極力避ける」ってあったのです。でもそれを支店の連中が見たら穏やかじゃないだろうな。支店は普通に営ってるからな。
「いいわね本社はテレワークで」
そう言われかねない。
実際、私も言われたことがある。
「本社はテレワークなんでしょ」
そう来たか。
「私以外はな」
「あ、そっか」
そう言えば私への鉾先は緩む、というか、逸れるのだが。
「●●さん(ソリ合わないオンナ)に問い合わせの電話したら、出た人が『今日は在宅勤務です』って言われたんですよ。現場は在宅できませんから」
「言いたい気持ちはわかるが」
「・・・」
「私に言うか?(ニヤリ)」
「あ、すみません、そっか〇〇さんは・・・」
私の職掌や立場を理解してくれてないようだね。
私はそう言ってきたその子に言いたいことがある。支店で何かあった時に「本社スタッフは応援に来てくれるんですよね」さも当然のように言うヤツがいるけど、じゃぁその逆は?
本社の誰かに何かあったら、支店のスタッフは、お前さんはHELPに来てくれるのかい?
総務、経理なんかできっこないだろうが。
コピー取るか、数値の入力くらいしかできないだろって。
それぞれ各人、役割が違うんだからさ。

チャーハンでは締まらなかった。締めはおとおし、味噌雑煮のアンコールです。
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離れたとこにいるマスターに、両手でお椀を形作ってパカッと蓋を開ける仕草をして、ズルズルッと飲むマネをしたら、
「もしかしてこれですよねっ」
通じた。さすがです。
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次回はいつになるかワカラン。
「テレワークなの?」
「そう。今月なんか月に、今日入れて3日しか来ないの」
「ご主人は?」
「私はこれまで通り」
「じゃぁ旦那さんがひとりで来て、焼きそば大盛り頼んでくれれば」
「あのね。家で待ってるアタシはどうなるのよ」
こんな時でも商売っ気を緩めないママである。弱気になってはダメです。客が白けるからね。

この日、東京都内では最多の2447人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、重症患者も過去最多の121人だと。
そして(金)(土)と2000人台が続いた。今日(日)もどうなるか。
それでも私はこれまで通り通常勤務です。でもジャン妻が殆ど家にいるわけですから、私の外飲みは格段に減るでしょう。
明日からは昨年のストック、ランチネタとかの放出で凌ぎます。
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緊急事態宣言前夜 [居酒屋]

上大岡駅でジャン妻と待ち合わせ、改札を出て迫って来るジャン妻は鋭い目つきでド迫力です。
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ダダン!ダンダダン!
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ダダン!ダンダダン!
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ダダン!ダンダダン!
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この店は昨年から(月)(火)定休日、営業時間は16:30~22:00に変更されています。
新年の営業は1月6日(水)から。私らは前年度から予約を抑えてあったのですが、新年営業初日の翌日7日には緊急事態宣言が出された。
その前夜、令和3年初訪店で最初に出されたのがイカの肝和え、塩辛みたいなものですが、塩辛ほどしょっぱくない。
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レバ、鶏ネギ、私のジャガバターベタベタもオーダー入ってます。モノノフさんおススメの、ジャガバターにイカ塩辛を載せるを実践しました。
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私だけでな、くジャン妻もジャガバターに塩辛を載せました。
「もう1本追加!」
「奥様もバターベッタベタ?」
「アタシはベタベタじゃなくていいわよ」
「ダメだ、ベタベタにしろ」
「じゃぁ旦那さんはバター無しで」
それじゃぁ意味ねぇ。
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「豆腐とワカメのサラダ食べたい」(ジャン妻)
私はあまり気が乗らない。私は居酒屋では、ポテサラ、マカロニサラダの他は食べないのだが。
「最近、豆腐を食べてないから」
家の近所の豆腐屋が廃業してから家食では豆腐を殆ど食べてない。外でしか食べれなく、食べなくなった。それとワカメが盛られたサラダ、
「大盛りねぇ」
「ハーフにすればよかったかね?」
「あるのハーフ?」
「前にいた女性Kさん(4号店で退職)が私に、量多いわよハーフにしますと言ってくれたことがあって」
「ひとりでは多いわね」
でもサラダ菜、ワカメ、豆腐、水菜、トマト、どれも重たい素材じゃないのでペロッと腹中に収まってしまった。
「マヨネーズが欲しいな」
「・・・」
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こ~んなに長いサラダ菜、
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前後しますが、入店してすぐに言われたのが、
「○○さん(私らのこと)ゴメンなさい。アジ、終わっちゃった」
メニューに「特大アジ刺、2食限定」なんて書いてあったら先に出ちゃうよな。少しだけ身が残ってたらしいので、ナメロウにしてもらいました。
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シバエビの唐揚げ、まだ正月明けで生魚が少ないのか、他サイドメニューが充実していた。
メインの串焼きメニューより、サイドメニューがメインメニューになった感があるね。
今日はお客さんも少なく、焼き場もバタバタせず、至ってマイペースでオーダーが流れていた。
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「ナマコ食べていい?食べよっと」(ジャン妻)
有無を言わせずオーダー入れやがったな。
ナマコねぇ。私はあまり好きではない。食感がね。味よりも食感を味わうものらしいけどね。
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「ナマコを最初に食べた人類は勇気あるよな」
「そうね」
ジャン妻は三重県伊勢市の出身で、ナマコは子供の頃からちょいちょい摘まんでいたという。
「浜で密漁?」
「違うわよ。ただ何とはなしに出されたのよ」
やはり私ひとりでなく2人で来ると、私の意に沿わないものもオーダーしなくてはならない。たまにはひとりで来たい、なぁんてことを言うとジャン妻の眦が吊り上がるから言わない。
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炙りエイヒレ、マヨ付き、
「メニュー名が逆。マヨネーズのエイヒレ付きだよ」
「そっち(マヨ)がメインっスか」
「バターベッタベタのジャガイモ付、マヨネーズの菜花お浸し付」
主客転倒メニュー名?
ジャン妻は「何をバカ言って。そうやってお店の子にいじられてからに」と呆れた表情である。
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締めにオーダーした焼きおにぎり久々、鶏スープも。これらは珍しくジャン妻が「食べたい」と言い出したのですよ。
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熱々の握りをハフハフ噛みながら聞いてみた。
「明日、宣言出たらどうするの?」
「取り合えず通常4時半から開けるのは変わらず20時で閉める方向で、もしかしたら開店時間を早めるかですかね」
昨年の非常事態宣言のように休業要請まではいかない。要請に応じて給付金1日60000円、1日6万の利益って小さくないと思う。

(政府は8日、1都3県への緊急事態宣言再発令を受けて、対象地域の自治体による営業時間の短縮要請に応じた飲食店の取引先に対し、給付金を支給する方向で調整に入った。週明けにも発表する方針・・・。)

生産者や納入業者を含めて支援していく必要性を今更ながらに強調していたが、飲食業だけじゃないからね。一般の小売店までは目がいかないようだ。

焼き場でもマスターとUさんが手が空いた時間に、こうなったらどうする、こういう場合はどうする?想定を踏まえて検討、考察、メモ書きしてた。いきなり明日からそうなるわけだからね。
可能であれば20時以降はテイクアウトだけにするプランも考えてるみたいだが、県知事が「20時以降は不要不急の外出を控えて」と呼び掛けている以上、それは難しいだろうな。
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「次回から早い時間にお2人で。お待ちしています」
「アタシは可能よ。テレワークだから」
ジャン妻は完全テレワークになったのです。自分でシフトを組んて結果を出せばいいのだ。朝7時半~午後16時半でもOKなんだって。
では早い時間に2人で来れたら来ますか。営業は20時まで、19時アルコールストップで充分なのです。
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クエを喰え? [グルメ]

