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船山温泉 後日譚 [船山温泉]

東名高速下り鮎沢PAです。5月に納車された新車のボード上にドライヴの御守プチ公と相棒のヴィーが鎮座している。
慣れない新車と局地的な豪雨で、いつもクソ生意気な口をたたくプチ公も口数が少ない。
雨脚が弱まるのを待ってWCを済ませる。
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今回は往路も復路も前が見えないほとの大粒な局地的豪雨に出くわした。
加えてまだ慣れてない新車(2月に発注して5月にようやく納車された。)の使い勝手がようわからず、くるまと身体が一体感になっていないのだ。
私はマニュアル読むのが苦手でね。あれはダッシュボードに入る大きさの小冊子だからフォントが小さいんだよ。
「乗って慣れないとね」(ジャン妻)
くるまの運転が好きじゃないのだよ。厭う気分にもなっている。最近のくるまはよく喋るね。ますエンジンボタンを押すとオンナの声で「営業所からメッセージがあります」それを再生しないとずーっといちいち出るのだよ。
走ってると時々「フォン!」警告音が鳴る。なんで鳴るのかわかんなかったが、見てるとどうも制限速度をオーバーすると鳴るらしい。これはうるさいね。30km制限の住宅地を走っててもフォンフォン鳴りやがるんですよ。
バックで停めようとするとピッピピッピピッピ警告音を鳴らしながら喋りやがる。
「左斜め後ろです」、
「右斜め後ろです」、
「後ろです」、
いちいちウルサイ。「うるせぇぞこの野郎」ってなモンです。
こないだは路肩に停車しようとしたら、生えてる濡れた草にタイヤやボディが触れて、ピピピピピピ・・・エンジン切るまで鳴ってやがったからね。黙れっての。
自分は群馬や静岡でレンタカー慣れしていたつもりだがいつも旧型のコンパクトカーだったので、今のくるまがこんなにペチャクチャ喋るのかと辟易した。
今日は雨、雨が降って自動感知するセンサーワイパーの間隔操作がワカラン。
雨で暗いから自動で勝手にライトが点くんですよ。人間がくるまに支配されてる感がイヤなんだ。

御殿場JCTから敢えてトンネルの多い新東名に入ったが、そのまま走ると新清水JCTから縦貫道で北上する距離が長いので、富士宮ICで下りて富士ICで再度東名に入り、富士川スマートSAで52号線を北上するいつものルートで来ました。
今後、くるまの写真は載せないことにします。前のくるまは17年乗ったけど、プチ公を置いてたのと車種で身バレしたからね。

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廊下に置いてある釜飯の台の数で今日の客がわかる。5つしかないぞ。うち3つは小さい台だからおひとり様客らしい。コロナ禍のせいか、おひとり様客が増えたそうだ。
客が少ないせいかT館長は日中は休みだった。若女将と右腕のKさん、掃除部の最古参Mさん他で廻してるみたい。館長は後で「やっと休めましたぁ」とか言ってたけど、彼の場合、ホントは休めるのに休まない、人に任せないタイプなんじゃないのかな。いなきゃいないで廻ると思うけどね。

湯はいつ行っても空いてた。5組しかいないからね。たった5組なんて、大丈夫か船山?
換気をよくする目的でか、大浴場は更衣室と外の露店の扉が開けっ放しになっていた。
「そういえば開いてたね」
「熊が入ってきたらどーする」
「まさか」

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夕餉はまーいつもの毎度毎度ですが、酸っぱいマリネ、ゴーヤ、茄子、苦手な食材が多かったかなぁ。
T館長は夕餉になってから現れたが実はお休みなので、すぐ母屋に引き上げたよ。なのでフロントには若女将がずーっと鎮座して対応していた。女性が電話口に出るとやわらかい応対になるのでいいね。
その若女将がフロントにいて食事処に現れなかったのは、客数が少ないのもあるけど、手首に包帯を巻いていたんだよね。痛々しかった。腱鞘炎ということにしておこう。
「まさか夫婦喧嘩じゃないだろうな」
「だから館長も休みだったりして」

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宴59ジャン妻がよそう1-1.jpg宴60ジャン妻がよそう2-1.jpg
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215室は雨の音と川の音が混在している。
いきなりブラックアウトになった船山館です。

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朝餉も毎度毎度です。チャーシューが前より脂身が増えたような。チャーシューを味噌汁に入れて豚汁にしてみたがあまり意味なかった。
甘露煮が美味しい。煮物はタケノコとジャガイモが美味しい。
地元の豆腐屋が廃業してしまい、スーパーのクソマズいパック豆腐に辟易して殆ど豆腐を食べない毎日になってしまったので、足軽の陣笠をひっくり返した自家製(と謳っている)できたて豆腐がメチャ美味しくなった。冷めた味噌汁にも入れた。
5組しかいないので、ジャーのご飯はチョー少なかった。2杯喰ってしまった。私のお替りのせいで食べられなかったお客がいたらゴメンなさい。

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部屋に戻ってから気が付く私もどうかと思うのだが。
前々回宿泊時に部屋のベッドの脚に足の小指をぶつけて突き指&裂傷して応急処置したという痛い経験を喉元過ぎて完全に忘れていた。
(前回はジャン母が他界したので初めてのキャンセル、予約を取り直したので隣の和室213号だったんだよね。だから今日まで知らなかったという。)
その過去記事は、今年の1月で、
「朝餉、切傷、突指」
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2022-01-03

私は歩き方が傲慢で、さして長くもない足が左右に出るんですよ。会社の事務所でも他人が座ってる椅子のキャスターをしょっちゅう蹴っ飛ばしてるし。
チェックアウト前に気が付いたんだけど、ベッドから下りてベッドとベッドの間をいつものように闊歩したらまたぶつけたんだけどぜんぜん痛くなかったので、見たらベッドのサイドにベニヤか何かの板が張ってあったのだ。過去に散々ぶつけたベッドの脚が隠れてる。

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写真を撮って、会計時にT館長に見せたのだ。
「ベッドの脚の部分を板で隠したのは、こないだ私がぶつけて部屋で流血したから?」
「仰るとおりです。あっ、またネタにするんでしょう」
T館長は私への警戒感がアリアリである。ネタは探すもの、膨らますものだよ。この宿を知り得て間もない頃からぶつけていて、一度だけアンケートに「ベッドの脚に足指をぶつけて痛い」って書いたんだけど長年スルーのままだったのだ。なるほどアンケートに書くだけではなく、ああやってBlogにUpして晒すと結果が出るんだね。
T館長は即座に215室ベッドを補修したらしい。だって畳をポタ、ポタ、ポタ、血で汚したし、それをネタにUpしちゃったからね。でもあれは怪我したのを言いたかったんじゃなくて、館長自らスッとんで応急処置してくれたことを言いたかったんだけどね。
「他にも怪我した客がいたんじゃないか?」
「いないわよ」
私は飲み屋でも宿でも自分の口から常連だなんて言わないが、今回は言わせてください。宿で急な発症、怪我、そういうアクシデントに見舞われてこそホントの常連だと思うのだ。
船山では突き指裂傷、腰痛、バンパー破壊、
蕎麦宿では足首裂傷して女将さんのくるまで下郷の病院に搬送されて2針縫った、あともう1回何かあった気がするな。
伊豆八幡野「さらの木」でも急性腸炎、腰痛、
一期一会の宿ならそういう確率は低い。ずーっと利用して回数多くなったらアクシデントの確率だって高くなるさ。
「それでも懲りずに繰り返し利用するのがホントの常連だ。」
「それは違うと思うけど」
初訪の宿で何かアクシデントや不具合があったら止めた方がいいけどね。

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帰りも大雨に見舞われた。こんな天候でも大和峠を下ったうなぎ屋さんは満車だったから凄いものだ。
その先から大豪雨、前のダンプや対向車線の大型車が水を撥ねやがってからに。
楮根から万沢口を左折して富士川を渡るまでザァザァ降り、芝川から富士川SA~東名に入って走る先々で局地的に大粒の雨だった。
まだくるまに慣れてないのに。
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213号室 [船山温泉]

往路1次の駅は内船.jpg
富士宮を過ぎた身延線特急「ふじがわ」次に停車する駅の表示が「内船」になった。
特急ったってちっとも早くない。線形が曲がってばかりなのでゆっくり走ってる。速度は各駅と変わらない。日比谷線みたいだ。
中間駅に停車しないで通過するだけである。
今日も電車です。くるまのハンドルを握る気になれなかったのだ。いろいろあってね。集中力が散漫になっているのです。
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内船駅に着いたらT館長の片腕、Kさんが送迎バンで迎えにきてくれてた。
ああ、来てくれたんだ。
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「事前に連絡したの?」
「う~ん、したたかもしれない。タクシーで行くからいいよって言ったような」
「でもそれじゃぁTさん(館長)の気が済まないでしょう」
「電車の本数少ないし、3時前に着く、ぐらいは言ったかなぁ」
「電車で?雨降りますよ。身延線は雨に弱いんで」そんな風に言われた気もする。どうも記憶が曖昧で、いつもみたいな「行くぞっ!」気合が入ってないのだ。
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Kさん運転バンから見た船山川、ボーッとしながら見てた。
我に返ったのは、ジャン妻の非難するような声音、
「結構、距離あるじゃない」
「・・・」
黙ってスルーしようとしたら、Kさんが「よくこの距離を歩かれましたね」
前回、駅から宿まで歩いたのです。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2022-01-01
「1時間くらい?」
「1時間じゃ着かなかったわよっ」
寂れた旧身延街道沿いも長かったが、船山川に沿って左折してからの1本道もまた長いのだ。
よう歩いたな。。。
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杉尾堰堤の手前、対岸に、これまで知らなかった滝が2条あるのを目撃した。今日は小雨だし、散策する気分ではないが、次の枯葉シーズンには散策に行ってみたいものだ。
小雨が降っているので、正面玄関坂から見たいつもの宿前景写真は無しで。
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部屋は和室213、よく利用するベッドルーム215の隣です。前に1度、利用したことがある。窓が一方向しかない代わりに蟄居閉門気分で寛げます。和室だけど低いベッドが入っている。
(今の自分は、この暗い部屋が相応しいさ。。。)
気分がやや沈んでいてね。それは今でもときどきね。薄皮を剥がすように良くはなっていますけど。
窓から見た中庭の風景も気持ち右にズレている。L字の曲がり家なので、隣から見えないように、こっちも見ないように多少は気を遣う。
さらの木みたいにレースのカーテンでもあればいいのにね。
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「前にも泊まったね」
「あっちの215室は川に面してるから、大雨のときは濁流の音がものすごいからな」
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1階廊下を歩いてたら今日の宿泊客数が少ないのがわかった。大きい釜飯が4つ、小さいひとり客用のが3つ、計7室しか埋まっていなかった。
「大丈夫か?」
「明日は満室ですので大丈夫です」(Kさん)
2室は予約を受けないで空けておく方針だという。密を避ける為らしい。大浴場も5人までとなっている。滞在中、私は風呂で他のお客とカチ合わなかった。
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その食事処のひとつ「あじさい」が閉まっていて、中からT館長の声が聞こえた。
(電話中か?)
電話ならフロントでかければいい。マスコミの取材でも受けてるのだろうか。いや、そんな感じじゃないな。スタッフの新規採用面接かな。
まさかスタッフの誰か(掃除部の古参、Mさんとか)が何かやらかして叱ってるんじゃなかろうかと勘繰った。でもそんな強い声音でもなかった。
聞き耳を立てても内容が理解できないのは私がT館長が発する専門用語に疎いからでもある。
その場を離れた。後で聞いてみようっと。
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清水、渓流、撮ってないけど二人静、ハシゴ湯して部屋に戻ったら今度はジャン妻の業務声が聞こえた。平日金曜だからどうしても着信が入ってしまうらしい。
「外の廊下まで聞こえたぞ」
「壁に向かって話してたんだけど」
「隣(215)に聞こえるから声のトーンを落としなさい」
ジャン妻もT館長もB型(ですよね?)だから、どうも業務ネタは長くなる。だいたい宿で仕事の電話なんかすんなよ。
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私は気を紛らわせる為に、持参した藤沢周平の短編を読んでソファーで眠ってしまった。寝てるときだけ沈んだ気分を忘れてた。

夕餉のコールが鳴る白い電話はTVが格納されてる納戸の中にある。プルルルル鳴っても「何処で鳴ってるんだ?」探すのにバタバタする。それもコードが絡まってほどけなかったりする。
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先日のキャンセルをお詫びする。さらもそうだったけどちょっとあってね。申し訳なかった。
前回から刺身は、岩魚、鱒、の2種盛りになっている。スーパーなんかで売ってる海産物の刺身なんかより格段に美味しいです。
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山のご馳走、若女将から説明聞いたけど殆ど忘れた。地産の素材を使ったパイ包み、キッシュ、筍、ウドとか。自家製の山ソースも。
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稚鮎が毛布に包まってるぞ。これはママの手書き黒板メニューの店で出たワカサギを春巻きの皮で巻いて揚げたのに似てるな。
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お客が少なかったのせいか、フロントをKさんに任せてT館長が現れた。
そして経営談義というか、船山温泉の今後や、もしかしたら異業種への転換、事業の拡大とか、夢と現実を語られるわけですよ。立ったままでね。椅子を持ってきて座ったら宿側と客側の垣根がなくなってしまうからね。
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鍋の蓋を開けた。湯気がモワァ、猪鍋がグツグツ煮えている。
「まだ早くないですか」
「野菜類は若い方がいいの」
そしたら椎茸を1個まるまる取ってしまった。傍らにいる館長が、
「椎茸お嫌いでしたっけ」
「ええ、食感がね。シメジやエノキ、舞茸とかはいいんだけど」
「どんな野菜はお好きなんですか?」
「ネギ、白菜、キャベツ、春菊とかかな」
観念して椎茸を自分の器に移してガブリッ、ヌルッとした感触、エグッとした旨味、こういうものなんだね。
椎茸が苦手なのをLIVEで見られてしまったので、野菜を食べる人でもあるんだよと言い訳するハメに。ジャガモ、タマネギ、ニンジン、ピーマン、ブロッコ、蕪や大根とその葉っぱとか好きだよっ。
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談義は続いている。もう猪鍋が煮えてるのに、会話に夢中なジャン妻はイワナや鱒の刺身に手をつけていないのだ。部屋ん中がどんどん温まってきて、刺身の鮮度が落ちやしないかと。
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「さっき、向こうの部屋(あじさい)から声が聞こえたんだよな」
やはり面接だったらしい。宿の理念というか、そういうのを聞かされてたんだろう。若いのはT館長に何かを聞かれても返せるかどうか。
その実習生さんは今日から客席に出てるのかな。館長は渋ってたけど呼んで貰った。インカムで呼び出すのです。
「電話が鳴ったら3回コールで出なさい」なんだって。ビジネスマナーの基本で、電話のワンコールが3秒だから、4回だと10秒を超えてしまう。そうならない為に3コールなのです。
指示には3秒で返事するんだったかな。(合ってますか?)
注文したものは3分で持って来る。(ですよね?)10分だと待たされる感になってしまう。私は3分でも待たされる感がするけどね。
現れたのがこの方、
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「こちらお客様は、当館にとって大事な。。。」
大事というかヤバい客かもしれないよ。いい若者だったな。肚の底は伺いしれないけど、自分が面接しても取り合えず採用候補にはするだろう。
将来の有望株には違いないが、宿や飲食店ってのは定着率が決して高くない。次回来るときにまだいるかどうかはわからない。T館主の厳しい指導に辛抱できるかどうかだね。
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T館長と若女将の揃い踏みであります。
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ご尊顔をボカすのがもったいないくらいいいご夫婦なんだな。お似合い過ぎである。
若女将は美容院で前髪を切り過ぎたせいでかえって若くて可愛らしくなられた。
「何処でカットしたの?」
「美容院ですよ」

「南部町に美容院なんてあったか?」

ヘンに声が裏返ってしまった。
「ありますよ。商店街に。前に歩かれたでしょ」
ギクッ!
歩いた、歩かせたネタをムシ返すとジャン妻の眉間が険しくなるのだ。でも確かに旧身延街道の商店街にあったかも知れない。
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私たちはこうやって早い時間に食べてるけど、館長やスタッフは何時頃に食べてるんだろうか。
「21時には食べたいんですけど。そういう時間にコンビニに行っても在庫があるかどうか」

「コンビニぃ?」

またヘンな声を出してしまった。
「コンビニ弁当とか食べたりしませんか?」
「食べないね。ホカ弁(死語か?)ならともかく」
「この人(私のこと)そういうの絶対に食べない。」
それだと世間知らずか贅沢者に見られかねないので、
「サンドイッチぐらいなら買うよっ。っていうか、コンビニ弁当なんか買ってったらこの人(ジャン妻が)怒るよ。崎陽軒のシウマイ弁当ならOKだけど。」
ウチだってコロナ禍の在宅勤務普及や、時間外勤務が無くなったので、遅くても20時には食べてる。下手すりゃ18時過ぎとかにね。

「だけど南部町にコンビニなんてあったか?」

これ、さっきからバカにしてんじゃないですよ。あったかどうかを確認しただけだからね。
「ありますよっ、富沢IC辺りにできたんです」
「ああ、あったな。新しくできたあれか。あそこまで行くんだ」
大和峠を越えて、ウナギ屋さんを過ぎて、私が猿と出っくわした楮根や落石防止のロックシェッドの先ですよ。
夜なんか真っ暗だろう。24時間営ってるのかな。ロードサイドだから深更でも営ってれば「助かった」「開いててよかった」客は来るだろう。
旅館業は辛いね。他の宿やレストランのスタッフはどうしてるのかな。客の夕餉の前に賄を済ませちゃってるんじゃないか。
船山の賄食ってどんなんだろう。
「こういうの(猪鍋、イワナ)とか出せばいいのに」
「いやいや、お客さんに出すものをそんな」
台風か爆弾低気圧で宿に来る1本道が崖崩れで封鎖になったとき、掃除部のMさんと今はもう辞めていないもうひとりのMさんが足止めくらって部屋に泊まったことがあって「夕食は何を出したの?」って聞いたら「あるもので賄いました」つまんない回答しか返ってこなかったからな。
今宵の館長夫妻の夕食は何だろう。
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美味しい山の料理とT館長とのお話でお腹いっぱいである。話しているうちに沈んでた気分を忘れていた。T館長はそれとなく気を遣ってくれたのかも。
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朝は私にしては寝坊した。7時半くらいに起きた。
雨はまだ降り続いていたが、宿を出て内船駅に着いた頃には止んだ。
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「ご朝食の準備が昨晩と同じ、〇〇の間で整っております」
「昨夜話してたコンビニで買ってきたのが並んでるの?」
「違いますよっ」
階下に下りたら、
「結局昨夜はカレーでした」
「売店で売ってるヤツ?」
「違いますよっ、笑」
甲州ワインビーフカレーのレトルトじゃなかったらしい。
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いつも変わらない朝餉ですが、ジャガイモの煮物がメチャ美味しかったな。ははぁん、昨夜、T館長の夕食はカレーだったからジャガイモが余ったんだろう。
「チャーシュー、いつもより脂が多いね」
「これはラーメン向きだな」
今回はしなかったが、次回、味噌汁に突っ込んで豚汁にしてやろう。
朝19煮物ジャガイモが美味しい.jpg
朝20温泉玉子1.jpg
朝21温泉玉子2.jpg
朝22ジュース.jpg
朝23緑茶.jpg
朝24ご飯.jpg
家の食卓から豆腐が出なくなって久しい。
「美味しい豆腐に出逢ってないねぇ」
私は豆腐を冷めた味噌汁に入れた。
「ああ、そうやって味噌汁を温め直すのね」
ジャン妻も真似た。美味しい豆腐だ。大豆含有量100%ということにしておこう。
朝25豆腐1グツグツ.jpg
朝26味噌汁1グツグツ.jpg
朝27味噌汁2.jpg
朝28味噌汁3具沢山.jpg
朝29味噌汁4クレソンを投入.jpg
朝30グビリッ-1.jpg
朝33豆腐2固まった.jpg
朝34ガツガツ-1.jpg
朝35豆腐のタレ.jpg
朝32味噌汁5冷めてきたので.jpg
朝36豆腐を移す.jpg
朝37味噌汁6冷めたので温め直す.jpg
朝38豆腐3.jpg
朝39豆腐4.jpg
朝40味噌汁7.jpg
朝41ヨーグルトとリンゴ.jpg
朝42何故この子がいる.jpg

朝43朝の渓流の湯1.jpg
朝44朝の渓流の湯2.jpg
朝45朝の渓流の湯3.jpg
朝46渓流1.jpg
朝47渓流2.jpg
朝48渓流3.jpg
この宿のいいところは、朝は一気出しなのと11時チェックアウトだから、どっかの8時に給湯が止まる宿と違って、朝餉の後、チェックアウトまでに余裕があることです。
10時過ぎてから湯に行くようにしています。顔をあたって、剃刀が前よりソフトになった感じがする。
朝49.jpg
朝50.jpg
次回を予約した。キャンセルした分は補填しないとな。
「帰りは歩かれますか?」(Kさん)
「歩くわけねぇだろって」
「もう二度と!」
もうひとりの男性お客様と3人で内船駅に向かった。館長は「今から風呂の掃除で」奥に走ってった。何で館長自ら掃除を。何かのペナルティを己に課したんだろうか。
「若女将に叱られたんじゃないの?笑」(ジャン妻)
朝52.jpg
朝53.jpg
「雨は上がりそうだな」
「そうねぇ」
改めてジャン妻は、これだけの距離をよくも前回歩かせたわねという目線だった。
そして雨は上がった。内船駅は券売機も改札もないしJR東海なので、車内の検察で乗車券を紙で購入する。
「JR東日本の〇〇まで2枚」
「〇〇ですね」
帰りの身延線は各停なので遅かった。ずーっと各停を乗り継いで腰が痛くなったという。
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これで2宿に還ったが、もう1宿はまだ行ってない。先行きがアヤしかったので次の予約を入れなかったのです。
そろそろ電話するかな。。。
昨日、電話しました。。。
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朝餉、切傷、突指 [船山温泉]

