SSブログ

萌芽 [ラーメン]

10数年カオを出している柏市の行政窓口は路線バスが1時間に1本しかないので、柏駅から往路・復路ともタクシーを利用してますが、ひとつ先の北柏駅からなら歩けない距離ではない。
この日が往路はタクシー、帰路は歩いた。慈恵医大のバス通りメインを避けて手賀沼に繋がる大堀川の土手、緑道を歩いて、北柏橋を渡って緩い坂を上がれば北柏駅までそんなにかからない。
北柏駅入口交差点を渡って、緩い坂を上がっていくと、左手に、
ボウガ1-1.jpg
何て読むのか?
萌芽、ホウカ?芽生える?
こんな漢字書いたことないです。
ボウガ2-1.jpg
北柏駅界隈は飲食店が多いとはいえない。駅前は日高屋さんだけといっていい。探せばあるのかもしれないが飲食店不毛の地に見える。南口界隈に忽然と現れたこの中華そば専門店は、手作りパン屋さんとぬいぐるみ店に左右を挟まれていた。
ボウガ7.jpg
店の前にタクシーが路駐しとったので、運転手が中で食べてるならハズレはなかろうと勝手に思い込んだのだが、運転手は車内で涼んでいた。
基本メニューはこの4路線とみた。
豚骨煮干中華、煮干中華、クリーミー豚骨、油蕎麦、
ボウガ3.jpg
ボウガ5基本メニュー.jpg
他にないので入店、左に券売機、柏市は滅多に来ないので迷わず豚骨煮干でいちばん高いのを。チャーシュー豚骨煮干蕎麦1100円という高いのをオン!
店内1券売機.jpg
黒いマスクした暑そうな巨漢が店主で、おっとりしたお声で、
「いぃらっしゃいませぇ、少々お待ちくださぁい」、
券を置いたまま待てと。こういう店は店主の仕事が丁寧か単にマイペースで遅いかなので、カウンター上に食券を置いてこっちもそ知らぬ顔して卓上に肘ついてスマホ見てた
巨漢の店主がひとりで営ってるのかな。あ、もうひとりいた。奥さんかな。その女性はラーメン配膳係のようです。ラーメン屋を亭主に持つと奥さんはタイヘンだよね。毎日毎日店主でもある旦那さんとその日の反省会よろしく怒られなきゃならないからね。
店内2-1.jpg
店内3-11.jpg
店内4卓上.jpg
カウンター席はか5人か6人席だったかな。背後の壁際に2人テーブル席が4卓、最大キャパは15人あるかどうか。
このキャパなら早く出されるだとうと思ったけどさにあらず。テイクアウト客、油そば、和え玉(味付きの替え玉)そういう割り込みが店内ウエイト客の足を引っ張るのだ。
そして店主の丁寧な仕事ぶり、厨房は背伸びしないと見えないのだが、カウンター上の横板から上に垣間見える店主の動きで想像すると、寸胴鍋からスープを小鍋に移してその度に温めて、自家製麺を計量器で計って茹でプールに入れてタイマーをセット、チャーシューはいちいちカットしてました。切り置きじゃなかった。
ヒピピッとタイマーが鳴ったら茹で上がりの合図、待ってる客の誰かに出されるのですが、どうも見てると複数同時にオペしてるのではないようだ。回転率は速くない。遅いといっていい。
店内5.jpg
飛び込みテイクアウト客が入ってきて汁なしの油蕎麦を2つか3つオーダー、券売機で食券を購入していただいて「おくるまでお待ちください」だってさ。
そのお客が自分のくるまに戻った際(路駐ではなく駐車場が店裏にあるらしい。)店内にエアコン効いてるので店の扉を閉めて出ていかれたのだが、この時勢だから換気を良くする為にエアコン効いてても扉を若干開けときたいらしいのね。こういうテナントの天井にくっついてるエアコンは吹き出すだけで換気機能はない筈ですよ。