昨年12月のネタです。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-11-09-1
の続編です。
店を出て、店主とアシスト女性に見送られて角を曲がってから呟いた。
「高かったなぁ」
「ホント、そう簡単に行ける店じゃないね」
ええ?アナタが「お客さん入ってなくて可哀そうだから行ってあげようよ」と、普段は無い情にほだされたんじゃないか。
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再訪したのは、ジャン妻が同僚というか、いずれ2年後までに業務を引き継ぐ後輩さんと、この店で接待じゃないけどランチミーティングをしたんだって。
そこで店主から最近の夜のグチを聞いたらしい。
私もある平日11時過ぎにこの店の前を歩いたら、店主が外に水を撒いていたのに出くわした。看板とランチメニューをじーっと見てたら、
「11時半からになります」
私はマスクを外して軽くコウベを垂れた。
「あ、あれ?前にお二人でお見えになってますよね。〇?〇〇?〇〇〇さん?」
「〇〇ですよ」
ジャン妻から「年内、もう1回行こうよ」と言われてたのもあって、
「コースって事前予約ですか?」
「ハイ、できれば」
「ですよねぇ。まだ日が決まってないんだけど」
そこで店主は、客候補である私を逃してなるかと思ったようで食い下がった。
「いや、あの、当日の昼に言っていただければ何とか」
「わかった。日を決めてまた連絡します」
店主は救いを求めるように、
「12月は厳しいんで」
腕を前に組んで言うんですよ。苦しいってか。何事も無ければ12月はかきいれ時なのだ。今は接待交際費のOKが出るご時勢じゃないし、忘年会も廃れつつあるし。
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で、予約して夜に来たのです。カウンターに2人、奥の小部屋に3人いましたね。
「苦手なものはございますか?」
「酢の物、カボチャの煮物、ゴーヤ、パクチー・・・」
「何を言ってるの?」
「ええっと、大丈夫です。置いてない素材ばかりで」
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おとおし、自家製のカラスミ、
チーズみたいだね。私は1枚をパクッとひと口で食べてしまったら、
「チビチビ齧るのよ」
「チビチビ?」
「これはお酒だなぁ」
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次は碗の物、鮭の粕汁、美味しかったねこれは。
「清左衛門思い出したでしょ」
「うん。白い顔」
三屋清左衛門残日録です。「白い顔」第二話。
殿の御用人まで務めた三屋清左衛門が隠居した。清左は江戸詰が長かったので、国許に戻っても息子又四郎の嫁、里江との関係がまだぎこちない。
里江が粕汁を作っている。
「粕汁か。母上によく食べさせられた」(家督を継いだ息子の又四郎)
「ハイ、お義父様が好きと伺いました」(里江)
「私はあまり好まんのだ」
「ハイ、少し粕を多めにしてみましょう」
又四郎は口あんぐり。
ところが清左は小料理屋「涌井」で粕汁を2杯もいただいてしまい、家で里江が作った粕汁が腹に入らなかったのである。
「お気に召しませぬか?」(又四郎)
「いやスマン、涌井で食べ過ぎた」
「食べてきたのですか」
この又四郎の声が嫁に聞こえるようにわざと大きい声だった。失意の嫁のフォローをしなくてはとばかり、さして好きでもない粕汁を息子がお替りするハメになってしまったのである。
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お造りは、スミイカ、石鯛、そしてクエ、
クエって高級魚らしいね。
ジャン妻が今日という日を予約した時「その日、クエが入りますんで」
「クエだって」
「クエぇ?」
食べたことない。あれ?あるかな。記憶にない魚だ。高かったんだろうね。高い魚を刺身で食べても記憶に残らないんだよな。
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何しろ1枚1枚が小さいし、そんなにボリューム無いので寂しく食べきってしまいました。途中で浸けて貰った熱燗が遅くてさぁ。白身の刺身残り1枚にやっと間に合った感じですよ。
「何処のクエです?」
「五島列島のクエです」
「五島列島って何処です?」
「ええっと」
私は地理オンチではないつもりだが、西国や南国の島はよう知らんです。後で調べたら九州の西、国境水域ぎりぎりのとこだね。
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ヒラマサの焼き物ですが、店主がまな板の上にデンと置いた塊はヒラマサの身を途中で断ち切った状態で白布に包んであったのです。上を縛ってあった。血合いの色がした。武田晴信が信濃志賀城の城兵に見せつけて投降を促すあれ、討ち取った首を白布に入れてブラ下げた生首3000伝説を思い出したのです。
その白布で包んだヒラマサの肉の塊が露わになった。
「その塊、白い布で包んであるから、討ち取ったモノノフの生首でも出て来るのかと思ったよ」
ヘタなジョークはあまりウケなかった。
オーブンで焼いたヒラマサ、脂がのってるし、皮もパリパリです。
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さすがにジャン妻は、家で私に意地悪するように、塩分が鯉からと皮を無情にも引き剥がすようなことはしなかった。
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何かの真薯を湯葉で和えたあんかけ、これもまぁ美味しいですが、何の真薯だったかな。
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そして今日のメイン、クエ鍋、店主が鍋の準備をしているところです。
店主がクエをカットするところ1-1.jpg店主がクエをカットするところ2-1.jpg
鍋に出し汁を入れて、クエの身をやや厚めに切って、野菜をカットして並べて、
店主が鍋を用意するところ1-1.jpg店主が鍋を用意するところ2-1.jpg
店主が鍋にクエを投入するところ-1.jpg店主が鍋を用意するところ3-1.jpg
「鍋いきます」と言われたので、カウンターの空いた皿を退けてカセットコンロを置く場所を作ろうとしたら、店主が「こちらでやりますから」と言う。
ご丁寧にも、店主が私らの器に、クエ鍋をよそってくれるのです。
鍋がドンと目の前に置かれたら見栄えのする1枚デカい写真が撮れたのですが、よそってくれるので敢えて大きいサイズにしないで、ちんまりとUpします。
クエ鍋1.jpgクエ鍋2.jpg
クエ鍋3.jpgクエ鍋4.jpg
確かに美味しいです。ポン酢も要らない。スープに味ついてますから。
クエを食べたら他の魚は食えねぇ(クエねぇ)ってか。私が言うとつまんねぇダジャレでしかないが、そういう風に比喩されるそうですよ。
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そしてラストの揚げ物は、フグの唐揚げでした。
クエにフグ、ここまで出されると勘定が心配になった。いい値段するだろうなぁ。
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ご馳走さまでした。いやぁ高かったです。確かにいいもの、いいネタ、拘りがあるものを出す店ですが、この店は会社経費で領収書を切る接待か、大事な人や大事な日、記念日、そういうのに利用するのに向いてるね。
私らが日常においそれと軽い気分で行ける店じゃないのでそれきり行かないまま年が変わった。
コロナ感染者数が諸外国程ではないが爆発的に増え、再度の緊急事態宣言が出された。生き残れるだろうか。
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寒いさら [さらの木]

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昨年12月、初冬のさら、駐車場に停めたくるまの中で3時になるのを待ってたら、ひとりの婆さんが前を通って私のくるまのナンバープレートをチラリと見やがったんですよ。
感じ悪いなぁ。東京から来たのか?ってカオに書いてあったからね。
「もう全然大丈夫ですよ」とMさんは言うとったけどね。
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今の時期、さらと一帯は前にある森のせいで薄暗いです。寒々しいです。午後3時、チェックイン時の時点で既に陽射しは西に傾いています。
陽の光が宿を照らす時間は短い。部屋入りして2時間もすれば敷地内は薄暮に覆われます。
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部屋の中も薄暗いけど、風呂付きで贅沢な蟄居閉門気分で寛げる。
だがこの時期のさらの風呂は寒い。
「森を見ながらお風呂に入っていただきたくて」(Mさん)
本当は他に設置する場所がそこ(ベランダ)しかなかったからだが、今から冬にかけて寒々と開けっ放しで森を見てたら、湯に浸かってる首から下はいいけど、カオ、アタマが冷えて来る。夜は引き戸を閉めざるを得ない。前の森なんか見てたら風邪ひく。
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宿入りした際にチラ見したら、ダイニングは椅子が横向きになっていた。向かいあわせになっていない。
また窓に写った自分らのカオを見ながら飲み食いせんといかんのかと思う。カウンターじゃあるまいしさ。
でも遠方から来た客に対して、Mさんが安心して接客できる為の配置だから仕方がない。
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たいしてすることもなくすぐディナータイムになります。
刺身が遠いぞ。肩が痛いのに無理して腕を伸ばして手前に引き寄せなくてはならないじゃないか。
毎度の内容、安い素材だが脂がのっています。ブリとかヒラメとか高級な魚は無いよ。
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前菜はあるべきもの、サーモンタタキは欠かせない、これ外したら怒るよ。
豚か牛かわからなかったが中央に鎮座した焼肉が美味しい。
静岡ハンペンみてぇなニョッキが美味しい。
エビは殻を剥くのがめんどいな。
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サザエのキモは2つともジャン妻に食べられ、中のスープは小匙ですすった。もしかして若干、ガーリックが混じってるか、シマッタ。
二枚貝のパン粉焼き、指先を火傷しかけた。粉の食感がいい。
「何の貝だろうこれ?」
「さぁ?」
「ホンビノス貝か?」
「違うと思うけど」
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ベーコンで巻かれたカマスはMさんがどっかのレストランで外食した際に、そこのシェフを脅すように無理強いしてレシピを聞き出したものです。
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和食の肴は、あれ?いつもよりひと品少ないな、そうか、酢の物が無いんだ、無くてもいいや酸っぱいのは。
(コストカットしやがったな。)
Mさんの腕より太い大根です、サンマ寿司、里芋の何とか。
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伊豆牛のステーキ、珍しくキャベツ添え、旅館業ではキャベツは素材になり難いと言ったのは船山温泉のT館長だがあまり出ないですね。
「定食屋さんと被るので」(Mさん)
葉野菜がいっとき値上がったからでしょ。でもコロナのせいで今度は葉野菜が余って値崩れしてるって聞いたよ。可哀そうな農家の人たち。さらでは一般家庭ではまず出ない野菜が種類多く出ますが、キャベツや白菜で何かアレンジしてよ。ロールキャベツとか。ロール白菜とか。
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驚愕のローストビーフ、どうやったらこんなに薄くカットできるんだ?こっちはサラダ菜添です。
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だけど会話が弾まないディナーだったな。
黙々と食べただけ。ときおりジャン妻とは横を向いて会話したが盛り上がらなかった。でも今の時勢だと盛り上がっちゃいけないのかも。そういう同調圧力を感じるよな。盛り上がる=会話が弾む=声高になりかねないからね。
Mさんとの会話も極力避けるように努めたつもりです。お料理の説明を聞いてるときもマスクして、フムフムと頷くだけでさ。
Mさんのカオもなるべく見ないようにした。見るとつい何か毒舌を吐いてしまいそうだし、そこで会話しちゃったら密になっちゃうしさ。
だって話しかけちゃいけないんでしょ!
これ、完全に同調圧力、仕方がないけど。
お隣のお客さんもそうだったが、静かに粛々と頂いた。
窓に写る見たくもない自分のカオを時折見ながら。
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ビジュアル的にも味も、誉めようがないくらいに素晴らしい料理たちだが、さすがに飽きてきた。贅沢な感想を抱いてしまった。
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寒いので敷地内の夜フォトも少なく。イルミネーションも大人し気です。
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二次会を運んできた魔女1-1.jpg二次会を運んできた魔女2-1.jpg
Mさんが夜食を持って登場、黒のデザインマスク、魔法使い、魔女のようだ。黒い頭巾を被ったら忍者マスクになりそう。
「マスクすると若く見えますね」って言いそうになったけど止めた。
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後は寝るだけ、宿のアチコチに置いてある小さい人形たちは深更に動きだします。ナイトミュージアムのように宿内を動き回り、踊り舞い廻ります。そして明け方になるともとの位置に戻るのですが、微妙に位置がズレているんですよ。

そして朝、雨が降っていた。オカシイな。昨日の夕方は薄っすらと夕焼けだったのだが。
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寒い朝風呂、宿で風邪なんかひいたらタイヘンだ。
出社停止になってしまう。
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ダイニングに下ります。またしても横並びで庭を見ながら(私には雑木林にしか見えない)食べる内容ワンパターンのモーニング、
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素材の多いサラダ、野菜の種類がホントに多い宿で、八百屋さんでも営めそうです。
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トマトスープ、チーズが沈んでいるので、後半になると固まって餅みたいになります。
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上から覗き込むと地獄の釜か、活火山の溶岩のようです。
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ワンプレートに、鶏ハム、御殿場ソーセージ、自家製ベーコン、キッシュ、リゾットが点在しています。
野菜だけでなく朝から肉が多いのです。
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籠に入ってるパン、1個アンパンが入ってたな。アンコ嫌いなんだけど。
「朝からアンパン?」(ジャン妻)