シマッタ寝坊したぜ。目覚めたら7:30でやんの。いつも4時とか5時に目覚める私にしては遅過ぎる起床です。神経痛の痛み止め(リリカ)が効いたかな。寝る前に服用したから酒は抜けたけど薬が解毒しきれず残ってる感じがするな。
雨音がする。215室じゃ雨音よりも船山川の流れる音の方が大きかったりするのだが、窓を開けたら小雨だった。
朝1寝坊したら外は雨.jpg
ジャン妻も起きた。いや、起きてた。私より早く。
「雨?」
「そう、シマッタ」
「・・・???」
「昇る朝日が撮れなかった。毎年恒例の元旦記事に使おうと目論んでたんだが」
年末年始は記事の順番を考えるのです。前年度の忘年会記事なんかを新年度にUpするのはバカらしいけど、宿泊記事なら「この記事は昨年度のものです」でも構わないと思っています。元旦に使うつもりの日の出が撮れなかった。こないだ行ったさらの木は木々の間から朝の木漏れ陽が射しこんだ写真があったから、2022年度は船山じゃなくてさらの木に差し替えようかなとも思った。
「船山史家なのに?イカンなそれは」(ジャン妻)
訪宿回数が激減したとはいえ、そう言われて思い直した。雨天なのは仕方がない。諦めよう。
「傘持ってきてないし」
「帰りはまさか歩かないよね」
「送って貰うよ」
朝2電話が鳴る前に下りる.jpg
朝餉まで30分もないので、急いでWCを済ませて、内線で急かされるのがイヤで、8:00を待たずに階下に下りた。
若女将が立っている。
「俺らが下りてきたのをインカムでTさんに伝えるの?」
「ハイ伝えます」
何だつまんないの。先に部屋を出て下りれば、T館主が125室に電話して「あれ?オカシイな?出ないぞ?」になるかと思ったがそうならないのか。そういう悪戯を成功させるには、迂回して201号室の前を通って、クマ公がいる階段を下りてくるしかないな。
先にご飯とオレンジジュースを持って、昨夜と同じ個室へ。1汁15菜の朝餉が待っている。
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朝餉2.jpg
朝餉2-1-1.jpg
朝餉3.jpg
朝餉4フキ.jpg
フキ、フキっていえばさぁ、ジャン実家の庭のフキが刈っても刈っても生えてきてウンザリしたものだよ。植木屋さんを何回か呼んだんだよね。費用がもったいないから自分で刈れってか。草刈は腰に来るんだよ。そっちの方が金がかかりかねない。
青菜、ひとつピョンと横に弾かれてるのは何故だ?
朝餉5青菜.jpg
山女魚の甘露煮、
朝餉6甘露煮.jpg
独特の香がするお新香、間違ってなければ船山のお新香ってちょっぴりガーリックも混じってない?
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チャーシューは甲斐産の豚肉ということにしておく。このチャーシューを後で味噌汁に入れたら豚汁になるっちゃぁなるんだよ。
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カミナリ蒟蒻ピリ辛、焼酎のアテにいいなこれは。
朝餉9雷蒟蒻.jpg
山女魚の一夜干し、アタマから尻尾まで残さず全部食べました。
朝餉10山女魚一夜干し.jpg
煮物、あ、タケノコじゃなくなってる。里芋になってる。ちょっとガッカリ、タケノコなら崎陽軒のシウマイ弁当に入ってるアレとほぼほぼ同じ味で美味しかったのに。
朝餉11煮物タケノコじゃなくなった.jpg
温泉玉子、これを1杯ズズズッとすすったら粗相をしてしまった。白身を作務衣の膝と畳にこぼしてしまったのである。急いでティッシュで拭いた。恥ずかしいったらありゃしない。
朝餉12温泉玉子.jpg
白いご飯やや大盛り、
朝餉14ご飯.jpg
オレンジジュース、
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サラダ、宿の素材として出し難いキャベツがたぁくさん入ってる。コンビニのサラダより美味しい。サーモンが載っているぞ。
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自家製ドレッシングなのかマヨネーズなのか。それをベットリ投入したらどっかの蕎麦サラダみたいになった。
サーモンの刺身にマヨドレをかけるなんてカルパッチョの域を超えているね。いいんです。前にT館主が言ってた。自分で作る船山の味です。
朝餉17サラダ2.jpg
朝餉18サラダ3.jpg
朝餉20サラダ5.jpg
朝餉21味噌汁1.jpg
味噌汁、一応具はそれ也にあるのですが、タマネギ、ニンジン、薄揚げ、青菜、細かくカットし過ぎで、ブ厚いおたまですくい難いのは相変わらずです。個人的には大根、ネギがいいけど、それだと家の味噌汁と同じになっちまうからね。
2杯めの味噌汁は鉄鍋を傾けて残り汁をすくおうとしたら指先を火傷しそうになった。
朝餉22味噌汁2.jpg
朝餉23味噌汁3.jpg
朝餉24味噌汁4.jpg

朝餉25豆腐1.jpg
足軽の陣笠をひっくり返したような鍋の蓋を開けたら自家製の船山特製豆腐が固まってきてる。地元の豆腐屋が廃業してから今日まで1年以上経ったが、ここ船山温泉の豆腐以外に美味しい豆腐を食べたことない。水っぽいスーパーの豆腐ばっかりです。
豆腐をおたまですくって取り皿に移す、
朝餉26豆腐2.jpg
朝餉27豆腐3.jpg
朝餉28豆腐4.jpg
朝餉29豆腐5.jpg
朝餉30豆腐6.jpg
朝餉31豆腐7.jpg
味噌汁にも移すことで、冷めた味噌汁が熱々に蘇るという。
朝餉32豆腐8.jpg
朝餉33豆腐9.jpg
朝餉34豆腐10.jpg
朝餉35酸っぱい.jpg
酸っぱいデザートを食べてたら突然、強烈な陽が射したぞ。
「何で今頃になって陽が射すかなぁ」
「部屋に戻って写真撮る?」
「いいやもう」
ドタドタ戻るのも慌ただしいし、部屋に戻った途端に雲に隠れちゃったら馬鹿馬鹿しい限りだし。
ジャン妻が巨体を倒して「せめてこの陽射しを撮りなさい」って。そこはBloggerの妻でもあるわけよ。
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部屋に戻る途中、見上げた御殿山の雲が今まさに晴れようとしているところ。
朝餉後2御殿山1.jpg
朝餉後3御殿山2.jpg
朝餉後1晴れた1.jpg
中途半端な晴れ方だな。あともう1回湯に浸かって11:20の身延線で帰るだけだが、思わぬアクシデントが。
私は渓流の湯に行こうとベッドから起き上がって、2つのベッドの間を普通に歩いてたつもりだが、右足の小指にガツーンと激痛が走ったの。
あ、やっちゃったって思った。よくやるのよつま先をぶっつけるのって。階段を昇ってちゃんと足を上げてるつもりが上がってなかったとかね。
目を剥いて唸りながら苦痛に耐えたよ。
「またやったの?」
左足だけで突っ立ってるなんてことはできないので、ベッドに腰を下ろして右足を宙に浮かせて苦痛が消えるのを待ったんだけど、気が付いたら小指の先から、ポタ、ポタ、ポタ、
「あ、出血してる」
「あ~あ」
「フロントに行って、絆創膏か何かを貰ってきてくれないか」
アクシデント1小指を裂傷1-1.jpg
アクシデント5かけつけたT館主-1.jpg
急いでスッとんできてくれた国際救助隊?とT館主、後でジャン妻に聞いたんだけど、フロントにT館主が座っていて、
「バンドエイドある?」
「どうされたんですか」
「ベッドの脚を蹴っ飛ばして血が出てる」
バンドエイドはフロントにあったんだけど「もうちょっと大きいサイズはない?」って聞いたら「じゃぁマキロン軟膏もあった方がいいですね」と相成って、持ってきてくれたのがこれ。
アクシデント6応急手当.jpg
ドルマイシン軟膏?
「ゼリア新薬か・・・」
成分を見た。抗生剤2種類と、副腎皮質ホルモンか。
バシトラシン250単位、フラジオマイシン硫酸塩3.5mg(力価)、ヒドロコルチゾン酢酸エステル2.5mg
「何処にぶつけたんですか?」
「そのベッドの脚だよ」
アクシデント2ぶつけた場所1.jpg
アクシデント4ぶつけた場所3.jpg
「家でもよくぶつけるのよ。こうやって(膝から下を外に突き出すように)エラっそうな歩き方をしてるからよ」
「ウチの温泉が効きます。足湯してってください」
単純硫黄冷鉱泉が傷にどんだけ効くかはわからないけど、館主が言うんならそれ也に効くんだろと思った。後でウイキで見たら切り傷に適応するってなってたけどね。
「自分も猫に引っ掻かれたときに浸けるんで」
ああそうなんだ。そのネコ、昨日チェックインした時に見た。私のカオを見たら逃げてったけど。
でも今はまだ出血してるし、他のお客が食後の朝湯に向かう頃合いだから、そこへ血を出した自分が行ったら脱衣所でも湯舟でも敬遠されるは必定である。温泉=湯治=傷の治療に来たなんて構図が理解を得られるとは限らないしな。しばし待とう。
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「何をドジやってんだよ」(プチ公)
「少しは怪我人を労われ」
「バカは労わらないし、ここは病院とは違う」
「これっ」(ジャン妻)
応急手当した右足をベッド外に投げ出して、寝転がって天井を見上げてるとこ。
アクシデント8右足を投げ出して寝転がってるとこ.jpg
空いた頃合いを見計らって渓流の湯へ。足湯どころか全身で入ったよ。
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アクシデント10傷には温泉が効くそうです2.jpg
アクシデント11傷には温泉が効くそうです3.jpg
風呂から上がって部屋に戻って、再度マキロンと軟膏を塗って絆創膏を貼りなおす。
これらの傷薬は何処で買ったんだろ。船山に来るまでの身延街道にあったHACドラッグは閉店して廃墟になってるし。道の駅とみやまに隣接してるウエルシアかな。
T館主自らがスッ飛んできてくれたのは、当然業務の一環でもあるけど、従業員に任せたらBlogに何を書かれるかワカランという懸念もあったんじゃないか。
チェックアウト1すっかり晴れた.jpg
すっかり晴れ渡った。今頃晴れやがって。夜明けの日の出が撮れなかったのが残念だ。
チェックアウト2痛む足を引きずって.jpg
チェックアウト4支払い中.jpg
鈍痛が残る足小指を引きずってフロントに下りて会計、次回予約、
「さぁ歩いて帰るか」
「冗談でしょっ」
身延線の時刻に合わせて若女将に駅まで送って貰う。
「大丈夫ですか?笑」(T館主)
大丈夫なわけないけどそこはやせ我慢、
「切り傷の痛みより、突き指の痛みの方が勝ってきたな」
「足湯入りました?」
「ウン、入った。出血は止まった気がする。ったく自分でネタを作っちまってどーするって」
そこらにあるテーブルの脚を見歩きながら、
「こうやって歩いてても、またぶつけないかって。トラウマになっちまうかもな」
チェックアウト3またぶつけないようにしないと.jpg
後で私は負け惜しみのような強がりを言った。
これだけ訪宿回数を重ねてたらこういったアクシデントに見舞われることだってあるさと。
蕎麦宿では足を切って女将さんのくるまで会津下郷の病院で3針縫ったし。自費で。
さらの木では急性胃腸炎と腰痛、
船山でも腰痛とくるまのバンパー破損、そして今回の突き指、
通い慣れた宿で体調を崩してこそ常連客の証だって。
「関係ないと思う」(ジャン妻)
この日の翌々日、今度は軽いギックリ腰に見舞われて会社を休んじまった。そしたら小指の痛みは消えた。
チェックアウト5船山館1.jpg
チェックアウト6船山館2.jpg
チェックアウト7若女将に送って貰う.jpg
若女将の運転で内船駅へ。昨日歩いた商店街を走った。10分もかからなかった。
もう駅から歩くなんてバカなことはしないぞ。タクシーだったら幾らなんだろ。
内船駅3駅構内1.jpg
内船駅6ホームへ上がる.jpg
内船駅7富士方面電車がキタ.jpg
ちと困惑したことが。内船駅は自動改札も無いしSUICAやPASUMOにも対応してないのだ。だいたい券売機すらないからね。駅舎の窓口は塞がれてるし。
車内で乗車券を購入するか、下車駅か途中駅で自己申告するのかな。めんどいなぁ。
車掌が乗務してればいいが。ワンマン列車だったらどうすんだろうと懸念したが、幸い身延、山梨方面の列車と行き違い交換時間を要したので、ホーム上に長閑に突っ立ってた運転手兼車掌を目で呼び世でて、
「JR東日本の〇〇まで換える?」
「〇〇ですね」
車内1検察1-1.jpg
車内2検察2-1.jpg
ペラペラの紙切符が印刷された。自動改札機はご利用できませんってそんなんわかってる。最寄り駅で提示したよ。
車内3列車交換.jpg
車内4.jpg
富士駅、熱海駅とも乗り換え時間が短い。ずーっと座りっ放しで3時間、ケツが痛くなった。
最後にこれを。
ジャン家のアクシデント防止策-1.jpg
これはジャン家のベッドの角、ご覧のように家でもよくぶっつけるので角っこに養生テープで布を巻いてるのよ。それでもぶつけるという。
船山温泉の215号室と違って床が汚いので埃のたまった箇所はボカしてあります。
「だったら埃を拾って捨てなさいよっ」(ジャン妻)
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歩き疲れた後・・・宴 [船山温泉]

宿入り1.jpg
船山温泉は13時からチェックインできます。内船駅から歩いての到着時間は15時過ぎだから2時間損したって?そういう考え方はしない。蕎麦宿やさらの木といった普通の旅館のチェックイン時間と同じだ。
宿入り2部屋215室.jpg
勝手知ったる部屋への案内は固辞した。さきほど私らをくるまで追い抜いて、ほぼ同じ時間に駐車場に入ったお客さんを案内、対応して貰った。
「後で生ちょーだい」
「かしこまりました」
「ビール。。。ビール。。。」
うわ言のように呟くジャン妻、
「入ってからね」
「サッと出てビール」
宿入り3清水.jpg
宿入り4渓流1.jpg
宿入り5渓流2.jpg
ロビーのソファーで生ビールを飲んでるところ。
宿入り6生ビールで潤す-1.jpg
「今日はどうして電車で来られたんですか?」(Kさん)
「神経痛ですよ。首から右肩、右肘、左手の痺れが再発したの。薬(リリカ、ファイザー)飲んでるんで。副作用で眠気があるので長い運転がね」
「湿布とかされてます?」
「神経痛は湿布じゃ効果ないよ。内服薬しか効かない」
前に船山で軽いギックリ腰になったこともあるしな。さらの木でも。今回も船山から戻った翌日に腰痛が再発するのですが。チェックアウト前にもアクシデントがあったので後述します。
どうも私の中に何か痛むモノノケがいて、足首だったり腰だったり、首から左腕の神経痛とか、体内をあちこち駆けずり回って痛くしてるような。
そんな話をしてたら、
「どうもいらっしゃいませヘヘヘヘ(笑)」
何やらヘンな笑い方をしながらT館主が現れた。また電車で来た理由を説明するハメになり、
「高崎とか静岡で運転されてますよね」
何故T館主がそんなのをご存じかというと、拙Blogを見てるからですよ。
「あれは現地でレンタカーを借りるんで、長距離をずーっと走ってるんでもないのよ。」
「で、何でまた駅から歩いて?」
「ネタにしたかっただけ」
こういうことを言うとT館主は警戒する。今回も何を拾い上げて書かれることやらって。

今回は歩き疲れた。いつも歩いてる私が。何でだ?
ああ、そうか、日頃、業務で歩いてばっかりで日に2万歩、多いときは3万歩を超えて歩くんだけど、公用だと歩く、電車、窓口、また歩く、支店、歩く、電車、電車内で寝ちゃう、また歩いての繰り返しで、途中途中で歩行停止してちょっとひと息、ちょっと一服状態になってるんだよな。
内船駅からここまで1時間20分かかったけど、普段1時間以上も歩きっ放しってことはないからね。
意外に遠かった。距離にして5kmぐらいだろうと思ったが実際はもっとあって6kmちょいくらい。船山川を渡って右折して、ここまでの直線が長かったな。
「他にそういうお客さんいます?」
「稀にいますね。登山やられている方とか」
そういう酔狂なヤツが他にもいるんだ。
「お帰りは?」
「歩く」
「イヤよっ」(ジャン妻)
「送って貰おうか」
11:20発の身延線、富士宮、富士方面の電車しかないのだ。10時台はないのです。
あっぷるうおっち.jpg
「Apple Watghの充電器ってある?」(ジャン妻)
「あっぷるうおっちですか?」
ジャン妻が腕時計タイプを巻いている。「いつの間に買ったんだ?幾らだ?」と詰め寄ったら結構な値段で家内稟議が必要な金額だった。通話もできる。地球防衛軍ウルトラ警備隊が腕に巻いているようなあれですよ。
その充電器を忘れたんだと。ジャン妻は私と違ってアイフォン2種(業務用と個人用)、I-Pad、ノートPC、日頃っから遊べる電子機器をやたらと持ち過ぎではないか。そのせいでどれがどの充電機とコードだったかわからなくなるらしい。
新しもの好きなT館主なら持っているんじゃないかと話を切りだしたら、T館主、片腕のKさん、若女将、ジャン妻たちが「これがそうではないか」と吟味しているところですよ。私はそんなのに興味ないのでソファーに座ってたんだけど、聞こえてきたのが、
「リンゴのカタチした時計じゃないですよね」
私はそこだけ大笑いして立ち上がった。
「聞こえたぞ。何だそのリンゴのカタチした時計って?」
誰が誰に言ったかは伏せます。
「ちょっと休む。寝るワ」
「またのちほど」
そう言い置いて部屋に戻っただけど、13時にINするところが15時INだと蕎麦宿やさらの木と一緒で、すぐ時間が経っちゃうんだよね。
ひと寝入りして目覚めたら外が暗くなっている。灯りが敷地内を照らしている。
そろそろ宴の時間1.jpg
あと30分で宴の時間、その前にもうひとっ風呂、殆ど貸し切り状態、サムいから長く露店にいられない。
宴前21渓流1.jpg
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宴前24渓流4.jpg
そろそろ宴の時間2.jpg
17:50頃になるとフロントから内線で「フロントでございます。ご夕食の準備が整いました。1階食事処の〇〇の間へどうぞ」架かって来るけど、鳴る前に出て下りてきちゃった。
今頃、部屋の内線が鳴っているだろうなと悪戯心を出したつもりだけど、翌朝に聞いたら、下に突っ立ってた若女将がインカムで「〇〇さんお見えになりました」とインカムでT館主に伝えるんだって。ツマンないの。
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こげ茶色のテーブルクロスの上に深緑色の重厚な皿の前菜、黒い皿にイワナとアユの刺身、猪鍋のミニコンロ、後で出て来る牛肉のミニコンロ、食前酒とビール、がスタンバイされている。
外は暗いし部屋ん中も明るくないし、テーブルクロスも皿も地味な色合なので、ハッキリ言って見ためは映えないですが、山の幸ってそういうものでしょうね。地味だけど質実剛健です。
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宴3.jpg
説明されたけど忘れた。ブロッコリーと蕪、そのまんまジャン、見りゃわかるじゃねぇかって。でも傍らにチョンチョンとあるオリジナルソースがイケるんですよ。
マヨネーズでもいいんだけどね。
宴4ブロッコリーと蕪.jpg
里芋を潰して揚げた真薯に赤い何かがチョンと載っている、
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山女魚の唐揚げが何かの自家製ソースに載っている、野趣なようで意外と自家製ソースに拘る宿でしてね。
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蓮根と銀杏の炒め物、これ美味しかったな、可能なら追加オーダーしたかったくらい。炒め物に弱いんですよ私は、
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甲斐の国産の何とかポークをすり潰した何か、
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ナマス、
「これ、酸っぱいんだけど」
「そりゃそうよ。これぐらいで酸っぱいの?」
「頬が痛い」
酢は味ではない。痛みだ。拷問だ。
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川魚の刺身2種、甲斐の国産、忍野のイワナと何とか鮎、いったん海に出て川に戻ってきた鮎?って言ってた。
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何故くるまじゃないのにこの子(ドライヴの御守)がいるのか。
「イワナ、小さくなったわね。プチみたい」
プチ公はムッとした。
私も小さくなったと思う。もう10何年前になるけど船山に来だした初期の頃はもっと身も盛りも大きかったがな。
今度、比較写真を並べてUpしてやろうかなって。
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宴22猪鍋1.jpg
火を入れる前の猪鍋、船山ではぼたん鍋とは呼ばない。シシナベです。ぼたん鍋みたいに花が開くようなアレンジをしてない。
今日は薄切りだな。その方がいい。すぐ柔らかくなるから。豚肉と違って猪肉は煮込めば煮込むほどやわらかくなるのですが、あまりに過ぎると野菜のシャキシャキ感が失せてしまうんだな。
猪鍋が煮えてきたところ、
宴23猪鍋2.jpg
宴24猪鍋3今日は薄切り.jpg
湯気がモワァ、
宴25猪鍋4湯気がモワァ.jpg
湯気を鼻息でフンッと吹き飛ばす、
宴26猪鍋5湯気を吹き飛ばす1.jpg
白菜、椎茸、エノキ、青菜、茎、カボチャとサツマイモも。
「ネギが少ねぇなぁ」
「・・・」
アンケートに「ネギをもっと欲しいな」って書こうかな。でも書かなくてもこの記事を見るだろT館主は。
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宴29猪鍋8おたまでよそう1.jpg
宴30猪鍋9おたまでよそう2.jpg
宴31猪鍋10.jpg
宴32猪鍋11ネギが少ねぇな.jpg
宴33猪鍋12見事な猪肉.jpg
こっちも齢を重ねて若い頃ほど食べられなくなってるから、宿側にその旨が通じてちょうどいい量になってます。
スタッフが足りないのかT館主自ら鍋を下げに来たんだよ。脂身が残ってたのを「食べましょうよ。猪の脂は身体にいいんです」
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イワナ素揚げ、サツマイモの天ぷらが添えられています。
赤いのは赤蕪です。
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「アナタはイワナの塩焼きはアタマからガブッといかないのに、素揚げは平気なの?」
「ウン、そんなに大きくないし」(ジャン妻)
刺身もそうだけど、素揚げも前より小ぶりになったような。蕎麦宿のイワナの方がデカいぞ。
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「赤蕪、今、美味いっ」
「・・・」
ジャン妻が反応が無いので、
「この赤蕪はどうだ?」
「・・・」
「う~ん、いかん、いかんぞ」
「わかったわよ」
これだと何だかわからないでしょうけど、三屋清左衛門残日録ですよ。北大路欣也さんバージョンじゃなくて、仲代達也さんバージョンです。
奉行の佐伯熊太が赤蕪を摘まむ場面ですよ。最初の台詞は清左の隠居部屋で赤蕪を摘まんで、次の台詞は料理屋涌井の女将が変わっちゃって、女将が変わると味まで変わると言いたいわけですな。
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「コラコラ、子供は酒なんか飲むんじゃない」
「何をっ」
プチ公は成人した大人ですがチビなので酒量が少ない。食道のオバちゃんみたいなMさんが持ってきた熱燗は「笹一」ではなかった。笹一熱燗はメニューからも消えていた。代わって出てきたのが「春鶯囀」だったかな。何て読むんだこれ?
こんな小難しい漢字の酒を傾けながら話す宴の話題も小難しい話になって。12月に船山に来るのはクリスマスではなくジャン妻の誕生月だからですが。でも今回はこれまでとは違ってジャン妻は私より先んじて正社員として残り1年を切ったわけですよ。そして私も来春にはそうなる。あと1年どーする?その後は?って。
ジャン妻にはひとり後継者候補がいるけど、その女性はすぐいっぱいいっぱいになっちゃうんだよな。
「過ぎてもまだいますよねって言われた」(ジャン妻)
そう言われるのは悪いことじゃない。「もうすぐいなくなりますよね?」って言われるより全然いいじゃないかって。私だって草の者他複数の社員から「その先まだいますよね」って言われてるよ。
「若そうに見えるけどもうそんななんですね」って意外そうに言われたりする。若い頃から老け顔だった私はこのトシになってようやく老け顔扱いされなくなったが、若そうに見えるのはマスクのせいかも知れないけど、外見よりも言ってることが子供じみてるからだろうな。
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18:40にはもうメインデッシュが来ちゃってるんですよ。早くね?
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これまたヘビメタの衣装みたいな黒くてゴツい皿に盛られた甲州ワインビーフヒレ肉とガーリックチップ他の野菜添えです。
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見ためは素っ気ない肉の塊ですが、焼き過ぎないのがおススメで、
「美味しくなった」
私もそう思った。猪肉と牛肉、これまでで最も美味しかった。
野菜がいつもと同じで。たまにはピーマンとか焼いてみたいものだな。
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焼いてたら少し間が開いて手打ち蕎麦がキタのは19時過ぎ、蕎麦にプチプチ混じっているあられ、これはなくてもいいなぁ。歯間と歯茎にくっついちゃうんですよ。さっきのサツマイモの天ぷらを取り置きして蕎麦に合わせればよかったかな。
表面が粗い蕎麦ですが、最初に出された頃よりは喉越しがよくなってきた。でも店の蕎麦とは違いますよ。
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釜飯が登場したのは19時20分頃で、今日は銀杏、むかご、鶏の釜飯、
釜飯をよそうジャン妻、
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「ほら食べなっ」
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「そうは言ってないっ」
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イワナ骨汁をズズズッとすするジャン妻、
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宴66岩魚骨汁をすするジャン妻2-1.jpg
宴67岩魚骨汁をすするジャン妻3-1.jpg
でちょうどいい腹具合だが、ここでとどめのデザートが。
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抹茶アイスがぜんざいの上に載っている。
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ウゲェ、苦しくなってきた。別腹がないからね私は。これらを残った熱燗、ぬるくなってるけど、飲みながら摘まむんですよ。凄い組み合わせになったな。
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宴は終わった。ロビーでT館主との懇談の後、部屋で飲みなおし、
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夜3.jpg
夜5廊下1.jpg
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夜の湯へ。誰もいない。
酔っているので首筋に何杯も湯をかけてから入る、
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私はしこたま酒飲んじゃってるから今更こんな話をしてもしょうがないんだけど。
「明日に酒を残さないためにも湯に入ろうかな・・・」・・・これって危険です。
酒を呑んだ後の入浴は身体が温まることで血液の循環が良くなり、アルコールが更に全身に廻ってしまうのですよ。汗をかいて外に出るどころじゃないのです。
全身に送ることで心臓に負担をかけます。逆に脳や心臓への血流が減少する。
酔いを覚ますどころかますます酩酊してしまうのだ。
飲酒後は一時的に血圧が下がる。湯に浸かっていても血圧が下がる。最悪の場合は湯の中で気を失って溺れることだってありうる。実際社でそういうのがいたの。家のバスタブでブクブクブクって。鼻でお湯を吸い込んで意識が戻ったって。
転倒による怪我の危険もあるし。
温泉は家庭より湯温が高いので、飲酒後は湯に浸からない方が無難なのです。どの口が言うかって。私の口ですよ~。
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私らもプチ公も宿も眠りにつく。
外は漆黒の闇、冬場だから獣たちもいないだろう。
得体の知れない何者かがこちらを伺う気配も感じられなかった。
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歩いて船山へ [船山温泉]