奥の2人テーブル席のご夫婦、旦那さんの方がそれに黙ってられず立ち上がり、店入口扉を若干開けて席に戻られた。何故か私を一瞥しやがったんですよ。そりゃ店入口にいちばん近い席に私はいますが、扉の開け閉めは私の仕事じゃないぜ。
席に戻った旦那さんテーブルに油蕎麦がひとつ出た。
「中華蕎麦ももうすぐ上がりますよぉ」
旦那さんが油蕎麦で、奥さんが中華蕎麦だった。
「次はテイクアウトの油蕎麦、幾つっ?3つか・・・」
幾つっ?そこだけイラ調だった。お客さんには優しく丁寧な店主だけに目立った声音だった。そのテイクアウトウエイトの油蕎麦は太麺で、茹でるのに時間を要するみたいだ。
店内6換気中.jpg店内7店主1-1.jpg
店内8店主2-1.jpg店内9店主3-1.jpg
11:12着座、11:30着丼、20分弱待って供された中華蕎麦がこれ。
中華蕎麦1.jpg
中華蕎麦2チャーシューは5枚.jpg
チャーシューは計5枚で2種類、豚肩ロース肉のレアチャーシュー1枚、豚バラ肉のチャーシューが4枚、
中華蕎麦3豚バラチャーシュー1.jpg
存在感ゼロの海苔、細いメンマ、
中華蕎麦5豚肩ロースレアチャーシュー1.jpg
頂部に刻みネギがたくさん、
中華蕎麦4刻みネギもまぁまぁ多い.jpg
レアチャーシューを摘まむ、レアチャーシューやローストビーフを生肉と誤解したままのジャン母には信じられない食肉文化だろう。
中華蕎麦6豚肩ロースレアチャーシュー2.jpg
バラチャーシュー、香ばしく、やわらかく、塩気も充分、小さいとはいえご飯に合う、
中華蕎麦7豚バラチャーシュー2.jpg
麺は細麺、細いけどエッジが効いていて、豚骨煮干のスープが纏わりついている、
中華蕎麦9麺1 (2).jpg
中華蕎麦10麺2.jpg
中華蕎麦11麺3.jpg
中華蕎麦12麺4.jpg
濃厚なスープ、煮干の香に豚骨が背後から後詰をして層を厚くしてるような。煮干と豚骨のバランスがいいかと聞かれても上手く答えられないけど。こういうものなんでしょうな。
中華蕎麦14スープ.jpg
スープに混じった刻みネギ、
中華蕎麦15刻みネギ.jpg
メンマは脇役かな。
中華蕎麦13メンマ.jpg
ナルトにも味がついていたのにオドロキ、味付けナルト?
中華蕎麦16味付きナルト.jpg
後半、豚バラチャーシューがほぐれてきたところ、他は小ライスのおかずに消えてしまったという。
中華蕎麦17豚バラチャーシュー4ほぐれた1.jpg
中華蕎麦18豚バラチャーシュー5ほぐれた2.jpg
自分はレアチャーシューよりも豚バラ肉の煮豚チャーシューの方が好みだね。そっちの方がジューシーだった。
こういう専門店はスープ量はそんなにないと相場が決まってるので、後半に切れた麺やチャーシューの屑やネギの残りをすすってたらスープを飲み過ぎてしまったかもしれない。
「ごっそさん」
私はカウンター上に空いた丼、他を載せた。
「あ、どうもぉ、ありがとうございますぅ、」
「扉は少し開けといていのかな」
「お願いしますぅ、またお待ちしていますぅ、」
ボウガ6.jpg
ボウガ8.jpg
いい店、いい感じの店主だがときおり垣間見られる緊張感、奥さんや割り込んだテイクアウトオーダーへのイラっとした口調、店主の前だけにそれがLIVEで見られたという。それは客が見なくていい世界だが、私は店主のメンタルに同化して「わかるよその気持ち」なのも多少あったのです。
コメント(4)