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グリル野菜と少し焦げたくらいに焼いたソーセージが美味しい。家で出されるシャウエッセンなんかナマ焼けだからな。
リゾットも熱々、ひと粒ひとつぶ名残惜し気に摘まんだ。
だけどこの後、コーヒーが出てくるまでの時間が長いのと、フルーツがカットされて出されるのを待ってなきゃならない。
私は御殿場ソーセージとベーコンとリゾットとグリル野菜で充分満足なんだけど。
「部屋の鍵かせ」
「ダメッ」
先に部屋に逃げようとしても逃がしてくれないのです。
私は別にコーヒーなんてなくても平気だし、ヨーグルトは私には拷問だし、フルーツは酸っぱいからは苦手だし。
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このフルーツ、イロが変わってないから、ホントにたった今カットしたてなんですよね。
「酸っぱいな」
「この程度で!」(ジャン妻)
程度に関係なく、酸っぱいものは酸っぱいんだよ。

敷地内に居候している猫が横切ったところ。
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その猫です。鳴いても「エサくれ」としか聞こえないよ。
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部屋でしばらく休んでベッドとWCを往復します。さらの料理は隠し味にガーリックが絶対に入ってるから翌朝、快腸なのです。
お隣のお客が出てかれたのを確認してから荷造りして私等も出ます。
「会計と次回の予約するから、カバン先にくるまに持ってってくれる?」(ジャン妻)
重いんだけど。カバン3つあるんだけど。
「何でこんなに重たいんだ?」
「あ、PCが入ってるのよ」
「PC!」
でも部屋では使ってなかったな。
「問い合わせが来る可能性があったのよ」
「来たのか?」
「来なかったけど」
さらに仕事を持ち込むんじゃないっ。
荷物重たい。雨降ってるんだけど!
アタマが濡れるんだけど!

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アタマが、肩が濡れたじゃないか。
くるまの後ろから傘を取り出して宿玄関に戻ったら、
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中年オンナ同士の長話が続いていた。
私は傘ささないで雨に濡れながら重たい荷物を積んでたんだぞ。
いつ果てるともなく何を喋ってるんだい?
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山小屋食堂と車中の会話 [グルメ]

今日は小ネタですが、本文内容があっちゃこっちゃ飛びます。
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船山温泉に向かうのにルートを変えました。
これまでのルートは、家を出て横浜新道~保土ヶ谷バイパス~東名町田IC経由、これだと海老名、厚木まで渋滞するのだ。
出だしの数キロさけ混むけど1国を藤沢方面へ南下、新湘南バイパス~茅ヶ崎JCT~圏央道(首都圏中央連絡道)~海老名南JCT~第2東海自動車道へ、そのまま真っすぐ走ると伊勢原大山で地上に下りてしまうので、伊勢原JCTで東名高速に入るルートをチョイス。
後は道なり、高速を快走するだけ。
「空いてるな」
「今日は平日(金)よ」
そうだった。では昼は鮎沢PAで。船山行に限らず西へ向かうのに高速を走ると大抵このパターン。
大井松田ICで下り線は2手に分かれる。私は左を選びます。鮎沢PAは左からしかアクセスできないので利用者が少ないのだ。
左は大型車が多い。広い鮎沢PAがあるからです。右ルートにPAはない。鮎沢PAの先せ左右ルートが合流して足柄SAまでない。
高速バス停が3つあって、これも左ルートに設けられている。左右に分かれる前の右ルートは前は上り線だったからです。
バス他、大型車は左ルートを通ることが多い。
片側2車線だったのを、平成3年(1991年)に、現在の上り線を山側に3車線で新設した。それまでの上り線を下り線に転用した。だから下り線は左ルート2車線プラス右ルート2車線、計4車線になった。だから下り線の左右ルートは途中まで並走しているでしょう。
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鮎沢に入る前、茅ヶ崎から海老名、伊勢原まで、車内で前夜の上大岡のネタをずーっと会話してたんですよ。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2020-12-27
この時は書かなかったですが、ジャン妻はイマイチ不満が残った。
「ああいうお客さんがいるとちょっとねぇ」
何かというと、私の右隣にいた若い女性客が三脚スタンドにスマホくっつけて自撮りしてたのだよ。
あれはもしかして動画かな。私も写ってるのかチラ見したら写ってなかったけど。こっちに倒さないでくれよって思った。
店の若い衆と一緒になって少々声が高くてね。私はひとりでいると気にならないのだが、ジャン妻との会話が聞こえ難かったんだよ。
「ああやって店側がお客さんと喋ってたらダメよ」
客が少なかったからね。そんなに焼き場にオーダー入ってなかったし。
「隣にひとり客のオジさんがいる分にはいいんだけどねぇ」
そこで気づいたことがある。ジャン妻がひっかかるポイントは、喫煙、声高、自分たちだけで盛り上がって他のお客のことを考えない輩、愚痴酒や悪口、説教酒といった絡み酒、横柄な態度などなど。
話してて思った。ジャン妻が言うところの店で眉をひそめる内容は、ミスターゲーリー氏のマナー喚起に酷似してるなと。ドカ盛り店でのネタとか。
他にも職場で筋が通ってない話や心無いメールとか。返信が無くてスルーされたままいつの間にか終わってたとか。
氏が生きる世界を披露してあげたらジャン妻は「何それ?」ってビックリしちゃって我が事のように憤ってたですよ。車内でヘンな盛り上がり方になった。
「ゲーリー氏ってどんな方なの?」(ジャン妻)
見たまま、思ったままをお話しましたよ。悪く言ったんじゃないですよ。外見より繊細な方だよのように言ったな。
「上大岡でも会った人?」
それはゲーリー氏じゃない。もうひとりの方だよ。そんなことを話していたら鮎沢に着いたよ。
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鮎沢PAに滑り込んだら普通車が少ない。多いのは4トントラック、大型トレーラー、ダンプ、でもバスは停まっていなかった。ツアーバスは一つ先の足柄SAに滑り込むからである。足柄の方が売店が大きく土産物が多いので、そこにお金を落とさせようというNEXCOの戦略であろうかね。
小さい売店と小さい食堂しかないので。施設内も閑散としていた。
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先ずは券売機で食券を購入しますが、ディスプレイを見たところ。何だか奇を衒ったのがあるな。
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ちっともソソらないな。
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券売機横のパネル写真、同じ鮎沢でも上りPA、富士見食堂の方がメニュー種類多いですな。
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何処にでもあるPAで、ラーメン、そば、うどん、カレー、定食類が日替、モツ煮、豚汁、鯖味噌、焼魚、メンチカツ、アジフライ、何故か麻婆豆腐、ハンバーグ等、日替わりのおかず丼、これは唐揚げだったりアジフライや白身魚フライだたり。
カツ丼が無いのが不満だ。
「これは?」
ジャン妻が指したのは、ニンニク生姜焼定食というもの。生姜だけでいいのに。ニンニクが入ったら生姜焼きに勝っちゃうじゃないか。お腹に来るのでオーダーしなかった。
定食はご飯、味噌汁お代わり自由らしい(豚汁は除く)デフォだと多めです。トラッカーたちが多いからね。
「少なめにしなさいよ」
「・・・」
「夜、船山で食べるんだから」
シブシブなカオをしてた。食べきれなかったら私が食べるんだぞ。
ビーガッチャン、券売機で食券を購入すると、自動的に厨房に注文が伝わるようになっているみたいだね。
見上げると上の方に、食券番号と、料理が出来上がった食券番号がモニター表示されていた。
券売機の番号が出来上がりに表示されたので、お渡し口に取りにいった。
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「えっ?そういうのにしたの?」
そういうのとはなんじゃい。
かき揚げ蕎麦、ミニカレー、駅そばスタンドの定番ですよ。それの何処かいけないのかい。駅そば路線をPAで喰ってもよかろうて。
「前にPAの麺類で失敗したんだよ」
「そうだっけ」
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かき揚げには、海老は当然だが、白い物体が現れた。イカだった。
「イカが入ってる」
「イカ?」
「イカは如何ってか?」
「・・・」
思いっ切り滑った。
カマボコ?
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そばも粉っぽくないしグニャングニャンでもないし、汁もまぁまぁだし悪くないな。何処も同じJRの立ち食いスタンドよりぜんぜんいいです。
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ラーメンのレンゲを持ってきたのです。
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でもカレーはレトルトっぽいな。辛いというより塩辛くもある。塩辛い口中を豚汁の甘味で中和させるという苦肉の策を。
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ジャン妻は和風ハンバーグ、私も前に食べたことあるけど、作り置きにしてはまぁまぁ美味しいですよ。
ジャン妻が食べてるのを斜め背後から覗き見して思ったのだが、今宵、船山で肉中心に食べるんだけどねぇってこと。猪、牛、川魚たち、山で獲れる動物性たんぱく質が待っているのに。
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ご馳走様でした。鮎沢からは一気に船山温泉へ快走です。いったんエンジンを切ってかけなおしてリスタートしたら、もうここに来るまでのネタは出なかった。
鮎沢は古来から藍沢、逢沢、合沢、鮎沢、愛沢、などの異なった名前も見られるそうです。富士山と足柄山のあいだの沢だから間沢、これが転じて藍沢になった・・・
鮎沢川も流れているので「鮎沢」鮎が採れる沢なのかもれない。
ちなみにこの鮎沢PA付近ではクマの目撃情報があります。
まさか今の時期いないと思うけど、PAから外に出てウロつかない方がいいかもです。
山小屋なんだからクマが出て当然かもしれない。
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船山温泉99の謎 138 山梨県熊出没状況2020年10月22日夜。。。 [船山温泉近郊ネタ]

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夕餉、ディナーの途中、料理を運んできたスタッフのKさんに、
「何年?」
「もうすぐまる〇年になります」
「へぇ、そんなになるんだ。永年勤続表彰もんだ。よう辛抱したなぁ。エライエライ」
旅館業を永く勤めるには辛抱が肝心だって。
「〇年もいると、この辺りでいろんな動物を見たでしょう?鹿とか?」
自分でもこの時、何でこんなネタをKさんに振ったのかワカラン。何かピンときた、直勘のような閃きがね。
Kさんが言うには、
「いますいます。夜、帰りに鹿の群れに遭遇したり。カモシカが1頭、棲みついているんです。猿は前の森をザーッと群れが動くんです。」
「私は船山で動物を見たことはないな。楮根で猿を見たくらいだ」
「それと秋にウチの館長と女将さんが、静山の湯から見える堰堤のもうひとつの先(堰堤を指した)の堰堤辺りで、熊に出くわして」
「えっ!」