今回の船山行、くるまじゃなくて電車にしたのは、首から左背中、左肩、左肘の痛みと手の痺れが再発、神経性疼痛痛み止め薬(リリカ、ファイザー製薬)を服用してるから副作用の眠気もあってね。長い時間の運転を避けたのだ。
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10:12発のグリーン車内で伝達業務に勤しんでいるジャン妻、平日金曜だから会社関係から問い合わせがあり、この後も宿入りするまでずーっと対応することになる。
無粋極まりない。旅の風情が台無しである。平日休むとこういうことが起きる。
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熱海でJR東海の東海道線に乗り換えた車内でも業務中、
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富士駅で身延線に乗り換えたら混んでた。殆どが中高生ばっかりだった。富士宮、西富士宮を過ぎたら閑散としたけど、それでも業務連絡中のジャン妻、
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富岳をチラ見して、すぐ業務携帯やI-Padに目を戻すジャン妻、
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2年前の12月、私がJR特急ワイドビューふじがわ5号で眠ってしまって乗り過ごして目覚めた沼久保駅、目覚めたら富岳が後ろの方にどんどん遠ざかっていくんだもの。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2019-12-28
往路7沼久保駅.jpg
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芝川駅は富士川水運最大の難所である釜口峡や信長公の首塚がある西山本門寺の最寄り駅だが、ジャンはもうひとつ興味津々な箇所があって。
富士川を渡って芝川駅に至る県道10号線、いつもくるまで来る道すがら気になってたのですが、トラス橋の脇に廃橋脚があるんですよ。
旧富原橋の橋脚だがもとは芝川駅の裏手にある製紙工場から敷設された貨物専用軌道の橋脚だという説がある。
現在の富原橋自体が歩道の無い危険な橋でもあり、いつか身延線で来て調査したいのだが。
その昔、口留番所があった十島駅まで来た。もまだ業務中のジャン妻、
往路9十島駅業務連絡中のジャン妻4.jpg
井出駅、井出は小さい集落で、対岸の福士の方が集落規模は大きい。
往路10井出駅.jpg
往路11寄畑駅.jpg
寄畑駅、
「次の駅だよ」
そう声かけして、電源Offしてリュックにしまったジャン妻だが、
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内船駅13:23着、ここから宿まで歩くのだが、ジャン妻はさっきからうるさく問い合わせしてる会社の某女性に折り返し回答している。
その某女性は週明け(月)(火)休むんだと。だから今日のウチに焦って架けてきてるみたいだが、知るかよそんなのって。素人ながら聞いてるとその女性の知識不足と経験値不足のようだね。
ジャン妻が吠えた。
「ああクソッ、ノート持ってくればよかったっ。そしたらすぐ解決できるのにっ。」
「・・・」
「重たいから持ってこなかったんだよね」
後悔して臍を嚙んでいる。くるまじゃなくて電車を選んだ私を恨むかのようにね。くるまだったらノート積んで来れるからね。
「I-Padで何とかなるかなぁ・・・」
ともあれ歩いて宿に向かう。13:42スタート、長電話な対応だったが、まだこれで終わりじゃないのだ。
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内船駅界隈は飲食店ゼロだろうと思ってたのだが1軒あった。
〇〇ログ見たら私向きのソソるメニューがたくさんあった。でもこの店を利用することはないだろうなぁ。
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この交差点を左に曲がって真っ赤な南部橋で富士川を渡ります。交差点に面してA-Coopとデイリーヤマザキがあった。
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南部橋へ向かって歩く。陽射しは眩しい。
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私の前をズイズイ歩くジャン妻は私に背後を撮られているのに気づいてるのか気づいてないのか。どうも歩きながら問い合わせに対してアタマの中であーだこーだ解決策を考えてるようだね。心ここにあらずの感がある。
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橋の中辺りで見下ろす富士川の水の量は少ない。上流で調整してるのだろうか。
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渡りきったところ。右の土手を歩いて旧身延街道に向かってショートカット、
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土手を歩いてるところ。正面に見える山は南部城山、数年前に南部市役所に確認したら訪城する道は整備されてないとのこと。
直登して訪城に成功したその道のプロのBlogやサイトを見ると城域は殆ど雑木林で遺構も経験者が見ないと何が何だかわからないようだ。「狼煙山」だか「狼煙台」の説明版が地面に落ちてるとか。
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旧い橋脚に載ってる短い橋梁を渡る川は戸栗川、川の上流には十枚荘温泉がある。このクラスの川でも一級河川なのは船山川と同じく過去に度々氾濫したからです。
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旧身延街道、南部町商店街に入る。渡ってきた富士川の向こう、内船駅周辺よりもこの界隈が町の中心部だったはずだが。
歩道もガードレールもないので、歩いてる私らを必要以上に距離を保って先へ行くくるま、
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1軒あったGS、
歩く17街道を歩く2唯一のGS?.jpg
悪く言うわけじゃぁないが、寂れた商店街としか言い様がない。
「この先、ゆっくり歩いてくんだよね」
「ウン」
「じゃぁゆっくり歩いてくれる?」
何と、歩きスマホならぬ、歩きI-Padを始めたものである。問い合わせに対して妙案が閃いたらしい。熱海行のグリーン車内からずーっとですよ。何もここまで来て対応せんでも。
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この店は営ってた。店ん中からお客さん出てきたし。
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おそらく南部町で唯一のお寿司屋さんだと思うけど。
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ジャン妻が私を追い抜いたので、殿(シンガリ)を務めるべく歩いて商店街を振り返ったところ。
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考え考えしてるジャン妻の歩みが遅いので、また私が前方に出てきてしまった。
「足元気をつけろよ」
段差があったら私がそう言うわけですよ。私は先導者か。露払いかっつーの。
田舎(失礼)の道だからいいけど、これが都会だったら絶対に人にぶつかるか転んでるよ。
シャッター閉まってる個人の電気屋さんの前を歩いてたら、丸太を積んだトラックが私らを追い抜いていった。何で人が歩いてるんだと言わんばかりに。
右手には事務用品店があるけど営ってるのかな。
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「宿でTさんにノート借りたらどうだ?」
「ノートPCを?」
自分でそう言って疑問符が点いた。そんなのが可能なのか。お互いに企業情報があるだろうに。
「どうかなぁ。ビジネスホテルだったら貸出も可能なんだけどねぇ」
ジャン妻は、ビジホ、業スー、化調といったイマドキの省略造語を好まない。
「フロントのPCなんか絶対無理だろうな」
「そりゃそうだよね」
「でも行ってみて、ダメもとで聞いてみたら?」
その必要は無かったけど。
歩く23寂れた商店街6書店.jpg
書店があった。本の虫でもあるT館長はこの書店で難しいビジネスハウツー本を購入してるのだろうか。
「そういえばTさんに借りた本は?」
「あっ!」
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美容院か床屋さんか忘れた。郵便局はさすがに営ってたよ。
このカーブを曲がると商店街を抜ける。向こうに火の見櫓がある。
歩く25寂れた商店街8カーヴ.jpg
言っちゃぁ悪いけど殆どがシャッター商店だったね。くるまで通ったことは過去にありますよ。でもくるまだと運転してるし、あっという間に通り過ぎてしまうからね。これが人口減が止まらない南部町の現状なんだろう。それを目の当たりにした。
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この先にも商店は無さそう。新道に出ない限りは飲食店もないだろうな。
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廃業した飲食店、これとおなじ名前の宿が過去にあったな。
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右手に小さいながらも総合病院がある。救急車も出入りするので途端に道幅が広くなった。
ジャン妻は私の背後でまだ何やらI-Padをいじくってる。私も彼女のやってることが心配になってきたので、
「ここで宿のスタッフか、駅までの送迎車が来たら・・・」
「???」
「そっちは先に行っていいよ。TさんにPC借りれる?って交渉するんだね」
だが、来る気配はない。
「アナタはどうするの?」
「私は宿まで歩くさ。ネタを完結させないと」
「・・・」
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おや?何処かで見たようなブロックだな。
歩く31崩落現場2この石は船山と同じ素材か.jpg
「これ、船山近くの崩れた崖にあるあれと同じか?」
「だね」
置いて積んであるだけ。船山に至る道の崖と一緒で、所有者の了解を得ないと手が加えられないのだろう。
日本中至るところにある崖崩れの要因のひとつである。噂の現場の世界だ。
突然、ジャン妻が、
「ちょっと待って」
立ち止まって何か真剣に始めたぞ。
歩く32突然業務携帯をいじるジャン妻-1.jpg
「やったやった上手くいった。電話するから待って」
また今日、朝からずーっとかかってきてる女性に電話してる。待ってる私は寒くなってきた。この辺りはさっきの崩れてた崖の延長で陽が遮られて寒いんだけど。
何やら2本ほど電話してたが、ようやく完了したみたいだ。
「終わった」
「・・・」
私はまだ疑ってる。これからも電話が架かって来るんじゃないかって。
「行きましょう」
「・・・その先、船山川に出るから」
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いったん船山川を渡って対岸へ。この時気がついたのだが、向こうに「らーめん」の幟が見えるね。南部町はくるまが無いと移動や生活ができないから、旧商店街よりも離れた場所の方が需要あるのかもな。
水量はこんな感じ。葦が茂っている。水面より水面じゃない方が広いってか。
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左折して一本道を西へ。西に傾きかけてる陽射しが眩しい。
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「半分まで来たかしら」
「きた。ここから2kmくらいかな」
実際はもうちょっとあった。
新道を横断歩道で渡るのではなく、下に下りてカルパートを潜って、
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中央縦貫道が見えてきた。
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その縦貫道をアンダーパス、
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原間のイトザクラの表示まできた。
歩く46原間のイトザクラ.jpg
その先、右手Cafeみたいなのがあるが。
歩く47右手の駐車場は何だ?.jpg
歩く48こんなCafeがでも営ってるのかな.jpg
営ってないな。
「前からあったっけかこれ?」
「あったよ」
やはり歩いてると気が付くものだ。くるまだと通り過ぎるだけだからね。
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年末の予算消化の為かワカランが何か道路工事をしとった。道路舗装か老朽化した水道管の取り換えか。
作業員は私らを誘導するでもなく、ただ黙って無視しやがんの。都会だったら安全を確保する為に何がしかの所作で誘導するとかするよね。よっぽど普段から人が歩いてないんだなこの界隈は。
本郷の千年桜入口まできたが、桜の場所はここからだとかなり距離があるよ。坂を延々と上がってかないと。
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南部氏の菩提寺、本郷寺入口、どんな貴重なものが納められてるのかよく知らないのだ。
歩く51本郷寺は南部氏の菩提寺.jpg
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その先、JAが撤退してた。
「JAも撤退するんだね」
「統合されたんだろうね」
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広い道路はここでいったん川を渡って左岸に移るんだけど、私らそのまま真っすぐ歩く。船山の送迎バンも曲がったりしない。
そろそろ誰かしらスタッフが出勤してきそうだが。
本郷彼岸花街道、咲く時期になると赤い点々の華がそこらじゅうに咲くようになる。
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先が見えたようでまだ距離がありそうだ。
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ジャン妻はさきほどまでの難件が片付いて気が軽くなったのか、歩く脚が早くなった。
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さっき左岸に渡った広い道路がこっち側、右岸に渡って再度合流する。
これが船山温泉へ至るまでの最後の交差点というか十字路で、右にいくと坂を上がって明治期に船山温泉に資材を提供した学舎の跡地、南部公の館跡、武田や穴山に攻められて落城した滅亡推定地の峯城へ繋がる。本郷の千年桜もそこにある。
歩く58彼岸花街道5最後の交差点.jpg
船山温泉への一本道、
「結構距離あるねぇ。5kmじゃきかないんじゃない」
「そうだな。さっき最初に船山川を渡った辺りから2kmくらいかと思ってたんだが。今、宿の誰かがくるまで通りかかったら乗ってく?」
「いや、ここまで来たんだから歩くわよ」
歩く59彼岸花街道6.jpg
歩く60暗くなり温度が下がった.jpg
陽は大森山の向こうに隠れてしまった。日照が無くなったら寒くなってきたぞ。それでいて汗をかいてるし。こういう時に風邪をひくんだよな。
「ビール飲みたい」
着いて浴びたらね。ホラ、杉尾堰堤まで来たし、もう少しだよ。
歩く61杉尾堰堤の辺り.jpg
歩く62疲れてきた.jpg
右手に獣害防止の電気柵がある。
「これって電気流れてるの?」
電気が流れてなかったら電気柵の意味ないだろ。こんなバカな質問をする辺り、疲れてきたのかな。
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私も疲れてきた。写真がボケてるもの。彼岸花街道が林道大森鉈取線に変わって陽が暗くなって、アイフォンを持つ手も疲れがたまり、集中力が無くなってきた。
いつかの台風で崖が崩れた辺りまできた。疲れて写真がブレてます。さきほど見たブロックと同じく、ただ積んで置いてあるだけ。おそらく南部町の同じ施工業者だと思う。
歩く67追加崩落現場さっきと同じブロック.jpg
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船山館が目前に迫ってきた。ゴール目前である。このとき1台の白いくるまが私らを追い抜いて橋を渡って宿の敷地内に入ってった。私は宿のスタッフが出勤してきたのかと思って「ゴールまできて今頃かよ」罵ったのだがその方たちは宿泊客だった。宿からT館主の片腕、Kさんが出てったのが見えたからね。
そのお客さんもKさんも私らが内船駅から歩いてきたのに気づいた筈だ。酔狂な馬鹿者だと思ったかもしれんな。
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到着、15:02、歩測数10666、内船駅スタート時が13:42で2893歩だったから、1時間21分で7673歩、意外に少なかったな。
Kさんはくるまで来た方に対応している。私らはKさんに一瞥をくれて、フラフラしながら館の中に入った。
「駅から歩いてきた」
「ええっ!」
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船山で飲んだ翌朝 [船山温泉]

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朝6時、起きて窓を開けた。弱い雨が降っていた。
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これじゃぁ今日のキャンセルは出ないだろうなぁ。今日の宿泊客は台風14号が来るまでに船山に駆け込むだろう。館内滞在中に息を潜めてやり過ごすことになるな。
ジャン妻も目覚めた。
「もうすぐ朝ご飯だよ。7時40分」
「えっ、もうそんな時間?」
8時前に内線がCALLされる。215室はベッドの間の枕元に内線電話機があるが、この部屋は何処でプルプル鳴ってやがるんだと思ったらTVが収納してある引き戸の中だった。
「何処に電話があるかワカランかった」
「笑、ご朝食の準備が整いました。昨夜と同じ、富士のお部屋へ・・・」
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朝4朝餉スタンバイ2.jpg
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朝30豆腐をよそうジャン妻-1.jpg
朝6山のおかず1.jpg
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朝8山のおかず3お浸し.jpg
朝9山のおかず4漬物.jpg
朝10山のおかず5稚鮎マリネ.jpg
朝11山のおかず6ピリ辛蒟蒻.jpg
朝12山のおかず7チャーシュー.jpg
朝15山女魚一夜干2.jpg
朝20煮物.jpg
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船山の朝定はいつもと同じだね。全く変わらない、あ、ひとつ変わった。サラダに昨夜食べた富士の介の刺身が載っていた。
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刺身もろともサラダに自家製マヨネーズをベタベタにブッかけて食べるという暴挙、
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ジャン妻は珍しく茶粥を食べてましたね。
「茶粥どうだった?」
「まぁ普通かな」
「緑茶?」
「そう」
私はお粥も茶粥も一度も食べたことない。
朝餉8時スタート、食べ終えたのが8:30、いつもならギリ11時前までは部屋でゴロ寝してるのだが、帰る決断をしなくてはならない。
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雲の流れが早い。台風はどの辺りだろうか。
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身延線内船駅への送迎バンが出動していった。身延線は雨風に弱く、悪天候の日は1時間当たりの雨量がメートルを超えるとそこで運転見合わせになってしまう。運行本数が少ないせいかしょっちゅう遅延しますからね。
同じことは私等が走る53号線(身延街道)も同じことがいえる。1時間の降水量が超えて通行止めになり、宿泊客がフロントロビーで足止めくったことがあるって。
「早めに還ろうか」
「ウン」
私は連泊を諦めた。撤退する勇気、苦渋の決断も必要だ。
その前に1回だけ渓流の湯へ。
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だけどオカシイ、陽射しが出ている。
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船山川の水量もいつもよりは多い程度で、水も濁っていない。
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まさか私らがチェックアウトした途端に豪雨になるんじゃないだろうな。
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「そろそろ出立か?」
ムクリと起き上がったプチ公はドライヴの御守なので、これから荒れるかもしれない天候を気にしている。
「早く出た方がいいぜ」
チビた鳥のクセに生意気を言いやがった。
帰るにしてもどのルートで帰還するか考えた。往路を戻るか、身延街道を避けてすぐ近くの南部ICから縦貫道に入るか。縦貫道はトンネルばっかりだから豪雨の一般道を走るより安全安心だが、1車線なので多少の圧迫感があるのと、新清水JCTで新東名に繋がるので、そこまでの走行距離と、そこからの距離を加算すると無駄に長いのである。行って戻ってくる感じである。
シブシブ部屋を出た。今日もほぼほぼ満室のようだ。さすがは船山温泉、
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廊下を歩きながら、Kさんに聞いた、
「結局キャンセル出なかったのか?」
「出ませんでした」
「ったくもう、船山に泊まりに来る客は国の言うことを聞かない客ばっかりだな」
「そっくりそのまんま」
確かにそうだ。自分もそのひとりには違いない。自身が連泊できなかった腹いせに台風14号に関係ない理由をあげつらっただけだよ。
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船山を出てしばらく走行して、トンネルを抜けて大和峠を下った鰻屋の辺りから超大粒の大雨になり、前が殆ど見えない始末である。
だからもう1泊すればよかったんだと心中で罵った。もう1泊しようにもキャンセルが出なかったんだからそれは敵わないのだが。
落石防止のシェッドでひと息ついてもそこを出たらまた大豪雨で、こりゃ通行止めになるんじゃないかと。そうなったらキャンセルも出るだろう。館長から「キャンセルが出ました。今どの辺りですか?まだそこなら今から無理して帰らないでもう1泊されませんか?」電話が来るのを期待したという、こういうしょーもない煩悩がアタマをよぎったが、坂を上って万沢隧道に入り、そこを出たら雨脚が少し収まった。
富士川に沿って走るのではなく、甲駿国境交差点から南へ新東名を目指した。新東名は道幅広いし、トンネルも多いのでそれだけ雨をしのげると思ったらビンゴ!そこからは殆ど雨に見舞われることなく快走した。
背後から、西から台風が迫ってきている。追われる感じた。
でもこの日の午後、台風14号は静岡県沖合で温帯低気圧に変わった。
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船山で飲む [船山温泉]