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Kさんが去った後、
「見たんだ」
「またネタにするつもり?」
もちろんである。
「前に出なかったっけ?」
「あの時は足跡。裏手の山で」
船山温泉では2009年の秋、裏手の山でツキノワグマの足跡が発見されている。
足跡の大きさ、踏み具合からして「そこそこの大きさと思われますね」(T館長)
この時のクマ公は、同じ南部町にある十枚荘温泉の奥、成島の釜の口という場所か、十枚山の東斜面に生息していたクマがノソノソやってきたと推測されている。
でも食事の延長でこの晩には聞かなかった。「見たんだって?Kさんから聞いたぞ」ではなく、何か公式な裏付けをとってT館長に聞いてやろうと思ったのである。でないと後でKさんが「あの人(私のこと)にヘンなネタを提供するんじゃない」ってT館長から怒られかねないからな。
その日は飲んで食って寝ただけですが、翌朝、目覚めて意識と記憶が戻った私は、山梨県のHPを検索してみた。キーワードは、山梨県、クマ出没情報、これだけでTOPにあがってきた。
山梨県のHPに「ツキノワグマ出没に対する注意について」という頁があって、
https://www.pref.yamanashi.jp/midori/kuma2.html
その頁に、2020年度ツキノワグマ出没目撃情報(2020年12月16日現在)というPDFデータがある。2020年4月1日から総計144件もの目撃情報が載っていた。神奈川県では52件なので3倍近い。

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それには日時、目撃地市町村、場所、天候、目撃地のクマの様子、目撃者の行動、目撃した環境(道とか山林とか)、人的被害の有無、子熊か成獣か、目撃頭数、目撃後の対応などなどが載っている。
https://www.pref.yamanashi.jp/midori/documents/r2_1216_mokugeki.pdf
人的被害が生じた件は赤で塗り潰されていた。

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12/13で目撃情報が途切れている。おそらくもう冬眠に入った頃合いだろう。
その中から船山温泉がある南部町の目撃情報をピックアップしたらでるわでるわ、15件ほどもあったぞ。

53 2020/7/8 11:00頃 南部町御堂地内 道路脇から現れ威嚇してきたが、大声を上げたら逃げた。成獣
57 2020/7/10 14:00頃 南部町楮根地内、道路を横断し、山の中に向かっていった。子熊
65 2020/7/16 - 南部町御堂地内、水田から山に向かう足跡を確認した。成獣
72 2020/7/19 18:30頃、南部町下佐野地内、道路上にいた。子熊
73 2020/7/20 11:10頃、南部町下佐野地内、道路上にいた。子熊
77 2020/7/22 5:00頃、南部町中野地内、道の駅付近(フェンス外)にいた。成獣
83 2020/7/29 6:00頃、南部町福士文京区地内、有害捕獲調査中に目撃。子熊
85 2020/7/31 16:30頃、南部町下佐野地内、道路上にいた。子熊
108 2020/9/6 11:30頃、南部町塩沢地内、鳥獣柵の内側にいたが、柵を乗り越えて山に戻った。不明
119 2020/10/15 6:00頃、南部町井出地内、線路と河川の間、県道沿いにいた。不明
127、2020/10/22 10:00頃、南部町内船字上地内、成獣、詳細不明
130、2020/10/26 8:30頃 南部町中野地内、成獣、詳細不明
133、2020/10/27 9:00頃、南部町本郷地内、河原にいた。成獣
135、2020/10/28 16:30頃、南部町福士地内、自然歩道上にいた。成獣
137、2020/10/31 18:30頃、南部町福士地内、遊歩道沿にいた。成獣

成獣とか子熊とかは私が書き直しています。原文にはオトナ、コドモとあった。

船山温泉のある南部町では、1970年頃から植林地保全の為に熊狩りが始められ、各地に檻が仕掛けられて捕獲され、数は減ったといいうが、それでもこれだけの目撃情報がある。
クマ公は行動範囲が広く、移動する距離も長いので、県内で再度目撃されてダブルカウントされ、実際より多く生息していると誤認されるケースはあるらしい。エントリーナンバー72、73、85、下佐野地区内で目撃された子熊ちゃんは同一個体かもしれない。135と137も同じではないか。

さて、この中で、エントリーナンバー127、2020年10月22日の目撃情報は、

「2020/10/27 9:00頃 南部町 南部町本郷地内 晴 河原にいた - 河川敷 無 オトナ 1 防災無線にて注意喚起 関係機関と情報共有」

クマ3.jpg

ははぁん、これだな。
南部町本郷ったらまさにこの場所一帯だし。河原にいた?河原ったら船山川しか考えられないじゃないか。
だけど、目撃者時の目撃者の行動が−(マイナス)になっているのは何故だ?

その辺りは後で聞きだすとして、フロントにいるであろうT館長にメールした。
「おはようございます。
山梨県のツキノワグマ出没状況を見たら、本年度は144件ありました。
その中で10月27日9時、南部町本郷の河原での目撃例を発見しました。
河原とは船山川ですかね。
もしかして目撃者はTさん?」

食事処ふじで朝飯食ってたら、T館長から返信がきて、
「キタ」
「何が?」
「Tさんから。さっきのネタで。〇〇さん(私のこと)さすがです。遭遇しちゃいました。朝食の後で」
絵文字付きで何だかウレシそうだった。

で、食事済ませてからフロントに行ってT館長を呼び出したのよ。バレてしまったかシブシブってな感じで出てきた。
「見たの?」
「見たんですよ」
「あっちの河原で?」
「そうです。お風呂から見える堰堤の先に二つめの堰堤があるじゃないですか。前に上流の方へ探検に行ったあの辺りの河原にいたんです」
「何しに行ったんです?」
「ウチで飼ってるネコの親が山に棲みつくようになっちゃって、夜に女将さんと捜しに行ったんです。」
「2人で夜に行ったの?これにある9時頃ってのは朝、午前中じゃなくて夜なんだ」
「そうです。夜です。裏手の山を上がって探してたら鹿が2頭いましたね。そこから先に歩いてって、懐中電灯の先に目が光って、女将さんと、何か光ってるよ、もしかして、ってなってビックリして。」
モソモソした黒い影が浮かび上がったという。

どれくらいの距離で?
「自分たちが立ってる先の100mもない距離にいたんです」
目が光ったからこっち向いてるから、ヤバイっ熊だってなって、もう2人して100mを9秒でダッシュして逃げ帰りましたよ。」
100mを9秒でダッシュして逃げ帰ったと?
「あんなに速く走れるものなんだなと思いました」
「クマに遭遇する時って背中を見せて走って逃げるとアブなくない?本能的に追いかけてくるんじゃないの。こうやって(後さずりする真似)クマに向き合ったまま、ゆ~っくり後退するとか」
「いやいやいや〇〇さん(私のこと)そんなにね。遭遇したらそんな冷静になれるもんじゃないです」
だから目撃時のも目撃者の行動が横棒になって何も記載されてないわけか。他の目撃譚を見ると冷静に対処した例が多いけど。まさかクマに背中を見せて猛ダッシュして逃げ帰ったなんてことを記載したら、見た誰もが「クマからはそうやって逃げれるのか」と誤解するからね。

マンガ?.jpg

「クマは河原にいたんでしょ?」(ジャン妻)
「そうなんですけど、クマってウチのオヤジ(先代、四代目)が言うには、爪でこうやって(ひっかく真似)ガリガリってやって上がって来れるんですよ」
凄い身体能力である。
「で、逃げ帰った後は」
「地元の猟友会に連絡したんですけどもう遅いし。狩猟の時期は過ぎてるので捕獲できないし、情報共有とパトロールだけですね。猟師さんも高齢者になって数が減ってきてますから」
船山温泉のご先代は猟銃免許と狩猟免許をお持ちだと聞いたことがある。でもその方面からは引退されている。
銃って重たいし、免許更新の際に本人の診断書が必要で、精神疾患がないとか認知症でないとか、家族に銃を悪用する人がいないとか、いろんな証明が要るのです。
実弾一発毎に使用状況を細かく帳簿につけなきゃならない。麻薬小売業と似た世界です。
鳥獣保護機運が高まったのもあって、駆除すると外野からあーだこーだ言われるし、そんなんじゃぁやってらんないってのもあるみたい。
T館長も猟銃免許と狩猟免許取得を考えたこともあるそうだが、館長自ら山をウロつき回ったら肝心の旅館業が留守になってしまうからね。
若女将さん(この後現れます)が免許取って「狩りガール」になるとか。

なので今回目撃されたクマは駆除されていません。山梨県のHPに載っただけです。クマ君は県内の山里でノソノソして冬眠に入っただろう。

クマ君冬眠.jpg

冬眠しそこねたクマはアブないっていうね。
動物園のクマは冬眠するのかね。

「目撃場所が載るにしても、ウチの敷地内のように記載されるのは困るのですが。でも南部町本郷の河原って言ったら、誰がどう見てもウチなんですよね(苦笑)」
そこで館長はおそるおそる言うには、
「これ、ネタにします?」
「する。何で?」
「う~ん」
「だってもう山梨県のHPに載っちゃってるし。堰堤から先は山なんだから」
T館長はシブシブという感じだった。「ついに遭遇してしまいました」とも言っていた。これまではなかったそうである。
「宿の敷地内に現れたんじゃないしさ。それにクマならそこにもいるでしょ」
「???」
この子です。
熊さん.jpg
この子がどういうツテでいつからいるのかは知らない。私は剥製ってあまり好きじゃないので。船山温泉を紹介してくれたBANTOUさんもそう仰ってたな。