今日解除されますが、首都圏で酒類を提供する飲食店は長いこと営業自粛、あるいは酒類提供停止が続いてました。
ずっと要請、お願いで締め付けられたままですよ。予定期日を過ぎた最初の日に予約した夜の予約も2回、延期になった。やっと今日!ようやくです。
そうなる前の9月、あろうことか群馬や静岡まで宣言下になっちゃって、店で飲めないから急遽、宿で、船山で飲むことにしたのです。幸い山梨県は宣言対象外だったからね。
でもまさか19時でラストオーダーにならないだろうな。
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急に予約入れたのもあっていつもと違うのにしてみた。
鍋と鍋横の丸い黒皿には、左のお造りと別に朱色鮮やかな淡水魚をスライスしたのが葉野菜の上に載っています。
いつもの猪鍋じゃないです。茜鱒のしゃぶしゃぶ、通常メニューで猪鍋と別にもうひとつあったのですよ。今までは全く食指が湧かなかったのですが。今回は変えてみた。
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今日から秋のメニューになったそうです。
無骨で重たい台皿には、見てわかるのはゴボウの唐揚げ、岩魚甘露煮、生春巻き、茹で落花生、蒸した里芋、クレソン、自家製マヨネーズ、ちゃんと説明メモっておけばよかった。
何だか忘れた。富士桜ポークハムが入ってた。
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これも何だか忘れた。若女将から説明されたんだけどね。
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見りゃわかっけどゴボウの唐揚げ、お造りに添えてある塩を摘まんで軽く塗していただく、
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生春巻きの中に秋野菜と富士桜ポークが入ってたらしいが、ひと口で食べてしまって良さがわからなかった。
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岩魚の甘露煮、こういう味は大好きだが、朝に欲しいなぁとも思う。
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「落花生かぁ」
もちろん好きです。
「でも、皮を剥くのがめんどくせぇなぁ」
バタピーなんかでいいのに。暗にジャン妻に「剝いてくれよ」って言ったつもりだが。
「自分で剝きなさい」
こないだBSに移ったTBS噂の東京マガジン素材編で落花生が取り上げられてましたね。巷の若い子たちへのインタビューで落花生の現物を見せて「これ何?」って聞いたら「落花生」ってすぐ答えられるけど、落花生の実がどうやって成るかを絵に描かせたら正解者ゼロで、地上に生えた木や茎から実がブラ下がってる絵ばっかりだった。土の中ですよ。落花生の花が落ちて地中で実を生から落花生なの。
落花生は千葉県の八街産が有名だけど、ジャン母の出身は栃木県でもあるよ。(本家は新潟)神奈川県秦野でも。
でも自分は剥いてあるバタピーの方が好きなんだ。日本産じゃないだろうけどね。駅の売店で買って食べたら止まらなくなる。そういうのに慣れてると殻付きの落花生は剥くのがめんどくさいなぁって思うしかないのだ。
里芋も皮つきかい。
「この里芋はそのまんま食べられるのか」
「それも皮は剥くのよ」
「剥いてある里芋しか食ったことないんだ」
「・・・」
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白い身はイワナ、イロ艶やかなのは富士の介という鱒、この後しゃぶしゃぶで食べる鱒とは別種になります。
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岩魚の身が小さくなったな。最初の頃の写真が残ってるので比べてみたら明らかにボリュームダウン、サイズダウンしてます。
前は池や裏で育ててたが、今は他の養殖場から仕入れてるのかも。
味はいいです。魚の刺身類では海産物より淡水魚のイワナ、サーモンがいちばん好きかもってこの時だけはそう思ったりする。
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富士の介はニジマスとキングサーモンの公配で卵を持たない。なので卵に栄養がいかないから身の味が安定している。自然界で繁殖できない。人間が魚を創造しちゃうんだから凄い時代になったものだ。
長野県の信州サーモン、群馬県の銀何とかもそうだが、海無県が独自に生み出した淡水魚。
早速、山の幸をガッツくジャン妻、
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沸騰してきた鍋にはゴボウがプカプカ浮いている。何でレモンかスダチも入ってるんだろ。先に火を通しておいて茜鱒の下には、えのき、クレソン、三つ葉、ネギ、
「安い野菜ばっかりだな」
私は悪態をついたが、今は葉野菜が高騰しているからねぇ。白菜なんかも痩せっぽちだし。在宅ワークと授業の普及で野菜売り場が品薄になってるからね。
身を箸先で摘まんで、
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沸騰した鍋の中に入れて、
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「そんなに火を通さなくてもいいんだよね」
「サッとイロが変わったら・・・」
サッと泳がせて、くぐらせて。。。
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ポン酢に浸けました。右にが胡麻ダレマヨネーズもあります。
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美味しい!
これは美味しい。魚のしゃぶしゃぶなんて喰ったことなかったし、いつもはアタリマエのように猪鍋ばっかりだったが、こんなヘルシーな鍋料理があったんだね。臭みなんか全然しない。
家でもしゃぶしゃぶ、ちり鍋はするけど100%肉ばっかりですよ。豚バラ薄切りかしゃぶ肉ばっかりです。ジャン妻は魚の鍋を好まないオンナで「生臭いからイヤ、肉がいい」と言うからさ。
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いつもの猪鍋は汁も飲んじゃうから腹が膨れるけど、この鍋だと汁は飲まないし、根菜が無いのでお腹に負担がかからないのもある。
これでもトシを経て食べる量が減ってきたが、この鍋なら今日は最後まで余裕で完食できそうだ。
ただ、雑炊とかうどん、ほうとうとか、そういうサイドの締めに繋がって売上UPする鍋じゃないです。
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ビールは1本で止めて白ワインに移ってます。この後で日本酒も。今回は飲みに来たのです。だって店が開いてないんだから。
密にならない個室の食事処、どの部屋も静かで他のお客さんの声が聞こえない。何て安心安全な居酒屋だろうと思う。
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おまけに出してくれた銀杏の素揚げ、
「こういうのお好きでしょうと思って」(T館長)
館長自ら揚げてくれたそうです。さすが館長は私の好みを把握してくれてる。カリッといい揚げ加減、この銀杏素揚げを気にいったからって誉め過ぎたところで岩魚素揚げ、いつもの定番「いつもと趣向を変えるなら塩焼きにされますか?」と言って下さったのだが、やはり揚げも欲しいのでこれはいつもと同じでお願いした。
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ジャン妻はアタマだけ残したんですよ。
「アタマくれ」
「!!!」
「可哀そうじゃないか」
ジャン妻の皿から取り上げ、串から兜首を抜いてガリッ、
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日本酒、いつもはこの宿でいちばん安い酒、笹一の熱燗、ぬる燗ですが、今日初めて違う酒を飲んだのだ。
最初は「春鶯囀」何でこんな読めない書けない難しい漢字使った銘柄にするんだろう。辛うじて「富岳」って副題がついてたからそっちの名前でオーダーした。
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次が「七賢」これは前からある。
両方とも純米大吟醸で一合ずついただいたのですが、一合瓶がウチのプチ公みたいに小さくて、デカい氷の器に首まで埋もれているという。氷がもったいなかったかな。部屋の二次会では飲み慣れた笹一に戻しました。
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今宵はテーブルに余裕があります。焼き物のカセットコンロが無いからです。
甲州ワインビーフヒレプランをしないで通常メニューは前に館長から「ヒレプラン以外だと、ワインビーフの腿肉、他、その時々のものが出ます」って聞いたことがあるが、今回は若女将から、
「甲州ワインビーフのローストビーフです」・・・
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これ、私の、
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これはジャン妻の、6枚ある。
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私の肉は寝ちゃって上から大根おろしポン酢がかかってるから枚数が見えない。枚数ちゃんとあるかアタマから疑った私は大根おろしポン酢を箸先で退けた。同じ枚数だった。
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ヒレプランと違ってその場で焼いたりしないから、部屋に焼いたニオイがしないのがいいね。
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何をやってるかっていうと、後半に備えて取り置きしてるところですよ。でも醤油と生姜に浸け過ぎてしまった。ワインビーフヒレの時は生姜焼にするんだけど、ローストビーフを生姜醤油に浸けても何の意味もなさなかったという。
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誰が打ってるかわかんないけど手打ち蕎麦、館長か大女将か。
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今日から秋メニュー、秋といえば釜飯の具は何になるかおわかりですよね。
ジャン妻がマゼマゼしてるところ連続写真、最後は「ホラ食べなっ」とばかりに突き出して渡されます。
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釜飯をよそうジャン妻3-1.jpg釜飯をよそうジャン妻4-1.jpg
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栗がデカいのだ。栗でお腹いっぱいになった。ローストビーフ残りで混ぜご飯食べてもおかずにならなかったりして。
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デザートは何だっけこの黄色いのは。自家製プリンだったかな。
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おそるおそる若女将が聞いてきた。
「どうでしたか?」
「いつもと違う料理だから新鮮だった。新しい宿に来たみたいだった」
若女将はウレしそうだった。
「煙がモクモクしないのと、ニオイが付かないのがいいね」
これは皮肉に聞こえたかもしれない。
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部屋での二次会は笹一に戻しました。
この1本を飲むだけ飲んで、いつの間にか寝てしまった。夜の湯にも行かずに。宿で飲んだだけの夜だった。
今朝未明の3時半起きが響いたな。
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船山へ飲みに来た [船山温泉]

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213号室にいます。和室です。
この部屋は曲がり家の根っこにあるので、215室から見た庭の風景とはやや角度が違って見える。
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低いベッドが導入されていた。マットレスにベッドパッドを敷いただけだがいいですねこういうの。215室のベッドみたいに木枠でガッシリしたのではなく、クッションベッドが畳の上にデンと置いたタイプなので、足先の小指とかをぶっつけて痛さで飛び上がったりしない。
「アナタあの部屋(215)だと必ずやるからね」(ジャン妻)
後で若女将に聞いたらシモンズのベッド、
「こだわるんですよ~」(若女将)
「高級品なの?」
「ホテルとかに多いよ」(ジャン妻)
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清水に浸かる。今日は硫化水素の香は少ない。2人して出たら給湯がジャバジャバ勢いよく吹き出した。
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湯は何処も空いていた。大浴場は人数制限5人までとなっている。全室満室にしてないようです。ひとり客も歓迎しています。ひとり客の数は廊下に置いてある釜飯の大きさでわかります。
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前は年に蕎麦宿3~4回、船山4回、年間訪宿回数が多かったのだが、そこへ第3の宿たるさらの木が加わったのと、船山が料金値上げして大浴場を寝湯にしちゃったから船山の訪宿回数は激減した。ジャン誕生月の4月、ジャン妻誕生月の12月です。大事な月の2回は船山を選ぶ代わりにさらの木の宿泊回数が5回/年と船山を凌駕してしまったのである。
でも今年2021年は船山に4月と7月に来ている。12月も押さえてある。今回9月に飛び込んだのは店で飲めないからである。幸い居酒屋が軒並み休業しているので月々の外食費が浮いたのもある。
では仕方がないから宿で飲もうと、密でない宿へということになった。
「となると何処へ?」
「船山行こうよ。山梨大丈夫なんでしょ?」(ジャン妻)
「今のところはね」
群馬や静岡まで入っちゃったからなぁ。甲斐国しかないか。そういう目的で来たのですよ。旅行=悪というか、旅しちゃいけないムードが強いが、それは殆ど対策を打ち出さない施政者が見せしめや同調圧力に頼って全部が全部禁止を打ち出して「やってますよ」アピールをしているだけ。
船山宿泊のように観光しないで人混みを避ける宿は店で外食するより安全なのだ。何をするかではなくどう行動するかです。自らを護り相手も護りながら人の少ない静かな船山に泊まろうぜ。
そう決まって9月になってから電話したら若女将が出て、
「いついつ空いてる?」
「空きはございますが、いつもの215ベッドルームが埋まっておりまして」
「部屋は何処でもいいですよ」
「ではいつものお隣の213号室は如何でしょう」
213号室か。親戚の弔事があって延期した時にそこだったな。
「4月に泊まった時は213だったよ」
「ご利用になってましたか」
213室は窓が1か所しかないのでお世辞にも明るい部屋とは言い難いが、蟄居閉門で寛げるんだよね。
215室には無い窓際のソファーベッドが快適で、畳15畳あるからいちばん広い部屋でもあるのです。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2021-05-091
船山もそれまでの顧客が高齢化して、畳に布団を敷くスタイルが減ってきたのだろうか。
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今日は7組か。小さい釜飯の台はおひとり様です。
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湯上りの生ビール、ロビーには何も展示物が置いてない。その方がいいですよ。手芸でも工芸でも絵画でも書道でもそういうのはそれ相応の会場に展示すべきで、旅館のエントランスなんかに出すもんじゃないと思ってる。
生ビール飲みながら館長の片腕でこの宿では掃除部のMさんに継ぐ永年勤続者といっていいKさんと談話、談笑した。館長が出てこなかったのは、自分が出ていくとジャン妻とビジネス書談義になって私が萱の外になってしまうから遠慮したのかも知れない。
Kさんとのネタは都心の居酒屋状態、いつまで続くんだ緊急事態宣言、山梨県は対象外、南部町身延町と船山勤務者のワクチン接種状況、メーカー名、副反応など。
「奥さまは在宅ですか?」
「そう、アタシは家でこの人(私のこと)はずーっと通常勤務」
「普通に通勤電車に乗ってるよ」
ときどき時間ズラしたりしてるけど。
「でも店が営ってないからここ(船山)で飲もうと思って」
「営ってないんですか?」
「開き直ったように営ってるところもあるよ。店頭に『お酒飲めますアタリマエだよね』『4人以上のお客様大歓迎』『19時以降も飲めます』とか貼り紙を出してる店は幾軒もあるから。都政に喧嘩売ってんのかって」
私にも声がかかったことがある。普段は客引きなんかに絶対声かからないのに「お酒飲めます。助けてください個人で営ってるんです」って。私は「助けてやりたいがダメだ。でも頑張れ」って言い置いてその場を離れたんだよね。
「でもそういう店には行かない」
「そう。いつも行ってる店が時短でも営ればね。応援したいし」(ジャン妻)
だからここ(船山)へ飲みに来たんだって。船山は宿で店じゃないけど。
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南部町は感染者ゼロだって?
だって人が多数集まるところなんてないでしょ。どこで密になるのよ。
でも逆にそういうところは怖いな。感染者だらけの東京にいるとそういう感覚になってくる。
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ところで台風14号が近づいてきている。
南方で発生して北上、予報では盛んに先島諸島、八重山地方って言ってたがそれって何処なのか知らない。向こうの島々を暴風雨に巻き込んで、東シナ海上で4日間も停滞して渦巻が消えたと思ったらまた台風に復活、そこから東に転じた。
いったん渦巻が消えてまた復活、これって14号が15号に附番が変わるのかと思ったらそうならなかった。もと14号が復活して現14号になったのである。パンドンが再生パンドンになって、ガイガンが改造ガイガンになったようなものだ。
その台風14号は船山行とぶつかるかギリギリのタイミング、今日は17日で、前夜16日夜に再度電話したら館長が出た。
「18日土曜日キャンセル出てない?」
出たらもう1泊して2泊の間に台風14号をやり過ごそうとしたの。これまで幾度となく台風、大雨に耐えた頑丈な船山館内にいれば安心だ。
「そっちに籠城しようと思って」
「それがですねぇ」
キャンセル出てないという。
「ウチは前日に確認のお電話を入れてるんですが、〇〇さん(私のこと)の場合はもう電話入れてませんけど、そのときになってみないとわからないんですよねぇ」
「ああそう、では出たら言ってよ。2泊分の費用と下着を持ってくから」
下着ぐらい自分のをお貸しますよとか冗談言ってたな。
「三島方面から来られるんでしたっけ?」
「最近は東名か新東名なんだけど、年内リニューアル工事だから海沿いで行くかなと」
「なるべく早く他所に寄らないで直接お出でください」
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213室に籠っています。気分は蟄居閉門気分です。
この色とりどりの趣味悪いクッションを枕にして、黒いソファーベッドに座ったままカオを天井に向けたらストンと落ちてしまった。30分くらい寝た。
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室内で読んだマンガ、
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「何でゴルゴを?」
「室が213、13だから」
「???」
「Gの遺伝子」ファネット・ゴベールが「ゴルゴタの少女」で再登場したのだ。Gとの血縁関係はあるといえばある、無いといえば無い。
予報を見たら18日9時、紀伊半島和歌山県に上陸のような円マークがあった。海南市の雄、モノノフさんとこを直撃かよって。
キャンセル出ないかなぁ。こういうことを考えて念じていたんですよ。
「諦めなさい」
「ヤダ」
「来る前に早めに出れば帰れるわよ」
実際そうなったのだが。前夜は連泊する気満々で、まださして降ってもいない雨と、降ったら増水するであろう船山川の濁流音を気にしたりもした。
「ここ213でよかった。あっち(215)は川に面してるから濁流の音が凄いからな」
そういうことが過去に2回あった。豪雨の船山215室は窓のすぐ外を流れる船山川の濁流音が凄過ぎなのです。濁流が堰堤や河原を覆いつくし、堰堤から轟音を立てて落ちる水がモーセの十戒みたいになっていた。
船山川は最長5km足らずだが、御殿山の水源から船山本流までの傾斜が急で沢も多く、岩質が脆い。
現在の赤い橋になる前は度々流されていたらしい。
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雨が降ってきた。風はない。
もうすぐ18時前、CALLされる内線電話は何処にあるんだ?
今宵はいつもと違うメインディッシュが待っている。あと酒も。
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朝には腹が減る [船山温泉]

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6:50起床だから私にしては遅い方だ。朝から暑いぞ。昨夜寝る前にエアコン停めたから部屋の中が暑い。
襟元が汗ばんでる。でも冷房を入れっ放しにしないでよかったと思ったりする。風邪ひくわけにいかないからね。
窓を開けたら雲一つない青空、池の鯉たちも暑そうだ。
梅雨は明けたのだろうか。今年も一部では梅雨のシトシトする長雨ではなくてドカンと大量に降って明けたような。昨日今日で夏に一気に突入した感がある。これから外回りの私には辛い季節が始まるんだ。
スタッフが次々と出勤してきた。
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暑そうなので早朝の散策はしなかった。WCに3回行った。昨夜食べ過ぎというか齢を重ねて入らなくなってきたが、船山の翌朝は毎度快腸です。甲州ワインビーフに添えられたガーリックのせいかもしれない。
猛烈に腹が減ってきたぞ。
ジャン妻も目覚めた。I-Padで何か検索している。

「T館長に借りてた書籍は返したのか?」
「朝ごはん前に返しに行く」
またぞろ借りるのかな。朝餉前に返しに行ったらまた私が傍らで聞いてわからない内容のビジネス談義が始まったよ。昨日も今日も私は蚊帳の外です。そういうビジネスツール本、ハウツー本を読んだことが全くない寂しい人間だからです。
一昨日も書いたけど「何故社長はあなたを幹部にしないのか」こういう書籍を定年1年を切った者が読んでどうするってんだろ。
もうすぐ8時、その前にT館長は各部屋に「ご朝食の準備が整いました。昨晩と同じお部屋の・・・」をしなくてはならない。それが始まったので、私らはそのタイミングでその場を辞して個室「ふじ」へ。

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ジャン妻はご飯をよそわなかった。おかずだけ食べてる。イヤな予感がした。船山でもさらの木でも蕎麦宿でも1泊2日の翌朝にジャン妻の食べる量が少ないと、大抵その日は昼抜き、夜もロクな量のおかずが出ないからね。
昼になっても「まだお腹すかない」
夜になっても「軽くね」
だったらもう旅行にいかないぞっ!って言いたくなる。
なので私は茶碗にご飯大盛にした。この時点でこの日の昼、夜は諦めたのだ。
眩しい陽射しが降り注ぐ「ふじ」いつも変わらぬギザギザした表面の台皿に盛ってある山のおかずたち、
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ふき、またジャン実家のふきジャングルを思い出したよ。あれは庭師でも入れないといけないだろうな。
でも庭の手入れ業者は草むしりはしないらしいんだな。これからの時期に草むしりなんてしたら熱中症になる。頼まれても断固拒否するつもり。
青菜、おひたし、
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稚鮎か岩魚かわからないけどマリネ、
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カミナリ蒟蒻、味が強いです。ご飯のおかずになるくらい、
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いい意味で強烈なニオいのする漬物、これはご飯のおかずになるけど香が強いので酒の肴にはならないかもしれないな。
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甲州富士桜ポークチャーシュー、これがあると何故か安心、塩気の強い肉があればご飯がすすむんんですよ。
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お米は武川米、北杜市武川町のお米、山梨県独自のブランドお米、
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木蓋を開けて固形燃料で熱々の味噌汁、
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味噌汁を碗に移したとこ、お玉の底がまぁるくてすくいにくいのだ。鍋の底をこするカリカリ音がする。
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チャーシューを入れて豚汁にしてみたりする、こうすると冷めちゃうんだけど、そこへまた1計を案じて、
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もうひとつ鍋があります。足軽の陣笠をひっくり返した鍋には自家製豆腐がグツグツ煮えたっている。その豆腐は柚子入りの薄味の汁につけていただくのですが、味噌汁に移したりもする。そうすることで冷めたかけた味噌汁が再び温まるという。
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サラダ、宿ではあまり使われない素材であるキャベツ。家にあるキャベツが固くてなかなか減らない。早く食べてしまわないと。
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ドレッシングをかけ過ぎるくらいかけて。
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煮物、今日は薄味、崎陽軒シウマイ弁当のタケノコ煮に近いけど今日は薄味、
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山女魚の一夜干し、鮎、岩魚、山女魚、川魚を何匹食べたんだろ、
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温泉玉子は殆ど生卵、でもTKGにするには薄味なので、これだけ醤油を垂らした。
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食べてたら突然、T館長がカオを出した。
「この書籍が旦那さん(私のこと)から?」
館長の手には「もしも徳川家谷津が総理大臣になったら」というヘンな書籍が。
私はモグモグ食べてたので声が出せず、首を横に振った。
「アタシ」
「旦那さんかと」
ゴックンと飲み込んで、
「それは私の趣味じゃないなぁ」
信長公が経済産業大臣、坂本龍馬が官房長官のあれでしょ。他にも幕府の将軍、執権、摂政、著名な学者、医師とかが政権に名を連ねてる。
ジャン妻が読んでオモシロかったとススメられたが、私はそういう荒唐無稽なのは趣味じゃないし、実在した人物が時代を超えて集うなんてありえないじゃないですか。そういう空想小説は好きじゃないのだ。
「彼に貸したの?」
「ウン」
「彼は合うかなぁ」
読んだかどうか知らない。私と違ってジャン妻とT館長は日々読書して研鑽する日々なのです。
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朝餉が8時スタート、食べ終えたのが8:30、ギリギリ11時前までは部屋でゴロ寝できます。この余裕の時間が大事でしてね。蕎麦宿や伊豆八幡野は10時にはチェックアウトしなくてはならないし、伊豆なんかデザート&珈琲が長いから喰い終えても部屋であまりゆっくりできないし。
こうして午前中ゆっくり浸かれるというもの。
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「そろそろ出立か?」
ムクリと起き上がったプチ公、ドライヴの御守のクセに、宿ではくるまから下りてきて部屋でぬく寝している。
「早く帰ろうぜ」

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次回は今年12月、いよいよジャン妻は定年1年を切ることになる。
「旦那さん(私のこと)は?」(T館長)
「私は1年残りますよ」
「1年?でも・・・」
・・・の先はくすぐったいので伏せておきます。
午後には空腹になったが昼は抜きました。ジャン妻も食べたく無さそうだし。夜まで我慢して、夜食は手抜きだったなぁ。
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宿の食事処「ふじ」で飲む [船山温泉]

この記事を書いてるのは7月20日早朝で、22日から神奈川県はほぼ全域(清川村を除く)の飲食店では終日酒類提供が禁止になる。
(30日から緊急事態宣言だって。何がどう違うのか。)
「だったら店で飲めないから宿で飲むよ」って急いで予約したわけではないけどそう思って貰って構いません。前回のチェックアウト時に予約しといたのですがね。
待ちかねた夫婦の宴は、船山温泉「ふじ」食事処の最奥にある3方向に窓がある個室テーブル上に山の幸が並んでいます。
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岩魚刺身、馬刺ちょっとだけ燻製ジュレ付、これらが小鉢に2つ盛ってあり、岩魚は身が小さくなったかな。
添えられる自生クレソンも今年の育ちはイマイチだそうで。
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馬刺も会津と比べたらなぁ。比べちゃいけないかな。
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前菜盛りが透明ガラス皿で出された。この盛り方は伊豆高原八幡野にある例の宿を意識してませんか。
私が前に「船山温泉の夕餉はInsta映えしない」「皿は無骨で色合も山の緑と土をイメージさせる」とか書いたからかもしれないな。
真ん中にトウモロコシ、左に稚鮎の素揚げに餡を塗したもの、時計と反対廻りにフキ味噌、何とか豆の天麩羅、茗荷の下は何だか忘れた、色とりどりの野菜は甲州何とかポークのハムが和えてあるって。丸い点々は自家製ソース、
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フキ味噌、ジャン母が入院中にジャン実家の庭に雑草と一緒にフキが生えまくった。毎年春には庭のふきのとうを引っこ抜いて天ぷらにしたのだが。
ジャン母退院前にジャン弟と3人で雑草とふきの大群を抜いたのよ。フキは根本から抜けないので途中でブチブチ切れてしまい、しばらく日が経ったらまた生えてくるの繰り返しだった。
フキ味噌は苦味があって美味しいが、それを見てあの勝ち誇ったように生えてるフキの葉を思い出し、あのフキ雑草をどうしたものかなぁと考えたりした。
何とか豆の天ぷら、枝豆かなこれ?
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焼きトウモロコシを見てたら、もう稼働しなくなった上大岡の串焼き屋を思い出してしまったよ。炭火で転がすように焼いたモロコシは美味かったな。
T館長は同じ経営者としてマスターの判断を理解できると言っていた。
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稚鮎の素揚げ、餡かけなくてもいいんだけど。そのままカリッと。でもこの後でイワナの素揚げがドーンと出てくる筈だ。
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キレイだけど船山温泉に赤ピーマン、パブリカは似合わないな。これは彩重視ですかね。
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何だか忘れました。何かを叩いて潰したヤツ、載ってる茗荷が美味しかったな。
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猪鍋の蓋を開けたところ。色具合からしてこの猪肉は天然ものですね。猟銃ではなく罠猟だそうです。既に火が入っています。カセットコンロが新しく小さいのになったので、じっくりと時間をかけて煮ます。
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グツグツ煮あがったところ。豚肉と違って猪肉は煮れば煮るほどやわらかくなるけど、そうすることで野菜がクタクタになってしまうので、猪肉はじっくり煮て野菜はサッと煮て食べます。
もっとも私がサッと煮で食べるのは白菜、ネギ、青物とかで、椎茸、カボチャはジャン妻の碗によそってあげちゃいます。
「あ、椎茸入れたわね」
「・・・」
「食べなさい」
「・・・」
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七味唐辛子をかけて、イワナ刺身で使わず取り置きしといた小葱を散らして、
「ああ、そういう風にする為に小葱を取っておいたのね」
「そう」
「じゃぁ生姜は?」
擦った生姜も取り置きしてあるのです。
「これも後で使うの」
猪鍋にうどんでも入れてみたいものだ。山梨ならほうとで、船山でも別注でほうろうあるけど、あれはうどんとは少し違いますね。煮るのに時間かかるし。締めに最後に入れるものじゃないですね。早い頃から煮ないと。
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別注の鮎塩焼、鮎はここからちと離れた福士という地に養殖場があります。ジャン妻は福士を福祉施設と勘違いしたようだが、福祉ではなく福士です。福士川の畔です。
「前に行ったじゃんか」
「覚えてない」
穴山勝千代君のお墓があるお寺の辺りだよ。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2015-07-20-5

ジャン妻は翌日、福士川で釣りしてる人を見て、「昨夜の鮎を釣ってるのかな」と言っておったが、さすがに川釣りではなく「天然に近い養殖」でしょうね。佐野おとり店といいます。

福士川の上流には熊が出るそうですね。場所は変わるけど熊はいない筈?の伊豆半島、西伊豆町で90年か100年振りに熊が罠にかかったって。
「静岡県によると伊豆半島では昭和初期まではツキノワグマが生息していたと伝わるが、その後は確認されていないという。
西伊豆町によると26日午前8時ごろ、猟友会員から同町宇久須の山中の林道沿いにしかけたシカ用の括り罠にクマらしい動物がかかっていると連絡があった。
現地で調査した県自然保護課によると若いオスのツキノワグマで、体長135センチ、体重43キロ、年齢は3~5歳。」
船山温泉の入り口左にいるクマと同じくらいの大きさかな。
「現在伊豆半島にツキノワグマは生息していないとされている。若いオスは母親から離れて活発に移動する習性があることから、箱根などの生息地からやってきたのではないかとみている。
集落に出没しているわけではないことから、過度に警戒する必要はないとする。
クマは麻酔銃を使って保護し、さらに1キロほど山奥に放った。」
だそうですよ。

ジャン妻は白ワイン、私は日本酒、笹一の熱燗、店で飲めないから宿で飲むんだよ。まさかこの宿も19時で酒類オーダーストップじゃないだろうね。
船山温泉はもちろんやまなしグリーンゾーン認証を受けてます。40数近い項目をクリアするのってかなりタイヘンだと思うよ。
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野蒜の和え物、レンコン天ぷらと一緒にイワナ素揚げがやってきた。レンコンは後の為に取り置きしておくのだ。
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イワナ素揚げを持ち上げてみたら腹の皮がビロ~ン、気にせずアタマからバリッといただく。
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大好きな野蒜、
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今日もジャン妻はアタマっからかぶりつかない。箸先でほじくりまくって身だけ食べてる。美しくない食べ方。イワナがかわいそうなので、アタマを貰って食べた。
素揚げイワナ、別注の鮎たち、前菜の稚鮎、イワナ刺身、川魚を食べまくってます。
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肉野菜1.jpg
見ためはイマイチ映えませんが、甲州ワインビーフ、ヒレ肉と野菜添え、クレソン、タマネギ、シメジ、
「ワインビーフプランじゃないと何になるの?」(ジャン妻)
「実は知らないのだ」
甲州ワインビーフの腿肉と甲州地鶏の焼き鳥みたいなのじゃないかな。
取り置きした擦り生姜を使って、甲州ワインビーフヒレ肉の生姜焼にしたりするのですよ。
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手打ちそば、岩魚素揚についてきたレンコン天ぷらを添えていただく。
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この辺りでハラがくちくなってきた。締めのご飯、食べられるだろうか。
何とか食べられたけど、次のデザートでかなりキツくなった。別腹がないから。
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店で飲めないから宿で飲むったってそれは無理ではないけど定義が違うのがわかった。
宿ではそれ也の量のコース料理が出されるわけで、居酒屋みたいにこっちの腹具合で調整できるわけじゃないからね。
飲むより食べるを重視しないといけない。居酒屋みたいにバランスよくいかないのだな。
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駆け込み船山温泉 [船山温泉]

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青い夏空の下に映える白い船山館、梅雨が上がってジリジリ焼ける炎天下の船山温泉は平日なのにほぼ満室だった。週の半ばになって急に予約増えたそうだから、酒類提供禁止前の駆け込み予約に違いない。
私らもそうだってか?違います。私らは前回4月に予約済です。結果的に4回めの緊急事態宣言とマンボウ(蔓延防止措置)発令前にぶつかったのです。
でもまぁ店で飲めなくなるから宿で飲むんだろ、そう思って貰って結構です。
「まさか19時で酒類提供ラストオーダーにならないだろうな。」
「それはないでしょう」(ジャン妻)
「みーさんが出かけた湯河原の温泉宿は22日からアルコール類提供ストップだってよ」
「え?そこまでする?」
湯河原は神奈川県です。K県知事は「7月22日からオリンピック開幕に伴う4連休となります。また、夏休みやお盆休みなど例年人の流れが活発になる時期ですが、旅行や帰省など県域を跨ぐ移動は自粛してください。」
この矛盾したメッセージは何?ってなもんです。
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チェックイン前の談話写真、ここ何年かジャン妻はT館長から経営学的なビジネスツール本を借りては読んでいます。温泉旅館から小難しい本を借りて読んで返しての繰り返し。
「T館長は何処で本を買ってるんだ?南部町に本屋なんかないじゃないか」
「アマゾンとか通販でしょ」(ジャン妻)
「???」
「今の時代は本屋さんに行かなくても買えるのよ」
商店が衰退するわけだ。ではいつ読書するか。ジャン妻は在宅勤務が増えて通勤電車内で読む時間が激減したので、T館長いわく「いついつこの時間帯は読む」時間を決めて読まないといけないらしい。
チェックインしてフロントでいきなり図書談義ですよ。借りた本の感想とか応用活用とか。
私は蚊帳の外です。話題に入っていけない。このトシまでそういう類の本を読んだことがないからです。
「私とT館長の会話に入れるように本を読んで勉強しなさいよ」
冗談じゃねぇって。何でこのトシになってそんなのを読まなきゃならないんだって。自分の好きな、読みたい本だけ読むさね。
もっとも老眼が昂じて最近は読書なんてしてないけど。
おっ、エントランスから展示物が消えた。こんなに広かったのか。もうガチャガチャと置いたしりない方がいいよ。
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前回は弔事が入って日をずらしての和室213室だった。今日はもとの部屋215室に戻りました。
その213室にはロウベッドが入ったそうです。畳に寝るスタイルをなるべく失くしていくとか。利用客が高齢化になってるからだろうか。
明るい、眩しい、暑い、川の音が間近で聞こえる、それが215室、
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貸し切り、清水へ、源泉が冷たいので加温しています。今日の設定温度は40度、硫化水素のニオイが強かった。燃料補給のミニタンクローリーが船山橋を渡ったのを目撃!
青空、木々の緑が眩しいです。
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渓流の湯、現在は5人までとなっています。
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T館長に借りた書籍を返却するので、感想文を書いてるとこ。
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借りてた書籍は「何故社長はあなたを幹部にしないのか」というものだった。
「自分に何が足りなかったかがわかった」(ジャン妻)
私はちょっと呆れた。あのねぇ、そんなんで納得してどーするって。
納得イコール諦めか。後悔?
「別に後悔してない」
ああそう、でも何で定年1年ちょい前にそういう書籍を読むかな。己に足りない部分をわかっても暗くなるだけじゃないのか。
「別に暗くなってない」
読んでもこれから先どうにもならないよ。もう先は見えてるんですよ。もう少し早い時代に読めばよかったのかもしれないが。
「納得してるから大丈夫」
フンッ、ビジネスハウツー本の弊害だな。私はそういうの読まないで生きて良かったよ。誰も誉めてくれないから自分で言うけど、私の会社勤務スタイルは殆ど自己流なのです。これでも社内では副部長筆頭だぜ。
「いや、参考書はあったな。」
「何?」
マンガです。
「ろくでなしブルース全巻」
「いいじゃない。Tさん(館長)に貸したら?」
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誤解を招きたくないので書き添えますが。私は高校生時代にこのような学生生活を全くしてませんので。
連載と愛読は成人してからですよ。前職の時にね。昨日の本牧大将の記事ラストにちょこっと書きましたが、前職へ自家用車通勤する前の市営バス通勤車内で少年ジャンプを読んでたのよ。
登場するリーダーたちの生き様を見て、力で支配するのではなく「どうやったら自然に人が着いてくるか」「信頼を得られるか」こういうのは漫画で充分学べますよ。
現職に転じて、自分が今のポジションになる過程でその頃にいた上司がよく言っていた。
「お前(私のこと)の為に何人の社員が動いてくれるか」
漫画の世界をズバリ言ってくれたので、マンガの質はどうあれ、読んで間違いじゃなかったなって思ったもの。
ただ、ウチは女性社員数が圧倒的に多いので、そこは別に気を遣わなくちゃならなかったけどね。え?気なんか遣ってないじゃないかって?
なので私は殆ど自己流なのです。本は読まないし、社内研修も殆ど出たことないからね。
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湯上り生ビールを飲みながら、またジャン妻とT館長はビジネスハウツー本の貸し借りの結果談義をしてる。
どうもこの宿では、今の会社勤めと、いずれ勤めを終えた後に何をするかの話になりがちだ。俗世と切り離せないんだな。
私は眠くなってきた。
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熱い陽射しを浴びながら、その辺を散歩してたら何人かの裏方女性が庭を掃除してた。
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船山川に小柄な女性がいる。何をしてるんだろ。今年は不作と言ってたクレソンでもむしってるのだろうか。
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危なくないのかな。大気の状態が不安定になって船山川上流に線状降水帯でも発生したら瞬時に濁流が襲ってきますよ。
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ここにいると世間がコロナ禍なんてのを忘れてしまいそうになる。マスク外したいくらいだ。それを現実に引き戻してくれたのがT館長で、
「ヤバイですよ〇〇さん(私のこと)神奈川も酒類停止になります」
わかってますよ。だからここに飲みに来たんじゃないかって。もう今は都にならって3県が緊急事態宣言発令に突入するとこまで来てますけどね。
T館長と、緊急事態宣言宣言、マンボウ、山梨モデル、ワクチン接種とかの話題になって「Tさん(館長)はワクチン打ったの?」って聞いちゃったんだけど「ワクチン打った?」って聞いちゃいけないらしいですね。ワクハラになるとか。何でもかんでもハラが付くんだな今は。
ここ山梨県南部町ではコロナ感染者はゼロだって。何故かって田舎だからですよ。(失礼)人が集まる場所が無いんだから。
どうも感染者数の桁が違うエリアにいるとその辺の間隔もマヒしてくるんだけど、私なんかは「感染者数ゼロ」それはそれで別の意味で怖いと思うけどね。罹患したら犯人捜しから始まって個人攻撃になりかねない。南部町がそうだと言ってるんじゃないよ。ウチの社員で1年半帰省してない子も少なからずいて理由を聞いたら「親に帰ってくるなって言われた」とかね。ワクチン打たないと帰れないとも言ってたな。摂取証明がどーだらとか。
ワクチン接種はここ南部町ではなくお隣の身延町だそうです。でもワクチン接種は(土)(日)なので、接種するとなると旅館を休業しなくちゃならないんだと。休業してでも打ったら?次、いつ打てるようになるかわからないよ。
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宴前、再度渓流に入る。暑いので身体負担を考えて、湯に浸かる回数は少なく、時間も短くした。
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まだこんなに明るいのか。
部屋のコールが鳴って「ご夕食の準備が整い・・・」最後で言わせず「行きます」ガチャンと切って階下へ。
釜飯が並んでる。私等のはどれだろ?
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この滞在は7月半ばですが、7月の第4週平日にする案もあったのです。だけど五輪開催で祭日が急にズレましたよね。それと重なってたらタイヘンなことになったな。
この記事を書いてるのは祭日初日の22日ですが、22日午前11時で中央道下り線が小仏トンネルを先頭に40km、東名道下り線は伊勢原JCTを先頭に37キロの大渋滞だって。五輪疎開かな。
話変わるけど中部横断自動車道が8月29日に全線開通するって。船山温泉近くの南部ICと、下部温泉早川ICの13km区間が通行可能になる。これで中央道、東名高速、新東名高速が直結することになった。

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船山温泉は山梨県内よりも隣県からの利用者が多いので、アクセスが増えて訪問が楽になるだろう。
東京ナンバーでも神奈川ナンバーでも宿に直行、敷地内に駆け込めば安心安全な船山温泉であります。
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和室213号室 [船山温泉]