「自分が遭遇する前に、近くの中野ってとこでも目撃されてるんですよ。ホラ、前にご一緒した桜の辺りに」
それはエントリーナンバー130、2020/10/26 8:30頃 南部町中野地内、成獣、詳細不明とある。
昨日の記事で、波木井三河守義実が斬られた?岩の辺りにある「本郷の千年桜」の辺りだという。あの辺りは農地だが、家々もあるし。
「同じ個体かな」
「いや、違うと思いますね」
「河原に何しにきたんだろ」
「おそらくエサを探しに・・・」
畑を荒らしにきたな。お腹が空いてたのだろう。そしたら厨房から女将さんが空いた皿を下げる台車を押して出てこられた。
「ねぇ〇子さん(女将さんの本名)クマ見たよね?」(T館長)
女将さんは固まった。イヤなことを思い出させて顔が蒼ざめたような。
「ええ、もうあれからトラウマになっちゃって」
ニコリともせず言っておられた。夜に出歩きたくないでしょう。でもそういう場所に嫁いだんだからしゃぁないよな。
「その晩、ネコを探すって、タマでもミケでも、おぉ~い、タマぁ、とか呼ぶんでしょ。そしたらクマ公が、うん?呼んだか?ってカオをこっちに向けて、目がキラッと光ったわけか」
そこにいた全員がドッ白けて苦笑いになった。
「現場を見に行ってくる(ジャン妻)」
「止めなさいっ」
「行ったことありますよね」
そりゃ過去の写真でも使えなくはないけど。やっぱりリアルタイムで撮った最近の写真の方がいいんだ。
「実地検分が大事なんだよ」
私はいったん部屋に戻って、頃合いを見計らって裏山に行った。
裏1.jpg
裏2.jpg
2009年にクマの足跡が発見された場所を見上げてます。
裏3数年前に足跡が見つかった場所.jpg
その先へ。今は陽が昇って明るいが、この広場を夜に歩くのは危険かもな。
裏4この道を100m9秒で走った.jpg
裏5.jpg
第二の堰堤が見えてきた。船山温泉の敷地自体は広大で、T館長は「今は二束三文の土地です」なんて言ってたけど、いったい何処までがTさんの敷地なのか、何処からが国有地なのかよくわからないところがある。
裏8二つめの堰堤1.jpg
裏9二つめの堰堤2.jpg
裏10二つめの堰堤3.jpg
目撃したのはこの辺りだろうか。
そういうことにしておこう。まさかクマいないよな。ああいう話を聞いた後だから警戒した。
でももう12月後半だから冬眠に入ったと思う。冬眠しそこねたクマはキケンだともいうが。
裏7遭遇現場想定2.jpg
裏11遭遇現場想定3.jpg
目撃した晩にこの道を100mを9秒のスピードで走ったってか。
クマは時速40kmで走ると何かで見た。
T館長と若女将さんが走った時速は何Kmかというと。
1時間=60秒×60分=3600秒だから、36000秒/9秒×100m=40000m・・・
1km=1000mだから、40000m/1000m=40km・・・
時速40km!
クマと同じである。(合ってますよねこの計算?)
裏6遭遇現場想定1.jpg
さっきその生々しい話を聞いたばかりなので多少の緊張を伴ったが、無事に宿に戻りました。
裏12船山館を見下ろす.jpg
山梨県は四方を海で囲まれてるからどこでもクマと出あう可能性はあるよ。
猟師が山の中でクマに遭遇してもいちいち報告しないだろうからね。クマが餌を求めて活動しているうちに人里に出没して人間と出遭い頭で遭遇するケースが多いから騒ぎになる。記事や記録に載らない目撃談もあると思うが、人里に現れるようになってから件数が増えた。
でもクマたちにしてみれば山は自分たちのテリトリーで、そこへ闖入してきたのは人間じゃないかと言いたいだろうね。
クマさん1.jpg
クマさん2.jpg
クマさん3.jpg
ツキノワグマは臆病な性格だというが。ヒグマと違って積極的に人を襲うことはないという。でも危険なのは出会い頭。クマが身の危険を感じた場合には攻撃してくると。
懐中電灯で照らしたってのが凄いよな。クマも「何だ?」ってびっくりしたんじゃないか。
では最後に船山温泉で過去に試験的に出された熊鍋の写真を載せておきます。
実は私、熊肉、食べたことあるんです。
猪熊鍋共演2.jpg
熊鍋1.jpg
「ホントの猟師さんの熊鍋は肉だけで、野菜なんて入れないんです」
「水1:酒1の比率で、2日で5時間煮込みました」
「オプションで出したい気持ちはあるんですが。煮るのに時間がかかって。これだけの為に厨房で人が見てないといけないので、宿で出すのは無理かなぁ」
だそうです。私もこれきり食べてない。煮込んだ時間が長かったので肉は固くはなかった。肉というより殆ど脂身でコラーゲンたっぷりの醤油味でした。
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船山温泉99の謎 137 新・南部氏館跡 [船山温泉近郊ネタ]

船山温泉のある南部町は、奥州南部氏発祥の地、南部氏の郷と謳っている。
「ウチの温泉を南部の隠し湯って謳おうかと思ったのですが」(船山温泉T館長)
そりゃ無理があるんじゃない?船山温泉の開湯は明治中頃だから、武田の隠し湯と言っても無理がある。南部氏はとっくに滅んでいます。
南部氏の郷.jpg
その南部氏の館跡は、南部町旧商店街から逸れて富士川の土手の傍らにあります。
南部館1.jpg
南部館2.jpg
そこから近くを通る52号線(身延街道、富士川街道)で船山温泉に向かう手前、最後のトンネルの上に南部城山がある山が連なっていますが、前述の館の詰城なのかどうか。後世の狼煙台とも。
私は登ったことないです。城山公園と謳っているが、南部町役場に問い合わせたら「荒れて自然に還っています」とのことであった。
南部城山.jpg
無理して城域に登られた方のサイトもありますが、荒れ放題で森、雑木林の感があった。狼煙台の説明板が落ちていた。

南部氏の館、城塞、滅亡の地についてですが。
ここに一遍の記述があります。
「大永中福島上総乱入ノ時、波木井三河守義実此ニ党スルニ依テ、武田信虎ノ為ニ峯ノ城ニ於テ責殺サルトアルモ此城ノ事ナルベシ」
(南部町史、甲斐国誌)

この記述は、南部町のアルカディアという施設内にある図書館で見つけた。大永年間(1521年~)駿河今川氏の福島(クシマ)上総介が甲斐に侵攻、波木井三河守義実が今川方の福島を手引きしたが為に「峯ノ城ニ於テ責殺サル」峯ノ城で武田信虎に攻め滅ぼされたという記述です。

波木井三河守義実とは何者か?
幕末まで続いた盛岡藩(支藩に八戸藩、七戸藩)南部氏の始祖に南部三郎光行という人がいて、源頼朝率いる奥州平泉征討軍に従軍して戦功を挙げ、それまで領していた甲斐の南部郷(船山温泉のある南部町)を離れて陸奥国を拝領した。
自身は奥州に赴任せず、鎌倉にあって統治したかもしれないが、奥州に赴任したとして、三郎光行は甲斐南部領を三男の実長に割譲した。
実長は骨太い気質で、鎌倉幕府から睨まれた日蓮を身延に保護したという。この実長を南部破切の六郎というのですが、南部町の北隣、身延町に波木井という地がある。破切=波木井です。そこにいたとも聞き及ぶ。
実長の子に長義という人がいた。この人の系譜が波木井に土着、代々波木井氏を称する。
信虎に攻め滅ぼされた波木井義実は、前述の南部氏の祖、光行に同行せず甲斐に残った三男、実長から数えて十代目だそうです。船山温泉を含めた南部町身延町、河内一帯を支配した。
船山温泉一帯も知行していたといっていい。

武田信虎に滅ぼされるまでは。

2010年の晩秋、当時、私が週1日勤務していた社の支店にひとりのお爺さんが来られた。
待合にご案内して初回問診票の記載をお願いしたら、そのお爺さんのお名前が「波木井」だったのです。ハキイとフリガナまで振ってくださった。
「もしかして身延の方ですか?」
「うん」
私は敢えて身延と言っています。
「では南部氏の末裔?」
「先祖がね。義実でしょ」
お爺さんははっきり義実(ヨシザネ)と言ったのです。南部氏の祖、義光でも分かれた実長でもなく、滅ぼされた義実のお名前を言われたのです。
帰り際、ご先祖を訪ねられたのが満更でもなかったのか、ニンマリしながら帰られましたよ。
身延町には波木井城がありますが私は今日まで行ったことがありません。波木井氏はそこにいて、滅んだというのが定説になっているようです。
1984年には身延町の館跡発掘調査報告書が出ています。

だが身延の波木井には「峯ノ城ニ於テ責殺サル」峯という地名が見当たらないのだ。
異説があります。
峯という集落は船山温泉のすぐ北方にあるのだよ。
その地について南部町誌には、波木井義実が滅んだ場所のあくまで推定地としてこう記載されていた。
「峯の城は波木井義実に関係した城と記され、北川の一段低い所に波木井氏の子孫が祀る社が建てられている。身延町に波木井城があり、波木井氏の峯の城とも呼ばれていることから、ここも峯の城の比定地の一つとして位置づけられる」
その一帯にある山を波木井山という。(過去の写真)
波木井山1.jpg
波木井山2.jpg

2009年に訪れ、城域を見て廻り、野良作業している地元の方に聞いて回った。
(峯集落のオバちゃん)
「坂を下ったところにうちの田んぼがあって、そこに大きい岩があるの。岩の辺りは誰かが斬られた場所だって。斬られたか槍で突かれたかわかんないけど、そういう怖い場所だって。こんなコワイ話、今までしたことないよ」

これがオバちゃんの言う「誰かが斬られた」という辺り。
稲刈りしている地元農家の方が私らを訝しげに見ていた。
誰かが斬られた場所.jpg
(峯之城入口の畑を耕していた耳の遠い爺さん)
「中を(遺構を)潰しちゃった。知っている年寄りはもうおらん」
城域に入ってみたが、自然地形にしか見えなかった。地形的には10年以上経った今もそう変わらないと推定されます。
波木井山と社(右手に墓).jpg
城域1.jpg
城域2.jpg
この竪堀みたいなのは後世の崩れらしい。(南部町史)
竪堀か?.jpg

虎口?.jpg
土塁か後世の壊変か.jpg
(後日、穴山信懸(ノブトオ、穴山氏五代)の墓近くで出会った爺さん)
「公民館を建てた時に、あの辺りを掘ったら石垣と人骨が出て来た。(南部)光行の墓じゃないかって・・・」
この公民館の中に、南部氏関連の何かが仕舞ってあるとか言うてたが、それが南部光行公か、実長公か、滅んだ義実公かはわからない。
公民館.jpg
波木井山には2010年に船山温泉のT館長と同行したことがある。
「峯という集落は確かにありますよ。お話を伺った方はおそらくあの辺りだと、○○さんか、△△さんか」