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遠雷がする。
通り雨が降ってきた。
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部屋から見た中庭、見下ろす池の角度がいつもとは若干違うのにお気づきでしょうか。
今回は長年利用してきた215号室のツインベッドルームではなく、ひと部屋手前の213号室から眺めた風景です。
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船山温泉は、年にすくなくとも2回きます。ジャン妻の誕生月12月、ジャンの誕生月4月、この記念日は船山温泉と決めていて、今年も後半の(金)泊を押さえてあったのですが、親戚の通夜、告別式が入ったので2日ズラしました。
「間を空けることなく即、変更できるって凄いな」
「長年来てるこの宿だからできることよ」(ジャン妻)
いや、そうではなく、私の会社内での立ち位置というか、ポジショニングというか。そういうのを誉めて欲しかったんだけど。
とはいうものの、船山温泉殿、急な日程変更で申し訳ありませんでした。
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洋室と違って角部屋じゃないのでやや暗く感じないでもないが、蟄居閉門で寛げるともいえる。
213号室は湯、食事処にいちばん動線が近い部屋かも知れない。
213。。。
13。。。
不吉な部屋番号だ。この人なら好んで泊まるかもしれない。
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和室、初めて布団敷っ放しの畳の部屋で寝ることになる。
いやまてよ?初めてではないな。ジャン母と3人で来たとき、丸い半円の弧を描いて庭に出っ張ている和室に泊まったことがある。まだBlogを起ち上げる前、あれは私を船山に導いた温泉サイト、番頭さんの掲示板時代だったな。畳の上はそれ以来か。
213号室はL字型に曲がった箇所にある部屋なので、もうL字型の辺にある隣の部屋を意識しながら部屋の中をウロつかなくてはいけない。下着1枚で部屋を歩き回るなんてトンでもない。
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(日)泊だから空いてるだろとタカを括ってきたら、意外にも(失礼)殆ど満室だった。大小の釜が10個鎮座していた。ひとり客も増えたようですね。
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エントランス、ロビー前から見た部屋、2階の右端の部屋が215号室、その右隣が今回の213号室、下1階は食事処、
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T館長の新しい道楽というか、この宿の資産でもあるワインセラー、
「また数が、種類が増えたわね」
「このワインが従業員への現物支給だったりしてな」
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湯もひと通り廻った。大粒の雨が降る静山、
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静山の湯も渓流の湯も大浴場は定員5名となっている。となると例の寝そべりが更にジャマくさいな。早くブッ壊しましょうよ。
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窓を全開にした清水、普段は閉めてるので硫化水素のニオイがいちばん漂う湯でもある。
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閉めてしまえばここだけ別世界の静、
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湯上りの生ビールが運ばれてきたので、ジャン妻がマスクを外して飲もうとするところ。
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雨上がりに外に出てみた。
船山温泉は地元の山梨県の客よりも、隣都道府県からお見えになる客の方が遥かに多い。私もそうだし。この日は9か所のナンバープレートのくるまが停まっていた。
私を含めて県境を跨ぐ移動だが、私も普段は都心に普通に通勤しているし、くるまでGOTOドアなら問題ないと思うがね。
くるまで家から宿へ直行、観光しない、SAやPAではWC休憩だけ、宿に籠る、外に観光に出ないといったって船山温泉の周囲には自然だけで何もないから出てもすることがない。「観光しないで宿でゆっくり過ごそう」です。
でも白状すると1か所立ち寄っています。宿入りするまで「道の駅なんぶ」に滑り込んで資料室を見たんだよね。誰もいなかった。
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高速が空いてたので早く着いててしまい、書籍も持ってこなかったので退屈ではあったよ。
コンビニで買ったくだらないマンガを読んだけど、マンガなんてすぐに読み終わってしまうからね。
213号室、13という不吉な番号の部屋に寝てるのを幸い、宿の怪談本でも持ってくればよかった。1時間ほど寝てしまった。
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山梨県は神奈川県に隣接しているし、首都東京に直結しているが、よく言われるのが「首都圏直結の山梨県がなぜコロナ封じ込みに成功したのか?」
山梨県だけど長崎知事が打ち出した「やまなしグリーンゾーン構想」認証制度ですね。対象は山梨県下の宿泊業、飲食業、酒蔵、山梨だから当然ワイナリーも。チェック項目が30~50あって、それをクリアすると県から感染症対策のお墨付きが発行される。書類申請だけでなく、県の職員や委託業者が現地まで来るそうです。
OKなら山梨県がステッカーを発行する。船山温泉も認定されています。HPに自信満々に打ち出しています。

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山梨県は県下の飲食店に休業要請も出したが、解除する際には県が示した基準である感染拡大予防ガイドラインを満たした店は個別に休業要請を解除していった。
ガイドラインの内容は30分に1回の換気、入場者の制限、人との間隔を最低1メートル確保、客やスタッフのマスク着用、定期的な手指消毒、入場者の入り口での体調確認、合計17項目だと。
ウチの社内にも山梨県出身の者がいて、
「山梨県はねぇ。成功したと言われてますけどねぇ。あれは、あの店ちゃんとやってませんよっていう、その、何ていうか、言葉は悪いけど密告のような。そういうのもあるんですよ」
密告だと言い方が暗いが、抜き打ち検査や利用客の通報制度のようなものか。別にそれはそれでいいのではないか。緊張関係を維持して対策が継続されるのならね。「お宅はちゃんとやってませんよね。見に行きます」来店して指導、是正すればいいのだから。
だけど政府はこの第三者認証制度「山梨モデル」を導入するよう全国の都道府県知事に通知したのですかね?
バカにするわけじゃないけど首都圏と違って圧倒的に人口が少ない県でしょう。全国都道府県で実行するのも確認するのも大変だと思う。東京や大阪のように無数の飲食店がひしめいているような地域で100%実行可能かどうか。
その後どうなったか聞かない。緊急事態宣言発令で括っちゃたからね。
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寝て、起きて、再度、湯に入って、ゴロゴロしてたら、

プルルルッ!
プルルルッ!
プルルルッ!

ああ、18時前か。電話は何処だ?何処で鳴ってる?
格納されてるTVの下にあった。扉を開いて受話器を取って、
「いつもの部屋(215号室)と勝手が違って、電話が何処で鳴ってるのかワカランかった」
「笑、フロントでございます。ご夕食のご準備ができあがりましたので・・・ふじまでお越しください。お待ちしております」
ガチャッ!
「何処で鳴ってたの?」(ジャン妻)
「TVの下」
普段、扉開けないからね。TV観ないし。宿でTVなんか観ると俗世に引き戻されるからな。
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階下に下りたら昼間は掃除部、夕刻だけ接客係の小柄なMさんがいて、他のお客さんに「お名前は?」伺っている。お名前を伺ってから各個室に案内するわけか。
すぐに入らないで入り口で立ってたら、
「何をやってるんです」(T館長)
すぐ入らないのはMさんが戻ってきて私らにどんな対応をするか見てやろうと。T館長に見抜かれてしまった。
「そうやってすぐネタにしようとするんだから」
カオパスの俺らにMさんが「お名前は?」とでも言おうものなら「ぬぅわんだぁってぇ!」と絡んでやろうと思ったのだが不発に終わってしまった。
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まだ夕方だけど陽が大森山の向こうに隠れ、照明もそんなに明るくない、テーブルクロスはシブイ茶色、無骨なお皿は焦げ茶色か黒っぽい色ばかり、この宿の野趣溢れる料理は見てくれがイマイチなのでインスタ映えしない。(インスタしてないけど。)
甲州何とか豚のハム、稚鮎の春巻き、何かの自産肉のパイ包み焼き、天ぷら、タケノコ、
自家製ソースはキュウリだったり、ブロッコリーだったり。
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あれ?赤い刺身がある?
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これは鱒か。このセットは定番で、どうも他の部屋と間違えて出たらしい。いつもは4か所ともイワナだから。
館長も女将さんも気がついたが、川魚の刺身が好きな私はこのままいただいた。鱒の刺身大好き。信州サーモン、上州ギンヒカリ、船山の甲州は富士之介、だったかな。
あっさりしている。都内の黒板メニュー居酒屋のサーモン刺身は脂のノリは凄過ぎたからな。
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追加メニュー、タケノコの刺身、今の時期ならでは。
「酸っぱいな」
「そりゃ酢味噌だもの。この程度で酸っぱいの?」(ジャン妻)
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赤銅色の肉は山梨のどっかで罠にかかった可哀そうな猪の鍋、
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煮えてキタキタ。猪肉は豚肉と違って煮込めば煮込むほどやわらかくなるが、野菜は煮過ぎない若い野菜が好きなので、先に白菜、ネギ、青物をよそって。
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調子にのってタケノコも入れてしまった。贅沢だな。タケノコと猪肉の味噌汁か。
「穂先を入れないでよもったいない」(ジャン妻)
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猪鍋は前より優しい味になった。前はやや辛、ほんのやや辛い味付けだったが、それがなくなり、マイルドで素朴な味噌汁の味を呈していた。
ほうとうを入れたり、ご飯入れてオジヤにしてみたいが、それをするとコースの最後までたどり着かない。ほうとうを入れたこともあるけど市販のうどんやきしめんを想像すると裏切られますよ。全く別物と言っていいと思う。

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いつものウチらだけの定番、岩魚素揚げ、他の部屋は塩焼きだと思う。今日はお腹の肉を割いて揚げる面を増やしてある。
付け合わせは山菜天ぷら、野蒜、
無念の形相をしている岩魚、供養の為にもアタマから尻尾まで全部食べるからな。。
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ジャン妻がイワナにかぶりつこうとしているところ。
直虎で川名の御隠居(井伊直平、演、前田吟さん)の配下が囲炉裏端でイワナにかぶりついてるのに似ている。
塩焼きは飾り塩を塗してあるから塩分過多になってしまうんですよね。
「19時になったら酒類提供禁止?」
「そんなことないですよ」
ああそうか、ここは山梨県だからね。これが都内や神奈川の旅館だったらラストオーダーになるのだろうか。
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甲州ワインビーフヒレプラン、付け合わせの野菜はタマネギとシメジ、クレソン、ガーリックチップはガーリック好きのジャン妻に全部食べられてしまった。
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ここでも調子に乗って、タケノコを焼いてみる。
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「Mさん来ないかな」
「・・・」
別にアラを探そうってんじゃないよ。ああいう昭和の大衆食堂のオバちゃん接客が好きなだけさ。
でもT館長は私がMさんに密に接触しようとするのを好まない。引き離そうとする。ネタにしようとしてるのを警戒している。Mさんにも「あの人に近づくんじゃない」と注意してるかもしれない。
Mさんは船山温泉で最も長い勤続年数です。
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手打ち蕎麦は誰が打ってるんだろう。お世辞にも喉越しよくツルツルツルッとはしてないです。もしかしてつなぎ入ってないんじゃないかなこれ。
日頃、駅そばやスタンド蕎麦ばっかり食ってる私には贅沢というもの。
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締めの釜飯、ご飯をよそうジャン妻、
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今日はもちろんタケノコご飯です。イワナの骨汁、香の物と一緒に。
市販の赤出汁味噌汁とか、黄色いイロのタクアンなんかが出ないのがいいでしょう。
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ご飯をガツガツ喰らうジャン妻、ジャン妻は旅行に来ると胃袋とカロリーの上限リミッターを外すのです。
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誕生日プランで出されるケーキは別腹が無いので私は無理でした。Mさんにあげちゃった。
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あ、そうそう、食事処の床、畳は新しく張り替えられていました。厨房からワゴンを転がすのでどうしても傷んでしまう。ささくれだって足裏がチクチクしなくなった。
「そういうネタをBlogに書いて欲しいんですけど・・・」(T館長)
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ジャン妻とT館長が談笑中です。何だか難しい話をしとったな。コロナ禍での旅館経営のノウハウとか。今後の社会情勢とか経営談義かな。私はもっぱら聞き役でしてね。私の異動の話とか出たのかな。忘れた。
また書籍を借りてる。自慢じゃないけど私はT館長やジャン妻が読むようなハウツー書籍をこのトシまで読んだことが無い人間なのだ。自己流でここまで来ちゃったし。もう読んでも役に立たないし、老眼で読めないだろう。
話を聞いてる時はいつも為になるなぁと思うのだが、終わってみるとよう覚えていないのだ。
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寝酒、夜食、笹一を常温でいただく。デザートはあげちゃたけど、何とか全部、腹中に収まりました。
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寝転がって、T館長からお借りした経営書籍に目を通すジャン妻、
この後、バタッ、ZZZ。。。
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起床は5時半、私にしては遅い方である。普段が4時、下手すりゃ3時半に目覚める。そのまま起きてたりとか。
朝の散歩もしなくなった。まだ寒いし。
家でもベッドなので久々の畳の上は腰に来るかと危惧したがそんなこともなく。
部屋でスマホ見ながらゴロしてたら電池が無くなってきた。WCへ2回行ってゴロ寝してたら、

プルルルッ!
プルルルッ!
プルルルッ!
この音が他の室から聞こえたんですよ。ひと部屋ひと部屋ずつ順番にかけてるのか。TVが収納されてる扉を開けるのがめんどいけど、次はこの部屋だなと身構えた。鳴ったらすかさず取って、今から下りますよと。
「受話器外しといたらどうなるんだろ?呼びに来るのかな」
「さぁ。そういうことはしないの。やめなさい」(ジャン妻)
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廊下にプチバイキングコーナーがあって先にご飯をよそうのですが。ジャン妻は2人分のご飯、私は2人分のオレンジジュース、
ジャン妻が持ってきたご飯の量が少ない。
「貸せ。自分でもう1回行ってくる」
「止めなさい。最初っから大盛にするなんて。後でお替り行けばいいでしょ」
コロナ禍の時勢で、途中でお替りするより1回で済ませた方がいいと思うんだよ。
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朝の陽ざしが眩しい食事処に朝餉が並んでいる。ロールカーテンを下ろして撮った船山温泉定番の朝定食、黒くてゴツいお皿は殆ど河原の岩みたいで、この皿を夫婦喧嘩の得物に使ったら大怪我するは必定である。その無骨な岩の上に、山菜、青物、チョイ辛い漬物、脂身の無いチャーシュー(甲州の豚だと信じたいね。)ピリ辛い蒟蒻、稚鮎のマリネ?が鎮座している。
ご飯、お米は武川米、馬場信春が馬場家の名籍を継ぐ前にいた教来石家が知行していた辺りのお米、
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山女魚の一夜干し、私はアタマっから尻尾まで全部食べましたが、箸先で摘まみまわすジャン妻の食べ方、食い散らし方のまぁ美しいことったら。
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タケノコ、インゲンの煮物、今日は薄味、横浜は崎陽軒シウマイ弁当のタケノコ煮が如何に味濃いかがよくわかる。
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サラダ、館長がいうところの「旅館料理ではあまり使われない食材だと思います」のキャベツが唯一出されるのがこれです。
サーモンハムが載っている。
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マヨネーズかドレッシングか。それらの混ざった感のある濃い液体をブッかけていただく。
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これがレストランのランチに申し訳程度に付いてくるミニサラダなんかだと、ドレッシングは上の部分だけで奥まで入ってないケースがある。あの名店104ですらそうだからね。
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何も入ってない汁だけの味噌汁に見えますが、実は根菜や葉物がたくさん入っています。ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ネギ、青物、薄揚げ、などなど。
いつも言うけど、味噌汁の底からすくい難いオタマだな。後半は鍋を傾けないとすくえないのだ。
最初は熱々ですが、固形燃料がすぐなくなると冷めてくる。
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もうひとつの足軽の陣笠をひっくり返したような鍋は、固形燃料がまだ活きている。自家製豆腐の鍋です。
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自家製豆腐が美味しいぞ。地元で50年食べてた老舗の個人豆腐屋が昨年9月に廃業してから美味しい豆腐や油揚げ、厚揚げを食べてない。そのせいか船山温泉のこの豆腐、見てくれは白いブヨブヨした塊が素晴らしく美味だった。こんなに美味かったかこれ。
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冷めた味噌汁に豆腐を入れてみた。後から豆腐を入れて余計に冷めたりしない?と思うでしょう。逆です。味噌汁は固形燃料が無くなって冷めていますが、そこへ自家製でグツグツ煮えた熱々の豆腐を入れたら味噌汁が再度温まったという。
温泉半熟玉子は白身をすすって、黄身はちょこっとだけ醤油を追加してご飯にかけていただく。
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ご馳走様でした。いつも変わり映えしませんがそれがいいと思う。食後に珈琲が欠かせないジャン妻、
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部屋で寝なおして、改めてチェックアウト前にひとっ風呂浴びに渓流の湯へ。
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青空、春の陽射し、新緑が眩しい。ここにずっとずっとずーっといたくなるくらいに素晴らしい。
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では帰り支度して出ましょう。畳の上で寝た和室213号室、次回はまた奥の洋室215号室に戻ると思います。
部屋にスマホを忘れて慌ててくるまを出したので、去る前の船山館の写真はありません。
「何をお忘れで?」(T館長)
「スマホ。あれがないと」
「次回お見えになるまでお預かりしておきますよ。今日の記事も自分がUpしますんで」
(??)
コメント(8) 

華や ヘルシー [船山温泉]

まだ暗い未明、4時半に目覚めた。
腹の虫がグーッと鳴った。腹が減って目覚めたのか。
やっぱり昨夜の晩飯が足りなかったんだよ。コロナ太りを気にしてるジャン妻は「これだけあれば充分なボリュームでしょ」自分の意見を押し付けるように言ってたが、私にしてみりゃとんでもない。ビーフストロガノフにサラダ、トースト1枚だけだったんですよ。
足りなくて風呂に入ってるジャン妻に隠れてピーナッツ揚げを摘まんだりしたんだから。
(これがバレて。ピーナッツ揚げは没収されました。)
2度寝しないで起きて、部屋のエアコンを買い換えたので、温かい環境でブログ記事の下書きやら写真整理やらしてたらますます腹が減ってきた。
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今日は本社には行かないで空腹のまま鶴見区、神奈川区と廻った。いったん横浜駅に戻る途中で空腹で気持ち悪くなった。
岸根公園の華やさんまで持ちそうにないので、立ち食いか何かで適当に済まそうかと思ったぐらいだよ。
でもそういうことをすると食べた後で後悔するので止めた。我慢するのが辛かったな。
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雨上がり、あ、もうタクシーが停車している。
もう1台、2名様も続こうとしている。
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タクシーの運ちゃんも次の2名様も前に見たことがあるな。運ちゃんはラーメン&小炒飯、2名様はラーメン?小炒飯、ワンタンメン、炒飯、ニラレバ単品、持ち帰り餃子2皿、入り口側の狭い四角いテーブルの上にそんなに載るのかね。
でも店を開けてすぐの時間帯で3000円の売上はデカいし、今日の幸先が良いじゃないですか。
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今日は早あがりして夕方5時に上大岡に行くので昼は軽くすることにした。これまでのどれよりも軽いメニューに。でも割高なものです。
「小炒飯と野菜スープ」
ママは滅多に出ないだろう組み合わせに、
「それでいいの?足りるの?1000円近くするわよ」
そう思ったに違いない。いつもの眠たそうな目がそう言ってた。
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野菜スープ?今宵の上大岡は栄養バランス無視で好きなものしか食べないから今、昼のうちに1日に必要な量の野菜を摂取しておくのです。
メニューには野菜スープ、ワカメスープの2種しかない。五目スープ、肉スープ、玉子スープ、そういう類がないのです。
何故かな?
あってもいい気がするが。
おそらくはタンメンや五目そばと同系の塩スープでだうと、食べる前から予想できるというものですが。
定食や焼きそばについてくる小茶碗のワカメスープは薄味でしてね。味的にちょっと物足りなくもある。あれをベースに野菜スープにしたら更に薄味になるだろうな。
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小炒飯は先客の運ちゃんのセットと同時にきた。野菜スープは少し間が空いた。
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おそらくタンメンの麺無し、肉無しがこれですね。
白菜だけでなくキャベツも泳いでいます。他にはタマネギ、長ネギ、もやし、ニンジン、ニラ、椎茸、キクラゲ、タケノコ、青菜はチンゲン菜かな。
青菜から摘まんでみよう。行きなり口にいれたら上顎を火傷するから慎重に。
青菜とキャベツ、青菜は青梗菜か?
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スライスしたニンジンとキャベツ、
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白菜と青菜、チンゲン菜
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長ネギ、ネギがもっと欲しいな。煮込まないネギが大好きなので。
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キャベツ、湯気がモワァ、
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湯気を吹き飛ばす、
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キレイなスープですな。油や焦げの汚れが全くない。端っから胡椒もかかってない。それが大事。
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レンゲですくってみる。湯気がモワァ、
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湯気を吹き飛ばす、
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箸でガバッと摘まんでみると、麺がないのは寂しくもあるな。
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スープの具、野菜が無くなったようだが、丼の底を浚渫船のようにレンゲでさらって具が残ってないか確認する。
最後まで熱々でした。野菜のしゃぶしゃぶみたいでしたね。大盛りにしたら野菜マシになるのだろうか。
では小炒飯に取りかかりましょう。合間にスープをすすりながら。
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ご馳走様でした。本日の野菜摂取が完了、軽かったので夕方に腹の虫が鳴りまくったけど。
タンメンと五目そば、おそらく野菜スープと同じような路線だと思うから、それらはパスして次回は何にしましょうかね。
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後続客が続々と入ってくるぞ。店を出たら青いコンパクトカーがバックで入ってきのです。
切り返して停車、オジさんが運転席から下りようとしてドアを開けたら、店のカブマークが描かれた板にギリギリの位置だったよ。
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その次に、ハザードランプ点滅してる別のコンパクトカーが横断歩道前の中央部に停車していたのです。やっぱり華やさんの客で、そのくるまはアタマっから駐車場に突っ込んだ。
これで都合8人の客が入店、時刻はまだ11時半だから、今日の昼の売上ノルマはクリアできそうですな。
夜は知らないが、華やさんの料理はボリュームがデカいので、チョイ飲みには向いてないかもしれない。逸品でガッツリ、そして力強い味が多いですが、今日の野菜スープは幾分大人しくてヘルシーだった。
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船山温泉 [船山温泉]

元旦の記事に日の出シーンを持ってきたせいで、今回のUpは時系列が逆になっています。
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船山川の河原から宿を遠望すると、河原に生えた雑木林の向こうに宿が見える。
そこにあるだけの宿、上流に民家はない。電柱もこの辺りで終わりです。
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船山温泉は山の中の一軒宿なので、12月は陽の光が山に遮られ、午後2時でも薄暗い。蒼くて暗いのである。
この時期から冬場にかけて、周囲の木々の葉は落ち、風に飛び、枝がむき出しになり、荒涼たる光景になる。
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掃除部のMさんに続いて永年勤続年数のスタッフ、Kさんとジャン妻の後ろ姿、
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宿の扉が開くと、消毒液スプレーポンプがお出迎えである。無粋だが仕方がない。ブシュッと掌に吹き付けてスリスリする。
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次に黒いボードにコロナ対策と、GoToキャンペーンについての説明がベタベタと貼ってあった。
全部、読まなきゃいけないのかな。私はマニュアルを読むのが嫌いなタチなので、めんどいので読まなかった。
あ、そうか、今回はGoToなんだった。
T館長からジャン家に電話があって、テレワークしてたジャン妻が出たら、
「確認なんですけど。GoTo使えますよ」
そう言われたんだって。
「何の電話?」
「GoTo使えるって」
「GoGoTo?」
私はGoTo予約の仕方や、システムがとうとう理解できずじまいで終わった。だいたい船山を予約するのに旅行会社を通したことがないんだ。それは蕎麦宿やさらの木もそうだが、いつもチェックアウト時に、次回はいついつと抑えてしまうから。
「GoToねぇ。それって使わなきゃいけないのかな」
「T館長は使って欲しいみたい」
ふぅ~ん、GoToったって税金だろ。GoToをよく知りもしない私ですが、GoToで安くなる分で、分不相応な他所の高い宿に泊まってみるという選択肢は全く考えなかったな。そういうのを否定してるんじゃないよ。利用する人はすればいいし、私らはそういう気にならなかっただけ。いつも行くところに行きたかっただけです。