2015年、「甲斐武田を探検」サイトに峯城に碑が立った旨が掲載されていた。
https://ameblo.jp/mnrhanz1/entry-12430684379.html
私はそこの管理人、みんさんと連絡を取り、自ら碑を確認しようと行ってみたら、峯之城域は獣害対策の電気柵が取り巻いていたのです。
こじあけて入ろうと思えば、いや、普通に開けて入れそうだが、感電するのもバカらしいので断念した。
電気柵1.jpg
電気柵2.jpg
峯之城だけでなく、集落のあちこちが電気柵だらけになり、里の者たちが電気柵に閉じ込められた感があった。
前述の「甲斐武田を探検」みんさんによると、波木井堂の裏には石碑が大小二つあって、大きい方に「波木井六郎実長」もう一つ、小さい方には「十一代波木井三河守義実」とあるそうです。
他、信虎が攻めて来た時の戦死者の供養塔、千人塚がある。それらの碑は波木井氏の子孫の方が建てられた。
この写真は当時、みんさんからお借りしたもの。
甲斐武田を探検.jpg
みんさんに電気柵写真を送ったら、「まさに難攻不落ですね」と仰っておられた。

以下の暗い写真は2009年に訪れた時、本郭(波木井堂の辺り)から南に下る尾根道です。
そのまま行くと南の集落に出そうなので、逆にそっち側(南側)から登れば城域に入れるかも知れない。
波木井山4.jpg
南へ伸びる尾根.jpg

波木井山5.jpg
甲斐に残った南部氏最後の当主である波木井三河守義実は、甲斐統一を目指す武田信虎と、駿河から侵攻して来る今川氏親の間で微妙な立場に置かれ、去就が難しくなったようです。
「大永中福島上総乱入ノ時、波木井三河守義実此ニ党スルニ依テ」大永元年(1521年~)2月28日、駿河今川方の福島(クシマ)上総介を手引きした。9月6日武田信虎勢と甲斐大島で激戦になり、武田勢を打ち破って下山を経て軍勢を甲府に進めた。
だが10月6日の飯田河原、11月23日に上条河原で大敗した。
福島(クシマ)は2004年の大河、風林火山でテリー伊藤さんが演じた福島越前守に繋がる。第一話で、龍雷太さん演じる甘利虎泰が、
「福島といえば、飯田河原合戦の総大将、福島上総ノ介の同族。我らの仇敵ではないのか」
忌々しげに言い捨てる場面があった。
この合戦で波木井義実が今川方を手引きしたとみてよさそうです。それがバレたか、大永7年(1527年)「武田信虎ノ為ニ峯ノ城ニ於テ責殺サルトアルモ此城ノ事ナルベシ」攻め滅ぼされた。

峯之城の碑が小さいながらも建立されたことで、南部氏滅亡の地が身延町の波木井か、ここ南部の町峯か、私の中での論争に終止符が打たれたのでいったん興味が引いた。獣害対策の電気柵に城域が封じ込まれてしまったのもあって。
峯之城.jpg
そして数年経った。
私は自室でグーグルマップグーグルを見ていた。グーグルマップを時折眺めていると、ついこの間まで無かった場所に、新しい建造物や遺構、名勝や伝承地が記載されてたりする。そこをクリックすると左画面に写真が表示される。便利だけど凄い世の中になったものだ。
船山温泉界隈にカーソルを持ってって拡大したら、そこにそれまで無かった新しいものが写っていた。
船山温泉から北東へ細い道が伸びていて、八幡神社(南部光行・実長)とあった。
南部氏祖の光行公と、奥羽に行かずにこの地に残った実長公の名前が記載されていたのである。
マップ12.jpg
前は無かったぞ。いつの間にできたんだ?
その近くを通る細い道は、先に述べた峯之城(本郷の千年桜のすぐ南、七面社の辺り)へ向かう道すじだが、峯より手前の集落だった。
そこをクリックして浮かび上がった写真がこれで、何やら標柱が立っているじゃないか。これは何だ?
こんなものがあるらしい.jpg
タワーのような標柱は直方体、四面体で、まず一面には、
「南部光行、実長公の末裔、市川總本家市川武司の家は十代目頃より・・・(葉っぱに隠れて見えない)・・・おそれ市川と姓を改め昭和の始めに沼津市に移り居住す、旧法泉寺が・・・(葉っぱに隠れて見えない)・・・現在は本郷寺が菩提寺である。南部公遺徳顕彰会」
もう一面には、
「館跡に向って左奥に井戸と泉水の跡がある。尚、石積みは鎌倉時代以前の平石積みである」

全くノーマークだった場所に突然浮かび上がったが、直方体の標柱の限られたスペースに書かれた解説文だが、・・・の部分が枝葉に遮られて見えない。茶畑ですかねこれ?

この標柱を前回の船山温泉宿泊時、チェックアウト時に探したのがみつからなかった。峯方面へ向かう細い道の右崖下に隠れているらしい。
12月25日、宿にチェックインして、ジャン妻が借りてた本をT館長に返却、次の参考書を借りて、新たなハウツーテーマの相談事に付き合うのも退屈なので、私は自分の興味の世界に出向くことにした。
「何処へ行くの?」(ジャン妻)
「その辺へ散策に。こないだ見つからなかったヤツを探しに」
「くるまで行くの?」
「歩いていく。何処に停められるかわからないからな」
「だったら湯に入らないでそのまま行ったら?冷えるわよ」
そうすることにした。
「どの辺りまで行くの?」
「塾があった辺りの先。前に船山で働いていた〇さん宅の少し先」
「またヘンな場所じゃないでしょうねぇ」
ヘンな場所とは、足場がぬかるんでるとか急な坂とか崖とか、そういうのを懸念しているらしい。
「畑だよ。行ってる間にT館長と話を済ませなさい」

私は浴衣にも作務衣にも着替えずチェックインしたそのままのカッコで宿を出た。下駄箱に仕舞われた靴を引っ張り出さなきゃ。
この宿にしては永年勤続のKさんがいて、
「ちょっと散策に」
「サンダルではなく、靴で?」
「うん」

そこへ向かうには、船山温泉を出て船山川に沿って郷に下って最初の細い十字路、右手に十枚荘温泉方面から船山川を渡ってクロスする道との十字路を左折して、細い坂を上がっていく。南部町営バスの路線道路でもあります。
その前に左にカーブしてあがっていくバイパスがあった。十字路まで行かずにその急な坂を上っていった。
結構、キツい坂である。
アイフォンにグーグルマップを表示して、その目的地に向かって延々歩いた。

左にある杭みたいなのは淇水軒学舎(キスイケンガクシャ)の跡地を示すもの。淇水軒学舎とは明治の頃にあった私塾で、塾を閉鎖した際、船山温泉に解体した塾の資材(中古材)を提供したという。(南部町史)
T館長の本家もこの辺りにあるらしいが知らない。
塾1.jpg
途中、草むしりしてる婆さんがいた。
軽トラック2台に抜かれた。
誰もマスクなんかしてない。私はマスクしてるが、バカらしくなったので外して胸ポケットにねじ込んだ。
坂1.jpg
道は曲がりくねっており、前に船山温泉で働いていた〇さん宅を過ぎて、峯之城のある集落手前まで来て、行き過ぎたのに気づいた。
坂2.jpg
墓石群があった。その脇に獣道が。そこへ分け入った。
獣道1.jpg
枯葉、落ち葉を踏む音が心地よいが、滑ったりしたら危険だ。
獣道2.jpg
獣道3.jpg
獣道4.jpg
獣道5.jpg
獣道6平場に出た.jpg
獣道7まさか土塁?.jpg
サクサク音を立てて下っていくと平場に出た。茶畑になっていた。こんな場所を革靴で歩いたなんてことがジャン妻に知れたらまたうるさく言うは必至だ。
茶畑1.jpg
茶畑2.jpg
山の方を見上げたら眩い逆光にで、御堂のようなものが見える。あれが八幡社だろうか。それとも倉庫?
茶畑3御堂が?.jpg
茶畑4御堂へ.jpg
こんな急で足場の悪い階段を昇ります。石段といえるのかどうか。上る時はつま先、下る時は踵しか段に載せられない。
御堂3この階段を昇ってきた.jpg
御堂1.jpg
御堂2.jpg
これがマップに載っていた八幡神社なのかな。
小さい。小屋というか物置みたいだ。賽銭箱も無いが、普通に頭を垂れて境内に入った。
御堂の手前には左右の石に穴があって、おそらく小さいながらも鳥居があったと推定されます。
御堂の向こうに何かが見える.jpg
その向こう、西側を見たら、
あ、あれだっ!
標柱1あれだっ.jpg
グーグルマップで見た標柱が屹立しているのが見えた。
そこへ歩み寄ったが、これも茶畑なんですかね。標柱のすぐ側までズカズカ踏み入ることは憚られた。遠目で見るしかない。
標柱3.jpg
標柱はなるほど細長い直方体で、八幡社から見て最初の一面には、
「館跡に向って右側の八幡社には屋敷神・・・人達の氏神様になっている」
館跡に向って右側の八幡社、ということは、今いるこの地が館跡だということか。
標柱4遠目で読むしかないが下の方が見えないぞ1.jpg
そして山側に移動して見た一面には、
「南部光行、実長公の末裔、市川總本家・・・おそれ市川と姓を改め昭和の始めに沼津市に移・・・現在は本郷寺が菩提寺である。南部公遺・・・」
グーグルマップで見たのと同じだが、それよりもっと枝葉が伸びて、更に本文が隠れてしまっている。
標柱5遠目で読むしかないが下の方が見えないぞ2.jpg

標柱6遠目で読むしかないが下の方が見えないぞ3.jpg
そして南側に廻って見えた一面には、
「館跡に向って左奥に井戸と・・・石積みは鎌倉時代以前の平石積みである」
これもグーグルマップと同じだが、枝葉のせいで見える箇所が少ない。
標柱7.jpg
標柱8遠目で読むしかないが下の方が見えないぞ4.jpg