高速で2時間半、富士川SAで下りて身延街道(富士川街道)を北上する車中で、
「あ、そういえば、前回Tさん(館長)に借りてる本は持ってきた?」
「持ってきた」
「読んだのか?」
「読んだわよ。でもテレワークになってから読む時間が減ったワ」
後でT館長に「1日10分でも20分でも読む時間を作るんです」と言われてたがその通りだと思うよ。
お借りした本は付箋だらけになっていた。半年以上も借りっ放しだったのか。
「で、また借りるわけ?」
「今度はこういうテーマの本は無いかなって」
また別テーマらしい。もう経営はいいから、部下の育成とか教育とかはないか相談するという。船山図書館かよ。
こういう宿側と利用客側の関係も珍しいのではないか。利用客で済む筈の関係かかなり逸脱してきている。この宿へ何しに来てるのかって。
だけどまた別テーマか。こりゃ長話になるな。
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チェックインが立て込んでたようなので、荷物は自分らだけで運んだ。勝
手知ったる船山館内だが、おや?畳のエントランスにデカい箱がデンと鎮座している。
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ワインクーラーのデカいヤツだった。
また投資されたか。中を見たらワインがたくさん寝てる。後で本数を数えてネタにしてやろう。
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釜飯の数が多い。今日は10組、平日金曜なのに。GoTo効果だな。
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いつもの部屋215室へ、そこから見た庭の風景、やはり薄暗い、まだ2時なのに。

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部屋の中を熊のようにウロつくジャン妻、
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さて、いつもは大浴場の後、生ビールを飲みながらT館長の時間の許す限り、業界談義や今後の方針、起業、経営、育成だの、私の苦手な談義になるのだが。
ビジネス関連のハウツー書籍を今日まで一度も読んだことがない私です。何でかって?必要なかったからですよ。T館長に、「そういうの読んだことない。でも自己流って限界があるんだよな」、そう言ったらT館長は何て言ったかというと、
「町工場って、オヤジさんが〇ワハラみたいに怒鳴っても辞めないんですよ」

(@@;)

そんな私がジャン妻とT館長の傍らでハウツー談義を聞いてるのも何だしな。私は散策に出ることにした。
「何処へ?」
「その辺へ。前に見つからなかったじゃんか」
ジャン妻もこの辺りの道が急で狭いのは知ってるので、
「くるまで?」
「歩いていく」
何処に停められるかわからないからね。
「だったら湯に入らないでそのまま行ったら?」
そうすることにした。
「行ってる間にT館長と話を済ませなさい」

私は浴衣にも作務衣にも着替えずそのままのカッコで宿を出た。
下駄箱に仕舞われた靴を引っ張り出して、何処へ行かれるのかと訝し気なKさんに、
「ちょっと散策に行ってくる」
杉尾集落から峰集落の方に坂を上っていった。

散策1時間。
探していたものは見つかった。
でも文献の裏付けがとれないだろうな。
その散策の帰途、宿に戻る途中、いつかの大雨で崩れた崖は相変わらずそのままだった。
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崖が崩れて道を塞ぎ、電柱を倒して宿は停電になった。
現場に駆け付けたT館長の前に切断された電線が落ちていた。ホラー洋画キャリーの如く火花を散らしてバチバチ飛び撥ね、危うくT館長のヒゲが焦げるところだったそうである。(嘘です。)
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垂直に切り立った崖を見上げてみる。粘りが弱そうに見える。
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簡易的に置いただけ、積んだだけのブロック石もそれ也に役には立ってるみたいだ。裏を見たら崩れた土や枯れ木が詰まっていたから。
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宿に近くなった辺りで後ろから燃費の悪そうな不完全燃焼のエンジン音が迫ってきた。ブルブルブル、ブゥオー、身延線内船駅への送迎バンじゃなさそうだな。
敢えて振り向かずやり過ごしたらT館長の運転するくるまじゃないかい。
駐車場で挨拶した。「何処へ行かれたんですか?」って話になるじゃないですか。私は今しがた見てきたもののフォトを館長に見せた。
何を見つけたか、それは何処にあるのか、その意義は、細かい内容は別項にしますが、明日の朝になって今度は私の方から逆に、
「何処で見たの?」
館長にインタビューすることになる。
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215室に戻ったら、ジャン妻は鏡のあるデスクで仕事してた。何でこの宿で仕事するかな。
「Tさん戻ってきたよ」
「あ、戻ってきた?」
「まだ会ってない?」
「フロントにいなかったんで、若女将にこういう書籍ってない?ってメモを渡したの」
ってことは、これからそういうハウツー談義になるんか。
意外と汗ばんだので最初の湯に行った。大浴場は着替えのザルが5つに絞られていた。
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誰ともカチ合わずに湯をハシゴ、ジャン妻とは清水に2人で入ったが、湯を出た途端に噴き出した給湯の勢いが凄くてさ。こんな感じにドバドバドバ、
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2人が入って溢れた分がこれかと驚いた。
まるで清水の給湯に人間の意思が合って「デカいのが2人入ってお湯がたくさん溢れたから、急いでその分を補給しなきゃ」と焦ってるみたいだ。
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ジャン妻がT館長と談話しているところ。
経営の書籍を返還して、今度は教育の世界だって。
椅子の袖に生ビールが1杯だけおいてあってそれはジャン妻のオーダー、私は飲まなかった。今飲んだら夕餉の最初の1杯が美味しくなくなるから。
話が長いな。T館長の展開する持論とフムフムと聞き入るジャン妻、こうなるともう師匠と生徒の関係である。
「この人(私のこと)はTさんに、町工場のオヤジって言われたのを根に持ってるの」
T館長は笑って、そんなこと言いましたっけってな感じである。
「別に根に持っちゃいないよ」
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この時期は薄暮に包まれるのが早い。いつ陽が沈んだのかもわからない。
もうすぐ夕餉、ディナーのコールが鳴る。あのプルプルプル音はドキッとするんだよな。
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船山温泉 [船山温泉]

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薄暮に包まれた船山館、18時前になると夕餉のCALLが鳴る。ジャン妻はフロントからのCALLに出ない人で、
「そういうのは家長たるアナタが出なさい」
そう言い張るのである。私は電話番か。
プルプルプルプル着信音が鳴って受話器を取り上げたら、
「ご夕食の準備が1階の食事処ふじで整いましてございます。お待ちしております」
こんなに長い丁寧語を喋ったことがない私は、受話器を取り上げてすかさず、「ああ、いきます!」ガチャンと切ってしまったことがある。
「仕事させて(喋らせて)あげなさいよ」(ジャン妻)
殆どCALLしてくるのはT館長かKさんで、若女将も含めて女性から架かってきたことなんてない。

ふじは食事処のいちばん奥にある。動線が長いけど静かで、隣室の声が聞こえ難い部屋です。
既にテーブル上に前菜、イワナ刺身、鍋がセッテキングされてあります。
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船山温泉のディナーは何が出されるかわかってるし、味もボリュームも食べ慣れたものだが、私も齢を重ねて、食べられる量が減ってきた。特別料理の追加もしなくなった。
猪鍋は前回か前々回から気持ち減らして貰ってるし。
酒量も減った。笹一の熱燗、2合×3本だったのが、今は2本、1本減った。
今回も何だか完食できるか自信が無くて、「窯飯の量を減らして貰おうかなぁ。それともお握りにして部屋で喰うか」、そうボヤいたくらいだ。ここでしか食べられない素晴らしい素材、料理を残したくないからね。
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毎回変わらぬ定番ディナーは野趣溢れる山の恵、川魚、ジビエ、
部屋に案内してくれたのはT館長だが、今回は料理、前菜の説明は全く無かったので、こっちで想像すると、無骨で重たい皿に載ってる料理は、山女魚の素揚げマリネ、レンコンの甘辛いキンピラ、大根と黄色いパブリカのナマス、小さい蕪、里芋を潰したヤツ、オリジナルソースが2種類、
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イワナ刺身はワサビ無、塩をチョンチョンと付けて、醤油もピチョッと付けていただくと甘味が引き出される。
私の生活圏の中でいちばん好きで美味しい刺身じゃないかな。
「カワハギは?会津の馬刺は?」
「それはまた別」
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猪鍋、ボタン鍋は火を入れて、煮れば煮るほどやわらかくなるのが猪肉です。でも野菜は若い方がいいので、猪肉がやわらかくなる前に野菜類だけ摘まんだ。
「カボチャも食べなさい」(ジャン妻)
カボチャは甘味つけなので、すぐに食べてはいけません。
「あ、椎茸がこんなに」
ジャン妻の器に放り込んでやった。
「食べなさい」
サツマイモなんかも入ってた。
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猪肉をリフトアップしたところ。筋も無く脂身も少なくていい肉でした。
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若かったら、胃袋に余裕があれば、ほうとうなんぞを追加してみたいのだが。
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生垣の葉っぱに乗ったイワナ素揚げ他です。メニューには定番、塩焼きですが、ウチらはずーっと素揚げです。
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イワナは恨みがましい無念の形相であります。供養の為にもアタマから尻尾まで全部ガブリといきますが、ジャン妻は焼き魚を箸でほぐすように突っつきまわして身だけ食べようとるすから、食べ方が汚らしい。
「アタマと尻尾をよこせ」と箸で摘まんで食べてやった。

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白ワイン2本、1本はGoToなのでちょっと高いのをいただいでいます。
私は熱燗、笹一、この宿でいちばんの安酒、なんて言ったら失礼だが、野趣溢れる山の幸には日本酒が、熱燗が合うに決まってる。
その熱燗を持ってきたのは掃除部兼、慣れない接客のチビMさん、今日もデカいレンズで太い縁のメガネをかけている。顔よりデカいんじゃないか。
このMさんが登場すると旅館の筈の食事処が下町の大衆食堂と化す。T館長は私がそうやってネタにするのを好まない。
でも好きなんだから仕方がない。
グビッ!!
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いつもの甲州ワインビーフヒレ、客が好みの焼き加減ですぐ食べれるようにサイコロ状にカットされています。
宿側で焼くとなると、各部屋のペースに合わせなくてはならないし、焼き加減を聞いてシェフが厨房で焼かなくてはならない。その分だけ人件費がかかるし、運んでくるだけの動線もあって、下手すりゃ冷めてしまうからね。
焼肉屋だと思うしかない。
でも換気がイマイチよくない。作務衣やカオ、アタマに焼肉の煙、香が僅かに付いてしまうのが残念ではある。
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甲州ワインビーフを持ってきたKさんから、厨房にいたベテラン、Mさんの退職を聞いた。
身体もキツそうだったしな。まだ元気で身体が動くウチにと考えたのだろう。
時短で再就職した先も聞いたのだが、もしかして、前にいたTさんのツテってことはないか。

ちょっと宿の世界、料理の感想から逸れます。
食事処「ふじ」でのジャン妻との会話ですが、この時は12月25日夜なので、会話はおのずと今年の成果だの、年始から1年に向けての展望とか固い話に終始したな。私は聞き役で。
目標達成とか、成果とか。人事考課みたいである。
昨年最後の居酒屋での会話と殆ど変わらない。
クリエイティヴな業務ではない私はジャン妻が得意満面で吹聴する自慢話(ともいえないが)成果を強調する話を聞かされてもよくわからない。
私に吹聴するのは部署で評価されてない不満があるようだか。3年前にジャン妻を引き留めて引き抜いた伊東甲子太郎も今はグループ内で別会社の責任者を兼ねているので、ジャン妻には殆ど見向きもしない。今のジャン妻の上長は口が堅く、内々に進んでいる情報をジャン妻に洩らしたりしない。だから、
「アタシは作業員でしかない」
それが不満だという。その代わり己のスキルを上げて2年後は他で仕事するんだと。それはいいが、まさか起業なんてしないでくれよ。
その為には後進を育成しなくてはならない。T館長から借りた書籍は紙袋に入っていて重たかったが、何冊借りたんだ?それがとっかかりになればいいのだが。

私は次年度も変わらない。支店の子たちの為に行政との懸け橋になってればいい。河野大臣が頑張っているようだがまだまだ旧態依然の世界、そこにクリエイティヴなものはない。
「他にできるひとがいないので」
そういうのも上長から突然来るだろう。上長は固い野郎でそういうのを事前に私にリークしたりしない。実は裏ルートでそれがいつ頃来るか、どの程度のボリュームか情報を得ています。
他にできる人がいない、私しかできる人がいないならクビにもなるまいて。
ちなみにこういう席では家族の話題は禁止になっています。老親の衰えとかを会話し合っても滅入るだけだからね。

蕎麦、厨房で誰が打ったんだろう。やや粉っぽい蕎麦で、お世辞にも喉越しがいいとはいえない。この蕎麦を猪鍋に放り込んで煮たら美味いんじゃないかな。
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釜で炊いた混ぜご飯の時間です。私はチェックイン時に、食事処に貼ってある部屋別の「○○様」を数えて客の入りがどうかイヤらしくチェックするのだが、廊下に並んだ窯のサイズもチェックします。1人用の小さい釜、2人用の大きめの釜、それで人数がだいたいわかる。
今は船山温泉もひとり客を頻繁に受け入れていて、女性のひとり客も時折見かける。静岡市内の廃屋酒場の常連さん女性もそう。個室だから安心だし、ひとりでも落ち着いてマイペースで食事ができるだろう。
釜飯をよそうジャン妻、
釜飯をよそうジャン妻1-1.jpg釜飯をよそうジャン妻2-1.jpg
釜飯をよそうジャン妻3-1.jpg釜飯をよそうジャン妻4-1.jpg
ガツガツと喰らうジャン妻、
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さぁ喰うぞ3-1.jpgさぁ喰うぞ4-1.jpg
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その釜飯、というか、混ぜご飯ですが、今回は鶏肉が入っていた。
何処を走り回っていた鶏かわからないが、味が凄くよかった。旨味が釜飯全体に広がっていた。
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デザート、まぁこれくらいでいいです。別腹が無いので。
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ジャン妻が飲み切れなかったワインを小脇に抱えて大事大事に持ち帰ろうとしているところ。
だけど飲めなくなったな。前はビール2本、ワインフルボトル2本、笹一熱燗2合を3本、いけたものだが。
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忘れてたワとばかりにマスクを着用するところ。
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腹がクチた。でも部屋に戻って二次会、
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クリスマスのクの字もでない。ウチは12月の第4週はジャン妻のBirthday優先なので、「我が家にはクリスマスは無い!」が30年近く続いている。
クリスマスじゃないけど、船山温泉はその手の飾り、イルミネーションは全くない。一切合切ない。敷地内の煌々とした灯りはあくまで獣害、虫害を防止する為、それらから宿泊客を護る為のものであって、見て楽しませるものではないのだ。
だから点きっ放しで点いたり消えたりしない。照明は空軍基地のように眩しい。洋画なんかで夜間の軍関連の基地が映し出されると何故かこの宿の夜を思い出すことがある。

だがさる日、眩い灯をかい潜るように一匹の獣が宿を迂回して、上流の堰堤付近の河原に現れた。
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ベッドに倒れ込んだらそのまま落ちてしまい、夜の渓流の湯には行かなかった。エコーが効いた誰もいない内湯で歌を歌うのが好きなのだが。
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船山温泉 [船山温泉]

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いつもの215号室から見た眩い光景です。
初日の出ではないです。昨年12月25日のサンライズです。

陽が昇りきったので、寝転がってアイフォンで調べものをしていた。昨夜、スタッフのKさんから聞いたネタの裏を取らないと。
それはすぐに見つかった。これだ。山梨県から配信されたPDFです。

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ははぁん、これだな。
ジャン妻も目覚めてなので、
「載ってるよ」
「???」
「昨夜、Kさん(男性スタッフ、船山温泉に10年近く勤務しているガマン強い男性)から聞いた話でさ」
ジャン妻にPDF画面を見せた。
「ああ、これだね」
「後で聞いてやろ」
フロントにいるであろうT館長にメールした。
「これってもしかして・・・」

仰向けになって寝てたジャン妻も起きだした。
そしたら呼び出しCALLが鳴った。
階下に降りた。

船山のプチバイキングは畳の廊下の壁際に、白飯、茶粥、蕎麦粥、パン、ジュース類その他が置いてある。
先にご飯をよそってから個室へ。私らの個室「ふじ」はいちばん奥にあるので距離が長いのです。
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明るい陽射しの個室、テーブルに並んだ朝餉のおかずも山の幸で占められます。
黒い台に載ってるのは山菜、漬物、稚鮎マリネ、青菜、蒟蒻、何とか豚のチャーシュー、
私は漬物とチャーシューが好みです。やや塩気が強いチャーシューだが脂身が少ないのがいいです。
ラーメンに載せてもチャーハンに混ぜてもイケるでしょう。
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サラダ、前はハムだったのがサーモンになっていました。
旅館では素材になり難いキャベツのサラダ、自家製マヨもた~っぷりかけます。
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山女魚の一夜干、温泉玉子、一夜干は焼き立てでもないかな。
ジャン妻の焼き魚の食べ方は美しくない。アタマは仕方がないが、骨、皮、尻尾が残ってる。「よこせ」と言ったらダメだって。
昨夜のイワナ素揚げは、残したアタマも尻尾もお裾分けして食べさせてくれたんですがね。
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煮物はタケノコが美味しい。崎陽軒の弁当に入ってるあれの若い食感と味です。
前の煮物はヘンな饅頭にあんかけだった。あれは長いこと不評で、SNS上でも「変えた方がいい」意見があったが、今の煮物はトテモ美味しいです。

海苔とか納豆とか、日常の朝飯とは一線以上を画す内容ですな。
だけどいつも思うのだが、味噌汁の具をお玉ですくうのが相変わらずすくい難いお玉で。お玉というかシャモジ、厚いので具がすくい難いのだ。鍋の底をコリコリ擦る音がするけどすくえない。最後の方になると鍋を傾けて残り具をすくわないといけない。
「家から薄いお玉を持ってくるか」
「ホントこれすくい難いわねぇ」
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足軽の陣笠みたいな鍋の蓋を開けると、液体と固形物の中間くらいの白くて不気味な塊が現れる。船山温泉自家製と謳っている豆腐です。
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「最近、豆腐を食べてないからねぇ」(ジャン妻)
妙に美味かったな。地元で長年個人で営ってた豆腐屋が廃業してからマトモな豆腐を食べてないのだ。豆腐を食べなくなった。食べてる人には悪いけどスーパーの豆腐は美味しくないよ。食べてる人には悪いけどさ。
船山の豆腐は火加減を見極めるのが案外難しくて、火入れが浅いと絹ごし豆腐のなり損ないみたいだし、火を入れ過ぎると固まって焦げて、木綿豆腐から焼き豆腐になる。お好みで火を止めてください。
味噌汁も豆腐も固形燃料のシュワシュワです。私を船山温泉に導いて下さった番頭さん(サイト閉鎖)はこのシュワシュワが嫌いで、船山を気に入りながらも「客に料理させんなよ」そう仰っていた。(ステーキも同様に。)
でも熱々を厨房から持って来るとなるとそれ相応に運んで来る人が必要になる。ただ持って来るだけだとこれだけ厨房からの長い動線距離があると冷めてしまう。このスタイルは仕方がないのですな。

「あ、Tさん(館長)から返信きた」
「何か送ったの?」
それにはこうあった。
「〇〇さん(私のこと)すごい!さすがです!詳細は朝食の後で」とあった。
何がすごいのかね。
「やっぱり目撃者はTさん(館長)だって」
「彼、見たんだ」
「話はご朝食の後でってなってる」

朝餉を済ませた後、フロント奥に隠れてたT館長を呼び出し、その事件について詳細を聞き出したが、「それ、ネタにするんですか?」
若干の難色を示された。
「だって県のPDFに載ってるし、県が県民に公開してるじゃない」
県内全域に知れ渡ってるんですよ。情報共有という意味で。
「宿の敷地内に現れたんじゃないんだし」
「う~ん」
この人(私のこと)に知られたらしょうがないか、のような複雑な表情をしとったよ。
この話が何かは別項にします。昨日から気になってたワインセラーが廊下にデンと鎮座している。昨夜、中の本数を数えてみたら210本を超えていた。多過ぎねぇか。そんなに出るのかな。
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どうもこれはT館長の趣味もあるらしい。
重たそうだ。床を見たらサイズに合わせてビニール畳が張り替えてあった。
床はそこだけ補強してあった。
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室温は14度に保たれてる。
「停電になったらどうするの?」
それは大丈夫だという。
「ある程度の気温と湿度が保たれてれば大丈夫です」
私はワイン倉庫の中をジロジロ見ながら、
「これ中身入ってるよね。空瓶じゃないよね」
「は、入ってますよっ」(T館長)
「居酒屋のディスプレイで空き瓶を並べてる店ってあるからな。こんなにあって在庫金額どれくらい?」
T館長は笑って答えなかった。
「キャッシュが少ない時、従業員にこれで現物支給できるね」
「結構な金額だと思うよ」(ジャン妻)
どうもこれは館長の趣味、嗜好でもあるらしい。ソムリエでも目指すのだろうか。

この後は部屋でゴロゴロしていた。蕎麦宿やさらは10時チェックアウトだが船山は11時チェックアウト、この1時間は大きいのだ。
10時過ぎたら渓流の湯へ。現在大浴場は5名限定になっています。
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そろそろ帰ろうぜ!
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いろいろ批判の的になっているGoToですが、今回は利用しました。私らはGoTo割引を使っていつもより高級な宿に行くような考えは全くない。別に否定してるんじゃないよ。いつもの宿が好きなだけです。でもその差額は大きかった。昔の船山温泉の宿泊料金に近かったのです。

注意喚起がある。
「これにあれも追加しといた方がよくない?」
「いやいやいや」(汗汗のT館長)
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「帰ってからもラーメン屋さんに頻繁に行くとか、夜、居酒屋に頻繁に行くとか、気を付けてくださいね」(T館長)
首都圏外の人間から見たら、私のBlogはロケーション地がアブなく見えるらしい。昨日の都発表の感染者数1300人を見て館長はどう思ったかな。
先に2日め、朝の情景からUpしたので順番が逆になりますが、今回は久々のカテゴリー「船山温泉近郊ネタ」もあります。
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しぶとい船山 [船山温泉]