標柱9南部光行だって?1.jpg
標柱10南部光行だって?2.jpg
最後に東側へ、そこには、
「南部光行・・・」
デカデカと揮毫してある。枝葉に遮られて見えない下の部分にはおそらく、実長公の名前が書かれているに違いない。
標柱11ぐるっと回ってみたが.jpg
標柱12.jpg
立ってる場所的には親切な案内板とはいえないですよね。全文読めないし近づけないし。畑の真ん中でなく、せめて社の脇にでも据え付けてくれればいいのに。
これが館跡ね。では非常時の詰めの城は?
ここから峯之城までは直線距離で300mほどか。駆け込めるだろうか。
標柱13引き上げよう.jpg
標柱14振り返る.jpg
何だか中途半端な満足感である。
誰か耕作人でもおればインタビューできたのにな。
では引き上げましょう。帰りにあの落ち葉の坂を上るのも何なので、そのまま畑から出たらあっさり平場に出た。
引き上げる1獣道か生活道か.jpg
引き上げる2平場に出た.jpg
引き上げる3篠井山が見える.jpg
平場に出て振り返ったところ。
引き上げる4館跡五を振り返る.jpg
引き上げる5左に廃屋があった.jpg
すぐ舗装された農道に出て、往路に合流した。こっちから入った方が楽でしたね。
引き上げる6.jpg
引き上げる7公道に戻った.jpg
山を下りる。陽は西に傾き、陽射しは大森山に隠れて寒くなってきた。
宿に近くなった辺りで後ろから如何にも燃費の悪そうな不完全燃焼のエンジン音が迫ってきた。敢えて振り向かずやり過ごしたらT館長の運転するくるまだった。何処へ行ってたんだろ。
T館長と駐車場で挨拶した。
「どうもいらっしゃいませ。また何かを見に?」
「ええ、こんなのを見つけて」
写真を見せた。館長は目を見開いた。
「グーグルマップでたまたま見つけたんですよ。南部光行って書いてあるから。でもこれ、畑の真ん中にあるからそこまで行けないし、踏み込めないんですよ。下の方の文字が隠れて見えないの」
「どの辺りにありました?」
「塾と、前にここ(船山)で働いていた〇さん宅の先です」
「ああ、あの辺り、前にご一緒した峯集落の方」
「その手前です。峯まで行かない」
「となると、右手に下る道があって、廃屋とかありませんでした?」
「ありました。そこは帰りにそっちを通って出てきたんですが、行きはその先まで行っちゃって、お墓の脇にある獣道を下りてって」
「ホントだ。裾にくっついてますね」
裾を払いながら、
「今の時期は葉が落ちて枝だけになるから、散策に適してるんですよ。夏場はそうはいかないし」
「なるほど、どさすがです」
何がさすがなんだろ。館長はやや呆れたように感心された。
「まだ湯に入ってないんで。あ、そうそう、彼女(ジャン妻)が書籍のことで相談があるって」
今回の位置関係です。
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あの畑は南部光行公の館跡なのか。
畑、土地の所有者さんは南部氏の末裔なのか。
それとも単に地元の方の私有地に建てただけなのか。その辺りの背景がわからない。
南部氏の館跡候補のひとつなんだろうけど、ここからすぐ北にある峯之城との関係も不明です。一石を投じるものになり得るか。
今回は散策だけで、文献の裏付けも取れていない。
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現在、道の駅なんぶには馬上姿の南部光行公の勇姿が建立されている。
あの茶畑にお住まいでしたか?
(館跡は畑、私有地なので、中まで入らないようお願いします。)
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船山温泉 [船山温泉]

元旦の記事に日の出シーンを持ってきたせいで、今回のUpは時系列が逆になっています。
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船山川の河原から宿を遠望すると、河原に生えた雑木林の向こうに宿が見える。
そこにあるだけの宿、上流に民家はない。電柱もこの辺りで終わりです。
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船山温泉は山の中の一軒宿なので、12月は陽の光が山に遮られ、午後2時でも薄暗い。蒼くて暗いのである。
この時期から冬場にかけて、周囲の木々の葉は落ち、風に飛び、枝がむき出しになり、荒涼たる光景になる。
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掃除部のMさんに続いて永年勤続年数のスタッフ、Kさんとジャン妻の後ろ姿、
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宿の扉が開くと、消毒液スプレーポンプがお出迎えである。無粋だが仕方がない。ブシュッと掌に吹き付けてスリスリする。
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次に黒いボードにコロナ対策と、GoToキャンペーンについての説明がベタベタと貼ってあった。
全部、読まなきゃいけないのかな。私はマニュアルを読むのが嫌いなタチなので、めんどいので読まなかった。
あ、そうか、今回はGoToなんだった。
T館長からジャン家に電話があって、テレワークしてたジャン妻が出たら、
「確認なんですけど。GoTo使えますよ」
そう言われたんだって。
「何の電話?」
「GoTo使えるって」
「GoGoTo?」
私はGoTo予約の仕方や、システムがとうとう理解できずじまいで終わった。だいたい船山を予約するのに旅行会社を通したことがないんだ。それは蕎麦宿やさらの木もそうだが、いつもチェックアウト時に、次回はいついつと抑えてしまうから。
「GoToねぇ。それって使わなきゃいけないのかな」
「T館長は使って欲しいみたい」
ふぅ~ん、GoToったって税金だろ。GoToをよく知りもしない私ですが、GoToで安くなる分で、分不相応な他所の高い宿に泊まってみるという選択肢は全く考えなかったな。そういうのを否定してるんじゃないよ。利用する人はすればいいし、私らはそういう気にならなかっただけ。いつも行くところに行きたかっただけです。

高速で2時間半、富士川SAで下りて身延街道(富士川街道)を北上する車中で、
「あ、そういえば、前回Tさん(館長)に借りてる本は持ってきた?」
「持ってきた」
「読んだのか?」
「読んだわよ。でもテレワークになってから読む時間が減ったワ」
後でT館長に「1日10分でも20分でも読む時間を作るんです」と言われてたがその通りだと思うよ。
お借りした本は付箋だらけになっていた。半年以上も借りっ放しだったのか。
「で、また借りるわけ?」
「今度はこういうテーマの本は無いかなって」
また別テーマらしい。もう経営はいいから、部下の育成とか教育とかはないか相談するという。船山図書館かよ。
こういう宿側と利用客側の関係も珍しいのではないか。利用客で済む筈の関係かかなり逸脱してきている。この宿へ何しに来てるのかって。
だけどまた別テーマか。こりゃ長話になるな。
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チェックインが立て込んでたようなので、荷物は自分らだけで運んだ。勝
手知ったる船山館内だが、おや?畳のエントランスにデカい箱がデンと鎮座している。
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ワインクーラーのデカいヤツだった。
また投資されたか。中を見たらワインがたくさん寝てる。後で本数を数えてネタにしてやろう。
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釜飯の数が多い。今日は10組、平日金曜なのに。GoTo効果だな。
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いつもの部屋215室へ、そこから見た庭の風景、やはり薄暗い、まだ2時なのに。

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部屋の中を熊のようにウロつくジャン妻、
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さて、いつもは大浴場の後、生ビールを飲みながらT館長の時間の許す限り、業界談義や今後の方針、起業、経営、育成だの、私の苦手な談義になるのだが。
ビジネス関連のハウツー書籍を今日まで一度も読んだことがない私です。何でかって?必要なかったからですよ。T館長に、「そういうの読んだことない。でも自己流って限界があるんだよな」、そう言ったらT館長は何て言ったかというと、
「町工場って、オヤジさんが〇ワハラみたいに怒鳴っても辞めないんですよ」

(@@;)

そんな私がジャン妻とT館長の傍らでハウツー談義を聞いてるのも何だしな。私は散策に出ることにした。
「何処へ?」
「その辺へ。前に見つからなかったじゃんか」
ジャン妻もこの辺りの道が急で狭いのは知ってるので、
「くるまで?」
「歩いていく」
何処に停められるかわからないからね。
「だったら湯に入らないでそのまま行ったら?」
そうすることにした。
「行ってる間にT館長と話を済ませなさい」

私は浴衣にも作務衣にも着替えずそのままのカッコで宿を出た。
下駄箱に仕舞われた靴を引っ張り出して、何処へ行かれるのかと訝し気なKさんに、
「ちょっと散策に行ってくる」
杉尾集落から峰集落の方に坂を上っていった。

散策1時間。
探していたものは見つかった。
でも文献の裏付けがとれないだろうな。
その散策の帰途、宿に戻る途中、いつかの大雨で崩れた崖は相変わらずそのままだった。
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崖が崩れて道を塞ぎ、電柱を倒して宿は停電になった。
現場に駆け付けたT館長の前に切断された電線が落ちていた。ホラー洋画キャリーの如く火花を散らしてバチバチ飛び撥ね、危うくT館長のヒゲが焦げるところだったそうである。(嘘です。)
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垂直に切り立った崖を見上げてみる。粘りが弱そうに見える。
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簡易的に置いただけ、積んだだけのブロック石もそれ也に役には立ってるみたいだ。裏を見たら崩れた土や枯れ木が詰まっていたから。
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宿に近くなった辺りで後ろから燃費の悪そうな不完全燃焼のエンジン音が迫ってきた。ブルブルブル、ブゥオー、身延線内船駅への送迎バンじゃなさそうだな。
敢えて振り向かずやり過ごしたらT館長の運転するくるまじゃないかい。
駐車場で挨拶した。「何処へ行かれたんですか?」って話になるじゃないですか。私は今しがた見てきたもののフォトを館長に見せた。
何を見つけたか、それは何処にあるのか、その意義は、細かい内容は別項にしますが、明日の朝になって今度は私の方から逆に、
「何処で見たの?」
館長にインタビューすることになる。
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215室に戻ったら、ジャン妻は鏡のあるデスクで仕事してた。何でこの宿で仕事するかな。
「Tさん戻ってきたよ」
「あ、戻ってきた?」
「まだ会ってない?」
「フロントにいなかったんで、若女将にこういう書籍ってない?ってメモを渡したの」
ってことは、これからそういうハウツー談義になるんか。
意外と汗ばんだので最初の湯に行った。大浴場は着替えのザルが5つに絞られていた。
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誰ともカチ合わずに湯をハシゴ、ジャン妻とは清水に2人で入ったが、湯を出た途端に噴き出した給湯の勢いが凄くてさ。こんな感じにドバドバドバ、
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2人が入って溢れた分がこれかと驚いた。
まるで清水の給湯に人間の意思が合って「デカいのが2人入ってお湯がたくさん溢れたから、急いでその分を補給しなきゃ」と焦ってるみたいだ。
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ジャン妻がT館長と談話しているところ。
経営の書籍を返還して、今度は教育の世界だって。
椅子の袖に生ビールが1杯だけおいてあってそれはジャン妻のオーダー、私は飲まなかった。今飲んだら夕餉の最初の1杯が美味しくなくなるから。
話が長いな。T館長の展開する持論とフムフムと聞き入るジャン妻、こうなるともう師匠と生徒の関係である。
「この人(私のこと)はTさんに、町工場のオヤジって言われたのを根に持ってるの」
T館長は笑って、そんなこと言いましたっけってな感じである。
「別に根に持っちゃいないよ」
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この時期は薄暮に包まれるのが早い。いつ陽が沈んだのかもわからない。
もうすぐ夕餉、ディナーのコールが鳴る。あのプルプルプル音はドキッとするんだよな。
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船山温泉 [船山温泉]