感染者数が増えてきた。今のウチにUpしといた方がよさそうだな。
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船山温泉に行くのに、ウチから最も早いルートに切り替えました。
それまでは保土ヶ谷バイパス~横浜町田ICから東名に入っていたのですが、地元の藤沢から新湘南バイパスに入って、相模川に沿って圏央道を北上、海老名JCT~まだ建設途中の新東名の端っこをを少しだけ走って、伊勢原JCTから東名高速、御殿場JCTから新東名へ上がります。
新東名は御殿場JCTまで繋がっていない状態で、繋がっていると勘違いしてそのまま走っていると出てしまいます。
その先ですが、船山温泉は「中部横断自動車道の開通により、当館へのアクセスが更に速く便利になりました」と謳ってますが、それは東海方面や信州・甲州、埼玉から来る県外客へのアピールで、私みたいに神奈川県から向かうには、新清水JCTから中部横断自動車道(長大トンネルが多く、一部に不気味な青紫の灯りがシールドをアヤしく光らせている)に入ると走行距離数が伸びちゃうのがわかった。
新清水JCTは静岡県庵原にあるので、そこまで行かなくても手前の新清水ICで52号線に下りた方が全然距離が短いです。(富沢ICから南部ICまで走って戻って来る手は有ります。)

宿入り13時過ぎ、空模様がアヤしい。ここへ来るまでの船山川はいつもより少し水が多かった。
T館長の片腕であるKさんが案内してくれるところ。
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館の自動扉が開いたらそこに消毒液があった。
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説明そこそこに、廊下を歩いて部屋へ。
今日の宿泊客は5組、小さい釜はひとり客用で、確か女性だったような。
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いつもの215号室です。
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部屋から見た庭の光景、池の水が濁っている。鯉はジャン妻と一緒で濁った水に棲むのです。私のように清流には棲まない?
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フロントで渡されたマスク、
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令和2年8月29日追記、
このマスク、最近になってから使ったのですが、開封したら何と、
2枚入ってました!!
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風呂はまずは清水、
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ふたり静をひとりで。ちっとも静かじゃないな。水量が増えてるから堰堤から落ちる水が武田の騎馬隊が走る音みたいになっている。吶喊の声でも上がりそうだ。
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館内空いてます。
「いつ来てもキレイな大窓だ」
「この窓は宿のカオだからねぇ。ここはピカピカにしておかないと」
「ウチとは全然違うな」
「!!!」
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キレイに磨かれた窓かれた緑の景色を見ながら、生ビールを飲みながら、ジャン妻は、T館長とコロナ談義、ビジネス書籍談義、私はつまらなそうに聞いている。そういうのに興味がないのです。
私はビジネス書籍を好まず、このトシまでとうとう1冊も読んだことがない人間です。これから先も読まないだろうな。会社研修で配られた資料もゴミ箱行きです。
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ジャン妻は、T館長から借りたビジネス本を感想文付きで返却して、また借りるという悪循環を繰り返しています。
部屋に戻って、T館長から借りたビジネス書籍の感想を打っているところ。
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だいたいビジネス書籍なんてのは通勤電車内で読むべきであって、くつろぐ目的の宿で読むもんじゃないよ。船山温泉のコンセプトから外れてるさ。
私が部屋で読んだのはこれ。
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オモシロかった。グイグイ引き込まれた。
こういうおどろおどろしい実話を宿の部屋で読む醍醐味といったら堪りませんな~。
登場する現場はビジネスホテル、シティホテル、観光ホテル、簡易宿泊施設(場所と宿の性格上、事件数が少なくない)、もちろん、旅館、温泉旅館、民宿、ペンション(これは怖かった)カプセルホテル(これは空間が狭いからそういう意味で怖かった。)
ラブホ、廃ホテル、宿坊、宿とはいえないかもだが小学校宿直室とか。
マンスリーマンション、ゲストハウスも。寝台特急車両なんてのもありましたね。
登場する主役や語り部は宿泊者だけではなく、フロント、清掃人、調理人、オーナー、バイトとかも。
著者が言われるには「何か変な体験をした知人友人をご存じでしたら紹介してください。」で増やしていくのだが、取材して噺になるのは300聴きとって1話ぐらいだという。
地方の1時間に1本しかないバス停で「怖い話?ああ、こんなんでよければ」聞き出した話のまぁ恐ろしいこと。
宿名は全て秘され、おおまかな都道府県と市や地名だけ表記してあった。でもナワさん、キャンピングカーなんてのもありましたよ。それには警察も登場するのですが、場所は山梨県北杜市とあった。
山梨県南部はないな。
T館長に見せたのよ。
「ここ(宿)でそういうの出る?」
「出ませんよ」
一笑されて奥に消えちゃった。これが伊豆八幡野高原のあの女性なら興味を示してくれるだろうに。
機会があれば是非ご一読を。家や自室ではなく、宿の部屋で読まれると醍醐味がマシます。

雲行きが更にアヤしくなり、強めの雨が降り出した。静山の湯、堰堤の水が増えてきた。
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室の内線が鳴る。「ご夕食のご用意が整のいました」の電話だが、何も言わせず「行きます」ガチャン!
「仕事させてあげなさいよ」
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最初の一気出し、あ、前菜の皿が透明ガラスになってる。これはさらの木を意識したかな。
だけどさらの木さんみたいにインスタ映えはしないね。
船山さんの前菜は山のもの、自然素材重視、そこでしか摂れないものなので、カラフルな色の素材は殆どない。山のイロ、川のイロで、山菜や川魚特有の苦味が含まれています。
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イワナの刺身、グンマや山梨みたいに海が無くても、このイワナ刺身さえあれば不満無く生きていけそうだ。
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ビールをグビッと飲むジャン妻、
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白ワインをガブッと飲むジャン妻、
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猪鍋、今回から気持ちボリュームを減らしてもらいました。
これでほうとうを茹で食べたらさぞかしイケるだろうけど。もうそこまで入らないです。
カボチャだけでな薩摩芋も入っていましたね。甲斐国のほうとうと、薩摩汁を併せ持った豪快鍋です。
クレソンも突っ込んじゃいます。願わくば長ネギがもっと欲しいところだ。
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イワナの素揚げ、定番は塩焼きですが、ウチらはずーっとこれです。
添えてあるのはピーマンの天ぷら薄衣揚げ、野蒜、野蒜ってもしかしてニンニク球根なのか。ニンニクは避けてますが、野蒜は大好きなのです。
私はアタマからガブリといきますが、ジャン妻は下手な箸裁きで身だけホジホジしている。
「アタマっからガブッと食べなさい」
「・・・」
「アタマと尻尾よこせ」
ジロッと睨まれた。アタマだけくれた。
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まだ外は明るいが甲州ワインビーフが登場しました。
何だか見てくれがよくない肉の塊ですが、
「今回のお肉は今まででイチバン美味しかった」(ジャン妻)
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手打ちそば、誰が打ってるのか謎、喉越しがいいツルツル蕎麦ではないです。噛み応えのある幅広蕎麦、
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締めの炊き込みご飯、私の分を混ぜ混ぜしてくれているところ。
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ホラ食べなっ!
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自分の分を混ぜ混ぜしてるところ。
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美味しそうにご飯を頬張るジャン妻、私より食べてるんじゃないか。
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夕餉を終え、部屋に戻ったら雨脚が強くなってきた。
215号室は船山川に最も近いので激流の音が凄いのだ。川音は好きなので、普段は網戸にして川音を聞きながら寝るけど、こういう天候になると閉めるしかない。
自分の家で規格外の大雨に見舞われると不安が伴うものだが、強靭な鋼と石で固められた館内にいると安心だ。
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部屋で一服してから館内を徘徊してみる。
ああいう本を読んだけど、何も出ないな。
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渓流の湯、堰堤から落ちる水は瀑布になっていた。絶え間なく唸りをあげている。川が吠えているかのようだ。
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川の音、轟音で目が覚めた。窓を開けたら豪雨で、池の水面から撥ねる鯉は湖面を泳ぐ怪物に似ている。
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朝餉も山のものだけ。ヤマメの一夜干、台のものには稚鮎の南蛮漬、山菜、チャーシューも。
「チャーシュー1枚食べない?」(ジャン妻)
こういう宿に来てダイエットもないもんだ。その分、私が体重増になってしまう。船山のチャーシューは脂身こそ無いが、、ご飯がススんでしまうのだ。
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味噌汁には細かく刻んだジャガイモ、ダイコン、タマネギ、ニンジン、青菜、椎茸、油揚げなどがたぁくさん入っている。
この味噌汁に台の上にあるチャーシューを投入して味噌チャーシューにしてみたくなる。
ちょっとイラつくのが味噌汁のおたま。厚みのあるまぁるい木のおたまで、やってみるとわかりますが最初の1杯めはいのだが、最後の方になると鍋の底をカリカリこするだけで、残りの具がすくえないのだ。
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サラダ、自家製ドレッシング(多分)をかけて。ハムはおそらく甲斐国の何とかポークだと思います。
ハムの下には「宿ではあまり出ない、使われない素材」であるキャベツの千切りがたくさん。
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煮物、タケノコが美味しい。崎陽軒のシウマイ弁当に入っているタケノコ煮物に似ています。
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アシガールが被っている陣笠をひっくり返したような鍋でコトコト固められる大豆含有率100%?の自家製豆腐鍋をよそってくれるジャン妻です。
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温泉玉子は汁をグビッと飲んで、残りはTKGにします。
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デザートは酸っぱいぞ~。ヨーグルトにパイナップル。
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お茶をグビリッと飲むジャン妻、
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この時点で8時半、食べ終わるのが早いです。エントランスでコーヒーをいただいて215室に戻る。
蕎麦宿も食べ終わるのが早いですが、10時チェックアウトまで1時間半足らず。ところがこの船山は11時アウトだから、まだ2時間半余裕があるのです。
デザートやらコーヒーやらで部屋に戻るのが遅くなるのが伊豆高原八幡野のあの宿でだよ。私は食べたらサッサと部屋に戻りたがる人であります。
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少し休んで、例の宿会談本を拾い見します。全部で28譚あって4譚ほど未読になり、後日自室で読んだのですが、こういう書籍は家で読んでも醍醐味があまり無いね。
でもビジホで読む気にはならないねさすがに。
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チェックアウト前、渓流の湯から見た濁流です。流れに宿ごと持っていかれそうだがその心配はない・・・と・・・思います。
伊勢湾台風で床下浸水があった。
https://funayama-shika-3.blog.ss-blog.jp/2015-07-25
対岸の林道は嵩上げされた。
宿から見える背後の御殿山に繋がる水系は長さが5kmと短い代わりに、斜面が急なので、雨が降るとすぐ増水するのだ。

「そろそろ出立か?」
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今日は土曜日、お客の数が○組だった。
「もう大丈夫でしょう」
「・・・」
「もうアタシたちの支援は要らないワ」
「そうだな。定期の訪宿数に戻そうか」
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宿を出て、宿敷地内から離れたところの濁流です。
この辺りは度重なる大雨、台風の後、地元業者が重機を稼働させて同じ河川敷に別の流れを作ったのですが、船山川の濁流は人間が作った流れを自然に戻そうと、修復しようとしているようだ。
荒ぶる濁流は富士川に向かって流れていく。
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しぶとい船山 [船山温泉]

まだ油断はできない。
自分に課したルールは、
家から宿まで直行、
東名高速で途中は何処にも寄らない、
WCにもなるべく寄らない、だから車内での珈琲は最少量、
宿に着くまでくるまから一歩も出ない、
宿に着いても関内や敷地内をウロウロしない、
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今回は金曜日です。出迎えた男性Kさん(船山温泉では永年勤続年数モノ)が言うには、本日の宿泊客は私らを入れて3組だけたというじゃぁないか。その数は廊下の炊き込みご飯の釜の数、食事処入口に貼られたペーパーでわかるのだ。
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僅か3組ってキツいな。
「一昨日まで〇〇さん(私らのこと)だけだったんです」
ってことは、私らがキャンセルしたら宿は休みにしたかも知れないってことか。
「これから戻ってきますよ」
「いやぁどうでしょう」
そうでないと。潰れたら困るのだ。
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1時間後に晴れてきた。今後に向けて明るい暁光と思いたい。
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大浴場も貸し切り湯も誰もいない。ホントの貸し切り状態だった。バッティングしないし、翌朝まで他のお客様の顔をまったく見ていません。
どの窓からも見える新緑が眩しい。
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これはジャン妻がT館長から借用した経営その他の書籍です。
「南部町に書店なんか無いよな」
「ネットで購入できるわよ」
書店で書籍を手に取らなくても購入できる時代になったのか。私はこのトシまで経営なんちゃらというようなビジネス書籍は読んだことが無い人間なのです。
「館長に返しにいきなさい」
と言ったのですが、部屋でまだ読んでる。感想文を言うんだって。
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T館長とエントランスでも会話したが、お互いにマスク着用です。2m間隔を空けた。
コロナの話題しか出ないよ。
「船山は大丈夫?」
「ウチは平気ですよ」
罪なことを聞いてしまった。傍らには片腕の男性、受付の女性がいる。従業員の前でそんな質問するんじゃなかった。
船山温泉は山梨県の許可を得て営業稼働しています。山梨県のHPから。
『事業者のみなさまへ(休業等の協力要請)
ホテル、旅館ホテルまたは旅館、(集会の用に供する部分に限る。)※床面積の合計が1000m2を超えるものに限る。』
これだけだと随分緩いようだが、船山はクリアしています。
インバウンド客に対応していないのも大きかったという。
もともと団体客はお断り、個人客のみだし。
周辺に観光地がない。人が集まる場所もない。コンビニすらないからね。ガソリンスタンドは軒並みクローズになったし。
過疎地までいってないが人口減収地域なのです。
食事は個室だし。
湯に浸かったら後は部屋でお籠りです。
Stay Ryokan「宿にいましょう」です。前からそうだよ。

18時前、部屋のコールが鳴る。
「ご夕食の準備が・・・」
皆まで言わせず「行きます」ガチャッ、
「言わせてあげなさいよ」
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下りたら小柄な掃除部のMさんが駆り出されてた。昭和の頃からの町中華にいるオバさんみたいな接客するので、私は大好きです。
でも館長は私がMさんを誉めて持ち上げるのをあまり嬉しくないらしい。「昭和の食堂みたいで好きだよ」と言ってあげても「そう仰って下さるのは」私だけだという。いいジャン。長くいて欲しいな。
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山菜、イワナ、猪肉、甲州牛、免疫力つけて今後も乗り切るぞって。
まずは前菜、無骨でゴツい皿に山の幸が盛ってある。
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重たくて皿洗いがタイヘンそうだ。この皿を夫婦喧嘩のエモノに使ったら怪我じゃすまないだろう。
素材もいが自家製ソースが絶品だった。この記事で船山温泉を初めて知った方がおられたら、この宿は海産物は全く出ません。朝食で海苔すら出ないですからね。南部町ってその名のとおり甲斐国の最南部ですが、海産物を取り入れようという気は全く無いです。
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イワナ刺身をもう1人前追加しました。
は塩でいただく。ワサビや生姜、薬味ネギなんて要らない。
それにはアタマ、中骨、尻尾を素揚げしたのが付いてきた。
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恨みがましい物凄い形相のイワナ、全部食べてあげる。でもジャン妻は素揚げをアタマ、尻尾からガブりつかない。
「アタマくれ」
「・・・」
くれなかった。
「尻尾くれ」
くれなかった。
「残すなよ」
素揚げと合わせて2人で5尾、食ったことになる。
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猪鍋の肉は天然です。猟銃ではなく罠猟らしい。ボタン色だった肉が煮込む程に柔らかくなります。
野菜は、白菜、長ネギ、青物、椎茸、かぼちゃ、ゴボウ、エノキ、何故か薩摩芋、刺身に添えられた自生クレソンも鍋にぶっこんだ。
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甲州ワインビーフヒレ、自分で焼くのがめんどい。厨房からの動線の長さ、ひとりひとりの焼き加減に合わせるシェフなんていないので、これはもう自分で焼くしかないのだ。
その代わり好き放題に焼けます。あまった生姜を塗ったくって生姜焼にするとか。生姜醤油で焼いた肉を取り置きしといて、締めの釜で炊いた混ぜご飯(タケノコだった)でいただくと生姜焼き定食になるのだ。そのタイミングで厨房のMさん、掃除部のMさんが現れると町の定食屋の雰囲気になる。BGMのジャズを昭和歌謡曲に変えたくなるね。
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手打ちそば、誰が打ってのかな。ツルツルした喉越しのいい蕎麦ではないです。蕎麦がきの細いヤツ、やや蕎麦粉っぽいです。
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釜飯はタケノコ飯、お腹いっぱい、デザートと夜食、寝酒は部屋へ持ち帰り。
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瓶ビール、甲州白ワインフルボトル、笹一4合、我ながら飲めなくなったなぁ。
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寒いのでいつもの夜間撮影は無し。夜の渓流の湯へ。
ライトアップされてる向こうの闇に何かが潜んでいるような気がする。向こうからは灯りに照らされたこっとは丸見えですからね。何がいるんだろう。
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寝静まった館内です。でも庭のライトは煌々と点いている。
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そしてダークゾーンの船山館敷地内、やはり闇に何かが潜んでいそうだ。ヴェノムとか。
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夜が明けた。ロールを下ろさないで寝たから肩から腕が寒いぞ。今は風邪なんかひけないからな。
時間とともに庭が明るくなっていく。
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食事処へ下りた。僅か3組だから少なめです。
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すぐに昨夜と同じ個室には入らず、ジャン妻はオレンジジュース2人分、私はご飯を2人分、よそってから個室へ。
「アタシの分もよそってきてくれたんだ」
このセリフを案内してくれた若女将の前で言いやがってからに。
「自分のだけよそって持ってきたら、俺の人間性を疑われるだろうがっ」
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まぁ安定したいつものおかずです。朝餉も海産物は皆無です。15分足らずで平らげて、
食後の珈琲は欠かせないジャン妻、
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食後、部屋でゴロゴロして、チェックアウト前の渓流の湯、とうとう誰ともバッティングしなかった。
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「そろそろ出立か?何処にも寄らずに真っすぐ帰ろうぜ」
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今日は2組かよ。大丈夫か船山温泉。
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ジャン妻はまたT館長から経営学、人を使う、育てる、そういった類の書籍を借りてた。借りたはいいが、早く読んで返却しなさいって。
「私はああいう本って今まで一度も読んだことないんですよ。でも自己流って限界があるんだよな」
T館長は私にはそういう本を薦めない。こんなことを仰ってた。
「町工場のオヤジさんが社員を怒鳴っても、その社員は辞めないんですよね」
このT館長の言ったことを私はずーっと根に持ってます。
どーいう意味だろう?私は町工場のオヤジじゃないよ。
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年内にコロナが終息している可能性は低いな。現在の自粛云々はワクチンと治療薬が治験を完了させて出回るまでの時間稼ぎでしかない。先の先まで見ているT館長は年内で終息するなんて全く考えてない。むしろこれからであって、旅館業と共存する道を探っている。
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Blogの冠の宿です。誕生月には毎年来ています。
私の後半生、この宿と齢を重ねてきたのです。
還りのルートは新東名~東名~圏央道~新湘南バイパス、何処にも寄らず、家に着くまでくるまから出なかった。
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船山温泉99の謎 136 船山温泉中庭の池のこと [船山温泉]

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今日は繋ぎの記事。食べ物は出てきません。まだ世間は正月休みで眠っているからね。でも船山温泉は2019年12月27日(金)から年明け1月4日(土)まで満室、スタッフも休みなしのフル稼働だそうです。算盤弾いているT館長のホクホク顔が目に浮かぶよ。
「うれしい悲鳴ですね」
それはよかった。いいことだ。自分たちは大晦日に泊まったことは無いが、元旦にはジビエや川魚をあしらったおせち料理でも出されるのだろうか。
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で、この写真はエントランス、ロビーから撮影した中庭の池の様子ですが、窓ガラスで遮られてるとは思えないほどクリーンに磨かれている。そのまま池に手が届きそうである。
窓を外から、内側からピカピカに磨き上げるとこうなる。
埃とススだらけの群馬県内の在来線のガラス窓とは雲泥の差である。
生ビールを飲みながらT館長と経営者談義になっていたジャン妻の目が留まった。視線の先は池に注ぐ水だった。
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「あの水はどっから流れてくるの?」
石灯篭の脇から小さい人工の滝になって注がれている。
「船山川だと思うな。まさか水道水じゃあるまい」
「水量がいつも一定ね。ポンプで汲み上げるのかな」
「さぁな。取水口なんてあったかな」
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>池の水は何処から汲み上げているのですか?船山川からポンプで?山の斜面に貯水しているとか。
「船山川の堰堤から落差を利用して取り入れてます」
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堰堤、砂防ダムですね。船山川には上流に向かって幾つも堰堤があって、もっとも旧いものは大正年間の施工まで遡るのだが、館長が言う「堰堤の落差」とは、渓流の湯から見える宿に最も近い堰堤、砂防ダムから水が落ちる勢いで引き入れているという。何処かに取水口があるに違いない。
>池の水はどこに流れていくのでしょう。
「池の排水から船山川へ戻しています。」
写真左手にある管がそうらしい。
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>池の水位はいつも一定に保たれているようですが、大雨の時に溢れたりとかしないの?
「排水がありますので、溢れたりはしないです。よほどの大雨の際には多少水位は上がります。」
こうしてみるとキレイな水だが、台風や大雨の時は多少は濁ったかもしれない。
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>池の魚が船山川に逃げちゃったりしないのだろうか。
「それは普通はないですね」
この排水かな。
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ポチャンと音がした。鯉が跳ねたのである。
>池でコイがジャンプしていますが、あれは何をしてるのでしょうか。運動?
「餌の捕獲、もしくは、体に虫がついていることが考えられますね」