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薄暮に包まれた船山館、18時前になると夕餉のCALLが鳴る。ジャン妻はフロントからのCALLに出ない人で、
「そういうのは家長たるアナタが出なさい」
そう言い張るのである。私は電話番か。
プルプルプルプル着信音が鳴って受話器を取り上げたら、
「ご夕食の準備が1階の食事処ふじで整いましてございます。お待ちしております」
こんなに長い丁寧語を喋ったことがない私は、受話器を取り上げてすかさず、「ああ、いきます!」ガチャンと切ってしまったことがある。
「仕事させて(喋らせて)あげなさいよ」(ジャン妻)
殆どCALLしてくるのはT館長かKさんで、若女将も含めて女性から架かってきたことなんてない。

ふじは食事処のいちばん奥にある。動線が長いけど静かで、隣室の声が聞こえ難い部屋です。
既にテーブル上に前菜、イワナ刺身、鍋がセッテキングされてあります。
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船山温泉のディナーは何が出されるかわかってるし、味もボリュームも食べ慣れたものだが、私も齢を重ねて、食べられる量が減ってきた。特別料理の追加もしなくなった。
猪鍋は前回か前々回から気持ち減らして貰ってるし。
酒量も減った。笹一の熱燗、2合×3本だったのが、今は2本、1本減った。
今回も何だか完食できるか自信が無くて、「窯飯の量を減らして貰おうかなぁ。それともお握りにして部屋で喰うか」、そうボヤいたくらいだ。ここでしか食べられない素晴らしい素材、料理を残したくないからね。
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毎回変わらぬ定番ディナーは野趣溢れる山の恵、川魚、ジビエ、
部屋に案内してくれたのはT館長だが、今回は料理、前菜の説明は全く無かったので、こっちで想像すると、無骨で重たい皿に載ってる料理は、山女魚の素揚げマリネ、レンコンの甘辛いキンピラ、大根と黄色いパブリカのナマス、小さい蕪、里芋を潰したヤツ、オリジナルソースが2種類、
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イワナ刺身はワサビ無、塩をチョンチョンと付けて、醤油もピチョッと付けていただくと甘味が引き出される。
私の生活圏の中でいちばん好きで美味しい刺身じゃないかな。
「カワハギは?会津の馬刺は?」
「それはまた別」
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猪鍋、ボタン鍋は火を入れて、煮れば煮るほどやわらかくなるのが猪肉です。でも野菜は若い方がいいので、猪肉がやわらかくなる前に野菜類だけ摘まんだ。
「カボチャも食べなさい」(ジャン妻)
カボチャは甘味つけなので、すぐに食べてはいけません。
「あ、椎茸がこんなに」
ジャン妻の器に放り込んでやった。
「食べなさい」
サツマイモなんかも入ってた。
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猪肉をリフトアップしたところ。筋も無く脂身も少なくていい肉でした。
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若かったら、胃袋に余裕があれば、ほうとうなんぞを追加してみたいのだが。
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生垣の葉っぱに乗ったイワナ素揚げ他です。メニューには定番、塩焼きですが、ウチらはずーっと素揚げです。
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イワナは恨みがましい無念の形相であります。供養の為にもアタマから尻尾まで全部ガブリといきますが、ジャン妻は焼き魚を箸でほぐすように突っつきまわして身だけ食べようとるすから、食べ方が汚らしい。
「アタマと尻尾をよこせ」と箸で摘まんで食べてやった。

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白ワイン2本、1本はGoToなのでちょっと高いのをいただいでいます。
私は熱燗、笹一、この宿でいちばんの安酒、なんて言ったら失礼だが、野趣溢れる山の幸には日本酒が、熱燗が合うに決まってる。
その熱燗を持ってきたのは掃除部兼、慣れない接客のチビMさん、今日もデカいレンズで太い縁のメガネをかけている。顔よりデカいんじゃないか。
このMさんが登場すると旅館の筈の食事処が下町の大衆食堂と化す。T館長は私がそうやってネタにするのを好まない。
でも好きなんだから仕方がない。
グビッ!!
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いつもの甲州ワインビーフヒレ、客が好みの焼き加減ですぐ食べれるようにサイコロ状にカットされています。
宿側で焼くとなると、各部屋のペースに合わせなくてはならないし、焼き加減を聞いてシェフが厨房で焼かなくてはならない。その分だけ人件費がかかるし、運んでくるだけの動線もあって、下手すりゃ冷めてしまうからね。
焼肉屋だと思うしかない。
でも換気がイマイチよくない。作務衣やカオ、アタマに焼肉の煙、香が僅かに付いてしまうのが残念ではある。
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甲州ワインビーフを持ってきたKさんから、厨房にいたベテラン、Mさんの退職を聞いた。
身体もキツそうだったしな。まだ元気で身体が動くウチにと考えたのだろう。
時短で再就職した先も聞いたのだが、もしかして、前にいたTさんのツテってことはないか。

ちょっと宿の世界、料理の感想から逸れます。
食事処「ふじ」でのジャン妻との会話ですが、この時は12月25日夜なので、会話はおのずと今年の成果だの、年始から1年に向けての展望とか固い話に終始したな。私は聞き役で。
目標達成とか、成果とか。人事考課みたいである。
昨年最後の居酒屋での会話と殆ど変わらない。
クリエイティヴな業務ではない私はジャン妻が得意満面で吹聴する自慢話(ともいえないが)成果を強調する話を聞かされてもよくわからない。
私に吹聴するのは部署で評価されてない不満があるようだか。3年前にジャン妻を引き留めて引き抜いた伊東甲子太郎も今はグループ内で別会社の責任者を兼ねているので、ジャン妻には殆ど見向きもしない。今のジャン妻の上長は口が堅く、内々に進んでいる情報をジャン妻に洩らしたりしない。だから、
「アタシは作業員でしかない」
それが不満だという。その代わり己のスキルを上げて2年後は他で仕事するんだと。それはいいが、まさか起業なんてしないでくれよ。
その為には後進を育成しなくてはならない。T館長から借りた書籍は紙袋に入っていて重たかったが、何冊借りたんだ?それがとっかかりになればいいのだが。

私は次年度も変わらない。支店の子たちの為に行政との懸け橋になってればいい。河野大臣が頑張っているようだがまだまだ旧態依然の世界、そこにクリエイティヴなものはない。
「他にできるひとがいないので」
そういうのも上長から突然来るだろう。上長は固い野郎でそういうのを事前に私にリークしたりしない。実は裏ルートでそれがいつ頃来るか、どの程度のボリュームか情報を得ています。
他にできる人がいない、私しかできる人がいないならクビにもなるまいて。
ちなみにこういう席では家族の話題は禁止になっています。老親の衰えとかを会話し合っても滅入るだけだからね。

蕎麦、厨房で誰が打ったんだろう。やや粉っぽい蕎麦で、お世辞にも喉越しがいいとはいえない。この蕎麦を猪鍋に放り込んで煮たら美味いんじゃないかな。
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釜で炊いた混ぜご飯の時間です。私はチェックイン時に、食事処に貼ってある部屋別の「○○様」を数えて客の入りがどうかイヤらしくチェックするのだが、廊下に並んだ窯のサイズもチェックします。1人用の小さい釜、2人用の大きめの釜、それで人数がだいたいわかる。
今は船山温泉もひとり客を頻繁に受け入れていて、女性のひとり客も時折見かける。静岡市内の廃屋酒場の常連さん女性もそう。個室だから安心だし、ひとりでも落ち着いてマイペースで食事ができるだろう。
釜飯をよそうジャン妻、
釜飯をよそうジャン妻1-1.jpg釜飯をよそうジャン妻2-1.jpg
釜飯をよそうジャン妻3-1.jpg釜飯をよそうジャン妻4-1.jpg
ガツガツと喰らうジャン妻、
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さぁ喰うぞ3-1.jpgさぁ喰うぞ4-1.jpg
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その釜飯、というか、混ぜご飯ですが、今回は鶏肉が入っていた。
何処を走り回っていた鶏かわからないが、味が凄くよかった。旨味が釜飯全体に広がっていた。
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デザート、まぁこれくらいでいいです。別腹が無いので。
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ジャン妻が飲み切れなかったワインを小脇に抱えて大事大事に持ち帰ろうとしているところ。
だけど飲めなくなったな。前はビール2本、ワインフルボトル2本、笹一熱燗2合を3本、いけたものだが。
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忘れてたワとばかりにマスクを着用するところ。
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腹がクチた。でも部屋に戻って二次会、
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クリスマスのクの字もでない。ウチは12月の第4週はジャン妻のBirthday優先なので、「我が家にはクリスマスは無い!」が30年近く続いている。
クリスマスじゃないけど、船山温泉はその手の飾り、イルミネーションは全くない。一切合切ない。敷地内の煌々とした灯りはあくまで獣害、虫害を防止する為、それらから宿泊客を護る為のものであって、見て楽しませるものではないのだ。
だから点きっ放しで点いたり消えたりしない。照明は空軍基地のように眩しい。洋画なんかで夜間の軍関連の基地が映し出されると何故かこの宿の夜を思い出すことがある。

だがさる日、眩い灯をかい潜るように一匹の獣が宿を迂回して、上流の堰堤付近の河原に現れた。
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ベッドに倒れ込んだらそのまま落ちてしまい、夜の渓流の湯には行かなかった。エコーが効いた誰もいない内湯で歌を歌うのが好きなのだが。
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